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第2章 グランタリア大陸東部編
87.高級宿『やまと亭』に泊まろう!
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法治国家デルパドーレの外壁に到着し、門の番兵の検閲を受ける。
僕とリンメイさんが商業ギルドの登録証を提示すると、番兵はすぐに門を通してくれた。
門から大きな通りを馬車で進み、街の中央へ入る。
すると五階建てほどの建物が並んでいて、やはり帝都イシュタルよりも街の規模は大きそうだ。
「その建物で止まってくれるかな」
リンメイさんの指示で、御者台にいるサイゾウが、七階建ての一際大きな建物の前で馬車を停止させた。
「ここが商業ギルドの本部よ。商業ギルドは、この街に他に幾つもの建物を保有しているの。では私は、本部長に挨拶をするから、ここで一旦、お別れね」
「それだと僕達が泊っている場所がわからないから、リンメイさんと合流できませんよ」
「それなら私がリンメイと一緒に行くー」
ニッコリと微笑んで、リムルがリンメイさんの腕を引っ張って、一緒に馬車を下りていく。
……リムルは察知能力に優れているから、彼女がいればリンメイさんも僕達と合流するのは簡単だろう……
二人を馬車から下ろして、馬車はそのまま大通りを進んでいく。
すると高級そうな宿が見えてきた。
宿の看板には『やまと亭』と書かれている、この街では老舗の旅館かもしれない。
『やまと』という言葉に惹かれて、僕はこの宿に泊ることに決めた。
……今回はちょっと遠出だから、少し贅沢をしてもいいよね。
僕、レミリア、ケロちゃんの三人は馬車から下り、高級宿の玄関へ。
その間にサイゾウに宿の裏手にある厩舎小屋に馬車を止めにいった。
宿の面倒な手続きについては全てレミリアがしてくれて、僕達三人はサイゾウと合流して部屋へと向かった。
部屋はなんと畳が敷き詰められ、純和風の室内だった。
靴を脱いで、大きなテーブルの前に正座すると、ケロちゃんが急須で、お茶を入れてくれる。
レミリアが受付のお姉さんから聞いた話しでは、ここの宿主は極東の島国の出身で、故郷の郷土料理を出してくれるらしい。
……極東の島国には行ったことないけど……父上の蔵書で調べたことがある。
戦国時代の日本のように、今でも武士や侍、忍などが存在しているという。
前世が日本人の僕としては一度は行ってみたい国なんだよね。
……もしかすると、夕食は期待できるかもしれないぞ。
この宿には露天風呂があるらしく、僕達四人は大浴場へ向かった。
大浴場には男、女と書かれた、青と赤のノレンが吊るされている。
レミリアとケロちゃんが女風呂の入口を潜るのを見送ってから、僕とサイゾウも男風呂のノレンを潜った。
すると木造りの脱衣所があり、そこで脱いだ服を畳んで棚の中に入れる。
長い布を頭に乗せて、湯殿にへ行き、まずは桶を持ってかけ湯をする。
……ホントは湯船にドボンと飛び込みたいんだけど、旅してきてるから体が汚れてるんだよね。
もってきた石鹸を布につけ、よく泡立ててから体を洗う。
隣を見ると、サイゾウが一生懸命に顔と体を洗っているから、手伝ってあげることにした。
……サイゾウって人化の術を解くと、毛がフサフサの犬頭で、体も毛がモフモフだから石鹸で洗うのも大変そうなんだよね……
二人でお湯をかけあって体を泡を落し、大浴槽ではなく、外の露天風呂へ向かう。
木製の廊下を歩いていくと、岩に造りの露天風呂があった。
露天風呂の周りは木の柵で囲われていて、外から覗けるような穴などは見当たらない。
岩を背にして、露天風呂の湯に浸かる。
「はぁ~~、生き返る~」
「はぁ~~いい湯でござる」
思わず二人とも大きく息を吐き、体を力を抜く。
お湯は少し熱くて、皮膚がピリピリするけど、それがまた気持ちいい。
見上げると、二つの月が浮かんでいて空がとても大きい。
すっかりリラックスしていると、隣の露天風呂からケロちゃんの声が聞こえてきた。
「レミリア様、とてもお肌がキレイだケロ。胸もすごく大きいし、スタイルも抜群で羨ましいでケロ」
「そんなことないですよ。ケロちゃんの肌もツルツルしていてきれいです」
……ケロちゃんは蛙頭の魔族だよね……そういえば蛙ってお湯に浸かっても大丈夫なのかな?
「なんだか気持ちがフワフワしてきて、目が回ってきたでケロ。なんだかもうダメでケロ」
「えー、ケロちゃん、しっかりしてください! ケロちゃん! ケロちゃん!」
柵越しにレミリアの焦った声が聞こえる。
……あ……やっぱり、お湯には弱かったみたいだ……
その声を聞いたサイゾウは、ガバッと湯舟から立ち上がり、布を腰に巻いて一気に跳躍した。
「何が起こったござるか! 今、助けにいくでござる!」
「きゃー! ここは女湯ですよ! なぜ入ってきてるんですか!」
「悪気はないでござる! 悪気はないでござるよ!」
隣の露天風呂で、ドタンバタン、バキッと音が聞こえる。
今は僕の付き人をしてるけど、レミリアは元々は父上が認めるほどの凄腕の冒険者だからね。
サイゾウはケロちゃんが心配で助けにいったんだから、彼女も手荒なことはしないだろうけど……
少ししてから露天風呂を出て、脱衣所で衣服を着てから、僕は一人で部屋に戻る。
しばらくすると、レミリアとケロちゃんと一緒に、しょぼんとした表情をしてサイゾウも部屋へと帰ってきた。
レミリアの話しでは、湯に当たって動けなくなったケロちゃんを、サイゾウがかかえて脱衣所まで運んでくれたらしいのだけど、その際にレミリアとケロちゃんの裸をバッチリと見たらしい。
そして気を取り戻したケロちゃんから、そのことを咎められて、サイゾウは今まで説教を受けていたという。
「二人とも機嫌を直して。サイゾウもケロちゃんを助けようとしたことだからね」
「そうでござる、そうでござる。不可抗力でござるよ」
「乙女の裸を見るなんて、アグウェル様に怒ってもらうでケロ」
……アグウェルに告げ口するのだけは止めてあげてね……サイゾウがとても可哀そうなことになる予感がするから……
僕とリンメイさんが商業ギルドの登録証を提示すると、番兵はすぐに門を通してくれた。
門から大きな通りを馬車で進み、街の中央へ入る。
すると五階建てほどの建物が並んでいて、やはり帝都イシュタルよりも街の規模は大きそうだ。
「その建物で止まってくれるかな」
リンメイさんの指示で、御者台にいるサイゾウが、七階建ての一際大きな建物の前で馬車を停止させた。
「ここが商業ギルドの本部よ。商業ギルドは、この街に他に幾つもの建物を保有しているの。では私は、本部長に挨拶をするから、ここで一旦、お別れね」
「それだと僕達が泊っている場所がわからないから、リンメイさんと合流できませんよ」
「それなら私がリンメイと一緒に行くー」
ニッコリと微笑んで、リムルがリンメイさんの腕を引っ張って、一緒に馬車を下りていく。
……リムルは察知能力に優れているから、彼女がいればリンメイさんも僕達と合流するのは簡単だろう……
二人を馬車から下ろして、馬車はそのまま大通りを進んでいく。
すると高級そうな宿が見えてきた。
宿の看板には『やまと亭』と書かれている、この街では老舗の旅館かもしれない。
『やまと』という言葉に惹かれて、僕はこの宿に泊ることに決めた。
……今回はちょっと遠出だから、少し贅沢をしてもいいよね。
僕、レミリア、ケロちゃんの三人は馬車から下り、高級宿の玄関へ。
その間にサイゾウに宿の裏手にある厩舎小屋に馬車を止めにいった。
宿の面倒な手続きについては全てレミリアがしてくれて、僕達三人はサイゾウと合流して部屋へと向かった。
部屋はなんと畳が敷き詰められ、純和風の室内だった。
靴を脱いで、大きなテーブルの前に正座すると、ケロちゃんが急須で、お茶を入れてくれる。
レミリアが受付のお姉さんから聞いた話しでは、ここの宿主は極東の島国の出身で、故郷の郷土料理を出してくれるらしい。
……極東の島国には行ったことないけど……父上の蔵書で調べたことがある。
戦国時代の日本のように、今でも武士や侍、忍などが存在しているという。
前世が日本人の僕としては一度は行ってみたい国なんだよね。
……もしかすると、夕食は期待できるかもしれないぞ。
この宿には露天風呂があるらしく、僕達四人は大浴場へ向かった。
大浴場には男、女と書かれた、青と赤のノレンが吊るされている。
レミリアとケロちゃんが女風呂の入口を潜るのを見送ってから、僕とサイゾウも男風呂のノレンを潜った。
すると木造りの脱衣所があり、そこで脱いだ服を畳んで棚の中に入れる。
長い布を頭に乗せて、湯殿にへ行き、まずは桶を持ってかけ湯をする。
……ホントは湯船にドボンと飛び込みたいんだけど、旅してきてるから体が汚れてるんだよね。
もってきた石鹸を布につけ、よく泡立ててから体を洗う。
隣を見ると、サイゾウが一生懸命に顔と体を洗っているから、手伝ってあげることにした。
……サイゾウって人化の術を解くと、毛がフサフサの犬頭で、体も毛がモフモフだから石鹸で洗うのも大変そうなんだよね……
二人でお湯をかけあって体を泡を落し、大浴槽ではなく、外の露天風呂へ向かう。
木製の廊下を歩いていくと、岩に造りの露天風呂があった。
露天風呂の周りは木の柵で囲われていて、外から覗けるような穴などは見当たらない。
岩を背にして、露天風呂の湯に浸かる。
「はぁ~~、生き返る~」
「はぁ~~いい湯でござる」
思わず二人とも大きく息を吐き、体を力を抜く。
お湯は少し熱くて、皮膚がピリピリするけど、それがまた気持ちいい。
見上げると、二つの月が浮かんでいて空がとても大きい。
すっかりリラックスしていると、隣の露天風呂からケロちゃんの声が聞こえてきた。
「レミリア様、とてもお肌がキレイだケロ。胸もすごく大きいし、スタイルも抜群で羨ましいでケロ」
「そんなことないですよ。ケロちゃんの肌もツルツルしていてきれいです」
……ケロちゃんは蛙頭の魔族だよね……そういえば蛙ってお湯に浸かっても大丈夫なのかな?
「なんだか気持ちがフワフワしてきて、目が回ってきたでケロ。なんだかもうダメでケロ」
「えー、ケロちゃん、しっかりしてください! ケロちゃん! ケロちゃん!」
柵越しにレミリアの焦った声が聞こえる。
……あ……やっぱり、お湯には弱かったみたいだ……
その声を聞いたサイゾウは、ガバッと湯舟から立ち上がり、布を腰に巻いて一気に跳躍した。
「何が起こったござるか! 今、助けにいくでござる!」
「きゃー! ここは女湯ですよ! なぜ入ってきてるんですか!」
「悪気はないでござる! 悪気はないでござるよ!」
隣の露天風呂で、ドタンバタン、バキッと音が聞こえる。
今は僕の付き人をしてるけど、レミリアは元々は父上が認めるほどの凄腕の冒険者だからね。
サイゾウはケロちゃんが心配で助けにいったんだから、彼女も手荒なことはしないだろうけど……
少ししてから露天風呂を出て、脱衣所で衣服を着てから、僕は一人で部屋に戻る。
しばらくすると、レミリアとケロちゃんと一緒に、しょぼんとした表情をしてサイゾウも部屋へと帰ってきた。
レミリアの話しでは、湯に当たって動けなくなったケロちゃんを、サイゾウがかかえて脱衣所まで運んでくれたらしいのだけど、その際にレミリアとケロちゃんの裸をバッチリと見たらしい。
そして気を取り戻したケロちゃんから、そのことを咎められて、サイゾウは今まで説教を受けていたという。
「二人とも機嫌を直して。サイゾウもケロちゃんを助けようとしたことだからね」
「そうでござる、そうでござる。不可抗力でござるよ」
「乙女の裸を見るなんて、アグウェル様に怒ってもらうでケロ」
……アグウェルに告げ口するのだけは止めてあげてね……サイゾウがとても可哀そうなことになる予感がするから……
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