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第2章 グランタリア大陸東部編
88.懐かしの日本食!
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露天風呂に入った後、部屋で皆でまったりしていると、リムルとリンメイさんが戻ってきた。
テーブルに置かれたお茶を一口飲んで、リンメイさんはホッと体の力を抜く。
「商業ギルドの本部長へ、シオン君が来たことを伝えて、授与式や今後の予定について話し合っていたのだけど、ちょっと横やりが入ってね」
「そうそう評議員長とかいう、ムサイおじさんが邪魔してきたんだよねー。私、あのおじさん嫌いだなー」
リンメイさんとリムルの話しをまとめてみると、ラバネス半島三国の局長(ギルドマスター)支部長の推薦があれば、プラチナランクの候補としての条件は満たされるらしいのだけど、本部で評議員の審査、本部長の承認が必要なんだとか。
リンメイさんは、評議員の審査は簡単にパスして、本部長もお手軽に承認してくれるだろうと予想したらしいんだけど、そうはならなかったらしい。
……プラチナランクは商業ギルドの最高ランクだから、そう簡単になれるわけないよね……話しが簡単すぎると思ってたよ……
すっかり元気のないリンメイさんが、両手を合わせて僕を拝む。
「シオン君、申し訳ないけど、評議会の審査を受けてほしいの」
「それはいいですよ。ここまで来たんですから、やれるだけのことはやりましょう。それで結果がダメでも、僕は全く気にしませんから」
話し合いが終わり、リンメイさんはリムルに連れられて、大浴場へ向かっていった。
風呂にでも入ってゆっくりして、少しでも彼女の疲れが癒されたらいいな。
太陽が沈む頃、メイド服を来た宿の女性が、料理を膳に乗せて部屋に運んできた。
焼き魚、煮魚、山菜の煮つけ、混ぜご飯に味噌汁、豆腐、それに納豆、刺身まである。
このエクストリア世界では味わえないと諦めていた、前世の日本の純和風の料理がズラリと並ぶ。
そのことに感動して僕は目に涙を浮かべて、体を震わせる。
その様子を隣で感じ取ったレミリアが心配そうに僕の背中をさする。
「どうされたのですか? この料理がお気に召しませんでしたか?」
「その逆だよ。ちょっと昔のことを思い出して感動してたんだ」
「ディルメス侯爵家でこのような料理が出された記憶はありませんが?」
……前世の日本の料理だからね……
みそ汁の椀を両手で持って、一口飲む。
ダシの濃い味と、味噌の味が相まって実に美味しい。
懐かしい香りに涙が出てきそうだ。
この世界で味噌汁が飲めて、刺身が食べられるなんて思ってもみなかったよ……
それから以降は記憶がおぼろげだけど、僕は一心不乱に目の前の料理を平らげていった。
目の前のおかずが無くなっても、まだ食べたそうにしている僕を見て、レミリアが自分の分の料理をわけてくれた。
満腹になり床に手を置いてお腹を擦る。
そしてふと人の気配のするほうへ視線を向けると、部屋の玄関に着物姿の女性が立っていて、僕を見て微笑んでいた。
「あまりに夢中になって食べておられたので、声をかけるのが遅れてしまいましたわ。私は『やまと亭』の女将をしております、トキコと申します。この宿の和風料理は気に入ってもらえましたか?」
「僕は『ロンメル商会』のシオンと言います。純和風料理、すっごく美味しかったです」
「すごく懐かしそうに料理を食べておいででしたけど、ヤマトの国の料理をどこかで食べられたことがあるんですか? ヤマトに旅行に行かれたことがあるのですか?」
「ヤマトの国には行ったことはありませんが、ずっと昔に食べたことがあって……この宿の料理を食べて、その味のことを思い出して懐かしくて」
「日本食が大好きなのですね」
「そうですね日本食は大好物ですね」
僕の言葉を聞いたトキコさんは、姿勢を正して、畳の上で正座をすると、僕に向かって深々と頭を下げた。
「ヤマトの国では全ての者達に愛されている和風料理ではありますが、古くは神話の時代に勇者様がが『もし私よりも後に、エクストリア世界へ来た日本人が、日本食を食べたくなった時に困るだろう』と伝え広めた料理なのです」
そこで一旦、言葉を切って、顔を上げて僕を見つめながら、時子さんは話しを続ける。
「グランタリア大陸では、この料理を『ヤマト料理』と申します。大陸に住むほとんどの者は『日本』という言葉を誰も知りません。『日本食』という言葉も知りません。それに『純和風』という言葉も知りません。もしや……お客様は元は日本人ではありませんか?」
……すっかり料理を食べて、気分が緩んじゃってたな……このままではトキコさんに僕が元日本人だってことがバレちゃう……なんとか誤魔化さないといけないね……
「……僕はラバネス半島の貴族の息子で、父上が蔵書を沢山もっていて、その中に神話時代の勇者様の文献もあったんですよ。だから、それを読んだので『日本』『和食』なんて言葉を知っていたんだと思います。ただ幼少期にその言葉を覚えただけで、単なる偶然ですよ」
「では、そのように受け取っておきます。もしデルパドーレの街で困ったことがありましたら、この『ヤマト亭』の女将を頼ってくださいね。これでも、この宿は街では知られていますのよ」
「お気遣いありがとうございます」
トキコさんは所作も美しく立ち上がり、頭を下げた後に部屋を去って行った。
……大人しく引き下がってくれたけど……完全に僕のことは疑われてるよね……
テーブルに置かれたお茶を一口飲んで、リンメイさんはホッと体の力を抜く。
「商業ギルドの本部長へ、シオン君が来たことを伝えて、授与式や今後の予定について話し合っていたのだけど、ちょっと横やりが入ってね」
「そうそう評議員長とかいう、ムサイおじさんが邪魔してきたんだよねー。私、あのおじさん嫌いだなー」
リンメイさんとリムルの話しをまとめてみると、ラバネス半島三国の局長(ギルドマスター)支部長の推薦があれば、プラチナランクの候補としての条件は満たされるらしいのだけど、本部で評議員の審査、本部長の承認が必要なんだとか。
リンメイさんは、評議員の審査は簡単にパスして、本部長もお手軽に承認してくれるだろうと予想したらしいんだけど、そうはならなかったらしい。
……プラチナランクは商業ギルドの最高ランクだから、そう簡単になれるわけないよね……話しが簡単すぎると思ってたよ……
すっかり元気のないリンメイさんが、両手を合わせて僕を拝む。
「シオン君、申し訳ないけど、評議会の審査を受けてほしいの」
「それはいいですよ。ここまで来たんですから、やれるだけのことはやりましょう。それで結果がダメでも、僕は全く気にしませんから」
話し合いが終わり、リンメイさんはリムルに連れられて、大浴場へ向かっていった。
風呂にでも入ってゆっくりして、少しでも彼女の疲れが癒されたらいいな。
太陽が沈む頃、メイド服を来た宿の女性が、料理を膳に乗せて部屋に運んできた。
焼き魚、煮魚、山菜の煮つけ、混ぜご飯に味噌汁、豆腐、それに納豆、刺身まである。
このエクストリア世界では味わえないと諦めていた、前世の日本の純和風の料理がズラリと並ぶ。
そのことに感動して僕は目に涙を浮かべて、体を震わせる。
その様子を隣で感じ取ったレミリアが心配そうに僕の背中をさする。
「どうされたのですか? この料理がお気に召しませんでしたか?」
「その逆だよ。ちょっと昔のことを思い出して感動してたんだ」
「ディルメス侯爵家でこのような料理が出された記憶はありませんが?」
……前世の日本の料理だからね……
みそ汁の椀を両手で持って、一口飲む。
ダシの濃い味と、味噌の味が相まって実に美味しい。
懐かしい香りに涙が出てきそうだ。
この世界で味噌汁が飲めて、刺身が食べられるなんて思ってもみなかったよ……
それから以降は記憶がおぼろげだけど、僕は一心不乱に目の前の料理を平らげていった。
目の前のおかずが無くなっても、まだ食べたそうにしている僕を見て、レミリアが自分の分の料理をわけてくれた。
満腹になり床に手を置いてお腹を擦る。
そしてふと人の気配のするほうへ視線を向けると、部屋の玄関に着物姿の女性が立っていて、僕を見て微笑んでいた。
「あまりに夢中になって食べておられたので、声をかけるのが遅れてしまいましたわ。私は『やまと亭』の女将をしております、トキコと申します。この宿の和風料理は気に入ってもらえましたか?」
「僕は『ロンメル商会』のシオンと言います。純和風料理、すっごく美味しかったです」
「すごく懐かしそうに料理を食べておいででしたけど、ヤマトの国の料理をどこかで食べられたことがあるんですか? ヤマトに旅行に行かれたことがあるのですか?」
「ヤマトの国には行ったことはありませんが、ずっと昔に食べたことがあって……この宿の料理を食べて、その味のことを思い出して懐かしくて」
「日本食が大好きなのですね」
「そうですね日本食は大好物ですね」
僕の言葉を聞いたトキコさんは、姿勢を正して、畳の上で正座をすると、僕に向かって深々と頭を下げた。
「ヤマトの国では全ての者達に愛されている和風料理ではありますが、古くは神話の時代に勇者様がが『もし私よりも後に、エクストリア世界へ来た日本人が、日本食を食べたくなった時に困るだろう』と伝え広めた料理なのです」
そこで一旦、言葉を切って、顔を上げて僕を見つめながら、時子さんは話しを続ける。
「グランタリア大陸では、この料理を『ヤマト料理』と申します。大陸に住むほとんどの者は『日本』という言葉を誰も知りません。『日本食』という言葉も知りません。それに『純和風』という言葉も知りません。もしや……お客様は元は日本人ではありませんか?」
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