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連載
57話*
しおりを挟む女神リュヌの属性は、闇:聖が9:1。対比に合わせて防御属性も変えなければならないのか、それとも瘴気にまみれた邪神なら闇属性だけなのか。どれが正解かわからないので、確実に防御する、全遮断にしてしまうのが妥当である。
なので無属性の鉱石を中心に全属性を配置して、それでも強度は損なわないよう、頭を悩ませつつ魔導回路を繋ぎ変えていった。
そのように、約1ヶ月前から時間を見つけては着手していた改良が、17日にようやく完了した。試しにダンジョン内で使用してみたが、遭遇する様々な属性モンスターの、どの攻撃でも防御してくれた。俺の魔法にも難なく耐えたし、全遮断に変更しながらも強度は変わらないよう改良出来たことに、安堵する。
これを最大まで広げれば、邪神から魔力を奪われるのを、無理矢理遮断してくれるはずだ。……いや正直、これだけ頭を悩ませても、女神相手にどこまで通用するかは不安である。しかしこれ以上のものを製作するのは、あまりにも難しい。
それにこれを闇組織の中年男に渡したところで、使用してくれるかわからない。もちろん脅してでも持たせるし、危険になれば使用するようにと、やはり脅すつもりではいるけれども。
第10ダンジョンで眼鏡に、第11でソフィーと遭遇した。シナリオ通りに。ならば来月には、中年男に会えるはずだ。
魔導バリアの改良が終わったあとは、ダンジョン攻略に戻った。
基本はS-ランクと遭遇するが、時々出現するSランクは、どいつもこいつも厄介な攻撃をしてくるので要注意である。
怪物メデューサや小悪魔サキュバス、大蜘蛛アラクネ。石化、魅了、毒。リュカが以前、ソロでSランクモンスターを倒せる者はほぼいないと言っていたが、その理由は状態異常攻撃だろう。
確かに石化されたら、一巻の終わりである。俺も3年前、テール王国に行こうとした時は、苦汁を舐めさせられた。ただリュヌ大森林内は常に暗く、闇属性にとって最良な環境だった為、どうにか逃げて状態異常回復の薬を飲めたが。
あの時よりも、遙かに強くなった今はどうか。
連中は人型、しかもサイズがほぼ人間と同じなので、装甲はあまり硬くない。よって気配を完全に遮断し、結界を張られる前に首を刎ねて、核を刺してしまえば終わりだ。ダンジョンなので明暗は階層によるものの、たとえ明るい階層であっても、俺の気配に気付くモンスターはいなかった。
とにかく戦って、戦って、敵を倒し続けた。
世界によって管理されているダンジョン内。それでもモンスターばかり出てくるのは、世界もまた、神ソレイユの怒りを魔瘴に変換してくれているからだろう。
女神リュヌがリュミエールを出現させ、世界も魔瘴に変換する手助けをしなければならないほど、神ソレイユの怒りが国中に満ちている現在。
少しでも、充満する神の怒りを減らせるように。そして、より強くなる為に。ただひたすら、戦い続ける。
ようやく25日。そろそろリュカ達がボス討伐を終える頃だろう。
この1週間、ひたすらモンスターを討伐し続けたが、危険な状況に陥ることは無かった。一応、死への強制力がまだ働いているかもしれないと警戒していたが、問題は発生せず。それに魔素細胞も、魔力をどれだけ使用しても、正常のままだった。もちろんカミラから貰った薬があるので、もし異常をきたしたとしても大丈夫だっただろうが。
とにかく俺のアカシックレコードは、無事に書き換えられたようだ。
気を抜かず戦闘をこなしていると、ふと身体が淡い光に包まれた。強制転移される前兆だ。数秒後、身体が軽くなり、視界がぶれる。
次の瞬間には、大広間にいた。少し浮いていた足を着いて、周囲を見渡す。リュカの気配がするから。
リュカは壁際に立っていた。ノエル達はいないので、宝石を持って先にダンジョン外に出たのだろう。とにかくリュカと会えたことが嬉しくて、そちらに駆けていく。
「ザガン!」
リュカも俺に気付いて、走ってきた。そして抱き締められる。ぎゅっと、腕の中に抱き込まれる。
久しぶりのリュカの温もり、久しぶりのリュカの匂いだ。嬉しい。リュカ、好きだ、大好きだ。
「良かった、無事だったね。ホント無茶しないでよ。何回徹夜するって言ってきたか、ザガン覚えてる? 俺が何度窘めたか……ザガン?」
「リュカ、リュカ」
すりすりリュカの懐に頬を押し付けたり、鼻先を埋めて匂いを嗅いだり。我慢出来ず、久しぶりのリュカを堪能していると、ちゅっと頭にキスされた。
「もう、そんな可愛いことされたら、全部許しちゃうじゃない」
「ん、すまないリュカ。会えて嬉しい」
結局3回は徹夜してしまったので謝罪と、溢れる喜びを伝えると、リュカは嬉しそうに微笑んで、頬を包んでくる。
「会えない間、ずっと寂しかったよ。ザガンは独りで寂しくなかった?」
「さ……みしくは、なかった」
「ふふ、相変わらずツンデレで可愛い」
寂しかった。とても寂しかったが、俺から別行動すると提案したゆえ、意地で言えないだけだ。よってツンデレではないので、そんな蕩けるような双眸で見ないでほしい。
少々ムッとしたら、リュカはさらに笑みを深くして、ちゅ、ちゅ、と瞼や眦にキスしてきた。そして唇にも。だが久しぶりの柔らかな感触なのに、軽く触れるだけで離れてしまう。
もちろん、ここがダンジョンの大広間なのはわかっている。攻略者は最初に比べてとても少なくなったが、それでも転移してくる者達がいて、チラチラこちらを見ながら出ていっていることも。
わかっているが、それでもリュカが足りなくて、じっと碧眼を見つめる。するとリュカは喉を鳴らして、ちゅっと耳にキスしてきた。
「俺達も早く屋敷に戻ろうか。そしてザガンの奥の奥まで、俺に触れさせて?」
耳元で囁かれた、甘く擦れた声。全身が痺れるような甘さにブワッと顔が熱くなったが、それでも必死にコクコク頷いた。
くちゅん、と奥をつつかれた反動で、ひんっと声が漏れる。あまりの気持ち良さにガクガク身体が震え、力が入らない。先程までリュカの上に座り、自分から腰を動かしていたはずなのに、気付けば上半身が倒れて、抱き止められていた。
リュカの首筋に顔を埋めて震えていると、背中を撫でられながら、下から突き上げられる。すると奥の奥まで埋まってくるペニスをきゅっと締め付けてしまうし、何度も中出しされた精液が、ぷちゅっと音を立てて隙間から漏れた。気持ち良い、とても気持ち良い。
「あ、ん……リュカ、あん……あ、あ♡」
「そろそろザガンの可愛いお尻、俺の形になってくれたかな?」
「ふぁ、あ……なった、リュカのに、なったぁ……♡」
「本当? 2週間もしてなかったんだよ? もっとじっくり馴染ませて、俺のペニスがザガンの中にピッタリ嵌るようにしておかないと」
いやもう、確実になっている。ダンジョン攻略を終えてから、すでに4日経っているのだから。
ダンジョンから出たあと、外で待機していた女性陣と合流して、労いながら屋敷に帰った。それから夕食までの数時間、リュカと身体を繋げたのだが、久しぶりだったからか激しかった記憶がある。
夕飯はまだドラゴン肉が余って入るからと、中庭でバーベキューをした。ワイワイ騒ぐのはとても楽しかったし、やはりドラゴン肉はとてつもなく美味い。
翌日はずっと寝室から出なかった。長時間リュカのペニスを入れられ続けて、好きと気持ち良いしか考えられなくなっていた気がする。27日、28日も、朝起きたら即刻グズグズにされるし、昼食後から夕方までは皆でダンスの練習をしたものの、夕食後はすぐに寝室に連れていかれてセックスした。
そして今日は、29日である。モデスト侯爵から招待された、ダンスパーティーの日だ。
開催は夜6時からなので、5時前には店に行き、礼服に着替えなければならない。店からは馬車で領主の城に向かうものの、屋敷から店までは徒歩だ。よって4時にここを出る。
逆に言えば、それまで時間があるわけで。昼飯を終えたあと、時間が中途半端に余っているからと寝室に連れ込まれ、気付けばこの状態になっていた。
2週間の別行動で寂しがらせてしまったのは、すまないと思っている。だがそれにしても、反動が大きすぎやしないか? それとも実は、リュカなりの仕置きだろうか。
……まぁ嫌では無いというか、リュカを感じられるのは好きなので、受け入れるけれども。
「ん、んぁ……ん、ん♡」
どうしても胎内がヒクヒクして、奥まで埋まっているリュカのペニスを締め付けてしまう。その快楽に感じ入っていると、ちゅ、ちゅ、と顔のあちこちにキスされた。目を開けて間近にあるリュカの顔を見つめると、幸せそうに微笑まれる。
「俺の魔力や匂いも、もっともっと染み込ませておかないとね。ザガンが俺のだって、誰からもわかるように」
「ん、リュカ……ん、ん……んむ」
唇にもキスされ、舌を出してみたら、絡められた。同時に腰をゆるゆる動かされて、リュカの精液を染み込まされる。4日間でたくさん中出しされて、途切れることなくリュカの魔力が全身を巡っており、すっかりリュカのものになっていた。
それでも、誰からもわかるようにするというのは、どうしたって無理だからな? 俺の中にある別の魔力がリュカのものだとわかるのは、抱かれている俺だけだから。魔力操作に長けている者ですら、別の魔力を感じるくらいで、属性まではわからない。
なので結局のところリュカの自己満足になるわけだが、それでリュカが安心するなら、いくらでも受け入れよう。貴族相手となると、いろいろ面倒なことがあるのかもしれないし。
「はぁ、可愛い。ザガン本当に可愛い。すごく似合ってる」
男性用更衣室にて、リュカと2人きり。俺に触れてこようとするリュカを触手で防御しつつ着替えたが、彼が職人と相談して決めた服は、かなり格好良かった。
黒ジャケットの後ろ部分が膝裏まであり、全体的に金の模様が刺繍されている。タイリボンは青。金と青なので、もしかしたらリュカの髪と目に合わせたのかもしれない。
萌え袖については、ジャケットから出ているシャツの袖が、少々レースっぽいだけだった。ズボンはスッキリしたタイプの黒で、革靴も黒。俺が黒でないと落ち着かないというのを、きちんと考慮してくれたらしい。
とにかく俺としては格好良いと思うのだが、これでもリュカからすれば可愛いになるのだな。というより、最近は俺であれば、なんでも可愛いになっている気がする。もっと格好良いと言ってくれて良いんだぞ。
ちなみにリュカはというと、もう全体的に王子としか表現しようがなかった。煌びやかで、とてつもなく格好良い。とにかく格好良い。それ以外の感想が出てこない。
なんだこのイケメン、どこの王子だ。ああ、この国の王子だった。……ヤバい、だいぶテンパっている。
そんな俺に気付いているのか、リュカはふわりと微笑むと、そっと抱き締めてきた。
「俺はどうかな。似合ってる?」
耳元で囁かれる言葉。だが抱き締められたら全体が見えないし、リュカの魔力をたくさん吸収している状態の俺に触れたのだから、感情は伝わっているはずだ。なのに顔を覗き込んでくる。じっと見つめてきて、言葉を待っている。
「べ、つに。……いつもと、変わらないんじゃないか」
「ふふ、ザガンのほっぺ赤くなってる。耳も熱いね。俺に見惚れてくれたのに素直に言えないなんて、ホント可愛い」
耳たぶに、ちゅっとキスされる。うぐぐ、わかっているなら、いちいち指摘しないでほしい。
恥ずかしくて、どうしようもなくて、リュカの懐に顔を埋めた。すると頭にキスされたあと、すりすり頬を寄せられる。どれだけ王子らしく格好良くなっても、いつも通りのリュカで安心した。
女性は準備に時間が掛かる。そんなわけでノエル達が準備を終えたのは、更衣室に入ってから約1時間後だった。
「わぁ! ザガン殿、とても格好良いです!」
美しい薄水色のドレスに身を包んだノエルが、こちらに駆け寄ってきた。髪はパーティー向けにアレンジされているし、イヤリングも付けている。何より化粧をしている。職人達の手に掛かると、これほど変わるのか。
「ノエルも、とても綺麗だ。見違えるほど大人っぽくなっている」
「ありがとうございますザガン殿、嬉しいです!」
ぱぁっと可愛い笑顔を向けてくるノエルの頭を撫でてやりたいが、アレンジが崩れてしまうかもしれないので、頷くだけに留めておく。
友人達もそれぞれ美しくなっていたが、リュカが拗ねそうなので言葉にはしなかった。代わりにリュカが、彼女達に声をかける。
「綺麗だよノエル。ニナも。カミラやベネットは可愛いし、ミランダとシンディはとても艶やかだ」
「ありがとうリュカ。リュカも超格好良いよー。てか眩しい。キラッキラ」
「はー。アンタ、本当に王子だったんだねぇ」
「最近はザガン君とイチャイチャしていて、威厳が薄れていたものねぇ。うふふ、2人とも素敵だわ」
「うむうむ、男前ではないか。これは会場中の視線を集めてしまうかもしれんのう」
「す、すごく格好良くて、見惚れてしまいます。お2人のダンス、今からとても楽しみです……」
ダンスか。確かに今のリュカが踊ろうものなら、いつも以上に視線を集めそうだ。黒髪の俺が傍にいても、霞むだろう。少しくらい失敗して転びそうになっても、誰も気付かないに違いない。よし。
ワイワイお喋りする彼女達の声を聞きながら、外に待機していた馬車に乗る。豪奢な箱形が2台。前の馬車にはリュカと俺、ノエル、ニナが。後ろにはミランダとカミラ、ベネット、シンディが乗車する。
馬車内では、パーティーでの注意事項をリュカから聞かされた。
とにかくリュカから離れないこと。リュカが王子なので、黒髪の俺が傍にいても挨拶してくる者はいるかもしれないが、リュカから婚約者として紹介するので俺は基本的に黙っておくこと。もし会話するにしても、Sランク冒険者として決して敬語は使わないこと。
「同じ土俵にいると思われたら、身分差を理由に嫌味を言ってくるかもしれないからね。いつものように、飄々としていて」
「安心しろ、俺は父上にしか敬語で話せん」
「そっか。ふふ、ザガンらしくて可愛いなぁ」
いったいどこが可愛いんだ。まったく同意出来無いが、リュカは嬉しそうに頭にキスしてくるので、黙っておく。
「私達も、無理して敬語使わなくて良いんだよね?」
「はい。今夜はリュカの仲間として呼ばれているので、使わなくても大丈夫ですよ」
「なら良かった。敬語苦手だからさー。でも誘ってくれる男の人、いるかな」
「大丈夫ですよ。ニナはとっても綺麗なので、絶対に引く手数多です」
「そうかな。へへ、そうだと嬉しいな。ノエルもすごく綺麗だから、たくさんダンスの申し込みがくるよ!」
「ありがとうございます。でも最初は、私と踊ってくださいね」
「あれ、そういうの良いの? ああでも、リュカとお兄さんがいるか」
「今夜はモデスト侯爵のホームパーティーですから。周囲は貴族ばかりかもしれませんが、軽めのパーティなので、仲良しな同性同士でも踊れるんですよ。ニナ、良いですか?」
「もちろんオッケーだよ。ノエルと踊れるなんて、すっごく楽しみ!」
そうだな、ニナと踊るぶんには構わない。だがそこらの野郎共が俺の妹に触れるのは許しがたいので、片っ端から殺気飛ばして恐慌状態にするべきか。
「ザガン、駄目だからね?」
表情から読んだのか、それとも魔力から思考が伝わってしまったのかはわからないが、リュカに窘められてしまった。じっと見上げてみても、苦笑しつつ頬にキスされるだけ。
もちろん、実際にそんなことをして、パーティーを台無しにするつもりは無い。だがそれでも、兄は心配である。
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