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第六章 布教に行きたい
#110 呪いの魔女
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「黒の少女、ブラックアリス」
クロリスの操るマドールを注視しながら夜宵はポツリとそう呟いた。
黒いドレスと金色の髪、そのマドールはクロリスとの共通点が多い。
違いを上げるとすればまず髪型。
ツーサイドアップの髪をリボンで結わえてるクロリスと、ストレートロングのブラックアリス。
それに髪飾りも高級感のあるクロリスのティアラと、可愛らしいリボンカチューシャという相違点がある。
そしてなにより、大人の色香を放つクロリスとは対象的にブラックアリスはまだ年端もいかない少女の姿をしていた。
「うーん可愛い! ロリロリなブラックアリスちゃんも、グラマラスお姉さんのクロリスちゃんも、どっちも素晴らしいね! おパンツ食べたくなっちゃうね!」
おい夜宵ちゃん。キミ、シリアスな顔してそんなこと考えてたのか?
――この声、ヴァンピィさん? やっぱヴァンピィ美少女説ってホントだったのか?
――いや、美少女がこんなエロオヤジみたいな発言するわけない。これはボイチェンを使ってるヴァンピィさんだ!
――気持ちはわかるぞヴァンピィ! 男子たるもの一度は可愛い声になってみたいもんな!
夜宵が変態過ぎてリスナーが混乱してるじゃねえか!
そんなやりとりを見て、画面の中のクロリスはクスクスと笑う。
『お褒めの言葉ありがたく頂戴します。とっても気持ち悪かったです』
「クロリスちゃんに罵られるなんて光栄だね。もっとお願いします」
非常に残念なことに女王様と変態の会話になってしまった。
そこでクロリスは口の端を吊り上げながらコントローラーを操作する。
『そんなに欲しければいくらでも苛めてあげますよ。受け取ってください』
言葉と共にブラックアリスはハープを逆手に持ち、弓のように構えた。
ハープの弦の一つが矢に変化し、敵は攻撃態勢になる。
『右腕特性、ハープアロー』
「ヴァンピィ、気をつけろ!」
俺は夜宵に言葉を飛ばす。
ブラックアリスはクロリスが配信で何度か使ったことのあるマドールだ。
奴の能力は夜宵もよく知ってるだろう。
さっきまでおパンツ食べたいなどと言っていた彼女も表情を引き締めた。
「おっけー。任せてよヒナ」
そしてハープの弓から矢が放たれる。
その矢は闇色のオーラを纏い、ジャック・ザ・ヴァンパイアに迫った。
「当たらないよ!」
しかしそこはスピードがウリのジャックだ。夜宵の操作により、吸血鬼は横に飛んでなんなく敵の攻撃を躱す。
矢はそのまま直進し、近くの木に突き刺さった。
するとその木に闇色のオーラが乗り移り、枝の先端から灰色に変わっていく。
植物であったそれはより硬質な素材へと姿を変えていった。
「石化の呪いか」
俺がそう呟くと、クロリスはそれを首肯した。
『ご明察の通り。ハープアローの矢が当たった相手は、その身に石化の呪いを受けます』
石化状態になれば、防御力が上がる代わりに素早さは下がる。
あれを喰らえばジャックの一番の武器であるスピードを失うことになる。
厄介な敵だが、奴らのゴールデンマドールはすぐそこだ。
頼むぞ夜宵、敵のキングを倒して勝負を決めてくれ!
夜宵がアナログスティックを前に倒すと、ジャックが地面を蹴ってブラックアリスに迫る。
黒の少女は弓で応戦するも、飛んでくる矢を吸血鬼はことごとく躱しながら接近する。
そしてブラックアリスの懐に入った瞬間、ジャックは魔剣を横薙ぎに振り抜いた。
「血塗られた魔剣!」
夜宵の叫びとともにジャックの剣はブラックアリスの腹部に打ち込まれ、そのまま少女の華奢な体を吹き飛ばす。
よし、これでもはや敵はいない。ゴールデンマドールまで一直線だ。
そのままジャック・ザ・ヴァンパイアは黄金に輝くマドールに駆け寄ると、剣を振り回しながら体を回転させた。
同時に夜宵のコントローラーからガチャガチャと複雑な操作音が響く。
これはジャックの必殺コマンド!
「地獄の回転斬り!」
吸血鬼の体が竜巻の如く渦を巻き、剣身が赤く輝く。
魔剣から真紅の光が放たれ、その光はゴールデンキングマドールを正面から呑み込む!
よし、間違いなく直撃! これで――
「え……?」
それを見た俺の口から呆けた声が漏れ出る。
「嘘……」
続いて夜宵も困惑の言葉を吐き出した。
恐らく俺達のチーム全員が同じ気持ちだったろう。
ジャックの必殺コマンドは間違いなく敵のゴールデンキングマドールに命中した。
かなりの大ダメージ、あわよくばこのままキングを倒して勝利することもありえる。
そう思っていたのに。
『クッ、クックックック』
心底おかしそうにクロリスが笑いを漏らす。
敵のゴールデンキングマドールは、ジャックの攻撃を喰らっても微動だにせずそこに立っていた。
俺はステータス表示を開き、相手のゴールデンマドールの装甲ゲージを確認する。
初期値は千。現在の残りポイントは九百九十九。
つまりジャックの必殺コマンドはたったの一ポイントしかダメージを与えられなかったということになる。
普通ならありえない。常識では考えられないほどに相手のゴールデンマドールが硬すぎる。
『クックックック、アッハッハッハッハッハッハ! 残念でしたね? 勝ったとでも思いましたか?』
――クロリスちゃん、めっちゃ調子乗ってる。
――出た! クロリスの魔王モード!
――クロリスがこの笑い方する時ってもう勝ち確定の時だよな。
チャット欄にそんなコメントが流れる。
俺は敵のゴールデンマドールのステータスを確認した。
ゴールデンマドールはプレイヤーが操作することのできない特殊なマドールではあるものの、通常のマドール同様に攻撃によるダメージや状態異常は発生する。
だから、こういうことも可能なのだ。
「こいつ、自分のゴールデンマドールを石化させやがった」
石化状態のマドールは防御力が上がり、素早さが下がる。
だがゴールデンマドールはプレイヤーが操作することはできず、移動などの行動も一切できない。
だから素早さダウンは何のデメリットにもならず、ただただ防御力アップの恩恵だけを受けられるのだ。
試合開始から俺達がここに攻め込んでくるまで、クロリスはずっとゴールデンマドールを守っていた。
その時間をフルに使って彼女は石化の呪いを何重にもかけていたのか。
それにより今、敵のゴールデンマドールは常識外れの防御力となっている。
並みの攻撃ではかすり傷程度しか与えられないほどに。
「くっ」
夜宵が歯噛みすると、ジャックの背後に倒れていた黒の少女が立ち上がる。
こいつもさっき吹き飛ばされたはずだが、ダメージは殆ど受けていない。
ブラックアリス自身も石化の呪いを自分にかけ、防御力を大幅に強化していたようだ。
普段のクロリスのシングルス配信を見て、ブラックアリスが石化の矢で敵の動きを封じる戦い方をするのは知っていた。
だがトレジャーハントバトルで、自軍のゴールデンマドールに石化の呪いをかけるなんて想像もしていなかった。
『この私がゴールデンキーパーである限り、誰であろうと絶対にキングを倒すことはできない。
無敵のブラックアリスに死角はありません』
クロリスの操るマドールを注視しながら夜宵はポツリとそう呟いた。
黒いドレスと金色の髪、そのマドールはクロリスとの共通点が多い。
違いを上げるとすればまず髪型。
ツーサイドアップの髪をリボンで結わえてるクロリスと、ストレートロングのブラックアリス。
それに髪飾りも高級感のあるクロリスのティアラと、可愛らしいリボンカチューシャという相違点がある。
そしてなにより、大人の色香を放つクロリスとは対象的にブラックアリスはまだ年端もいかない少女の姿をしていた。
「うーん可愛い! ロリロリなブラックアリスちゃんも、グラマラスお姉さんのクロリスちゃんも、どっちも素晴らしいね! おパンツ食べたくなっちゃうね!」
おい夜宵ちゃん。キミ、シリアスな顔してそんなこと考えてたのか?
――この声、ヴァンピィさん? やっぱヴァンピィ美少女説ってホントだったのか?
――いや、美少女がこんなエロオヤジみたいな発言するわけない。これはボイチェンを使ってるヴァンピィさんだ!
――気持ちはわかるぞヴァンピィ! 男子たるもの一度は可愛い声になってみたいもんな!
夜宵が変態過ぎてリスナーが混乱してるじゃねえか!
そんなやりとりを見て、画面の中のクロリスはクスクスと笑う。
『お褒めの言葉ありがたく頂戴します。とっても気持ち悪かったです』
「クロリスちゃんに罵られるなんて光栄だね。もっとお願いします」
非常に残念なことに女王様と変態の会話になってしまった。
そこでクロリスは口の端を吊り上げながらコントローラーを操作する。
『そんなに欲しければいくらでも苛めてあげますよ。受け取ってください』
言葉と共にブラックアリスはハープを逆手に持ち、弓のように構えた。
ハープの弦の一つが矢に変化し、敵は攻撃態勢になる。
『右腕特性、ハープアロー』
「ヴァンピィ、気をつけろ!」
俺は夜宵に言葉を飛ばす。
ブラックアリスはクロリスが配信で何度か使ったことのあるマドールだ。
奴の能力は夜宵もよく知ってるだろう。
さっきまでおパンツ食べたいなどと言っていた彼女も表情を引き締めた。
「おっけー。任せてよヒナ」
そしてハープの弓から矢が放たれる。
その矢は闇色のオーラを纏い、ジャック・ザ・ヴァンパイアに迫った。
「当たらないよ!」
しかしそこはスピードがウリのジャックだ。夜宵の操作により、吸血鬼は横に飛んでなんなく敵の攻撃を躱す。
矢はそのまま直進し、近くの木に突き刺さった。
するとその木に闇色のオーラが乗り移り、枝の先端から灰色に変わっていく。
植物であったそれはより硬質な素材へと姿を変えていった。
「石化の呪いか」
俺がそう呟くと、クロリスはそれを首肯した。
『ご明察の通り。ハープアローの矢が当たった相手は、その身に石化の呪いを受けます』
石化状態になれば、防御力が上がる代わりに素早さは下がる。
あれを喰らえばジャックの一番の武器であるスピードを失うことになる。
厄介な敵だが、奴らのゴールデンマドールはすぐそこだ。
頼むぞ夜宵、敵のキングを倒して勝負を決めてくれ!
夜宵がアナログスティックを前に倒すと、ジャックが地面を蹴ってブラックアリスに迫る。
黒の少女は弓で応戦するも、飛んでくる矢を吸血鬼はことごとく躱しながら接近する。
そしてブラックアリスの懐に入った瞬間、ジャックは魔剣を横薙ぎに振り抜いた。
「血塗られた魔剣!」
夜宵の叫びとともにジャックの剣はブラックアリスの腹部に打ち込まれ、そのまま少女の華奢な体を吹き飛ばす。
よし、これでもはや敵はいない。ゴールデンマドールまで一直線だ。
そのままジャック・ザ・ヴァンパイアは黄金に輝くマドールに駆け寄ると、剣を振り回しながら体を回転させた。
同時に夜宵のコントローラーからガチャガチャと複雑な操作音が響く。
これはジャックの必殺コマンド!
「地獄の回転斬り!」
吸血鬼の体が竜巻の如く渦を巻き、剣身が赤く輝く。
魔剣から真紅の光が放たれ、その光はゴールデンキングマドールを正面から呑み込む!
よし、間違いなく直撃! これで――
「え……?」
それを見た俺の口から呆けた声が漏れ出る。
「嘘……」
続いて夜宵も困惑の言葉を吐き出した。
恐らく俺達のチーム全員が同じ気持ちだったろう。
ジャックの必殺コマンドは間違いなく敵のゴールデンキングマドールに命中した。
かなりの大ダメージ、あわよくばこのままキングを倒して勝利することもありえる。
そう思っていたのに。
『クッ、クックックック』
心底おかしそうにクロリスが笑いを漏らす。
敵のゴールデンキングマドールは、ジャックの攻撃を喰らっても微動だにせずそこに立っていた。
俺はステータス表示を開き、相手のゴールデンマドールの装甲ゲージを確認する。
初期値は千。現在の残りポイントは九百九十九。
つまりジャックの必殺コマンドはたったの一ポイントしかダメージを与えられなかったということになる。
普通ならありえない。常識では考えられないほどに相手のゴールデンマドールが硬すぎる。
『クックックック、アッハッハッハッハッハッハ! 残念でしたね? 勝ったとでも思いましたか?』
――クロリスちゃん、めっちゃ調子乗ってる。
――出た! クロリスの魔王モード!
――クロリスがこの笑い方する時ってもう勝ち確定の時だよな。
チャット欄にそんなコメントが流れる。
俺は敵のゴールデンマドールのステータスを確認した。
ゴールデンマドールはプレイヤーが操作することのできない特殊なマドールではあるものの、通常のマドール同様に攻撃によるダメージや状態異常は発生する。
だから、こういうことも可能なのだ。
「こいつ、自分のゴールデンマドールを石化させやがった」
石化状態のマドールは防御力が上がり、素早さが下がる。
だがゴールデンマドールはプレイヤーが操作することはできず、移動などの行動も一切できない。
だから素早さダウンは何のデメリットにもならず、ただただ防御力アップの恩恵だけを受けられるのだ。
試合開始から俺達がここに攻め込んでくるまで、クロリスはずっとゴールデンマドールを守っていた。
その時間をフルに使って彼女は石化の呪いを何重にもかけていたのか。
それにより今、敵のゴールデンマドールは常識外れの防御力となっている。
並みの攻撃ではかすり傷程度しか与えられないほどに。
「くっ」
夜宵が歯噛みすると、ジャックの背後に倒れていた黒の少女が立ち上がる。
こいつもさっき吹き飛ばされたはずだが、ダメージは殆ど受けていない。
ブラックアリス自身も石化の呪いを自分にかけ、防御力を大幅に強化していたようだ。
普段のクロリスのシングルス配信を見て、ブラックアリスが石化の矢で敵の動きを封じる戦い方をするのは知っていた。
だがトレジャーハントバトルで、自軍のゴールデンマドールに石化の呪いをかけるなんて想像もしていなかった。
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