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43話*

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 チラリとリュカを見てみると、ニッコリ笑顔で俺を見下ろしてきていた。言われてみれば、確かに怒っている。だが理由がわからない。
 何かしてしまったのだろうか。あるいは、何もしなかったから?

「……先程、俺がキスを返さなかったからか?」
「んっ、んんん。それはむしろ、みんなの前でも拒まなくなっているどころか、俺を見上げてキスしやすくしてくれて、とても可愛いんだけど」

 …………、………………。

「だーめ、逃げようとしないで。明日までずっと離さないからね?」

 咄嗟に離れようとしたら、抱き締められている腕に、力を込められてしまった。うぐぐ、恥ずかしい。

「ふふ、真っ赤になっていて可愛い」

 しかも追い討ちを掛けるように指摘してくるので、羞恥から逃げるように、フードを掴んで目を隠した。するとその隙間から、頬にキスされてしまう。
 どうしようもなくてリュカの懐に顔を埋めたら、頭に頬を寄せられ、ぽんぽん背中を撫でられた。リュカの温もりはあったかくて心地良くて、とても落ち着く。

 ついつい懐いていると、彼は聞き出すのを諦めてくれたらしく、小さく溜息をついた。

「ザガンと2週間ぶりに会えたのに、昨夜は夜遅くまで食べて飲んでいたから、触れ合えなくてさ。だから今日は朝から一緒にいたかったのに、ミランダとどっかに行っちゃうんだもん。酷いよザガン……」

 そ、そういえばリュカの体調不良が心配で、ダンジョンへ行くよう勧めたのだった。毎朝毎晩通話しているうちに、すっかり忘れてしまっていた。自分が完治したのも原因かもしれない。

 あと昨夜はドラゴン肉の美味さで胸がいっぱいになっていたし、酒を飲んでいたこともあり、ベッドに入ったらすぐに寝てしまった。よってリュカがいつ眠ったかわからないし、今朝もぼんやりしていたので、彼の寝不足が解消されたかも確認していない。そもそも忘れていたし。

 挙句に、ミランダからの勝負を受けた。2週間ぶりに会ったリュカを放置して。どう考えても俺が悪い。

「すまないリュカ」

 素直に謝ると、ちゅっと額にキスされたあと、目を覗かれる。

「ザガンのせいじゃないのは、わかってるよ。今朝だって誘ってきたのはミランダからだし、受けるべきだったと俺も思う。彼女、ダンジョン攻略中も悩んでいたみたいだしね」

 そうだったのか。俺と対峙したことで、それなりに悩みが解消されていれば良いが……まぁあれだけ飲んで愚痴を零していたので、大丈夫だろう。

「でもどんな理由であれ、俺はザガンに放置されたでしょ? だからいっぱい、お仕置きさせてほしいな。お誂え向きに、ログハウスも出ているし。もちろんザガンは、受け入れてくれるよね?」

 つまりこれから、触れ合いたいと。明日の夕方までに帰ると言っていたので、それまでずっと。

 仕置きというのには少々不安を覚えたものの、俺もリュカと触れ合いたいので、了承した。





 テーブルや椅子を片付け、改めて魔導バリアを張り直し、リュカにログハウス内を案内した。ついでにノエルが使っていた屋根裏部屋の布団を、ベランダに干しておく。明日の昼過ぎまで取り込めないが、大丈夫だろう。たぶん。

「確かに屋根裏部屋ってワクワクするね。天井が斜めで、天窓だからかな。ここでエッチしてみたいけど、ノエルが使用していた部屋だからなぁ」
「……ここでは、止めておいてもらえると助かる。ノエルの顔が脳裏に浮かんで、リュカに集中出来無いと思う」
「そうだね。ザガンの思考も身体も、俺だけでいっぱいにしたいから、君の使ってた部屋でエッチしよう」

 頷くと、リュカは嬉しそうにふふっと笑い、頬を擦り寄せてくる。

 階段を下りて寝室に招き入れたら、すぐさまキスしてきた。唇が触れるだけではなく、舌が絡み合うキス。気持ち良さにヒクヒクしてしまう舌を、宥めるように丁寧に探られるのが、優しくて好きだ。

 舌先の触れ合う感触や唾液から伝わってくる魔力に酔いしれていると、腰を抱かれ、ゆっくりベッドに押し倒された。
 ちゅっと音を立てて唇が離れたあとは、顔のあちこちにキスされる。額や眦、頬に鼻のてっぺん。くすぐったくて少々笑ってしまったら、リュカも楽しそうに喉を鳴らした。

 互いに触り合いながら、身に付けている防具を脱いだり脱がしたりしていき、全裸になる。素肌が触れ合い、直に感じられるリュカの温もりの心地良さに、吐息が漏れた。抱き締められて包まれると、すでに勃起しているペニスも触れ合い、それだけでふるりと震えてしまう。

 眩しげに目を細めて、俺を見つめてくるリュカ。トロリと蕩けたように欲情している碧眼が、とても艶やかで綺麗だ。

 背中を撫でられ尻を撫でられ、揉まれながら、また口付けを交わした。リュカはアナルを撫でるのに意識が行っているようなので、俺から舌を動かして絡めていく。ゆっくり、ゆっくり、少しでもリュカが感じてくれるように。
 次第に唾液が混ざっていき、ぴちゃぴちゃ音が鳴るし、気持ち良くて声も漏れる。

「ん、ん……ふ、……ん……んはっ。あ……ぁん」

 指が窄まりに食い込んできて、思わず唇を離してしまった。するとリュカが、ふふっと笑みを零す。

「ザガンのお尻、ヒクヒクしてる。相変わらずエッチで可愛いよ。でもちょっと、狭くなってるかな」
「ぁ、ん……ふぁ、あ、ん……リュカ……」

 この2週間、自分では触っていないので、狭くなるのは仕方無い。リュカに誘われれば俺もセックスしたくなるが、そうでない時は、あまり性欲が湧かないのだ。普段から魔力を消費しつつ、周囲の気配を探っているからだろう。
 それに、自分でアナルを触る気にはならない。そこはリュカだけが触れる場所だから。たとえ、俺の身体であっても。

 指をくにくに動かされ、括約筋を刺激される。気持ち良さに身を委ねつつ柔い刺激に震えていると、リュカが乳首にキスしてきた。舌で掬うように舐められ、ちゅうと吸われたあと、舌先でコロコロ突起を転がされる。
 吸われたり捏ねられたりを繰り返され、どうしても感じて身体が撓った。すると指が離れていき、括約筋がきゅっと閉じる。背筋に小さな快感が走っていく。

 すぐにまた指が入ってきて、しかもぬめらせたらしく、今度はぬぷぬぷと奥まで埋められた。リュカの魔力を感じるので、彼の先走りで濡らしたのだろう。

 胎内がパチパチした光の魔力で刺激され、さらに腰がくねるも、今度は奥まで埋められているので抜けはしない。

「はぅ……んん……ふ、あ、ぁん……」
「ん……乳首、ぷっくり立ち上がった。すごく可愛い。こっちも舐めてあげるね」
「ん。ぁ……あ、ん、リュカ……ん、ん」

 コクコク頷くと、もう片方にも舌を這わされた。生温い感触が気持ち良い。前立腺も押され、2ヶ所から与えられる愛撫に、どうしようもなく感じる。

 しばらく愛撫され続け、ようやく乳首から唇が離れていった時には、先っぽがジンジン痺れていた。胎内も蠕動して、リュカの指を断続的に締め付けてしまう。緩やかな快楽が全身に回っていて、力が入らない。

「は、ぁ……ん、ん……」
「くったりしちゃってるザガン、すごく可愛い。ちっちゃいハートも時々出てきてるよ。身体、本当に完治したんだね。良かった……」
「……ん。心配、かけた……あんっ」

 ぬぽんと指が抜けていき、跳ねた腰を宥めるように、ペニスの先端にキスされる。いつもならそのまま咥えられるが、今日はフェラをせずに、身体を起こすリュカ。

 もう入れるのか? そう思ってリュカを見ると、ニコリと微笑まれた。なんだか、嫌な予感が。

 抵抗すべきか迷っているうちに、両足を抱えられた。そしてペニスを宛が……いや何故か、顔横に膝が付くほど持ち上げられ、腰を高くされた。すかさず腰下には布団を入れられるし、いつの間にか触手が両足に絡んできて、下ろせなくなってしまう。

 ペニスから睾丸、会陰部、ひくついているアナルまでが、ハッキリ見えている体勢。羞恥でグワッと体温が上がる。

「……リュ、リュカ。これはさすがに、恥ずかしい……のだが」
「うん。お仕置きするって言ったでしょ? だから今日は、ザガンのエッチなお尻の中、たくさん見てあげる。ザガンはここを見られるのが、一番恥ずかしいものね?」

 笑顔のまま、酷いことを言ってくる。わかっているなら止めてほしい。本当に恥ずかしいから。仕置きだと言われれば、それまでだけれど。

「ふふ。顔を隠しても、可愛いお尻は隠せないよ」
「う……それは、そうだが……」

 両腕で目を覆ったら、わざわざ指摘してくるものだから、さらに顔が熱くなった。

「下のお口は、中まで見てほしいって、パクパクしてるのにね。指で弄っただけで、ぷっくりした縁が小さく開いちゃって、ホント可愛いなぁ。匂いもすごくエッチで、堪らない」

 くんっと嗅ぎ、やはりわざわざ指摘して、羞恥を煽ってくるリュカ。
 もう何度もセックスしていて、アナルだって何度も見られているし、舐められている。それでも、恥ずかしいものは恥ずかしい。だから黙っていてほしいのに、仕置きなせいか、むしろ言葉にしてくる。

 この体勢も、羞恥を募らせる要因だろう。いつもはうつ伏せになって後ろから舐められるので、恥部は見られても、顔を見られることは無いのだ。何よりリュカを視界に入れないで済む。

 しかし今は仰向けなので、どうしてもリュカが見えてしまう。もちろん目を瞑り、腕などで顔を隠せば良いだけだ。だがそれを実行したら、揶揄されてしまった。
 そもそも好いている相手を、ずっと見ないままというのは、かなり難しい。

 そうして俺の恥部に顔を埋める彼の、うっとりした双眸と視線が合い、さらに羞恥を煽られるのだけれど。

 見つめられたまま、ちろりとアナルの縁を舐められた。それだけで気持ち良くて、括約筋が収縮してしまう。
 縁全体に唾液を塗られたあとは、舌が入ってきた。括約筋に異物が挟まっている感覚に、ゾクゾクする。舌先を動かされながら唾液を中に入れられると、リュカの魔力が浸透してきて、胎内がどうしても蠢いてしまう。

「ぁ、あ……ん、リュカ……あ、んん……」

 少しずつ解かされ、広げられていくのは気持ち良い。でも浅いところしか刺激されず、もどかしかった。もっと奥までリュカで満たしてほしい。俺の中がリュカでいっぱいになるほど、埋め尽くしてほしい。

 弱い刺激をどうにかしてほしくて、感じ入りながらもリュカを見つめたら、舌が出ていった。

「ふふ。蕩けているザガン、本当に可愛いなぁ。それにさっきよりも縁が広がって、中まで見えるよ。はぁ……ヒクヒクしてて、すごくエッチだ」

 指で左右に広げられ、胎内まで観察されてしまう。あまりにも恥ずかしくて涙が滲むのに、嬉しくもあるのは、きっとリュカが好きだからだ。

 ただそれでも、いつまでも見続けられると、羞恥や物足りなさで、頭がぐるぐるしてくるけれど。

「あ、あう……りゅ、リュカ……その……」
「うん? どうしたのザガン。そんなにおめめからハート飛ばして。また舐めてほしいの?」

 唇でアナルを塞がれたかと思えば、ふぅーと息を吹きかけられ、胎内に空気を入れられていく。

「ひぅっ……や、なに……あ……っ」

 唇が離れたら、すぐに指で塞がれた。そしてスゥッと大きく息を吸うと、また胎内に息を吹いてくる。空気を入れられ、腸を膨らまされる。息の刺激でビクビクしてしまうし、3回、4回とされる頃には、少し腹が膨らんでいた。しかも圧迫感で苦しいのに、まだ入れようとしてくる。

「や、やだ……リュカ、ぁう……それ、もうやだ……っ」
「ああ、泣いちゃったね。ふふ、怖くて泣いちゃうザガンも、可愛い」

 怖くなどないし、泣いてもいないっ。その、少々未知の感覚に戸惑ってしまい、涙が滲んだだけだ。そう内心で強がったものの、アナルを塞いでいた指が退かされた、数秒後。

 ぷふー……。と間抜けた音を出しながら空気が出ていくものだから、あまりにも恥ずかしくて顔が燃えるほど熱くなるし、ボロッと涙が零れてしまった。空気の出ていく音が鳴るたび、羞恥のせいで涙が落ちる。

「う、うぐ……い、やだ……こんなの」
「可愛い。ザガン、ホント可愛い」
「……う、……ぐす……う、う……」

 恍惚とした表情で、俺を見下ろしてくるリュカ。
 今日はいつも以上に酷くないか? いや、仕置きだからとはわかっているが。とりあえずどこでも良いから、リュカに見られない場所まで逃げたい。

 だが羞恥で死にそうになっていると、足に絡んでいた触手が解かれていき、腰下にあった布団も、尻下まで移動された。だいぶ楽な体勢になり、ほぅと吐息が漏れる。するとリュカが覆い被さってきて、ちゅっと濡れた眦にキスしてきた。

「苛めちゃってごめんね。大好きだよザガン」
「ん……許す。俺も、リュカが大好きだ」

 言葉を返せば、リュカは嬉しそうにふふっと笑う。その幸せそうな表情をじっと見つめると、労るように頭を撫でられ、髪を梳かれた。そして髪にもキスされる。忌避される黒髪に、愛おしそうに触れてくる。

 唇にもキスされたあとは、足を抱えられた。宛がわれる、リュカのペニス。

「……ぁ、ふぁ……ん、あ、……あん、ん……」

 ぬぷぬぷぬぷぅと、胎内に入ってきた。括約筋をいっぱいに広げ、腸壁を擦りながら、奥の奥まで埋まってくる。熱い。それに大きい。
 あ、あ、駄目だ。久しぶりなのに、いきなりこんな、奥まで入れられたら。

「ひぅ、あ、あ……イく、あ、んん――ッ♡!」

 とてつもない悦楽が急速に全身を駆け巡るせいで、どうにか塞き止めようと下腹部に力を入れてしまった。そのせいでさらにペニスを締め付け、盛大にイってしまう。
 腰がガクガク痙攣している。射精せずにイったからか、熱が全身をぐるぐる回っている。気持ち良い、気持ち良い。

「ぁあ……ん、……は、あぅぅ♡」
「はぁ、すごい締め付け。危うく持っていかれるところだった。……ふふ、入れただけでイっちゃったね。ちっちゃいハートもたくさん出てる。可愛い、ザガン可愛い」
「あ、んん……だめ、リュカ。イっているのに、動いたら……ん、あ」
「うん、気持ち良いね。俺も、すごく気持ち良いよ」

 宥めるように眦にキスしてきて、ぬちぬちと奥を緩く混ぜられた。狭い場所を刺激されるのは気持ち良いし、先端から漏れ出ているリュカの魔力を塗り込まれるので、さらに快感が湧く。

 少しずつ動きが大きくなり、くぽくぽと亀頭を出し入れされて、結腸を嬲られた。気持ち良くてきゅうきゅう締め付けると、リュカも気持ち良さそうに声を漏らす。

「ふぁ……あん、ん……リュカ、ぁあ、あっ」
「ん、ザガン……やわやわ蠢いて……は、気持ち良い……ぁ、ん」

 だんだん激しくなってきた。激しく胎内を突かれ、前立腺も擦られまくる。与えられる強烈な快楽に、壊れたように全身が震える。気持ち良い、リュカ、リュカ好き、好きだ。

「っ……は、ザガン、も……出そう」
「ん、ふぁ……あ、ぁん、ん、ん」

 喘ぎながらもコクコク頷くと、ちゅっと頬にキスされた。そしてさらに、大きく動かれる。腸壁を擦りながら奥まで押し込まれ、ずるりと引き抜かれて。再び細くなった胎内を広げるように抉られて、奥の奥まで勢いよく埋まってきた。あ、あ、も、もう。

「ふぁ、ぁ、イく……あ、あうぅ――ッ♡!」
「ッ……、は……あっ!」

 今度は射精しながら絶頂を迎えた。身体中が引き攣り、きゅうううと締め付けてしまった胎内の奥に、ドプドプドプッと熱い精液を吐き出される。リュカの子種で満たされて、とてつもない快感に侵されていく。幸福に包まれていく。

「ふぁあ、ぁ……あん、ん……リュカ……♡」
「は……あ、ザガン……」

 リュカの魔力を味わうように、胎内が蠢いていた。浸透してくる光がとても心地良く、愛しくて、酔いしれてしまう。塗り込めるようにリュカがゆるゆる腰を動かしてくるから、余計に。

 全身が蕩けて力が入らないまま、胎内に埋まっているリュカをじっくり感じていると、汗で額に張り付いていた髪を梳かれた。ちゅ、ちゅ、と顔中にキスも降らされるから、くすぐったくて笑ってしまう。すると顔を上げたリュカが、眩しげに俺を見下ろしてきた。

「ザガン可愛い。ハートもたくさん出てて、さらに可愛い」
「ん……もう、大丈夫だ。……リュカ。俺を救ってくれて、本当にありがとう」

 礼を述べると、リュカは泣きそうになりながらも微笑んだ。少し情けなく、けれどとても綺麗な笑顔だった。

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