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第五章 お泊りに行きたい
#82 うちの幼馴染は素直じゃなくて可愛い2
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「先輩先輩! 見てくださいこのアイス、旨そうっすよ!」
コンビニに入店するや、すぐさま琥珀はアイスケースに向かう。
あの後、琥珀と数試合ほど魔法人形で対戦した結果、戦績は三勝三敗に終わった。
賭けの結果は相手が欲しいものをそれぞれ三品づつ奢るという形に落ち着いた。
今日の昼食は俺一人なので適当に何か買って食べようと思っていたところだ。折角なので昼飯になるものやデザート類を買おうという話になった。
しかしお互いに奢るなら賭けの意味があったのだろうか? なんて考えてはいけない。
長年の付き合いで俺は知っている。琥珀が勝負事を仕掛け、相手を煽るのは彼女なりのコミュニケーションの一つ。
結局、負けた方が奢るなんて言うのは一緒に買い物に行きたい口実なのだと理解している。
「先輩はお昼何食べるっすか?」
「うーん、暑いし冷たい麺類系を買うつもり。お前は?」
「じゃあ私も、この冷製パスタとかにしましょうかね」
自分の食事とジュース、そしてデザートのアイスを嬉々として買い物カゴに放り込んでいく。
俺も自分の買い物を手にとり、琥珀に言葉を投げた。
「んじゃ貸して、カゴ」
「ほいっす」
琥珀から買い物カゴを受け取り、自分の商品を一緒に入れる。
「それじゃ会計してくるわ」
「あっ、お金出すっすよ。先輩の買う分っていくらっすか?」
「いいのいいの、今日は全部俺の奢りってことで」
「えっ、じゃあ賭けの意味は?」
ぽかんとした顔を見せる彼女に俺は言葉を向ける。
「いいんだよ。先輩ってのは後輩に奢るもんだからな」
そう言い残し、レジへ並ぶ。
琥珀は目を真ん丸にして尊敬の眼差しで俺を見つめていた。
「おーっ、カッケエっす。あざーっす先輩! ゴチになります!」
「どこまでも体育会系なのねキミ」
買い物を済ませると家に帰り、二人で昼食を摂る。
琥珀は冷製トマトソースパスタを、俺は冷やし山菜蕎麦を食べながら、会話に花を咲かせた。
「午前中は先輩との決着がつかなかったっすけど、午後は何の勝負しますかねー」
「そもそも決着がついた・つかないの定義ってなによ?」
「そりゃあれっすよ。私と先輩は永遠のライバルっすから」
それは永遠に決着つかないって意味ね。
もっと言えば、今日こそ真の決着をつけてやる、って言いながら毎日遊ぶような関係性である。
台詞こそ少年漫画のライバルキャラ的な存在に影響を受けてるだけで、やってることは幼馴染のお兄ちゃんに遊んでもらってるって考えるとホント微笑ましいなこの子。
「先輩、やはり私達の真の決着をつける勝負と言えばひとつしかないっすね」
「その言い回しで過去に色んな勝負をしてるから、何が来るのかさっぱりわからん」
彼女はパスタを食べていた先割れスプーンをこちらに向けて、自信満々に言葉を放つ。
「ズバリ、度胸試しっす! 実はホラー映画を借りてきてるんすよね。これを一緒に観て、先に泣いた方の負けっす」
「おっけー、いいよ」
俺が承諾すると、彼女は口の端を切れ込ませて邪悪に笑う。
「くっくっく、あっさり勝負を受けたことを後悔することになるっすよ。きっとチキンな先輩はこの映画に耐え切れずに私に泣きついてくるっすから。負けたら夕飯奢りっすからね」
うーん、煽るねえ。
要約すると大好きな先輩と一緒に映画を観たいってことなのだが、それを素直に言えないあたりが琥珀の可愛いところである。
そんなこんなで、食事を終えた後は映画観賞タイム。
琥珀はリビングのカーテンを閉め、部屋を暗くする。
「ホラー映画は雰囲気が大事っすからね」
ということらしい。
そうしてテレビで映画を再生する。
その結果――
「ひ、ひあああああ」
琥珀が声を押し殺しながら、俺の腕にしがみついてくる。
い、いや。怖いのはわかる。
画面に映った口裂け女のインパクトは確かに凄まじかった。
俺も心臓が止まるかと思ったし、琥珀が涙目なのも納得だ。
でもね、琥珀ちゃん。そんなに密着しないで。
その、色々柔らかいし、いい匂いするし、小さい頃から一緒に過ごしてきた幼馴染の、女の子らしく成長した部分が押し当てられて、その、ね。
え、映画に集中できないですから。
そうして俺達は最後まで映画を鑑賞し終えた。
「お、終わったっすね」
涙目で声を震わせる琥珀に俺は再確認する。
「泣いた方が負け、だったよな」
「な、泣いてないっすよ!」
俺の言葉に彼女は即座に強がって見せる。
「たとえ私が涙目になってても、目から零れ落ちてなければそれは泣いたことにならないっす! セーフっす!」
なるほど、セーフ判定らしい。
「それより先輩はどうなんすか? 映画どうだったっすか?」
映画の感想を求められたので、素直に答える。
「あー、そうだな。怖かったけど、口裂け女がヒロインに化けてたのを主人公が見破ったシーンとかカッコ良かったよな。幼馴染だけあって、細かいところをよく見てるっていうか」
そう告げると琥珀は嬉しそうに表情を輝かせた。
「ですよねですよね! 幼馴染の絆の強さってのが伝わってくるっすよね。攫われたヒロインを探す途中の幼少期の回想シーンとかもいい味出してましたし、幼馴染は偉大なんすよ」
キミ、幼馴染の素晴らしさをアピールするためにこの映画を持ってきたのかい。
そう考えると、なんか勝負の結果とかどうでもよくなってきた。
「確かに、ヒロインとの再会シーンとか俺も感動してホロリとしちゃったわ。だから賭けは俺の負けでいいよ」
「お、おや?」
俺の言葉が意外だったのか、琥珀が驚いた顔を見せる。
「負けたら晩飯奢りだったな。じゃあ今日の夕飯はウチで食ってけよ。俺が作るから」
じきに光流やウチの両親も帰ってくるだろう。
そこに一人分増えるぐらい大したことじゃない。
「いいんすか先輩」
「おうよ、後輩は先輩に甘えるものなんだから、ご馳走されちゃいなさい」
そう言ってやると、琥珀は目を輝かせた。
「おおー、先輩の料理かー。何作るんだろ? 先輩麺類好きだし、パスタとかラーメンとか蕎麦とかあたりだろうなー」
「なんだよお前は麺類嫌いか?」
そう問いかけると、彼女は胸を張って答える。
「いえいえ、好きっすよ」
そこで何かに気付いたように言葉を付け加える。
「今の好きは、麺類が好きの意味であって、別に先輩が好きとかじゃないんで誤解しないでください」
「えー、なにじゃあ俺嫌われてんの?」
そこで琥珀は口の横に手をあて、可愛らしく囁いた。
「先輩のことは好きじゃなくて、大好きっすよ」
不意打ち気味にストレートな好意をぶつけられ、ドキリとした。
しかしすぐに琥珀は口元をいやらしく歪め、追撃の言葉をぶつける。
「おんやあ、せんぱーい、もしかして照れてるんすか? 私は幼馴染の友情的な意味で大好きって言ったのに、ひょっとしていやらしいこと考えてたんじゃないんすかー? きゃー、先輩のエッチー!」
そんな風に俺のことをからかってくる生意気な後輩。
しかしこれだけは言っておく。
「あのな琥珀、顔が真っ赤なのはお前も同じだぞ。人のこと照れさせようとして、お前も照れてんじゃねえよ。メチャクチャ恥ずかしいだろ」
「えっ、あの、それは誤解っすよ。夕焼けのせいっす」
「部屋のカーテン閉めてるし、夕日なんて入ってきません」
「うわーん、せんぱいのエッチー! セクハラー!」
とうとう言い訳も浮かばなくなったらしい。
まっ、たまにはこうして幼馴染と遊ぶのもいいもんだな。
そんな平和な夏休みの一日だった。
コンビニに入店するや、すぐさま琥珀はアイスケースに向かう。
あの後、琥珀と数試合ほど魔法人形で対戦した結果、戦績は三勝三敗に終わった。
賭けの結果は相手が欲しいものをそれぞれ三品づつ奢るという形に落ち着いた。
今日の昼食は俺一人なので適当に何か買って食べようと思っていたところだ。折角なので昼飯になるものやデザート類を買おうという話になった。
しかしお互いに奢るなら賭けの意味があったのだろうか? なんて考えてはいけない。
長年の付き合いで俺は知っている。琥珀が勝負事を仕掛け、相手を煽るのは彼女なりのコミュニケーションの一つ。
結局、負けた方が奢るなんて言うのは一緒に買い物に行きたい口実なのだと理解している。
「先輩はお昼何食べるっすか?」
「うーん、暑いし冷たい麺類系を買うつもり。お前は?」
「じゃあ私も、この冷製パスタとかにしましょうかね」
自分の食事とジュース、そしてデザートのアイスを嬉々として買い物カゴに放り込んでいく。
俺も自分の買い物を手にとり、琥珀に言葉を投げた。
「んじゃ貸して、カゴ」
「ほいっす」
琥珀から買い物カゴを受け取り、自分の商品を一緒に入れる。
「それじゃ会計してくるわ」
「あっ、お金出すっすよ。先輩の買う分っていくらっすか?」
「いいのいいの、今日は全部俺の奢りってことで」
「えっ、じゃあ賭けの意味は?」
ぽかんとした顔を見せる彼女に俺は言葉を向ける。
「いいんだよ。先輩ってのは後輩に奢るもんだからな」
そう言い残し、レジへ並ぶ。
琥珀は目を真ん丸にして尊敬の眼差しで俺を見つめていた。
「おーっ、カッケエっす。あざーっす先輩! ゴチになります!」
「どこまでも体育会系なのねキミ」
買い物を済ませると家に帰り、二人で昼食を摂る。
琥珀は冷製トマトソースパスタを、俺は冷やし山菜蕎麦を食べながら、会話に花を咲かせた。
「午前中は先輩との決着がつかなかったっすけど、午後は何の勝負しますかねー」
「そもそも決着がついた・つかないの定義ってなによ?」
「そりゃあれっすよ。私と先輩は永遠のライバルっすから」
それは永遠に決着つかないって意味ね。
もっと言えば、今日こそ真の決着をつけてやる、って言いながら毎日遊ぶような関係性である。
台詞こそ少年漫画のライバルキャラ的な存在に影響を受けてるだけで、やってることは幼馴染のお兄ちゃんに遊んでもらってるって考えるとホント微笑ましいなこの子。
「先輩、やはり私達の真の決着をつける勝負と言えばひとつしかないっすね」
「その言い回しで過去に色んな勝負をしてるから、何が来るのかさっぱりわからん」
彼女はパスタを食べていた先割れスプーンをこちらに向けて、自信満々に言葉を放つ。
「ズバリ、度胸試しっす! 実はホラー映画を借りてきてるんすよね。これを一緒に観て、先に泣いた方の負けっす」
「おっけー、いいよ」
俺が承諾すると、彼女は口の端を切れ込ませて邪悪に笑う。
「くっくっく、あっさり勝負を受けたことを後悔することになるっすよ。きっとチキンな先輩はこの映画に耐え切れずに私に泣きついてくるっすから。負けたら夕飯奢りっすからね」
うーん、煽るねえ。
要約すると大好きな先輩と一緒に映画を観たいってことなのだが、それを素直に言えないあたりが琥珀の可愛いところである。
そんなこんなで、食事を終えた後は映画観賞タイム。
琥珀はリビングのカーテンを閉め、部屋を暗くする。
「ホラー映画は雰囲気が大事っすからね」
ということらしい。
そうしてテレビで映画を再生する。
その結果――
「ひ、ひあああああ」
琥珀が声を押し殺しながら、俺の腕にしがみついてくる。
い、いや。怖いのはわかる。
画面に映った口裂け女のインパクトは確かに凄まじかった。
俺も心臓が止まるかと思ったし、琥珀が涙目なのも納得だ。
でもね、琥珀ちゃん。そんなに密着しないで。
その、色々柔らかいし、いい匂いするし、小さい頃から一緒に過ごしてきた幼馴染の、女の子らしく成長した部分が押し当てられて、その、ね。
え、映画に集中できないですから。
そうして俺達は最後まで映画を鑑賞し終えた。
「お、終わったっすね」
涙目で声を震わせる琥珀に俺は再確認する。
「泣いた方が負け、だったよな」
「な、泣いてないっすよ!」
俺の言葉に彼女は即座に強がって見せる。
「たとえ私が涙目になってても、目から零れ落ちてなければそれは泣いたことにならないっす! セーフっす!」
なるほど、セーフ判定らしい。
「それより先輩はどうなんすか? 映画どうだったっすか?」
映画の感想を求められたので、素直に答える。
「あー、そうだな。怖かったけど、口裂け女がヒロインに化けてたのを主人公が見破ったシーンとかカッコ良かったよな。幼馴染だけあって、細かいところをよく見てるっていうか」
そう告げると琥珀は嬉しそうに表情を輝かせた。
「ですよねですよね! 幼馴染の絆の強さってのが伝わってくるっすよね。攫われたヒロインを探す途中の幼少期の回想シーンとかもいい味出してましたし、幼馴染は偉大なんすよ」
キミ、幼馴染の素晴らしさをアピールするためにこの映画を持ってきたのかい。
そう考えると、なんか勝負の結果とかどうでもよくなってきた。
「確かに、ヒロインとの再会シーンとか俺も感動してホロリとしちゃったわ。だから賭けは俺の負けでいいよ」
「お、おや?」
俺の言葉が意外だったのか、琥珀が驚いた顔を見せる。
「負けたら晩飯奢りだったな。じゃあ今日の夕飯はウチで食ってけよ。俺が作るから」
じきに光流やウチの両親も帰ってくるだろう。
そこに一人分増えるぐらい大したことじゃない。
「いいんすか先輩」
「おうよ、後輩は先輩に甘えるものなんだから、ご馳走されちゃいなさい」
そう言ってやると、琥珀は目を輝かせた。
「おおー、先輩の料理かー。何作るんだろ? 先輩麺類好きだし、パスタとかラーメンとか蕎麦とかあたりだろうなー」
「なんだよお前は麺類嫌いか?」
そう問いかけると、彼女は胸を張って答える。
「いえいえ、好きっすよ」
そこで何かに気付いたように言葉を付け加える。
「今の好きは、麺類が好きの意味であって、別に先輩が好きとかじゃないんで誤解しないでください」
「えー、なにじゃあ俺嫌われてんの?」
そこで琥珀は口の横に手をあて、可愛らしく囁いた。
「先輩のことは好きじゃなくて、大好きっすよ」
不意打ち気味にストレートな好意をぶつけられ、ドキリとした。
しかしすぐに琥珀は口元をいやらしく歪め、追撃の言葉をぶつける。
「おんやあ、せんぱーい、もしかして照れてるんすか? 私は幼馴染の友情的な意味で大好きって言ったのに、ひょっとしていやらしいこと考えてたんじゃないんすかー? きゃー、先輩のエッチー!」
そんな風に俺のことをからかってくる生意気な後輩。
しかしこれだけは言っておく。
「あのな琥珀、顔が真っ赤なのはお前も同じだぞ。人のこと照れさせようとして、お前も照れてんじゃねえよ。メチャクチャ恥ずかしいだろ」
「えっ、あの、それは誤解っすよ。夕焼けのせいっす」
「部屋のカーテン閉めてるし、夕日なんて入ってきません」
「うわーん、せんぱいのエッチー! セクハラー!」
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