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27話

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 翌朝。目が覚めたら、後ろから抱き締められていた。リュカはまだ眠っており、微かな寝息が頭部に感じられる。すぅすぅと、気持ち良さそうだ。

 眠っているにも関わらず、精液をたくさん入れられて少し膨らんでしまっている下腹部は、守るように大きな掌で覆われ、温められていた。中からも外からもリュカを感じて、朝からふわふわした心地になる。
 しかしこのままだと、胎内に出されている量が多すぎて、少し動くだけでも漏れてしまう。なので全身に巡っているリュカの魔力を、意図的に俺のものに変換していった。

 しばらくすると魔力の動きに気付いたのか、リュカがもぞもぞ動いた。腰をひねって彼を見上げると、薄っすら目を開けて、俺を見つめてくる。

「……ザガン。……ああ、目を開けたらザガンがいるの、久しぶりだ。……すごく、嬉しい」

 感極まったように囁かれ、先程よりも抱き込まれた。尻の間に萎えているぺニスが挟まってきて、アナルと触れる。昨夜散々咥えていたせいで敏感になっており、ひくんと震えてしまった。少々恥ずかしかったものの、リュカはふふっと幸せそうに微笑んで、宥めるように下腹部を撫でてくる。

 とにかく嬉しいというのが、魔力からなんとなく伝わってきた。そういえば寝床を共にしたのは、1ヶ月振りか。俺も久しぶりに寝起きからリュカを感じられて、胸がほわりとする。

「ザガンおはよう。大好き」
「ん。おはようリュカ」

 ちゅ、ちゅ、と頭や耳にキスされ、指先や掌にも、唇で触れてくる。そしてすりすり頬を寄せ、甘えてくるリュカ。

 しばらくは大人しく受け入れていたけれど、30分ほど経ったら、押し退けて起きた。今日からダンジョンに行かなければならないので、ずっと横になっているわけにはいかない。リュカは目に見えて寂しげな表情をしたけれど、仕方無いだろう。第9都市は、俺が攻略する予定になっているのだから。

 時折引っ付かれながらも身支度を終えたあと、朝食を部屋に運んでもらって食べた。朝から豪勢だし量もそれなりにあったが、昨夜たくさんセックスして腹が減っていたので、完食する。

 食器も全部片付けられて、そろそろ部屋から出ようかという時。リュカがマジックバッグを開けてきた。

「ザガンに、いくつか受け取ってほしいものがあるんだ」
「また何かくれるのか? 俺はリュカに、何もあげていないのに」
「この前、テール王国の魔物辞典をくれたじゃない。それに今回は俺からじゃなくて、ノエル達からだよ」

 ノエル達から。なんだろう? 首を傾げていると、まず出てきたのは、黒い布だった。

「これはノエルが縫った、フードマント。この前ザガンがくれたものの中にあった、布や糸で作ったものだよ。防御力がすごく高くなるはずだから、ぜひ着てくださいって。ほら見て、端に銀猫が刺繍されてる」

 インペリアルスパイダーの糸で編まれた布と、テール王国で飼われていたスピリットの、エンジェルワームから生み出された銀糸。どちらも物理、魔法防御に優れたSランク素材だ。俺には使い道が無いからとリュカに渡したものを、活用してくれたのか。しかも俺の為に、わざわざノエルが作ってくれたと。

 感激しつつ受け取り、さっそく身に付けてみる。すると今まで使っていたものよりも、防御力が上がった感覚がした。これから先を考えると、とてもありがたい装備だ。それに、ノエルが俺の為に作ってくれたというのが、とても嬉しい。

 そういえばと、マントの隅っこを確認してみた。ノエルは裁縫を趣味にしているだけあって、とても上手な猫の刺繍だ。ところでこのシルエットは……。

「もしかして、リュカのキーホルダーを見たのか」
「うん。ザガンのバッグにも同じものが付いてるって話したら、これを刺繍したいって。ザガン、猫っぽいものね」
「そうだろうか。……まぁ、その。ノエルに感謝を伝えておいてくれ」
「ふふ、了解。あとは、これ」

 次に出されたのは、杖だった。40cmほどの杖の先端に、黒い魔石が埋め込まれている。他にも様々な素材で装飾が施されている。見ただけでわかる。闇属性の魔力量や威力を、増幅させる杖だと。

「ど、どうしたんだ、これ」
「魔石だけは第8ダンジョンボスの戦利品だけど、他は全部ザガンがくれたものだよ。彼女達から素材の礼に何かあげたいって相談された時に、ザガンは闇属性用の良い杖が無くて困ってるって教えたんだ。そしたらミランダが枝を削って、ニナが装飾を施して、カミラが錬金術で魔石と合わせて魔法杖にしてくれた」

 つまり3人の合作か。彼女達が、俺の為に作ってくれたと。
 リュカが差し出してくる杖を、握ってみる。するとブワッと、魔力が全身を巡った。身体が熱い。そして脳裏に浮かんできた、言葉。

「……今、魔法を1つ覚えた」
「えっ、本当? 装備で覚える魔法って、とても珍しいのに。どんな魔法なの?」
「どんな……正直、使いどころが難しい。ほとんどの敵には、唱えるだけ無意味なものだ。それに魔力がほぼ空になる。この杖を持っていないと、魔力が足りないようなものだ」
「そうなんだ。かなり危険な魔法なんだね」

 頷く。正直、ダークドラゴンには有効かもしれない。だがこの魔法、詠唱するタイミングを作るのが、とても難しい。

「とにかく、今までより強くなったのがわかる。彼女達にも、礼を言っておいてくれ」
「元々は、ザガンがくれた素材への感謝なんだけどね。いろんなものを貰えて、みんなとても喜んでいたし。でもちゃんと伝えておくよ。そして、最後はこれ」

 出されたものは、大きな紙袋だった。中を確認してみると、入っていたものは、何十個もの箱である。全て紙製で両手サイズ。これはまさか。

「ベネットが作った、お弁当30食分。素晴らしい食材の数々をありがとうございます、だって」
「やはりか。しかも30食分。用意するの、大変だっただろう」
「どうかな? ザガンが素材をくれたのは1ヶ月前だし、俺がみんなに譲渡したのは翌日だったから、1ヶ月あれば余裕で作れると思うよ。ベネットは元々料理人だしね。むしろもっと用意しようとしてたから、止めたし。今回のダンジョン攻略分だけにしておこうって。貰いすぎたら、ザガンが気に病んじゃうでしょ?」
「そうだな。これでも多いと感じるくらいだ。その、本当に感謝する」
「うん。それとシンディだけは何も渡せないからって、謝ってた。でも時間さえあれば、ザガンがくれた本を読んでるよ。神々について、些細なことでも見つけてみせるって、意気込んでる」
「気にする必要は無いと伝えておいてくれ。あと、頑張ってくれと」
「了解。……ふふ、ザガン嬉しそう。彼女達から、いろんなお返しを貰えて良かったね」

 そうだな。俺が渡したものを喜んでくれて、その感謝を、形や言葉にして返してくれる。……慣れないが、確かに嬉しい。頬が綻びそうになる。でもリュカの手前だからと我慢していたら、ちゅっと頬にキスされた。

「照れちゃってて可愛い」
「う、うるさい。指摘す……んっ」

 腰を引かれて耳を食まれ、言葉を遮られた。ゾクゾクして震えていると、そのまま抱き締められる。

「少し妬けちゃうな。ザガンを喜ばせるのは、常に俺でありたいのに」
「……リュカからはいつもいろんなもの貰っているし、常に嬉しいと思っている。だから昨夜は、少しでも返そうとしたんだ。……あまり上手くは、出来無かったが」

 リュカは嬉しいと言っていたが、結局ほとんどリュカがしてくれていた。
 思い出したら落ち込みそうになったものの、すぐにキスされる。ちゅ、と唇に。

「ザガン。俺はザガンが傍にいて、その瞳に俺を映してくれるだけで嬉しいし、幸せだよ」
「…………ん」

 こうして俺の心の変化にすぐ気付き、慰めてくれるのも、リュカから貰っていると感じる。

 ホテルを出たら、暫しの別れとなる。リュカは仲間達の待っている貸家へ、俺はすぐにでもダンジョンへ。
 もう魔導具製作は終わったので、闇組織に姿を見られても問題無い。俺を監視したければ、いくらでもすれば良い。A-からS-が出てくる第9ダンジョン内で、俺に追い付けるのであればだが。

「では行く」
「うん。ああそうだ、ザガン忘れ物」

 忘れ物? なんだろうかと振り返ると、ぎゅうと抱き締められた。道端なので、ちらほら人がいるのに。なので嗜めようとしたら、耳元で囁かれる。

「今晩また連絡するからね。いってらっしゃい」
「い、……いって、きます」

 そんな言葉を言われるとは思っていなくて、しどろもどろな返答になってしまう。
 リュカは俺の頬にキスすると、フードを整えてから腕を離し、ポンポン背中を叩いてきた。促されるまま数歩離れてから、ちらりと振り返ると、笑顔で手を振られる。数十歩ほど歩いてまた振り返ってみると、リュカはまだ俺を見ていたし、また手を振ってくれた。

 俺が帰る場所というのは、リュカの腕の中なのかもしれない。そんなことを思いながら、ダンジョンに向かった。





 第9ダンジョン大広間。
 まだ昼前というのもあり、1パーティーが中央で話し合っているだけだった。格好からして、全員騎士である。12あるルートのどこを行くかで悩んでいるので、星の欠片仕様のダンジョンは初めてなのだろう。慣れていると、どこでもよくなるものだ。つまり彼らは、ここ第9都市の騎士達か。

 騎士には2パターンいて、リュカのように魔法は使えるが剣技の方が得意という者と、どれだけ魔力量が多くても、魔法は1つも覚えられないという者がいる。どちらにしろ魔力が多ければ身体強化が高くなるし、剣技で強力なものを覚えるので、強者だが。

 俺やリュカは魔法を覚えるし、ヒロイン達も、ミランダとニナ以外は魔法が使える。しかし人類全体からすると、半数以下が魔法を覚えられないらしい。詠唱を必要としない生活魔法や身体強化、魔法壁は誰にでも使えるけれど。

 ちなみに魔導師の条件は、極大魔法を放てるか否かである。父上は子供の頃から極大魔法を使えた天才だし、俺も13歳で覚えた。
 リュカはどうだろう? あれだけ魔法の威力が上がっているなら、覚えていそうだが……。まぁそれでも、リュカは騎士だ。アイツには剣が似合っている。

「そこの者は、もしや1人なのか?」

 どうやら無言で佇んでいる俺が気になったらしく、前にいるパーティーが話しかけてきた。面倒な。だが答えないせいで余計に絡まれても困るので、頷く。

「1人だ。それより、早く行ってくれないか」

 後ろに冒険者パーティーも来ていた。彼らは俺から少し離れて待っている。それがダンジョン攻略における、マナーだからだ。しかし騎士達は知らないらしく、呑気にこちらに近付いてきた。

「ここのモンスターは、A-からS-ランクと言われているが、極稀にSランクモンスターが出てくるそうだ。1人ではあまりにも危険だぞ」
「仲間を捜してきたらどうだろう? 我々は冒険者でないから、共に行動することは無理だが」
「いや、俺は1人が戦いやすい。周囲に誰かがいたら、巻き込んで殺しかねない」

 あれこれ言われたくないので、ギルドカードを見せた。すると彼らは驚愕する。

「え、Sランク冒険者……こんなに若いのに?」
「年齢は関係無い。それとダンジョン内では、他のパーティーが前にいる場合、後方は待たなければならない。それとルートがいくつもある場合、前者とは別の道を選ぶのがマナーだ。だからこちらは、お前達が行くのを待っている。後ろの者達も」
「そ、そうだったんですね。すみません」
「あと星の欠片ダンジョンでは、突然死に至るような罠は張られていないし、どのルートでも行き止まりは無い。ギミックで躓くことはあるかもしれないが、その時は図書館で調べれば良い。だから早くしろ」

 少々威圧しつつ騎士達を見ると、彼らは慌てて適当なルートを選び、進んでいった。

 あの者達は、全員貴族だったのだろう。民間人であれば、騎士でもダンジョン内のマナーを知っているはずだ。民間人にとってのダンジョンは、強くなる為の修行場でもあるから。

 彼らがいなくなってすぐに、俺も適当なルートを選んで、前進した。
 今回はなるべく早く攻略したい。そうすれば闇組織が準備万端になる前に、相対せるかもしれない。もしかしたら彼らの準備が間に合わず、戦闘を回避出来る可能性もある。

 ノエルがくれたフードマントに、ミランダ達が作ってくれた杖。中に溜まったままのリュカの魔力もあって、さくさくモンスターを倒していった。途中で休憩し、ベネットの作ってくれた弁当も食べる。
 途中にあったギミックもすぐに解読出来て、順調に攻略が進んでいく。

 夜になると、約束通りリュカから連絡が入った。

『こんばんはザガン。怪我してない? 無事?』
「無事だ。装備が強くなったからな。魔力も上がっているから、前より戦いやすくなった」
『そっか。それなら良かったよ。ザガンが無事なだけで、俺は嬉しい』
「余裕だなリュカ。今度手合わせしたら、お前はすぐに負けてしまうかもしれないのに」
『あー……そうだよね。それは悔しいな。いやでも、俺がもっともっと強くなれば良いだけだし、装備も今より良いものを手に入れるよ。そしてザガンよりも、強くなってみせるから』

 リュカは向上心が、とてつもなく高いな。尊敬に値するほどである。

「期待している。それと今夜は、眠らずに進むつもりだ」
『えっ、なんで? ちゃんと寝ないと怒るよ?』
「リュカがいっぱい出した魔力が、まだ残っているから。それとバレたら怒られるが、先に言っておけば許される気がした」
『んんんんっ。なんでザガンは、こんなに天然で可愛いんだろう?』
「天然ではないが……リュカ、駄目か?」
『今ザガンが、上目遣いで首を傾げながら、俺を見つめているような気がした』

 いや、そんなことはしていないが。前を見ているし、モンスターの気配を感じるので、臨戦態勢なのだが。しかしそれを言ったら反対されそうなので、黙っておく。
 少し待っていると、リュカははぁと溜息をついた。

『今日だけだよ? 明日からはちゃんと眠ってね? それから、絶対に無理しないで』
「ああ、わかった。おやすみリュカ」
『おやすみザガン』

 スイッチに触れて、通話を終える。さて戦うか。







 どれだけ順調に進んでも、早く最下層に辿り着くわけではない。今までの経験からそうなるだろうとは予測していたが、20日過ぎても着かず、延々と歩きモンスターを倒す日々が続く。こうも世界の意思に抗えないと、本当に生き残れるかどうかと、不安になってくるのも事実だ。

 リュカと通信が出来て良かった。焦燥に駆られる夜も、リュカの優しい声を聞けば、落ち着けられるから。あと不思議と、動物園で買ってくれたぬいぐるみを抱くと、眠たくなった。腕の中にすっぽり納まるのが、良いのかもしれない。

 ぬいぐるみを抱き締めて丸くなり、うとうとしつつ、リュカの声を聞きながら眠る夜。寝落ちてしまった翌朝に、謝罪の通信を入れることもあった。





 最下層に辿り着いたのは、25日の昼頃。やはり俺が最初に到達しているし、時間帯までシナリオ通りである。ここまで世界の力が作用していると、感心すらしてしまう。

 ボスはS+の、コカトリス。鶏にドラゴンの翼と、ヘビの尾が合わさった外見をしている。キマイラより上のランク付けがされているが、その理由は風属性でスピードが速いのと、石化という回復のしづらい攻撃をしてくるからだ。

 しかし俺の場合、膨大な魔力による身体強化で、コカトリスより速く動けるだろう。ついでにドア前で杖に魔力を込めて、ドアを開けた瞬間に空間全体を襲う魔法を放てば、相手がどれだけ速くてもダメージを負わせられる。あとは石化攻撃だけ注意しつつ、ものの数分で撃破した。

 討伐素材を回収したら、祭壇に置かれていた星の欠片を取る。青のサファイア。それをマジックバッグに入れたあと、MPポーションを飲んで、減っていた魔力を全快にした。そしてリュカに通信を入れる。

「リュカ、星の欠片を入手した。これから大広間まで転移する。通話は繋げたままにするから、しばらく喋らないでくれ。何も無ければ、再びこちらから話しかける」
『了解。気を付けてね』

 通話を繋げたまま通信機を懐に入れて、転移魔法陣に乗った。2週間振りに、大広間に戻ってくる。閉じられている出入り口の前で、ふぅと一息。……さて、どうなるか。

 扉を開けて外に出た。
 ああ、気配がする。闇属性達の気配が。予想した通りに。

 少し歩くと、彼らは以前のように、10人で俺を囲んできた。
 眼前にいる男が、笑みを浮かべる。ニヤリと、愉しげな冷笑を。

「――息災のようで何よりです、ザガン殿」

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