愚者は要らない ~私の婚約者は、貴方ではありません。夢物語は、そちらで勝手にどうぞ~



 家の事業の関係で、有能な伴侶を探していた、エインズワース侯爵家の長女、マーシア。

 自らも、様々な分野で才を発揮するマーシアであるが、エインズワース侯爵家を継ぐのは弟のジュリアンであり、マーシア本人としては、そのことに不満も不平もない。

 この先も、エインズワース家の事業に関わりつつ、後継者とはならない。

 その立場を理解し、婚姻後も仕事をさせてくれる相手を探したマーシアは、究極ともいえる理想の相手と出会い、婚約を交わした。

 しかし、その相手には、やっかいな兄がいた。



 現実主義だが、夢見る部分もある主人公が、理想とする相手と婚約し、順調に事業と想いを育んで行く一方で、思い込みの激しい男に言い寄られる話。

 しかも、その思い込みの激しい男がマーシアに言い寄る理由が、なんとも屑なので、ご注意を。

小説家になろうでも、掲載しています。
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