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81.ゲスリング司教の思惑
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俺、 ドレムラート侯爵、ハルトマン伯爵は謁見の間でフォルステル王陛下にお目通りしていた。
俺はベヒトハイム宰相の話を聞いて、深々と頭を下げる。
「王宮が諸外国からプラ商品を守っていただいていたと知りました。自分が浅慮であったと痛感しています。申し訳ございません」
ベヒトハイム宰相は満足そうに頷き、体の後ろで手を組む。
「そこでだ。プラ商品についてはリンバインズ王国の特産品として諸外国と交易を行おうと考えている。王宮はその窓口になる。 フレンハイム伯爵はプラ商品を卸値で王宮に納品するように」
「は、仰せのままにいたします」
ベヒトハイム宰相は両手を解き、ジロリと俺を見る。
「アクスが開発した新兵器は周辺諸国を刺激する恐れがある。しかしダメンハイン共和国には知られるだろう。既に北西部の戦いで披露してしまったからな。ダメンハイン共和国のような侵略しようとする国に対しては抑止力として新兵器を持っておくことも必要ではあるが」
ベヒトハイム宰相が話していると、フォルステル王陛下が手を上げて制する。
「我は周辺国との和を尊ぶ。よってリンバインズ王国から戦を仕掛けるつもりはない。しかし、他国が侵略しようとするなら、それを阻止する軍事力は保持してもよかろう。フレンハイム伯爵よ。今後も新兵器の開発に務めよ。しかし他の諸侯と売買することを禁ずる。完成した新兵器はリンバインズ王国のために使うのだ」
「はは、仰せのままに」
リンバインズ王国は玉座から立ち上がり両手を広げる。
「ドレムラート侯爵、ハルトマン伯爵、フレンハイム伯爵、今後ともリンバインズ王国のために励むがよい」
そう言い残して、フォルステル王陛下は謁見の間を去っていった。
謁見後、 ドレムラート侯爵、ハルトマン伯爵の二人は、王都にある別邸へと去っていった。
俺は厩舎へ行き、スイと合流して領都フレイムへの帰路に着いた。
そして十日後、邸へと到着した。
季節は春になり穏やかな風が流れている。
俺はコハルを連れて領都にある本屋『こもれび』の店舗を巡っていた。
領都の大通りをコハルと一緒に歩いていると、白い修道服を着た男女が道端で布教を行っている。
その横を通り過ぎ、本屋『こもれび』の店に寄り、店の中で三十分ほど過ごす。
そして違う店舗へ行こうと路地に入ると、また白い修道服を着た男女が立っていた。
白い修道服を着た男が近づいてきて、俺に声をかける。
「あなたは人族ですよね。この領都フレイムの繁栄をどのように思いますか?」
「好景気でいいんじゃないか」
俺は素っ気なく答えるが、修道服を着た男はめげることなく話を続ける。
「あなたもそう思われますか。領都フレイムこそ、イーリア神に庇護されている人族のための都市なのですよ」
「領都フレイムより、王都のほうが大きいだろ」
「あの王都はダメです。今の王陛下は亜人や獣人が王都に暮らすのを黙認しています。王都はすでに穢れているのです。だからイーリア神はフレンハイム伯爵に加護を与え、フレンハイム伯爵領を好景気になさってるんですよ。領都フレイムこそが人族のための都市なのです」
は? いつ俺がイーリア神の加護を受けた者になったんだ?
教会にはイーリア教団と揉めない程度には寄付はしているが、まったく通ったこともないぞ。
俺はウンザリした気分になっていると、修道服を着た男が顔を近づけてくる。
「あなたも教会に来てください。ゲスリング司教様の講義を聞けば、あなたも理解できるはずです」
「この領都フレイムがイーリア神の都市だと司教が言ってるのか?」
「そうです。司教様が言ってるのですから間違いありません」
あの司祭め、勝手に人の領都を、イーリア神の聖地にするつもりか。
元々、イーリア神を祀っているイーリア教団の本山はエルスハイマ聖教国である。
高位の聖職者達はエルスハイマ聖教国からリンバインズ王国へ派遣されてくるのだ。
ゲスリング司祭もイーリア教団の本山から流れてきたのかもしれない。
イヤな予感がした俺は、修道服を着た男と別れた後も領都内を歩いて回った。
やはり布教している修道服を着た男女の数が多い。
邸に戻ってきた俺は、執務室へジークを呼び出した。
「イーリア教団の動きとゲスリング司教についての情報収集を頼む」
「そういえば修道服の奴等が、街にやたら立ってるな。調べておくぜ」
ジークが去った後、俺は天井裏のスイを呼び出し、ゲスリング司祭の動向を探らせた。
そして一週間後、諜報活動を終えた二人は執務室に集まった。
俺、リーファ、ジーク、スイの四人はソファに座って話し合いを進める。
ジークはソファの上で足を組む。
「ゲスリング司教はイーリア教団の中でもエリートだぜ。本山からの直接指示を受けてリンバインズ王国へ来たらしい。王都で法衣貴族共を抱き込もうとしたが、ベヒトハイム宰相に阻止されたようだ。それで王都は諦めてフレンハイム伯爵領に目をつけたってわけさ」
やはり領都フレイムを人族の街に変えようとしているのか。
俺は、人族、亜人、獣人が平等に暮らせる街を目指していたんだけどな。
スイは上品に紅茶を飲んで、俺のほうへ視線を送る。
「ゲスリング司教はリンバインズ王国の動向を探るため、エルスハイマ聖教国が送り込んだ者の一人でござる。フレンハイム伯爵領のプラ工場の情報収集のために赴任してきたでござるよ。しかし領都の好景気を見て、この領都に地上のパラダイスを作ると豪語しているでござる」
地上のパラダイス?
この領都を人族だけの、イーリア教団の信徒達だけの街にしようというのか。
放置するには、あまりにも危険な思想だな。
しかし布教活動を停止させることもできない。
人が何を信じるか、それは人それぞれの自由だ。
俺は胸の前で両腕を組んで悩んでいると、リーファが両肩を竦めて手をヒラヒラを振る。
「ようは街の人達が人族、亜人、獣人、みんながいたほうが楽しいってなればいいんでしょう。向こうが人海戦術で布教するなら、こちらも同じように宣伝すればいいのよ」
人海戦術……布教……宣伝……
俺の頭の中に、ふと考えが浮かぶ。
「絵本! 絵本をビラにして街でばら撒こう!」
俺はベヒトハイム宰相の話を聞いて、深々と頭を下げる。
「王宮が諸外国からプラ商品を守っていただいていたと知りました。自分が浅慮であったと痛感しています。申し訳ございません」
ベヒトハイム宰相は満足そうに頷き、体の後ろで手を組む。
「そこでだ。プラ商品についてはリンバインズ王国の特産品として諸外国と交易を行おうと考えている。王宮はその窓口になる。 フレンハイム伯爵はプラ商品を卸値で王宮に納品するように」
「は、仰せのままにいたします」
ベヒトハイム宰相は両手を解き、ジロリと俺を見る。
「アクスが開発した新兵器は周辺諸国を刺激する恐れがある。しかしダメンハイン共和国には知られるだろう。既に北西部の戦いで披露してしまったからな。ダメンハイン共和国のような侵略しようとする国に対しては抑止力として新兵器を持っておくことも必要ではあるが」
ベヒトハイム宰相が話していると、フォルステル王陛下が手を上げて制する。
「我は周辺国との和を尊ぶ。よってリンバインズ王国から戦を仕掛けるつもりはない。しかし、他国が侵略しようとするなら、それを阻止する軍事力は保持してもよかろう。フレンハイム伯爵よ。今後も新兵器の開発に務めよ。しかし他の諸侯と売買することを禁ずる。完成した新兵器はリンバインズ王国のために使うのだ」
「はは、仰せのままに」
リンバインズ王国は玉座から立ち上がり両手を広げる。
「ドレムラート侯爵、ハルトマン伯爵、フレンハイム伯爵、今後ともリンバインズ王国のために励むがよい」
そう言い残して、フォルステル王陛下は謁見の間を去っていった。
謁見後、 ドレムラート侯爵、ハルトマン伯爵の二人は、王都にある別邸へと去っていった。
俺は厩舎へ行き、スイと合流して領都フレイムへの帰路に着いた。
そして十日後、邸へと到着した。
季節は春になり穏やかな風が流れている。
俺はコハルを連れて領都にある本屋『こもれび』の店舗を巡っていた。
領都の大通りをコハルと一緒に歩いていると、白い修道服を着た男女が道端で布教を行っている。
その横を通り過ぎ、本屋『こもれび』の店に寄り、店の中で三十分ほど過ごす。
そして違う店舗へ行こうと路地に入ると、また白い修道服を着た男女が立っていた。
白い修道服を着た男が近づいてきて、俺に声をかける。
「あなたは人族ですよね。この領都フレイムの繁栄をどのように思いますか?」
「好景気でいいんじゃないか」
俺は素っ気なく答えるが、修道服を着た男はめげることなく話を続ける。
「あなたもそう思われますか。領都フレイムこそ、イーリア神に庇護されている人族のための都市なのですよ」
「領都フレイムより、王都のほうが大きいだろ」
「あの王都はダメです。今の王陛下は亜人や獣人が王都に暮らすのを黙認しています。王都はすでに穢れているのです。だからイーリア神はフレンハイム伯爵に加護を与え、フレンハイム伯爵領を好景気になさってるんですよ。領都フレイムこそが人族のための都市なのです」
は? いつ俺がイーリア神の加護を受けた者になったんだ?
教会にはイーリア教団と揉めない程度には寄付はしているが、まったく通ったこともないぞ。
俺はウンザリした気分になっていると、修道服を着た男が顔を近づけてくる。
「あなたも教会に来てください。ゲスリング司教様の講義を聞けば、あなたも理解できるはずです」
「この領都フレイムがイーリア神の都市だと司教が言ってるのか?」
「そうです。司教様が言ってるのですから間違いありません」
あの司祭め、勝手に人の領都を、イーリア神の聖地にするつもりか。
元々、イーリア神を祀っているイーリア教団の本山はエルスハイマ聖教国である。
高位の聖職者達はエルスハイマ聖教国からリンバインズ王国へ派遣されてくるのだ。
ゲスリング司祭もイーリア教団の本山から流れてきたのかもしれない。
イヤな予感がした俺は、修道服を着た男と別れた後も領都内を歩いて回った。
やはり布教している修道服を着た男女の数が多い。
邸に戻ってきた俺は、執務室へジークを呼び出した。
「イーリア教団の動きとゲスリング司教についての情報収集を頼む」
「そういえば修道服の奴等が、街にやたら立ってるな。調べておくぜ」
ジークが去った後、俺は天井裏のスイを呼び出し、ゲスリング司祭の動向を探らせた。
そして一週間後、諜報活動を終えた二人は執務室に集まった。
俺、リーファ、ジーク、スイの四人はソファに座って話し合いを進める。
ジークはソファの上で足を組む。
「ゲスリング司教はイーリア教団の中でもエリートだぜ。本山からの直接指示を受けてリンバインズ王国へ来たらしい。王都で法衣貴族共を抱き込もうとしたが、ベヒトハイム宰相に阻止されたようだ。それで王都は諦めてフレンハイム伯爵領に目をつけたってわけさ」
やはり領都フレイムを人族の街に変えようとしているのか。
俺は、人族、亜人、獣人が平等に暮らせる街を目指していたんだけどな。
スイは上品に紅茶を飲んで、俺のほうへ視線を送る。
「ゲスリング司教はリンバインズ王国の動向を探るため、エルスハイマ聖教国が送り込んだ者の一人でござる。フレンハイム伯爵領のプラ工場の情報収集のために赴任してきたでござるよ。しかし領都の好景気を見て、この領都に地上のパラダイスを作ると豪語しているでござる」
地上のパラダイス?
この領都を人族だけの、イーリア教団の信徒達だけの街にしようというのか。
放置するには、あまりにも危険な思想だな。
しかし布教活動を停止させることもできない。
人が何を信じるか、それは人それぞれの自由だ。
俺は胸の前で両腕を組んで悩んでいると、リーファが両肩を竦めて手をヒラヒラを振る。
「ようは街の人達が人族、亜人、獣人、みんながいたほうが楽しいってなればいいんでしょう。向こうが人海戦術で布教するなら、こちらも同じように宣伝すればいいのよ」
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