124 / 125
第六章 布教に行きたい
#124 最終決戦! 太陽VS銀河!
しおりを挟む
「フレーフレー! お兄様あー!」
「せんぱーい! あのドラゴンをぶっ倒してくださいっす!」
仲間達の声援を受けて、試合のボルテージは最高潮に上り詰める。
配信画面に映るコメントもかなりの数が流れていった。
――凄い試合になってきたな。
――チーム戦だからこそできる進化や合体。どっちもレベルが高すぎる。
――これが伝説のチーム、幻想の竜達のメンバー同士の戦い!
今、フィールドでは二体のマドールが睨み合っていた。
太陽竜プロミネンス・ドラコの進化形態、太陽獅子王プロミネンス・ライオネル。
銀河竜皇コズミック・ドラグオンの合体形態、銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオン。
『行くぞヒナ! 飛び立て、銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオン!』
ドラグオンがオーロラの翼をはためかせ、バトルフィールドの上空へと飛び立つ。
このまま高所を確保してこちらを攻撃するつもりなら、そうはさせない!
「行け! プロミネンス・ライオネル!」
俺がコントローラーを操作すると、プロミネンス・ライオネルは地面を蹴り、大きく跳躍する。
白き獅子の体はそのまま重力を無視し、赤く染まった空へと昇っていく。
『なるほど、お前も飛行能力を持っていたか』
ニヤリとコスモは笑う。
そして二体のマドールは雲の上で再度対峙した。
「勝負だコスモ! 熱き太陽の炎をその身で味わえ! 太陽獅子王プロミネンス・ライオネルの頭部魔法発動!」
獅子が大きく吠える。
その咆哮は空気を震わせ、天地を揺るがす。
そしてプロミネンス・ライオネルの体が燃え上がり、赤い炎が全身を包み込んだ。
一方でコスモも声を張り上げる。
『銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオンの頭部機能発動!』
ドラグオンの全身が青く輝き、その体は青い光に包まれていく。
「いくぞ、コスモおおお!」
『かかってこいヒナあああ!』
「メテオファイアソウル!」
『シューティングスターストライク!』
お互いが技名を叫ぶとともに、二体のマドールはその場から飛び立つ。
太陽のように真っ赤に燃える炎と、流れ星のように青く輝く光。
それらが同時に相手へと接近し、赤と青が衝突した!
「いっけえ、プロミネンス・ライオネル!」
『やれえ、シューティング・コスモ・ドラグオン!』
赤い炎と青き光は正面からぶつかり合い、押し合う。
その力は拮抗し、互いに一歩も引かない。
そこで俺はプロミネンス・ライオネルの能力を語る。
「頭部魔法、メテオファイアソウルは自分の体を炎で包み、無敵状態となって相手に突撃する!」
それを聞いて、コスモは口の端を吊り上げた。
『奇遇だな。頭部機能、シューティングスターストライクは自分の体を流れ星へと変え、無敵状態になって全力でぶつかるんだよ』
ということは!
「お互いに無敵状態ってこと?」
夜宵が呟く。
お互いのスキルは攻撃終了まで自身を無敵状態にするもの。
しかし互いが互いの攻撃を阻んでいるため、どちらも攻撃は成立せず、無敵時間が終わらない。
そこでコスモはニヤリと笑った。
『ヒナ! 最強の剣と最強の剣をぶつけあっても勝負はつかない。俺達の決着をつける方法はたったひとつしかないようだな!』
そう言われて俺は気づく。
タイムリミットか!
自軍のゴールデンマドールを守るオーロラの中を見る。
そこで水晶の魔法使いは永久なる聖域を維持するために自分の命を削っている。
その余命は十五分。
その時、聖域の中にいる水晶の魔法使いの頭部装甲がゼロとなり、魔法使いはその場に倒れた。
「ごめんねヒナくん。あとは頼んでいい?」
申し訳無さそうに水零が言う。
同時に永久なる聖域の効果は切れ、オーロラの障壁に亀裂が入り、割れていく。
コスモは告げる。
『これでクイーンを守っていた永久なる聖域は消えたな』
「だがお前達のキングを守っていた石化の呪いもすでに無い! 条件はお互いに同じだ」
プロミネンス・ライオネルとシューティング・コスモ・ドラグオンは攻撃が成立するまで無敵状態のまま、どちらも絶対に倒れることはない。
ならばこの勝負に決着をつける方法はたったひとつ。
「プロミネンス・ライオネル!」
赤き炎の塊は、青き流星との押し合いを諦め、相手を避けて敵のゴールデンキングマドールを目指す。
『シューティング・コスモ・ドラグオン!』
コスモも選択は同じだ。
ヤツの操る流れ星は真っ直ぐにこちらのクイーンマドールへと向かった。
赤く燃える太陽が空を滑り、キングへと落下する。
一方で青く輝く流星も風を切り裂いて疾走し、クイーンを狙う。
どちらが先に敵のゴールデンマドールを倒すか。勝負はその一点のみ。
「突っ込めええええ! プロミネンス・ライオネル!」
燃え盛る炎の獅子が敵のキングマドールに近づく。近づく。
行け、そのまま行け!
チラリとドラグオンの方を見る。
ヤツの青い星もまた、クイーンマドールの目前に迫っていた。
負けて、たまるか!
コントローラーを操る指先に俺の全神経を集中する。
「頑張れえ! ヒナあ!」
『負けるな! コスモお!』
夜宵とクロリスの声が交差する。
そして太陽の炎は、ゴールデンキングマドールに届く!
「メテオファイアソウル!」
俺が技名を叫んだ瞬間、真紅の炎はキングマドールへ衝突し爆発する。
炎に呑み込まれ敵のキングは、跡形もなく燃え尽きた。
『シューティングスターストライク!』
同時に青く輝く流星がクイーンマドールを貫き、粉々に粉砕する。
「こ、これは! お互いのゴールデンマドールが機能停止しちゃいました!」
光流が目を見開く。
「ダブルノックアウトっすか!」
琥珀があんぐりと口を開け、驚きを示す。
俺はチームメイトを見渡し、問いを発する。
「どっちだ? どっちが早かった?」
その質問に対し、夜宵も水零も、光流も琥珀も、困惑の顔を浮かべるのだった。
「えっ、と。ごめんね。同時にしか見えなかったわ」
水零のその感想に、他のメンバーも無言で頷く。
人間の目では同時にしか見えなくても、勝つのはどちらか一チーム。
どちらのゴールデンマドールが先に倒れたのか、ゲーム機は公正な判定を下すだろう。
そしてテーブル上に勝利チームの名前が映し出された。
「せんぱーい! あのドラゴンをぶっ倒してくださいっす!」
仲間達の声援を受けて、試合のボルテージは最高潮に上り詰める。
配信画面に映るコメントもかなりの数が流れていった。
――凄い試合になってきたな。
――チーム戦だからこそできる進化や合体。どっちもレベルが高すぎる。
――これが伝説のチーム、幻想の竜達のメンバー同士の戦い!
今、フィールドでは二体のマドールが睨み合っていた。
太陽竜プロミネンス・ドラコの進化形態、太陽獅子王プロミネンス・ライオネル。
銀河竜皇コズミック・ドラグオンの合体形態、銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオン。
『行くぞヒナ! 飛び立て、銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオン!』
ドラグオンがオーロラの翼をはためかせ、バトルフィールドの上空へと飛び立つ。
このまま高所を確保してこちらを攻撃するつもりなら、そうはさせない!
「行け! プロミネンス・ライオネル!」
俺がコントローラーを操作すると、プロミネンス・ライオネルは地面を蹴り、大きく跳躍する。
白き獅子の体はそのまま重力を無視し、赤く染まった空へと昇っていく。
『なるほど、お前も飛行能力を持っていたか』
ニヤリとコスモは笑う。
そして二体のマドールは雲の上で再度対峙した。
「勝負だコスモ! 熱き太陽の炎をその身で味わえ! 太陽獅子王プロミネンス・ライオネルの頭部魔法発動!」
獅子が大きく吠える。
その咆哮は空気を震わせ、天地を揺るがす。
そしてプロミネンス・ライオネルの体が燃え上がり、赤い炎が全身を包み込んだ。
一方でコスモも声を張り上げる。
『銀河流星皇シューティング・コスモ・ドラグオンの頭部機能発動!』
ドラグオンの全身が青く輝き、その体は青い光に包まれていく。
「いくぞ、コスモおおお!」
『かかってこいヒナあああ!』
「メテオファイアソウル!」
『シューティングスターストライク!』
お互いが技名を叫ぶとともに、二体のマドールはその場から飛び立つ。
太陽のように真っ赤に燃える炎と、流れ星のように青く輝く光。
それらが同時に相手へと接近し、赤と青が衝突した!
「いっけえ、プロミネンス・ライオネル!」
『やれえ、シューティング・コスモ・ドラグオン!』
赤い炎と青き光は正面からぶつかり合い、押し合う。
その力は拮抗し、互いに一歩も引かない。
そこで俺はプロミネンス・ライオネルの能力を語る。
「頭部魔法、メテオファイアソウルは自分の体を炎で包み、無敵状態となって相手に突撃する!」
それを聞いて、コスモは口の端を吊り上げた。
『奇遇だな。頭部機能、シューティングスターストライクは自分の体を流れ星へと変え、無敵状態になって全力でぶつかるんだよ』
ということは!
「お互いに無敵状態ってこと?」
夜宵が呟く。
お互いのスキルは攻撃終了まで自身を無敵状態にするもの。
しかし互いが互いの攻撃を阻んでいるため、どちらも攻撃は成立せず、無敵時間が終わらない。
そこでコスモはニヤリと笑った。
『ヒナ! 最強の剣と最強の剣をぶつけあっても勝負はつかない。俺達の決着をつける方法はたったひとつしかないようだな!』
そう言われて俺は気づく。
タイムリミットか!
自軍のゴールデンマドールを守るオーロラの中を見る。
そこで水晶の魔法使いは永久なる聖域を維持するために自分の命を削っている。
その余命は十五分。
その時、聖域の中にいる水晶の魔法使いの頭部装甲がゼロとなり、魔法使いはその場に倒れた。
「ごめんねヒナくん。あとは頼んでいい?」
申し訳無さそうに水零が言う。
同時に永久なる聖域の効果は切れ、オーロラの障壁に亀裂が入り、割れていく。
コスモは告げる。
『これでクイーンを守っていた永久なる聖域は消えたな』
「だがお前達のキングを守っていた石化の呪いもすでに無い! 条件はお互いに同じだ」
プロミネンス・ライオネルとシューティング・コスモ・ドラグオンは攻撃が成立するまで無敵状態のまま、どちらも絶対に倒れることはない。
ならばこの勝負に決着をつける方法はたったひとつ。
「プロミネンス・ライオネル!」
赤き炎の塊は、青き流星との押し合いを諦め、相手を避けて敵のゴールデンキングマドールを目指す。
『シューティング・コスモ・ドラグオン!』
コスモも選択は同じだ。
ヤツの操る流れ星は真っ直ぐにこちらのクイーンマドールへと向かった。
赤く燃える太陽が空を滑り、キングへと落下する。
一方で青く輝く流星も風を切り裂いて疾走し、クイーンを狙う。
どちらが先に敵のゴールデンマドールを倒すか。勝負はその一点のみ。
「突っ込めええええ! プロミネンス・ライオネル!」
燃え盛る炎の獅子が敵のキングマドールに近づく。近づく。
行け、そのまま行け!
チラリとドラグオンの方を見る。
ヤツの青い星もまた、クイーンマドールの目前に迫っていた。
負けて、たまるか!
コントローラーを操る指先に俺の全神経を集中する。
「頑張れえ! ヒナあ!」
『負けるな! コスモお!』
夜宵とクロリスの声が交差する。
そして太陽の炎は、ゴールデンキングマドールに届く!
「メテオファイアソウル!」
俺が技名を叫んだ瞬間、真紅の炎はキングマドールへ衝突し爆発する。
炎に呑み込まれ敵のキングは、跡形もなく燃え尽きた。
『シューティングスターストライク!』
同時に青く輝く流星がクイーンマドールを貫き、粉々に粉砕する。
「こ、これは! お互いのゴールデンマドールが機能停止しちゃいました!」
光流が目を見開く。
「ダブルノックアウトっすか!」
琥珀があんぐりと口を開け、驚きを示す。
俺はチームメイトを見渡し、問いを発する。
「どっちだ? どっちが早かった?」
その質問に対し、夜宵も水零も、光流も琥珀も、困惑の顔を浮かべるのだった。
「えっ、と。ごめんね。同時にしか見えなかったわ」
水零のその感想に、他のメンバーも無言で頷く。
人間の目では同時にしか見えなくても、勝つのはどちらか一チーム。
どちらのゴールデンマドールが先に倒れたのか、ゲーム機は公正な判定を下すだろう。
そしてテーブル上に勝利チームの名前が映し出された。
0
お気に入りに追加
201
あなたにおすすめの小説

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

恐喝されている女の子を助けたら学校で有名な学園三大姫の一人でした
恋狸
青春
特殊な家系にある俺、こと狭山渚《さやまなぎさ》はある日、黒服の男に恐喝されていた白海花《しらみはな》を助ける。
しかし、白海は学園三大姫と呼ばれる有名美少女だった!?
さらには他の学園三大姫とも仲良くなり……?
主人公とヒロイン達が織り成すラブコメディ!
小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
カクヨムにて、月間3位

俺の高校生活がラブコメ的な状況になっている件
ながしょー
青春
高校入学を前に両親は長期海外出張。
一人暮らしになるかと思いきや、出発当日の朝、父からとんでもないことを言われた。
それは……
同い年の子と同居?!しかも女の子!
ただえさえ、俺は中学の頃はぼっちで人と話す事も苦手なのだが。
とにかく、同居することになった子はとてつもなく美少女だった。
これから俺はどうなる?この先の生活は?ラブコメ的な展開とかあるのか?!
「俺の家には学校一の美少女がいる!」の改稿版です。
主人公の名前やもしかしたら今後いろんなところが変わってくるかもしれません。
話もだいぶ変わると思います。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる