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第2章 グランタリア大陸東部編
92.王妃達との相談!
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サイフォン魔法学院から帝都イシュタルの店舗に戻った僕は、執務室で作業をしていたアグウェルに声をかける。
「今日、魔法学院でイグラシア王国のロザリア第十三王女殿下と、ネバレイル王国のルミエラ第十一王女殿下の二人に会ってきたよ。アグウェルのことだから、ここまで言えば話しの内容はだいたいわかるよね」
「イグラシア王国の王宮と、ネバレイル王国の王宮が、シオン様と連絡が取れないと、サイフォン魔法学院に通っている二人の姫殿下に伝えたわけですね。それで二人がシオン様に、二国の王宮と話しをしてほしいと懇願してきたのですね」
「その通りだよ。アグウェル、イグラシア王国の王宮と、ネバレイル王国の王宮が僕と連絡を取り違っていることを隠していたよね」
疑いの眼差しを向けると、アグウェルは椅子から立ち上がり、胸に手を当てて礼をする。
「シオン様に無用な負担をかけまいと、黙っていたこと申し訳ありません。その件は私の判断で対処しておりました」
「どう対処してたの?」
「両国の伝令が店舗に来ましたので、『従順になる肉』と『テイムできる果実』を使った料理でおもてなしをし、シオン様の忠実な配下になってもらった上で、それぞれの国へ帰っていただきました。今では、その者達から両国の情報が私の元に届いております」
……それって、こちらの諜報員を潜らせてるおと同じだよね……
アグウェルは真剣な表情をして僕を見る。
「ネバレイル王国もイグラシア王国も六か国の会合があってから、頻繁に帝都イシュタルに諜報員を送り込んでおり、シオン様の身柄確保をしようと企てていた国々ですので、本来であれば私が直接的に手を下したいところなのですが」
「それは大事になるから止めてね」
「そう言われると思い、諜報員を送り込むだけに留めております」
……アグウェルも一応は自制してくれてたんだね……
「それでは進言させていただきます。ネバレイル王国もイグラシア王国も、こちらから向かう必要はないかと。二国がシオン様と会いたいというのであれば、向こうから出向いてもらえばいいでしょう」
……一国一国を回って、その王宮と話し合うには確かに日数もかかるよね……帝都イシュタルに来てもらえれば、イグラシア王国、ネバレイル王国、それにナルニアス王国とも一度に会談することができる。
「わかったアグウェルの言う通りにするよ」
「ありがとうございます。では『ロンメル商会、サポートの会』の方々にも出席していただくように準備を整えましょう。三国がシオン様に会いたがっているのは、あの六か国会合のことが知りたいためですので」
……僕みたいな子供が説明するよりも、そのほうが三国も納得しやすいかもしれないね……
「そうだね。僕が説明するよりもいいかもしれないね。よろしくお願いするよ」
「御意」
アグウェルは再び礼をすると黒霧となって消え去っていった。
その翌日、僕がサイフォン魔法学院から帰ってくると、店舗の応接室でセレーネ王妃、アミーレ王妃、マリナ女王陛下が、優雅に紅茶を飲んでいた。
「あれ? みなさん、店舗まで来てくださって、どうされたのですか?」
「アグウェルさんから話しを聞いて、こちらに来てみれば、アミーレ王妃とマリナ女王陛下も来られていて、どうやらお二人もシオン君のことが心配で集まられたようですね」
「そうじゃ、六か国会合のことで、厄介なことになっておるなら、なぜわらわ達に相談せんのじゃ」
「六か国の会合で周辺諸国から疑念を持たれているのは私達ですから。私達も協力するのは当然のことです」
マリナ女王殿下とアミーレ王妃はうんうんと頷き合う。
セレーネ王妃は部屋の壁際で、静かに立っているアグウェルに視線を向ける。
「それでアグウェルさん、ネバレイル王国とイグラシア王国、この二国の王宮はどのように考えているの?」
「はい。二国が注目している点は、六か国が軍事面で協力関係にあるかどうか。それと、その協力関係に『ロンメル商会』がどのように関わっているかという点です」
そこで言葉を区切って、アグウェルは人差し指を立てる。
「それとは別に、二国は既に『ロンメル商会』が竜種を使役している情報を掴んでおり、その竜種を軍事に応用するため、『ロンメル商会』を抱き込みたいと画策しております」
「ということは……『ロンメル商会、サポートの会』の加盟国で集まっただけで、あの会合に軍事的な意味合いはないと説明しても、ムダってことかしら?」
「先の六か国会合については、説明すれば一定の理解は得られるでしょうが、今後、六か国が軍事的な結びつきに発展する可能性は拭いきれません。よって二国の警戒を解くことはできないしょう。その上で、今後の軍備増強のため、『ロンメル商会』の竜種の奪取を強硬しようとするでしょう」
……王妃様達が二国を説得してくれても、『ロンメル商会』を抱き込む動きは止められないということかな……
「うむ、わらわ達が説得しても、シオンが狙われるのを止められんというわけじゃのう」
「困ったわね。私達は二国と争うつもりはありませんのに」
「国々で争うことが、どれだけ不毛なことか、わからないのかしら」
マリナ女王陛下、アミーレ王妃、セレーネ王妃は、それぞれに顔を見合わせて、難しい表情で思い悩む。
するとアグウェルは姿勢を正して、僕達に向けて深々と頭を下げた。
「少々、手荒い手段を講じることになりますが、 ネバレイル王国とイグラシア王国、それとナルニアス王国を『ロンメル商会、サポートの会』に加盟させる手立てがございます。どうか、この度の一件の全てを、このアグウェルに任せてくださいませ」
「今日、魔法学院でイグラシア王国のロザリア第十三王女殿下と、ネバレイル王国のルミエラ第十一王女殿下の二人に会ってきたよ。アグウェルのことだから、ここまで言えば話しの内容はだいたいわかるよね」
「イグラシア王国の王宮と、ネバレイル王国の王宮が、シオン様と連絡が取れないと、サイフォン魔法学院に通っている二人の姫殿下に伝えたわけですね。それで二人がシオン様に、二国の王宮と話しをしてほしいと懇願してきたのですね」
「その通りだよ。アグウェル、イグラシア王国の王宮と、ネバレイル王国の王宮が僕と連絡を取り違っていることを隠していたよね」
疑いの眼差しを向けると、アグウェルは椅子から立ち上がり、胸に手を当てて礼をする。
「シオン様に無用な負担をかけまいと、黙っていたこと申し訳ありません。その件は私の判断で対処しておりました」
「どう対処してたの?」
「両国の伝令が店舗に来ましたので、『従順になる肉』と『テイムできる果実』を使った料理でおもてなしをし、シオン様の忠実な配下になってもらった上で、それぞれの国へ帰っていただきました。今では、その者達から両国の情報が私の元に届いております」
……それって、こちらの諜報員を潜らせてるおと同じだよね……
アグウェルは真剣な表情をして僕を見る。
「ネバレイル王国もイグラシア王国も六か国の会合があってから、頻繁に帝都イシュタルに諜報員を送り込んでおり、シオン様の身柄確保をしようと企てていた国々ですので、本来であれば私が直接的に手を下したいところなのですが」
「それは大事になるから止めてね」
「そう言われると思い、諜報員を送り込むだけに留めております」
……アグウェルも一応は自制してくれてたんだね……
「それでは進言させていただきます。ネバレイル王国もイグラシア王国も、こちらから向かう必要はないかと。二国がシオン様と会いたいというのであれば、向こうから出向いてもらえばいいでしょう」
……一国一国を回って、その王宮と話し合うには確かに日数もかかるよね……帝都イシュタルに来てもらえれば、イグラシア王国、ネバレイル王国、それにナルニアス王国とも一度に会談することができる。
「わかったアグウェルの言う通りにするよ」
「ありがとうございます。では『ロンメル商会、サポートの会』の方々にも出席していただくように準備を整えましょう。三国がシオン様に会いたがっているのは、あの六か国会合のことが知りたいためですので」
……僕みたいな子供が説明するよりも、そのほうが三国も納得しやすいかもしれないね……
「そうだね。僕が説明するよりもいいかもしれないね。よろしくお願いするよ」
「御意」
アグウェルは再び礼をすると黒霧となって消え去っていった。
その翌日、僕がサイフォン魔法学院から帰ってくると、店舗の応接室でセレーネ王妃、アミーレ王妃、マリナ女王陛下が、優雅に紅茶を飲んでいた。
「あれ? みなさん、店舗まで来てくださって、どうされたのですか?」
「アグウェルさんから話しを聞いて、こちらに来てみれば、アミーレ王妃とマリナ女王陛下も来られていて、どうやらお二人もシオン君のことが心配で集まられたようですね」
「そうじゃ、六か国会合のことで、厄介なことになっておるなら、なぜわらわ達に相談せんのじゃ」
「六か国の会合で周辺諸国から疑念を持たれているのは私達ですから。私達も協力するのは当然のことです」
マリナ女王殿下とアミーレ王妃はうんうんと頷き合う。
セレーネ王妃は部屋の壁際で、静かに立っているアグウェルに視線を向ける。
「それでアグウェルさん、ネバレイル王国とイグラシア王国、この二国の王宮はどのように考えているの?」
「はい。二国が注目している点は、六か国が軍事面で協力関係にあるかどうか。それと、その協力関係に『ロンメル商会』がどのように関わっているかという点です」
そこで言葉を区切って、アグウェルは人差し指を立てる。
「それとは別に、二国は既に『ロンメル商会』が竜種を使役している情報を掴んでおり、その竜種を軍事に応用するため、『ロンメル商会』を抱き込みたいと画策しております」
「ということは……『ロンメル商会、サポートの会』の加盟国で集まっただけで、あの会合に軍事的な意味合いはないと説明しても、ムダってことかしら?」
「先の六か国会合については、説明すれば一定の理解は得られるでしょうが、今後、六か国が軍事的な結びつきに発展する可能性は拭いきれません。よって二国の警戒を解くことはできないしょう。その上で、今後の軍備増強のため、『ロンメル商会』の竜種の奪取を強硬しようとするでしょう」
……王妃様達が二国を説得してくれても、『ロンメル商会』を抱き込む動きは止められないということかな……
「うむ、わらわ達が説得しても、シオンが狙われるのを止められんというわけじゃのう」
「困ったわね。私達は二国と争うつもりはありませんのに」
「国々で争うことが、どれだけ不毛なことか、わからないのかしら」
マリナ女王陛下、アミーレ王妃、セレーネ王妃は、それぞれに顔を見合わせて、難しい表情で思い悩む。
するとアグウェルは姿勢を正して、僕達に向けて深々と頭を下げた。
「少々、手荒い手段を講じることになりますが、 ネバレイル王国とイグラシア王国、それとナルニアス王国を『ロンメル商会、サポートの会』に加盟させる手立てがございます。どうか、この度の一件の全てを、このアグウェルに任せてくださいませ」
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