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50.側面のお話<ローズマリーのホットビスケット>パトリック視点

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「もう。パトリックってばローズマリーなんかと一緒にいて。本当ならあたしと約束して、あたしを迎えに来るはずなのに。でも、わかってる。本命のあたしの前に、ローズマリーで練習したかったんだよね。本当に照れ屋さんなんだから。でも大丈夫。ちゃんと許してあげるから。ほら、パトリックこっち来て」 

 激烈桃色迷惑女が戯言を口にする。 

  

 突然現れ喚き出した激烈桃色迷惑女に驚いているローズマリーも可愛い。 

 

 また物語の話なのか、激烈桃色迷惑女が口にするのは相変わらず不快な言葉だけれど、ローズマリーを見ていると癒される。 

 それにしても、今ものすごくいい雰囲気だったというのに、本当にこの激烈桃色迷惑女は俺たちに迷惑しかかけない。 

 百害あって一利なし女だ、と俺はその認識を更に強めた。 

 いや、俺としては、別に激烈桃色迷惑女が見ていようと関係ない。 

 このまま、ローズマリーの額にキスしてしまおうか。 

 思い、魅惑的で可愛いローズマリーの額を見つめていると、ローズマリーが激烈桃色迷惑女へと視線を動かした。 

  

 そうだよな。 

 気になるよな。 

 

 それに、俺にキスされ照れて可愛いローズマリーを、激烈桃色迷惑女に見せてやることもないか、と俺はローズマリーの額にキスするのを思いとどまった。 

「ちょっとローズマリー!いつまでパトリックに張り付いてんのよ!さっさと離れて!ね、パトリック、行こう?あたし、湖で舟にのりたい」 

 激烈桃色迷惑女が何か言いながら手を伸ばす気配がする。 

  

 舟。 

 そうだ、舟。 

 今日は、ローズマリーと舟に乗る予定だったのに。 

 

 ローズマリーを舟に乗せ、湖に漕ぎだして。 

 魔法を少しだけ織り交ぜて、速さを調節したり、くるくる回ったり。 

 そんな遊びもきっと笑顔で楽しんでくれた、と思うと残念でならない。 

「パトリックさま?」 

「ローズマリー。行くよ!」 

 激烈桃色迷惑女の手が俺に触れる、その一瞬前、俺はその手を避け、ローズマリーの手を引いて走り出した。 

「なっ!ちょっと待って!」 

 激烈桃色迷惑女が叫んで、慌てて走って来るけれど、待つ筈が無い。 

 湖のほとりに出、そのまま走る。 

 ここは本当に景色がきれいだから、ローズマリーにも楽しんで欲しかったのに、今日はもう諦めるしかない。 

 

 激烈桃色迷惑女。 

 本当に、心底、迷惑な奴。 

 

 改めて殺意さえ浮かびそうになるのを何とか堪え、俺は懸命に俺に付いて走っているローズマリーを振り返った。 

「ローズマリー。目的地、俺の好きに変更してもいい?」 

「はいっ・・・大丈夫っ・・・ですっ!」 

 息を切らしながらも遅れることなく付いて来るローズマリー。 

 けれど、そろそろこの速さで走るのは難しいだろう、と俺がそう提案すれば、ローズマリーは悩む様子もなく、即座に頷いた。 

 その無防備さに、俺は苦笑が漏れる。 

「本当に?どこに行くかも言っていないのに?」 

 だから、そう冗談めかして言ったのに。 

「どこでも大丈夫ですっ・・・パトリックさまが一緒なら!」 

 ローズマリーは、俺への信頼に満ちた笑顔でそう言い切り、俺の手を更に強く握り返してくれた。 

 

 どこでも大丈夫。 

 どこでも? 

 しかも、俺と一緒なら? 

 それって・・・。 

  

「っ!・・・どこでも?それって・・・いやいや、理性理性・・・大集結だ俺の理性・・・頑張れ俺・・・負けるな俺・・・俺は狼じゃない・・・俺はうさぎ・・・俺はうさぎ・・・いや、うさぎも結構獰猛・・・」 

「パトリックさま?・・・あのっ、どうか・・・っ!」 

 一部内面が漏れローズマリーに不審がられながらも、何とか理性が勝ち、気持ちを立て直した俺は、走りながら転移の魔法を使った。 

 一瞬で、がらりと変わる景色。 

 魔法の軌跡も消して来たので、俺の転移先が知られることは無い。 

 というか、俺があの場所で転移魔法を使ったことさえ分からないようにして来たのだから、激烈桃色迷惑女がここまで追いかけて来ることは不可能。 

 

 まあ、もっとも”物語”がどうなっているのか、俺は知らないが。 

 

 それでも、もし万が一、激烈桃色迷惑女がこの場所へ来ようとしても、あの湖からこの川までの距離は相当ある。 

 転移の魔法を使わず来るとすれば、馬車か馬が妥当。 

 徒歩では容易に来られるような距離ではない。 

 そして男爵家のなかでも末端に位置するマークル家が、専用の馬車や馬を激烈桃色迷惑女のために用意しているとは思えない。 

 つまり、激烈桃色迷惑女がこの場所に現れることは、ほぼ無いと安心していいだろう。 

「え?・・・川?」  

 隣で、ローズマリーがきょとんとした顔をしている。 

「邪魔が入ったからね。今日はここにしようかと思うんだけど、いい?」 

「はい・・・ここも、とても素敵です」 

 瞳をきらきらさせて、景色を見つめるローズマリーが可愛い。 

「ここで、釣りをするのですか?」 

「うん。まあ、この辺は水遊びしている人がいるから、もうちょっと離れようか」 

 楽しそうに川遊びをしている人たちの邪魔にならないよう、俺はローズマリーの手を引いて上流へと歩いた。 

「そういえばパトリックさま。釣り竿は?」 

 ローズマリーの問いかけに、空間倉庫から釣り竿を取り出せば、ローズマリーが目を丸くして俺と釣り竿を交互に見ている。 

 空間保管。 

 空間倉庫も俺が創った魔道具なので、ローズマリーが欲しがるようならプレゼントしよう、と思うけれど、ローズマリーは魔獣討伐に行くわけでもないし、それこそ馬車を自由に使えるのだから、さほど必要ではないかも知れないとも思う。 

「どうしよう?ローズマリーも一緒に行く?それとも、河原で何か遊べるようにしようか?」 

 川に入り、俺は望みのままにローズマリーを川に誘った。 

 河原から見ていてもらうものいいけれど、一緒に並んで、というのも楽しそうだと思ったから。 

「私も、一緒に行きたいです」 

 貴族の令嬢は川になど入らない。 

 今更のように気づいた俺が、ローズマリーが川に入るのを嫌がるようなら河原に何か用意しようと慌てて付け足すも、ローズマリーはそう言って迷うことなく川へと入って来た。 

「流石」 

 その折、ローズマリーは俺を真似て水魔法を器用に使った。 

 その見事な手際に思わず見惚れ、俺はローズマリーの手を引いてポイントまで移動する。 

「わあ。お魚がたくさん」 

 ローズマリーが嬉しそうに泳ぐ魚を見つめ、明るい声をあげた。 

「目標は二尾。頑張るからね」 

 ふたり分の食事だから、二尾。 

 判り易い目標に、ローズマリーも頷いている。 

 川面に反射する光を浴びるローズマリーは、女神のように神々しい。 

 思ってから、俺ははっとして用意のそれを取り出した。 

「あ、そうだ。ローズマリー、これを被っておくといい」 

 俺が気に入っている、香りのいい乾いた草で編んだシンプルな帽子。 

「え?あの」 

「気に入らない?」 

 陽ざしよけに、と思ったのだけれど、ローズマリーはこういう物は嫌だったかと案じていると。 

「いいえ、とても素敵です。ですが、私が使ってしまっていいのですか?」 

 ローズマリーが、心配そうに俺を見た。 

「もちろん。これは、ローズマリーのだからね」 

 他の誰に、俺が用意すると言うのだろう。 

 俺が身に着ける物を贈るのはローズマリーだけだと、早く認識して欲しいと思う。 

「うん、似合っている。可愛い」 

 思いつつ帽子を被せ、その可愛さににやけそうになる口元を引き締めた。 

「ありがとう、ございます」 

 こんな帽子ひとつに、律儀にお礼を言ってくれるローズマリー。 

 それが嬉しくて、俺はつい、ローズマリーの可愛い反応をもっと見たくなってしまった。 

「本当のことを言っただけだよ。ローズマリーは、本当に可愛いから」  

 それは本心だけれど、今は少し、違う意味も含む。 

「いえ、あの。今のは、帽子を、ありがとうございます、という意味で」 

  

 今日の結び方も良く似合っている。 

 

 思いつつ、ローズマリーの髪に触れていると、ローズマリーが戸惑ったように俺を見ては視線を外す、という行為を繰り返す。 

  

 可愛い。 

 

「うん、知ってる」 

 思いつつ頷けば、ローズマリーが大きく目を見開いた。 

「また、からかいましたね?」 

 じと、と俺を見るローズマリー。 

 睨んでいるつもりなのかもしれないとも思うけれど、可愛いだけでちっとも怖くない。 

 まして、怒ったわけでもなく、ただ拗ねているだけだと分かるから、俺の気持ちは、ローズマリー可愛い、一直線。 

「ローズマリーも、一緒に釣り竿持ってみる?」 

「はい。やってみたいです」 

 試しに、と言ってみれば、ローズマリーが即座に頷いてくれて嬉しい。 

「じゃあ、ここを両手で握ってみて・・・うん、そう」 

 言いつつ、俺も釣り竿を握り、はたと気が付いた。 

 

 ローズマリーと、密着状態。 

 

 幸い、初めての釣りでいっぱいいっぱいらしいローズマリーは、この状態に気付いていない。 

 だがしかし。 

 

 やわらかい。 

 いい匂い。 

 

 ローズマリーの髪に、肩に、容易に顔を埋められる距離。 

 俺は気合を入れて理性を強化し、邪なことを考えそうな思考を封印したうえ、不埒な動きをしようとする手や足を叱咤して釣りに臨むという、前代未聞の苦行に挑んだのだった。 

 とはいえ。 

 ローズマリーとの初めての共同作業はとても楽しく、苦行とは程遠い物になったのだけれど、その後。 

「ああ、これが」 

 念願のローズマリーのビスケットを前に、俺は失態を犯した。 

「あの。本当に普通のホットビスケットで」 

 俺の、ローズマリーのホットビスケットへの執心が怖いくらいだからか、ローズマリーがその言葉を繰り返す。 

「うん。でも、ローズマリーが苦労して作れるようになった、最初のお菓子だよね?」 

 長い間待ち望んで、漸く手にしたローズマリーのホットビスケット。 

 今、それが俺の手にあるということが信じられないくらいに嬉しくて、また夢だったらどうしようと思う。 

「挑戦し始めたときは大変だったよね。粉だらけになったりして。でもそんなローズマリーも、凄く可愛かった」 

 ぱふっ、と視界が白くなるほど粉が舞い、真っ白な人形のようになってしまったローズマリー。 

『ふええ』 

 そうして、情けなく眉を下げる顔も可愛かった。 

 その声を聞けたなら、俺は即座に抱き締めたくてたまらなくて、悶え転がっていたかもしれない。 

 その場にいたなら、咄嗟に抱き締めてしまっていたかもしれない。 

 その場におらず、声が聞こえない状況でさえ、危なかったのだから。 

「え?あの、パトリックさま?」 

 懐かしく思い出し、感慨深くローズマリーのホットビスケットを見つめていると、ローズマリーが怪訝な声を出した。 

 はっとして顔をあげれば、その表情も、疑問疑惑に満ちている。 

 

 しまった! 

 臨場感たっぷりに語ってしまった! 

 

 これではまるで、ローズマリーが粉だらけになったところを見ていたように感じたとしても不思議ではない。 

 いや、実際に”見ていた”のだけれど、そのからくりを今ローズマリーに暴露することは出来ない。 

 まだ、俺の心の準備が整っていない。 

 こんな状態でローズマリーに引かれたり、侮蔑の表情を浮かべられたりしたら立ち直れない。 

 最悪、今日渡せた指輪だって外されてしまうかもしれない。 

  

 そんなのは嫌だ! 

 

「ん?・・・ああ、いや!きっと粉だらけになったり、生地がべちゃべちゃになって泣きべそかいたり、焼き過ぎて焦げちゃったと半泣きになったり。そんなローズマリーもきっと可愛かっただろうな、って!」 

 俺は焦った。 

 焦って、余計なことまで言ってしまった。 

 いやだって本当に可愛かったから! 

 幾度目かの挑戦で、生地がべちゃべちゃになってしまって。 

『おしえてもらったとおりにやったつもりなのに、どうしてかなあ?』 

 って、動いた唇を噛み締めてしまったのを止めたかったし、すごく哀しそうに生地を見つめる大きな目に涙が浮かんだのもすぐに拭ってあげたかった。 

 とはいえ、唇を噛み締め瞳を潤ませたローズマリーも物凄く可愛ったのだけれど。 

 そしてその後、今回こそ完璧、と取り出したホットビスケットが焦げてしまっていた時、瞬間で半泣きになってしまったローズマリーも可愛くて愛しくて『そんな焦げなんてなんてことない。おいしそうだ』って、思わず声に出して言ってしまったほど。 

 

 ああ、本当に可愛かったよなあ。 

 それに、それでも諦めずに頑張り続ける姿に、俺もたくさんの勇気をもらった。 

 そういえば俺が努力するのって、すべてローズマリー関連だったな。 

 読唇術を身に付けたのも、ローズマリーが何を言っているのか知りたかったからだし。 

 

「粉だらけ、に、生地がべちゃべちゃで泣きべそ。それに、焦がしちゃって半泣き」 

「ああ、そうだ、ローズマリー!クッションもあるんだよ!ここ、河原だから座り心地が悪いだろう!?座り易そうで尚且つローズマリーが好みそうなクッションを用意したんだ!」 

 何か考えるようなローズマリーの声に、俺は過去のローズマリーの可愛さをぽろぽろ語ってしまったことに気づき、慌てて用意していたクッションを取り出して話題の変換を試みた。 

 思えば、これまでにも幾度か、幼い頃のローズマリーを知っている事実を口に出してしまったことがある。 

 もしかして、今日こそは問い詰められるかもしれない、と俺は柄にもなく緊張する。 

「パトリックさま。そんなに焦らずとも、私、怒ったりしません」 

「え?あの、ローズマリー?」 

 疑問疑惑が解消された、と言わぬばかりの笑顔でローズマリーが言った言葉。 

 今度は俺が、それを理解できずに思わずぽかんとしてしまう。 

 

 まさか、ばれた? 

 いやしかし、そんな筈は。 

 

「パトリックさま。パトリックさまは、父さまから聞いて知っているのですよね?私の子どもの頃の話」 

 ぐるぐると考える俺に届いたローズマリーの声。 

 それは見当違いのものだったけれど、一般的な考えでいけば、順当なもの。 

「いや、あの、まあ」 

 ここではっきり、違う、と言ってしまえばそれこそ説明しなくてはならなくなる俺は、歯切れ悪く話を流す。 

「大丈夫です。父さまに聞いたのなら、親馬鹿な発言も多いかと思うので恥ずかしいですけれど、怒ったりはしません」 

 ローズマリーの明るい声に罪悪感が増す。 

 

 ごめん、ローズマリー。 

 いつか絶対、ちゃんと説明するから。 

 

 今は許してくれ、と心で謝罪しながら、俺は宰相であるポーレット侯爵を思い出した。 

 小さい頃からローズマリーを”見ていた”俺は、ポーレット侯爵とローズマリーの幼い頃の話をすれば絶対にぼろが出て、鋭いポーレット侯爵に色々ばれると警戒し、俺と実際に出会う以前のローズマリーのことは話題にしないようにしていたけれど。 

 

 そうか。 

 宰相。 

 ポーレット侯爵は、もっと色々可愛いローズマリーの過去を知っているんだよな。 

 

 思えば、俺は例え危険が伴うと分かっていても、是非その話を聞きたい、と強く願ってしまったのだった。 

 

  

   

 
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