異世界 2人の物語

新たな始まり

それでどうするんだ？


「そうだね。
君は良いやつみたいだし、もしかしたらこっちの神のせいかもしれないからね。
・・・7つあげるよ。」


7つもくれるのか！？

「前代未聞だけどね。
過去に４つ持っていたやつもいるけど記録更新だね。」


そうなのか。

それでなにをくれるんだ？

「今は教えられないんだ。
記憶が戻ったらスキルを確認できるよ。」


そっか。

そうだよな。

記憶が蘇らなかったら俺と言うより他のやつの人生になるんだもんな。

「記憶が蘇ることを祈るよ。
もう時間だ。
記憶が蘇ったら楽しい人生を送りなよ。」


ありがとう。








新が光になり消えていなくなる。


「新、君の記憶は絶対蘇るよ。」


そして神さまも光になり消えていく。











シンカウ王国

王国の外れの村に産まれた少年

シン・アラタ

今は10歳

シン・アラタこと新道 新  

10歳の誕生日に記憶が蘇った。

「まさか記憶が蘇るとはな。
確率は低かったはずだが当たったみたいだな。
しかも名前もアラタって。
前世と変わらないな。」


記憶が蘇ってから半年

この世界のことは記憶が蘇る前のアラタからの記憶もあるのでなんとなくわかる。

俺の両親は農民で小さな村で産まれた。

裕福とは言えないが前世でのことに比べたら体を動かせるだけで幸せだ！


ここからまた俺の人生が始まる。