9 / 128
本編
十七歳①
しおりを挟む
領地視察を終えてから、宮廷内のフラムアークに対する雰囲気は変わってきたように思う。
これまでまともに外へ出る機会のなかった病弱な第四皇子に長期の視察が務まるのかと穿った見方をする者が多かった中、無事に務めを果たして戻ってきたことと、視察に同行した者達のフラムアークに対する評価が概ね好意的だったことが要因だと思われる。
帝国の皇子達は領地視察を終えると政治や軍事にも関わり始め、その手始めとして各地のちょっとした紛争問題に携わったり、時には皇帝の名代を務めるような場合も出てくるのだが、軽んじていた第四皇子が無事視察を終えたことが面白くない兄弟達は、そのうさを晴らすようにフラムアークにその役割を押し付けてきた。
「これまで貴様が役に立たなかった分、我々が動いてきたのだ。その分を担うのは当然だろう」
フラムアークは宮廷と領地を往復することが多くなり、月の半分以上帰ってこないことがざらになった。彼に付き添うスレンツェも同様で、私は一人、宮廷内で彼らの帰りを待ちわびることが多くなった。
「いくら何でも、フラムアーク様に押し付け過ぎです! それも、当てつけのように遠方ばかり……! ご兄弟達の怠慢は目に余ります!」
私は憤慨したけれど、フラムアークは軽く笑ってそんな私をなだめるのだった。
「うん、確かにオーバーワーク気味だね。これ以上はさすがに断るよ。でもねユーファ、オレは嫌々やっているわけじゃないんだ。むしろ少し楽しいかな」
「そうなんですか?」
「うん。これまで外へ出ることもままならなかった身としては、ベッドの上で過ごした日々に比べれば変化に富んで退屈しないし、やりがいもある。遠方が多いのが難だけど、回ってくる案件のひとつひとつは細々としたものだしね。それにね、オレはこれを今までの遅れを取り戻す好機だと捉えているんだ。各地へ飛んで様々な繋がりを得る絶好の機会―――ユーファがきちんと管理してくれているおかげで体調に支障はないし、兄上達にはせいぜい楽をしていただこう。油断怠慢、大歓迎だ」
橙味を帯びたインペリアルトパーズの瞳を不敵に煌めかせて、フラムアークは何だか意味深長な物言いをするようになってきた。
「何か思惑があるんですね? でもどうか、無理だけはなさらないで下さいね」
「うん。スレンツェがいるから大丈夫だよ。……それより久々に帰って来たんだ、今はユーファを補給したいな」
さっきまでの大人びた表情が一転、子どもみたいな顔になって、フラムアークは私にぎゅっと抱きついてくる。
領地視察へ赴く際に久々のハグを交わして以来、思春期特有のためらいが吹っ切れたのか、フラムアークは折に触れて私にハグを求めるようになっていた。
「フラムアーク様、いくつになられました!? もう子どもじゃないんですから……!」
「ユーファ、癒しの成分的なの出ていない? こうするとすごく安心するし、落ち着くんだ」
「出ていませんよ! こんなところを誰かに見られて、あらぬ誤解をされでもしたら……!」
「オレの部屋に許しを得ずに入ってくるのはユーファとスレンツェくらいだよ。その他はちゃんとノックするし、こちらの返事があるまでドアを開けたりしないしね」
「私だって、ノックはしますよ!?」
「ノックすると同時にドアを開けるのはノックとは言わないんだよ」
うぐぐ……! 口が立つようになって!
「だから、大丈夫だから、安心して補給させて。ね?」
「す……少しだけ、ですよ」
「うん」
嬉しそうに頷いて、フラムアークは私の側頭部に頬を寄せてくる。
ああ、甘いわよね……私。ちょろいって思われてそう。
「……髪の匂い、最近元に戻ったよね」
「はい?」
唐突にそう言われて、私はひとつ瞬きした。
「一時期、香りが違う時期があった」
「ああ……スレンツェからお土産にもらった髪用のオイルをつけていたんです。素敵な香りで気に入っていたんですけれど、使い切ってしまったので」
「……オレは、こっちの香りの方が好きだな」
「そうですか?」
「うん。昔から嗅ぎ慣れているユーファの匂い」
フラムアークは幼い頃から、私の匂いを嗅ぐとどこか安心するみたいだった。幼少期に実の母親から遠ざけられた彼にとって、ずっと近くにいた私はその代わりなのだろう。
「好きだよ、ユーファ」
私の腰を引き寄せて囁きながら、フラムアークは指先で長い雪色の髪を梳いてくる。
「……私もです、フラムアーク様」
いつものように応えながら、ドク、と心臓が脈打った。
それは、髪を梳く彼の行為に違和感を覚えたからだ。
こんなふうにハグをしながら髪を梳いてくるなんて、今まで一度もなかった。
これは―――これは、何かが違わない?
サファイアブルーの瞳を揺らして、私は自問自答した。
こんなふうに抱き寄せられて、頬を寄せ合うようにして髪を梳かれるこの状況は―――これではまるで、男女の睦み合いだ。これは―――これは、私達の関係を逸脱している。
未成熟でまだ薄いながら確かな硬さを持ったフラムアークの胸は以前より広く、私を抱き寄せる腕は優しいけれど力強さを秘めていて、髪を梳く無骨で長い指は私よりずっと大きかった。
急激に彼の中に男を感じ、戸惑った私はフラムアークの胸を押して身じろいだ。
「―――はい、終わりです! フラムアーク様、ハグと違う行為は慎んで下さい! 例え私でも、女性にみだりに触れるのはいけませんよ!」
「ああ、ごめん。そうだね。久し振りのユーファだったからつい」
フラムアークはすぐに私から手を離して、素直に詫びた。
「嫌だった? ごめんね」
分かりやすくしゅん、としょげた表情は、子どもの頃から変わらない怒られた後の彼の顔そのもので―――私は昔から子犬のようなこの表情に弱かった。
大人になってきた彼に対する私の対応が変わっているだけで、彼自身は多分、子どもの頃から私に対する態度を変えていないだけ―――そこの相違なのよね……。
でも、大人としてそこはきちんと注意しておかねば。
「嫌というわけでは。ただ、子どもの頃とは違って世間体やマナーというものがありますからね。そこはわきまえていただかないと」
「そうだね。これからは気を付けるよ」
「分かって下されば結構です」
物分かりの良いフラムアークに私は内心でホッとした。
やっぱり私の考え過ぎね。
「気を付けるから、また今度ハグをお願いしてもいい?」
控え目に伺いを立ててくる彼に、私は頬を緩めた。
「はい。ハグでしたら歓迎しますよ。それでフラムアーク様が頑張れるのなら」
「良かった。ユーファのハグの効果は大きいから」
ハグ継続の了承を得て安心したように微笑むフラムアークの顔は、まだ大人になりきれていない年相応の少年のもののように思えた。
帝国西部に位置するイクシュルという領地がある。
隣接する古豪の強国アイワーンとの国境にある領地だ。国境の門の先には左右を断崖に囲まれた道が二キロ程伸びており、その先は開けた盆地となっていて、アイワーン領内へと続いている。
現在帝国が保有するこの地は、国境付近に豊かな鉱脈資源を抱えており、かつてこの地を巡って両国は幾度も刃を交え、その時々の結果により所有国が変遷してきた因縁の地でもある。
そんな歴史を持つイクシュルは、帝国の防衛拠点としても重要な意味を持つ場所だ。
そのイクシュルの領主ハワード辺境伯から宮廷に支援要請が入ったのは、フラムアークが十七歳の初夏のことだった。
どうやらアイワーン側に穏やかでない動きがあったらしい。要請を受けた皇帝は直ちに皇太子率いる援軍二万と第二皇子率いる援軍一万を派遣することを決めた。
「戦争にならなければいいけれど……」
バルコニーからイクシュルへの援軍が出立する様子を見送りながらそう案じる私に、傍らのスレンツェが言った。
「アイワーンは三年前に政権交代があり新国王が立った。新しい国王は血気盛んな気性という噂だから、もしかするかもしれないな。皇帝もそれを警戒して早々に皇太子と第二皇子を出したんだろうが……にらみ合いで済むかどうか」
「フラムアーク様にまで要請が回ってくることはないわよね?」
「戦争にならない限りは大丈夫だろう。イクシュルには五万の兵が常駐していて、城は堅固な要塞になっている。そこに皇太子達の援軍三万が向かっている……いざとなれば近くの領地からも援軍を出すだろうし、仕掛ける側にも生半でない覚悟と準備が要ることだ、今回はおそらく己の威を誇示する為の新国王の挑発行動ではないかと思うがな」
もし戦争になれば、フラムアークにもその火の粉が降りかかるのかもしれない。
薄ら寒い可能性に、私はぎゅっと自分の身体を抱きしめた。
「おかしな話よね……フラムアーク様は正規の軍学も剣術も学ぶ機会を与えられなかったというのに、いざ戦争になったら、一軍を率いる身となって戦地へ赴かなければならないかもしれないなんて。矛盾しているわ」
「全くだな」
そんなことにならないよう私は心の中で祈ったけれど、フラムアークが戦地へ赴く日は、意外な形で訪れることになってしまったのだった。
これまでまともに外へ出る機会のなかった病弱な第四皇子に長期の視察が務まるのかと穿った見方をする者が多かった中、無事に務めを果たして戻ってきたことと、視察に同行した者達のフラムアークに対する評価が概ね好意的だったことが要因だと思われる。
帝国の皇子達は領地視察を終えると政治や軍事にも関わり始め、その手始めとして各地のちょっとした紛争問題に携わったり、時には皇帝の名代を務めるような場合も出てくるのだが、軽んじていた第四皇子が無事視察を終えたことが面白くない兄弟達は、そのうさを晴らすようにフラムアークにその役割を押し付けてきた。
「これまで貴様が役に立たなかった分、我々が動いてきたのだ。その分を担うのは当然だろう」
フラムアークは宮廷と領地を往復することが多くなり、月の半分以上帰ってこないことがざらになった。彼に付き添うスレンツェも同様で、私は一人、宮廷内で彼らの帰りを待ちわびることが多くなった。
「いくら何でも、フラムアーク様に押し付け過ぎです! それも、当てつけのように遠方ばかり……! ご兄弟達の怠慢は目に余ります!」
私は憤慨したけれど、フラムアークは軽く笑ってそんな私をなだめるのだった。
「うん、確かにオーバーワーク気味だね。これ以上はさすがに断るよ。でもねユーファ、オレは嫌々やっているわけじゃないんだ。むしろ少し楽しいかな」
「そうなんですか?」
「うん。これまで外へ出ることもままならなかった身としては、ベッドの上で過ごした日々に比べれば変化に富んで退屈しないし、やりがいもある。遠方が多いのが難だけど、回ってくる案件のひとつひとつは細々としたものだしね。それにね、オレはこれを今までの遅れを取り戻す好機だと捉えているんだ。各地へ飛んで様々な繋がりを得る絶好の機会―――ユーファがきちんと管理してくれているおかげで体調に支障はないし、兄上達にはせいぜい楽をしていただこう。油断怠慢、大歓迎だ」
橙味を帯びたインペリアルトパーズの瞳を不敵に煌めかせて、フラムアークは何だか意味深長な物言いをするようになってきた。
「何か思惑があるんですね? でもどうか、無理だけはなさらないで下さいね」
「うん。スレンツェがいるから大丈夫だよ。……それより久々に帰って来たんだ、今はユーファを補給したいな」
さっきまでの大人びた表情が一転、子どもみたいな顔になって、フラムアークは私にぎゅっと抱きついてくる。
領地視察へ赴く際に久々のハグを交わして以来、思春期特有のためらいが吹っ切れたのか、フラムアークは折に触れて私にハグを求めるようになっていた。
「フラムアーク様、いくつになられました!? もう子どもじゃないんですから……!」
「ユーファ、癒しの成分的なの出ていない? こうするとすごく安心するし、落ち着くんだ」
「出ていませんよ! こんなところを誰かに見られて、あらぬ誤解をされでもしたら……!」
「オレの部屋に許しを得ずに入ってくるのはユーファとスレンツェくらいだよ。その他はちゃんとノックするし、こちらの返事があるまでドアを開けたりしないしね」
「私だって、ノックはしますよ!?」
「ノックすると同時にドアを開けるのはノックとは言わないんだよ」
うぐぐ……! 口が立つようになって!
「だから、大丈夫だから、安心して補給させて。ね?」
「す……少しだけ、ですよ」
「うん」
嬉しそうに頷いて、フラムアークは私の側頭部に頬を寄せてくる。
ああ、甘いわよね……私。ちょろいって思われてそう。
「……髪の匂い、最近元に戻ったよね」
「はい?」
唐突にそう言われて、私はひとつ瞬きした。
「一時期、香りが違う時期があった」
「ああ……スレンツェからお土産にもらった髪用のオイルをつけていたんです。素敵な香りで気に入っていたんですけれど、使い切ってしまったので」
「……オレは、こっちの香りの方が好きだな」
「そうですか?」
「うん。昔から嗅ぎ慣れているユーファの匂い」
フラムアークは幼い頃から、私の匂いを嗅ぐとどこか安心するみたいだった。幼少期に実の母親から遠ざけられた彼にとって、ずっと近くにいた私はその代わりなのだろう。
「好きだよ、ユーファ」
私の腰を引き寄せて囁きながら、フラムアークは指先で長い雪色の髪を梳いてくる。
「……私もです、フラムアーク様」
いつものように応えながら、ドク、と心臓が脈打った。
それは、髪を梳く彼の行為に違和感を覚えたからだ。
こんなふうにハグをしながら髪を梳いてくるなんて、今まで一度もなかった。
これは―――これは、何かが違わない?
サファイアブルーの瞳を揺らして、私は自問自答した。
こんなふうに抱き寄せられて、頬を寄せ合うようにして髪を梳かれるこの状況は―――これではまるで、男女の睦み合いだ。これは―――これは、私達の関係を逸脱している。
未成熟でまだ薄いながら確かな硬さを持ったフラムアークの胸は以前より広く、私を抱き寄せる腕は優しいけれど力強さを秘めていて、髪を梳く無骨で長い指は私よりずっと大きかった。
急激に彼の中に男を感じ、戸惑った私はフラムアークの胸を押して身じろいだ。
「―――はい、終わりです! フラムアーク様、ハグと違う行為は慎んで下さい! 例え私でも、女性にみだりに触れるのはいけませんよ!」
「ああ、ごめん。そうだね。久し振りのユーファだったからつい」
フラムアークはすぐに私から手を離して、素直に詫びた。
「嫌だった? ごめんね」
分かりやすくしゅん、としょげた表情は、子どもの頃から変わらない怒られた後の彼の顔そのもので―――私は昔から子犬のようなこの表情に弱かった。
大人になってきた彼に対する私の対応が変わっているだけで、彼自身は多分、子どもの頃から私に対する態度を変えていないだけ―――そこの相違なのよね……。
でも、大人としてそこはきちんと注意しておかねば。
「嫌というわけでは。ただ、子どもの頃とは違って世間体やマナーというものがありますからね。そこはわきまえていただかないと」
「そうだね。これからは気を付けるよ」
「分かって下されば結構です」
物分かりの良いフラムアークに私は内心でホッとした。
やっぱり私の考え過ぎね。
「気を付けるから、また今度ハグをお願いしてもいい?」
控え目に伺いを立ててくる彼に、私は頬を緩めた。
「はい。ハグでしたら歓迎しますよ。それでフラムアーク様が頑張れるのなら」
「良かった。ユーファのハグの効果は大きいから」
ハグ継続の了承を得て安心したように微笑むフラムアークの顔は、まだ大人になりきれていない年相応の少年のもののように思えた。
帝国西部に位置するイクシュルという領地がある。
隣接する古豪の強国アイワーンとの国境にある領地だ。国境の門の先には左右を断崖に囲まれた道が二キロ程伸びており、その先は開けた盆地となっていて、アイワーン領内へと続いている。
現在帝国が保有するこの地は、国境付近に豊かな鉱脈資源を抱えており、かつてこの地を巡って両国は幾度も刃を交え、その時々の結果により所有国が変遷してきた因縁の地でもある。
そんな歴史を持つイクシュルは、帝国の防衛拠点としても重要な意味を持つ場所だ。
そのイクシュルの領主ハワード辺境伯から宮廷に支援要請が入ったのは、フラムアークが十七歳の初夏のことだった。
どうやらアイワーン側に穏やかでない動きがあったらしい。要請を受けた皇帝は直ちに皇太子率いる援軍二万と第二皇子率いる援軍一万を派遣することを決めた。
「戦争にならなければいいけれど……」
バルコニーからイクシュルへの援軍が出立する様子を見送りながらそう案じる私に、傍らのスレンツェが言った。
「アイワーンは三年前に政権交代があり新国王が立った。新しい国王は血気盛んな気性という噂だから、もしかするかもしれないな。皇帝もそれを警戒して早々に皇太子と第二皇子を出したんだろうが……にらみ合いで済むかどうか」
「フラムアーク様にまで要請が回ってくることはないわよね?」
「戦争にならない限りは大丈夫だろう。イクシュルには五万の兵が常駐していて、城は堅固な要塞になっている。そこに皇太子達の援軍三万が向かっている……いざとなれば近くの領地からも援軍を出すだろうし、仕掛ける側にも生半でない覚悟と準備が要ることだ、今回はおそらく己の威を誇示する為の新国王の挑発行動ではないかと思うがな」
もし戦争になれば、フラムアークにもその火の粉が降りかかるのかもしれない。
薄ら寒い可能性に、私はぎゅっと自分の身体を抱きしめた。
「おかしな話よね……フラムアーク様は正規の軍学も剣術も学ぶ機会を与えられなかったというのに、いざ戦争になったら、一軍を率いる身となって戦地へ赴かなければならないかもしれないなんて。矛盾しているわ」
「全くだな」
そんなことにならないよう私は心の中で祈ったけれど、フラムアークが戦地へ赴く日は、意外な形で訪れることになってしまったのだった。
2
お気に入りに追加
252
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。

[完結]思い出せませんので
シマ
恋愛
「早急にサインして返却する事」
父親から届いた手紙には婚約解消の書類と共に、その一言だけが書かれていた。
同じ学園で学び一年後には卒業早々、入籍し式を挙げるはずだったのに。急になぜ?訳が分からない。
直接会って訳を聞かねば
注)女性が怪我してます。苦手な方は回避でお願いします。
男性視点
四話完結済み。毎日、一話更新

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる