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おまけ(完結後)

芸術祭 後

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 まだ着替え途中だったけれどベッドに押し倒されて、ちゅ、ちゅ、と顔のあちこちにキスされる。額、眦、頬、そして唇。

「ザガン、ザガン……俺だけのザガン」

 愛しげに呼ばれるのも、柔らかな唇の優しさも、覆い被さられている温もりも、何もかもが心地良い。もっとリュカを堪能したくて、目を閉じて背に腕を回せば、すぐに深く口付けてくれた。俺の望んだものをくれるリュカに、愛しさが募る。

 舌先を舐められて、艶めかしい感触が気持ち良くて、ふるりと身体が震えた。触れ合うところから、痺れるような快感が広がっていく。

「ん……んむ、ぅ、リュカ、あふ……ん、ん」
「ん、ザガン……ふ、は……ザガン、ん」

 名前を呼ばれながらも舌を舐められ、絡められるたび、くちくち唾液が混ざった。溜まっていくリュカの魔力を飲んだら、また愛しげに名前を呼ばれる。リュカ、リュカ好きだ、大好き。

「リュカ、ん、んふ……リュカ」

 溢れる愛しさから何度も名前を呼べば、下唇を柔くはまれてから、唇が離れていった。そして間近から顔を覗かれる。優しく頬を撫でられる。

「ザガン、無理しないで良いからね。ノエルに何を言われても、無理に歩み寄ろうとする必要は無いよ。君がどれだけ傷付いてきたか、俺はわかっているから」

 そうだな。リュカには魔力から想いが伝わるので、どれだけ無関心を装おうとしたところで、怒りも悲しみも全部伝わってしまう。

 逆にリュカの想いも伝わってくるので、とても悲しんで、けれどとても幸せそうなのがわかる。
 喜んでいるのは、俺が内に秘めていた怒りを、きちんと言葉にしたからだろう。ノエルも、正直に話してもらえて嬉しいと言っていたし。そしてとても、心配してくれている。

 だからコクリと頷けば、愛しげに微笑まれ、またちゅっとキスされた。

「素直なザガンも可愛いなぁ。大好き、愛してる」
「ん。俺も、リュカを愛している」

 いっぱいリュカを感じたくて、ぎゅうううと抱き締める。けれど足りなくて、もっと感じたくて、彼を抱き締めたまま、ゴロリと回転した。そうして今度は俺がリュカに覆い被さり、顔中にキスを降らせていく。ちゅっ、ちゅっと、いつもリュカがしてくれるように、あちこちキスをする。

「ふふ、くすぐったいよザガン」

 嬉しそうに笑うリュカがとても可愛いし、背中や尻を撫でられるのが気持ち良くて、ついつい勃起したペニスを擦り付けてしまった。するとリュカは、熱い視線で俺を見つめてくる。ズボンの上から、アナルをくりくり弄ってくる。すぐにでも欲しくなるが、まだ我慢だ。

 抗議のつもりでグリグリ頭を首筋に押し付けると、楽しそうに喉を鳴らして笑うリュカ。
 ベネットが夕食を運んできてくれるまで、そんなふうにじゃれ合った。







 芸術祭2日目。今日も午前中は、全員で行動することになった。
 うちにいるメンバーは、屋敷にいる者達に土産を買うつもりでいて、エロワとソフィーも、クラージュ達に何か買いたいそうだ。ノエルとニナは、いつも世話になっているオロバスへの土産を。ミランダは二日酔いなので、ソフィーが単独行動を却下した。

 民間向けのものがたくさん売っている場所が良いということで、昨日ニナとベネットが行った、ハンドメイド会場に向かう。

「たくさんの方々が出店されていますし、それぞれのブースでいろんなものを売っているので、大まかにしか見られなかったんですよ」
「ね。商品を全部丁寧に見ようとしたら、時間が足りないよー」

 と2人が言っていた通り、ハンドメイド会場にはたくさんのブースが並んでいた。パンフレットを確認するに、出店数は200ブースを越えている。それに芸術祭の為に準備してきたのだろう、本当に様々なものが売られていた。この中から土産を選ぶというのは、なかなか大変そうだ。

 だからこそ昨日のうちに、ニナとベネットで、いくつか候補を選んでくれたらしい。すごく助かる。

 彼女達を先頭にして、目的のブースへ向かう。通路にそれなりの人がいるものの、広いので歩きにくくはない。けれど居心地は良くなかった。俺ではなく、たぶんエロワやソフィーに対しての、悪意を向けられているから。侮蔑や憎悪が感じられる。
 ただし2人とも慣れているのか、気にしている様子は無い。エロワは今日もシンディにデレデレだし、ソフィーは覚束無い足取りのミランダを支えながら、プリプリ怒っている。俺が悪意に敏感なせいで、居心地悪いだけだ。

 なので我慢しようと思ったけれど、俺の腰に腕を回しているリュカには、当然伝わるわけで。俺を見てきたあと、突然周囲を威圧した。弱めの、誰もがリュカに視線を向けるような、そういう威圧。

 周囲はもちろん、友人達もリュカを見てくる。それに対して、リュカはニコリと微笑んだ。

「俺がいるのに、気付いていないみたいだったから」

 それで良いのか王子。……まぁ良いか。リュカの前で問題を起こされるくらいなら、最初から牽制しておいた方が、明らかに楽である。

 それにリュカの思惑通り、悪意を向けてきていた者達は、あからさまに視線を外していた。俺達の中心にいるのが王子だと、ようやくきちんと認識したらしい。王子の連れに何かしたとなれば、問答無用で捕まるからな。

 動きやすくなったし、ブース内の者達も、リュカをチラチラ見ながら笑顔で対応してくれる。皆で話しながら必要なものを買っていく中、ソフィーが俺に声をかけてきた。

「ねぇザガンさん。リーダー達のところでも、芸術祭をやっているのよね?」
「ああ。魔物達で形成されている歌劇団を招いたし、ワインも振舞われている。あと物作り体験もしているはずだ。講師達には、誰でも出来る簡単なものを頼んでおいた」
「……そう。だったら陶芸品とか、ガラス細工にしようかしら」

 ソフィーがミランダを連れて離れようとしたので、俺もそちらに付いていく。必然的にリュカも。
 リュカがいてくれるので基本的に平和だったが、それでも中には、彼女がブースに近付くだけで嫌そうにする者もいた。やはりまだまだ、闇属性への差別は消えていない。2神を救ってからまだ1年も経っていないので、仕方無いことである。

 だからミランダ、いちいち相手にガンを飛ばすな、舌打ちするな。リュカもわざわざ声をかけて、笑顔で煽るのを止めろ。王子に喧嘩を売られたせいで、涙目になっているではないか。





 少々大変だったが、土産は無事買えた。ちなみにクラージュ達への土産は、ボトルシップやボトルアートである。図書館に合いそうだからという理由で。

 会場を出たら昼食だが、今日は噴水広場にした。去年、飛んでいく風船を触手で掴んで、少女に返した場所である。ここには無料ワインが置かれているし、食事系ワゴンもいくつもある。休憩場所として座れるベンチもたくさん用意されていて、もし全部埋まっていたとしても周囲の芝生に座れるので、10人での食事が可能だ。

 ハンバーガーなどのいろんなサンド系、さまざまな串焼き、鉄板焼き。サラダもカップで売られているし、デザートもいろいろある。そして無料ワイン。

 ベネットが芝生にレジャーシートを敷いて、小さなテーブルやクッションもいくつか出してくれたので、食べ歩きしつつシートに戻ってゆっくり食事し、ワインも飲んだりと、のんびり過ごした。食事もワインも、とても美味い。開放感ある外で、友人達と話しながらだからか、さらに美味く感じる。

 それに疲れた子供達を休ませるのに最適なのか、親子連れが多く、子供達が楽しそうに走っている光景も見える。とてものどかだな。

 だから空気にそぐわない、あまりにも強い負の感情を感じた時、反射的に立ち上がっていた。強烈な恐怖と悲嘆の感じられる方へ向かえば、噴水近くに設置されていた無料ワインコーナー、そこで大人達が争っている。どうやら酔っ払いらしい。

 そして近くに幼児が倒れていて、母親らしき人物が、泣きながらその子に手を伸ばしていた。動かしたら悪化するからと、スタッフらしき人物に止められているものの、とにかく感情元は彼女である。子供から血は流れていないが……。
 幼児の傍に落ちているコップは、隣の無料ぶどうジュースだろう。それに毒が入っていたのか、あるいは、酔っ払い達に突き飛ばされてしまったか。

「ザガン、どうし……ノエル、ノエル!」

 リュカとノエル、それからニナ、カミラも追ってきてくれていた。ノエルがすぐに、子供に回復魔法を掛ける。状態異常回復魔法も。しかし。

「だ、駄目です。もう息を……していません」

 小さく呟かれた言葉に、傍にいた母親が、泣き崩れてしまった。まだ3歳くらいの小さな子供だ、ちょっとした衝撃で、あっという間に命が失われてしまうこともある。あまりにも痛ましい。

「ザガン、その子を触手で持ち上げて、ここに入れるのじゃ。今すぐに!」

 後ろからカミラが声を張り上げてきたので、慌ててその子を触手で持ち、後ろを見る。
 カミラの横には、大きな水槽が出されていた。大人でも身体を曲げれば、入れそうなサイズだ。とにかくそこに入れ、そのまま触手で子供を支えておこうとしたが、水に触れて10秒くらいで触手が消えてしまった。子供はそのまま沈んでいく。この水、どういう効果なんだ? 淡い光を放っているが。

 カミラが黙って観察しているので、俺達も静かに見つめる。その間にも、近くで争っていた者達が、衛兵達に捕まって連れていかれた。残っているのは俺達と、母親、そして騒ぎを近くで見ていた人達。

 3分ほど経っただろうか? まだ水槽に変化は無い。いや、最初より水が減っている。
 母親が涙を流しながら祈っている中、もう数分経過した頃、ふと幼児から泡が出てきた。ゴボッ、ゴボゴボッと。そして目を開けて……呼吸出来ずに、もがいている。立てば問題無いはずだが、気付いていないようだ。

 カミラが慌てて、水槽に手を入れようとした。しかし突然蔦が伸びてきて、その両腕を止められる。

「貴女では危険です。私がいたしましょう」

 どこからともなく現れた女性……いやドライアドが、いくつもの蔦を伸ばして、溺れそうになっている幼児を引き上げてくれた。ケホケホと咳はしているものの、無事なのは明白である。

「風属性の方、すぐにこの子を乾かしてください。まだ危険なので、触れないように」

 近寄ろうとする母親を蔦で制して、ドライアドはすぐ傍にいたニナを見てきた。ニナが頷いて、触らないようにしながらも幼児を風で包んで、乾かしていく。
 すぐに乾いた幼児は、地面に下ろされた。咳も止まっていて、母親に向かって手を伸ばしている。

「もう触れて大丈夫ですよ」

 制していた蔦が退かされたことで、母親は幼児を抱き締めた。ボロボロに泣きながら、けれどとても嬉しそうに。周囲からもワッと歓声が湧く。俺も嬉しくて、笑みが零れてしまう。

 リュカとノエルは、騒動の鎮静化やら報告やらで、しばらくここに残るそうだ。ニナはノエルに付くということで、俺は水槽を片付け終えていたカミラと2人で、その場から離れた。噴水から少し離れたところで、向こうから声をかけてきてくれる。先程のドライアドだ。

「あの『時戻しの水』、作られたのは貴女ですか?」
「うむ、わらわじゃ。そなたのおかげで、わらわは無事であった。感謝する」
「こちらこそ、素晴らしい奇跡を拝見させていただき、ありがとうございます。あれを作られるとは、貴女は天才ですね。人間であるのが惜しい……いえ、人間だからこそ、作れたのでしょうか。魔物では力が強すぎて、繊細な魔力操作が出来ませんから」
「……そうじゃな、人間だからこそであろう。そして人間だからこそ、あれ以上の領域には、踏み込むべきでないと思うておる」
「その通りです。ああ、心まで素晴らしい方ですね。よろしければ、お名前を聞かせていただけませんか?」
「カミラじゃ。医療系錬金術師をしておる」
「カミラ、貴女との出会いに感謝を」

 ドライアドはカミラの手を取ると、頭を下げて、自分の額へと手の甲を付けた。そして頭を上げると、彼女も名乗ってくる。あの水のことを知っていただけあり、彼女も錬金術師だった。

 そのあと俺にも頭を下げてくれたし、女神リュヌの眷属と呼ばれた。魔物達にとっては、名前+敬称よりも、神名+眷属の方が、より敬っている表現になる。
 俺にも声をかけてくれたついでに、気になっていたことを聞いてみた。

「カミラでは危険というのは、あの水に手を入れようとしたからか?」
「そうです。先程の水は、触れたものの時間を戻すというもの。1秒進むたび、水の中では1秒戻ります。その中に、血液の流れている人間が手だけ入れれば、どうなりますか?」
「血液の流れが、おかしくなってしまうな。それは確かに危険だ」

 だから俺の触手も、入れて10秒くらいで消えたのか。そして幼児が生き返ったのも、5分ほど前まで戻したから。水中のみという限定的なものとはいえ、時を戻すなんて、とんでもないものを作ったものである。

 ……いやでも、カミラは7ヶ月ほど前まで、子供になっていたんだったな。

「もしかして以前カミラが誤って飲んだという薬は、時戻しの水の失敗作だったのか?」

 そう聞いてみると、彼女はクッと喉を鳴らした。

「恥ずかしながら、その通りじゃ。そして先程も言うたが、時戻しの水以上は、人間には過ぎたものである。我ら人間は、肉体はもちろん精神構造も、魔物達とあまりにも違っておる。我々はどう足掻いても、彼らのように長くは生きられんのだよ」

 人間が長く生きようとしても、精神が耐えられずに狂うだけ。だから必死にエリクサーを開発したということか。元に戻れるまで医術師を休業しなければならないから、という理由だけではなかったらしい。

 天才であるカミラなら、このまま研究し続ければ、いずれ不老不死の薬さえ作れてしまうかもしれない。しかし人間には過ぎた欲望だからと、自らを律している。

「……カミラ、お前は本当にすごいな」
「お主達が傍におるからな。感謝するぞ、我が友よ」

 彼女を見つめると、柔らかく微笑まれた。子供姿だった時と同じく、美しい大人の微笑。歳相応になった笑顔に、大きく頷く。

 ちなみにしばらくそこにいたからか、先程の親子がこちらに来て、母親が何度も頭を下げてきた。何年掛かっても、薬代を払うと。それに対してカミラは遠慮するも、引き下がってくれない。だからかドライアドが、きちんと説明してくれた。

「止めておきなさい。300種を越える素材に、それらの順序を間違わず入れていく記憶力、そして1つ1つの素材を調合させていく、あまりにも繊細な魔力操作。あれを作れるのは、世界でも一握りでしょう。金額にしようものなら、1兆Gでも足りない代物ものです。貴女がたはとても運が良かった。彼女が近くにいてくれた奇跡を、ひたすら感謝するに留めておきなさい」

 本当にカミラは天才である。







 悲しい事件になりかけたけど食い止められた、翌日。
 芸術祭最終日ということで、今日は朝から自由行動である。朝食を終えたら、俺はリュカと2人、手を繋いでのんびり街を歩いた。

 リュカと2人きりでのデートで、服装もそれに合わせて私服だからか、やたら微笑ましい視線で見られている。いや、猫耳パーカーのせいかもしれない。黒髪を隠す必要は無いのに、リュカがフードを被せてきたのだ。ザガン可愛いと喜んでいるので、そのままにしている。

 時折聞こえてくる音楽に耳を傾けつつ、大道芸人達のパフォーマンスを見て。自作芸術品の露店がずらりと並ぶ、露店通りを歩いていく。いろんな屋台料理や、無料ワインも美味かった。

 そんなふうにあちこち寄り道しつつ、昼過ぎに着いた場所は、豪華で立派な建物である。去年リュカと2人で来た、博物館。芸術祭とは関係無いのでほとんど人がおらず、とても静かで落ち着ける場所。

 友人達と遊ぶのは楽しいし、人がたくさんいる賑やかなところも、悪くはない。しかしリュカと2人きりでのんびりデートするのは、とても幸せだ。

 去年はカラクリ時計ばかり見ていたので、今年はきちんと館内を見学した。リュカに腰を抱かれている状態で、ゆっくり歩いていく。展示物への感想を言い合いながらも、周りに人がいないからか、時々ちゅっと額や頬にキスしてくるリュカ。くすぐったいが、やはりすごく幸せだ。

 あらかた見終わって満足したので、館内の隅にあるソファに座り休憩すれば、すりすりと頭に頬を擦り寄せられる。

「はぁ、やっぱりザガンと2人きりのデートは、最高だなぁ」

 疲れたように溜息をついたリュカに、コクリと頷く。

 1日目の観劇、レストラン、絵画展は、どこも貴族の集まる場所だった。2日目もたくさん人が集まるところに行ったので、王子であるリュカは常に人目に晒されていた。それにハンドメイド会場でも、噴水広場でも、問題があったし。

 だから今日のように、ほとんど人目に晒されずのんびりデート出来るのは、王子であるリュカからすると貴重なのだろう。

「お疲れ、リュカ」

 きちんと周囲に人がいないことを確認してから、ソファにリュカを押し倒して、抱き締めた。リュカは一瞬驚いたけれど、すぐに抱き締め返してくれる。俺の首筋に顔を埋めて、満足そうに深呼吸してくる。

「大変だったけど、とても楽しかったよ。ありがとう、ザガン」
「ん。俺も久しぶりにリュカとずっといられたし、一緒にいろんな経験が出来て、とても楽しかった」

 リュカはまだまだ仕事が大変で、1日中ずっと一緒にいられる日は、ほとんど無い。だから今回、芸術祭前日から明日までの5日間ずっと一緒にいられて、とても幸せである。

「うん。俺もザガンとずっと一緒にいられて、とても楽しかったし、とても幸せだよ」

 彼の言葉のまま、想いが伝わってくる。愛が伝わってくる。だから俺もリュカに愛を伝えたくて、ちゅっと、唇にキスをした。誰もいないから問題無い。

「…………、……」

 問題無いのに、だんだん恥ずかしくなってきてしまい、リュカの首元に顔を埋める。すると、ふふっと笑われた。

「もう。ザガンったら、すごく可愛いんだから。屋敷に帰ったら……覚悟してね?」

 耳元で甘く囁かれた言葉に、コクリと頷きはしたけれど、それでもしばらく顔を上げられなかった。


 ...end.
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