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第二章 半蜥蜴人間と擬人刀。
第二十話 ロリコンばかり
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「ま、こういう訳で俺達は炎帝とは関係ない。今はドワーフの里に向かっている所だっただけだ」
俺はそう話を締めくくった。
エルフの村で起きたことも話した。勿論炎帝の脅威が無くなったことも。
炎帝を誰が倒したかと聞かれたので、素直に俺だと伝えた。
二人が信じられないという顔をしていたので俺のスキル【贈物(ギフト)·痛みの対価】と【炎帝】を見せ、戦った事だけは証明した。
それだけ確認をした二人は、炎帝を相手に生きてられることだけでも信じられない事だと話す。まぁ、計二回死んでるんですけどね。
因みに、【贈物·痛みの対価】の【贈物】は、人が人にスキルを継承させる為に必要なスキルらしく、誰かが俺に【痛みの対価】を渡したらしい。
【贈物】でのスキルの受け渡しには代償が必要。
どうやら自分の命を犠牲にすることが受け渡しの発動条件らしく、基本的には死にかけの人や年老いた老人などが大事なスキルを継承させるのに使うものらしい。
この【贈物】は【?????】が覚醒したもの。どうやら俺が転生する時には誰かが俺に託したのだろう。
村長に聞いたところ、継承させたのには必ず何か訳があるから気長に待っていれば分かる、とのこと。
気長に待つしかないみたいだ。
赤髪達が見たという炎帝の炎についても俺が【痛みの対価】で手に入れたからと説得することができた。
ここまで話し、俺達への誤解はほぼ解けた。後は炎帝を倒したという証拠だが....
「ギルドに戻れば証明できますよ」
どうやらそのギルドとやらにはギルドカードを作るための魔導具があり、それは個人の情報をほぼ全て紙に写し出せる昨日も備わっているらしい。
それを使い、炎帝を倒したという記録が残っていれば証明できる。
その機械は幻書内の細かい記録から情報を抜き出すため、詐欺はできないらしい。
こうして、俺達の行き先にそのギルドが増えたのだった。
次は二人だ。
話を聞くと、彼らは《ギルド》という何度も聞いたことのある名の組織の者らしく今は炎帝の動向の調査中だったそうだ。
《ギルド》は前世のゲームやアニメ等に出てくる物と同じらしく、国からの仕事をまかせられたり客の依頼をこなすことが大きな仕事らしい。
彼らが国から依頼を受け、現れた炎帝を探してたが何処にもそんな姿は見つからなくて困ったそうだ。
そんな時、俺の放った【炎帝】の炎を見かけ、意気込んできた......そしてああいう状況になったそうだ。
炎帝の顛末の説明の為にも俺達にギルドへ来てほしい、とのこと。
こうして彼等の誤解を解き、新しい目的地が決まったのだった。
そして今、目の前には顔を腫らして正座する赤髪と、態度がチャラチャラで金属ジャラジャラな金髪ががいる。
「俺の名前はアカツキと言います。よろしくお願いします」
「俺っちは一期一振とだぜ。一期とでも呼んでくれ。さっきは勝手に勘違いしてごめんなッ」
赤髪がアカツキ、金髪が一期というらしい。
アカツキは頬や手足の先にわずかに紅色の爬虫類のような鱗が生えている。
どうやらリザードマンというトカゲのような見た目の魔族と人間のハーフらしい。
これは珍しいものらしく皆気にしていたが、言いずらそうしていたため追及するのはよした。
一期はもっと珍しい。
「一期さんは武器に変身できるんですね」
そうステーデが聞くと彼は面白がるように否定する。
「俺っちは武器に変身できるんじゃないんだなぁ。なんと、俺っちは人間に変身できる武器なのだッ」
これには、女性陣が信じられないものを見たような反応をする。(俺を除く。俺はこの世界の常識がまだわからん)
どうやら、武器、特に魔装の一部には自我を持つものがあるらしいのだが、それが自力で、しかも人の姿で行動できるものは前例がないらしい。
リザードマンハーフに、人の姿になれる刀。個性的な二人だ。
俺達も一通り自己紹介を済ませる。
「クレイン様と言うんですねッ。いいお名前ですッ」
これはアカツキの誉め言葉。元の名前を英語にしただけの即席の名前を誉められてもなぁ。
「あ、ああ。ありがとな」
後ろから女性陣の黒いオーラが立ち込めている気がするけど気にしたら負けだな、うん。
「で、お嬢さん達にはギルドに来てもらいたいんだけど....確かドワーフの里に用があるんだったけ?」
「ああ。ちょっとそこで武器を作って貰おうと思ってるんだ」
「それなら案内しますよ。ドワーフの里はシノネア王国のギルドへ向かう道中で寄れますから」
なら、それに甘えようかな。彼等の実力は確かだ、並の魔獣や魔族なら余裕だろう。
「それじゃあ、お願いするよ」
背後からアカツキ出ていけオーラが溢れ出てくる。知らん顔だ、構ってられるかよ。
「この森を抜けてそう遠くない場所に小さな村がありますので、そこで今日は休みましょう。その村には俺が来るときに乗ってきた風馬を預けてます。荷車か何かを借りれれば、乗り心地は保証できませんが一日有ればドワーフの里に着けるでしょう」
歩いていけば一週間以上はかかるらしいし、ここはその風馬とやらに頼らせて貰おう。
それから時間が経ち、今は昼を過ぎた。
森を抜けた先には広い草原が広がっており、そのなかを一本の道が通っている。
周りには所々小さな林があり、大人しい種の魔獣や生き物が草を食んでいる。
考えてみれば、俺が森の外へ出るのはこれが初めてだ。
やはり知らない場所へ行くのはドキドキするな。もれからもっと色んな所へ行けると考えると、楽しみで仕方ない。
長らく木々に囲まれる、変わらない景色しか見ていなかった俺は、これで気分を変えれる、そう思った。
「まだ村には着かないのか....」
森を抜けて約二時間、さっそくこの景色に飽きてきた。もう心が病みそう....。
「情けないわね。今まで森のなかで暮らしてきたでしょ?」
「クレイン様、大丈夫ですかッ!? なんなら俺がおぶって....ゴフッ!?」
「トカゲさんは静かにしていてください。クレインさん、もう一頑張りですよ」
「そうよ爬虫類擬きは黙っててッ、クレインもシャキッとしてよッ」
「ブゥッハッハッハッ!! お前ら面白ろいねッ。もう最高ッ!!」
........一気に騒がしくなったなぁ。
愉快な奴ばかりである意味暇をしなくて済むんだが、その中心人物になっているのが俺って言うのが酷く不本意だ。
ていうか....俺の素性についてアカツキにはどう説明するべきなんだ....。
一応男から女になった転生者だからな、俺は。それを伝えていいものか....。
俺としては男に好かれるのはなぁ....精神は男だぞ、無理だ。
まぁだからと言って、ステーデやエレンの告白を受け入れるかと問われると迷いどころなんだが。
精神は男だから生理的に男と付き合うのは無理。体が女だから女とも生物学的にも無理。
......後、今更気付いたことが有るんだが....俺の体は女ってことだけでなく、美少女だ。
人間基準で十三前後の....前世でいう中学生、ロリなんだぞ。それを性の対象として見てるコイツらは......。
「......ロリコン共か」
「「「!?」」」
知りたくもなかった事を確認した俺は、硬直するロリコン三人衆を置いて歩き出す。
隣を一期が並んで歩き、俺の肩にポンッと手を置く。
一期の顔を見上げると、慰めるかのように微笑んでいた。
......一期とは仲良くやっていけそうな気がした。
俺はそう話を締めくくった。
エルフの村で起きたことも話した。勿論炎帝の脅威が無くなったことも。
炎帝を誰が倒したかと聞かれたので、素直に俺だと伝えた。
二人が信じられないという顔をしていたので俺のスキル【贈物(ギフト)·痛みの対価】と【炎帝】を見せ、戦った事だけは証明した。
それだけ確認をした二人は、炎帝を相手に生きてられることだけでも信じられない事だと話す。まぁ、計二回死んでるんですけどね。
因みに、【贈物·痛みの対価】の【贈物】は、人が人にスキルを継承させる為に必要なスキルらしく、誰かが俺に【痛みの対価】を渡したらしい。
【贈物】でのスキルの受け渡しには代償が必要。
どうやら自分の命を犠牲にすることが受け渡しの発動条件らしく、基本的には死にかけの人や年老いた老人などが大事なスキルを継承させるのに使うものらしい。
この【贈物】は【?????】が覚醒したもの。どうやら俺が転生する時には誰かが俺に託したのだろう。
村長に聞いたところ、継承させたのには必ず何か訳があるから気長に待っていれば分かる、とのこと。
気長に待つしかないみたいだ。
赤髪達が見たという炎帝の炎についても俺が【痛みの対価】で手に入れたからと説得することができた。
ここまで話し、俺達への誤解はほぼ解けた。後は炎帝を倒したという証拠だが....
「ギルドに戻れば証明できますよ」
どうやらそのギルドとやらにはギルドカードを作るための魔導具があり、それは個人の情報をほぼ全て紙に写し出せる昨日も備わっているらしい。
それを使い、炎帝を倒したという記録が残っていれば証明できる。
その機械は幻書内の細かい記録から情報を抜き出すため、詐欺はできないらしい。
こうして、俺達の行き先にそのギルドが増えたのだった。
次は二人だ。
話を聞くと、彼らは《ギルド》という何度も聞いたことのある名の組織の者らしく今は炎帝の動向の調査中だったそうだ。
《ギルド》は前世のゲームやアニメ等に出てくる物と同じらしく、国からの仕事をまかせられたり客の依頼をこなすことが大きな仕事らしい。
彼らが国から依頼を受け、現れた炎帝を探してたが何処にもそんな姿は見つからなくて困ったそうだ。
そんな時、俺の放った【炎帝】の炎を見かけ、意気込んできた......そしてああいう状況になったそうだ。
炎帝の顛末の説明の為にも俺達にギルドへ来てほしい、とのこと。
こうして彼等の誤解を解き、新しい目的地が決まったのだった。
そして今、目の前には顔を腫らして正座する赤髪と、態度がチャラチャラで金属ジャラジャラな金髪ががいる。
「俺の名前はアカツキと言います。よろしくお願いします」
「俺っちは一期一振とだぜ。一期とでも呼んでくれ。さっきは勝手に勘違いしてごめんなッ」
赤髪がアカツキ、金髪が一期というらしい。
アカツキは頬や手足の先にわずかに紅色の爬虫類のような鱗が生えている。
どうやらリザードマンというトカゲのような見た目の魔族と人間のハーフらしい。
これは珍しいものらしく皆気にしていたが、言いずらそうしていたため追及するのはよした。
一期はもっと珍しい。
「一期さんは武器に変身できるんですね」
そうステーデが聞くと彼は面白がるように否定する。
「俺っちは武器に変身できるんじゃないんだなぁ。なんと、俺っちは人間に変身できる武器なのだッ」
これには、女性陣が信じられないものを見たような反応をする。(俺を除く。俺はこの世界の常識がまだわからん)
どうやら、武器、特に魔装の一部には自我を持つものがあるらしいのだが、それが自力で、しかも人の姿で行動できるものは前例がないらしい。
リザードマンハーフに、人の姿になれる刀。個性的な二人だ。
俺達も一通り自己紹介を済ませる。
「クレイン様と言うんですねッ。いいお名前ですッ」
これはアカツキの誉め言葉。元の名前を英語にしただけの即席の名前を誉められてもなぁ。
「あ、ああ。ありがとな」
後ろから女性陣の黒いオーラが立ち込めている気がするけど気にしたら負けだな、うん。
「で、お嬢さん達にはギルドに来てもらいたいんだけど....確かドワーフの里に用があるんだったけ?」
「ああ。ちょっとそこで武器を作って貰おうと思ってるんだ」
「それなら案内しますよ。ドワーフの里はシノネア王国のギルドへ向かう道中で寄れますから」
なら、それに甘えようかな。彼等の実力は確かだ、並の魔獣や魔族なら余裕だろう。
「それじゃあ、お願いするよ」
背後からアカツキ出ていけオーラが溢れ出てくる。知らん顔だ、構ってられるかよ。
「この森を抜けてそう遠くない場所に小さな村がありますので、そこで今日は休みましょう。その村には俺が来るときに乗ってきた風馬を預けてます。荷車か何かを借りれれば、乗り心地は保証できませんが一日有ればドワーフの里に着けるでしょう」
歩いていけば一週間以上はかかるらしいし、ここはその風馬とやらに頼らせて貰おう。
それから時間が経ち、今は昼を過ぎた。
森を抜けた先には広い草原が広がっており、そのなかを一本の道が通っている。
周りには所々小さな林があり、大人しい種の魔獣や生き物が草を食んでいる。
考えてみれば、俺が森の外へ出るのはこれが初めてだ。
やはり知らない場所へ行くのはドキドキするな。もれからもっと色んな所へ行けると考えると、楽しみで仕方ない。
長らく木々に囲まれる、変わらない景色しか見ていなかった俺は、これで気分を変えれる、そう思った。
「まだ村には着かないのか....」
森を抜けて約二時間、さっそくこの景色に飽きてきた。もう心が病みそう....。
「情けないわね。今まで森のなかで暮らしてきたでしょ?」
「クレイン様、大丈夫ですかッ!? なんなら俺がおぶって....ゴフッ!?」
「トカゲさんは静かにしていてください。クレインさん、もう一頑張りですよ」
「そうよ爬虫類擬きは黙っててッ、クレインもシャキッとしてよッ」
「ブゥッハッハッハッ!! お前ら面白ろいねッ。もう最高ッ!!」
........一気に騒がしくなったなぁ。
愉快な奴ばかりである意味暇をしなくて済むんだが、その中心人物になっているのが俺って言うのが酷く不本意だ。
ていうか....俺の素性についてアカツキにはどう説明するべきなんだ....。
一応男から女になった転生者だからな、俺は。それを伝えていいものか....。
俺としては男に好かれるのはなぁ....精神は男だぞ、無理だ。
まぁだからと言って、ステーデやエレンの告白を受け入れるかと問われると迷いどころなんだが。
精神は男だから生理的に男と付き合うのは無理。体が女だから女とも生物学的にも無理。
......後、今更気付いたことが有るんだが....俺の体は女ってことだけでなく、美少女だ。
人間基準で十三前後の....前世でいう中学生、ロリなんだぞ。それを性の対象として見てるコイツらは......。
「......ロリコン共か」
「「「!?」」」
知りたくもなかった事を確認した俺は、硬直するロリコン三人衆を置いて歩き出す。
隣を一期が並んで歩き、俺の肩にポンッと手を置く。
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