69 / 125
第五章 お泊りに行きたい
#69 夜宵と裸のお付き合い
しおりを挟む
「はい、おしまい」
夜宵のその言葉でヒナは意識を現実に戻される。
気付けばシャンプーも洗い流され、洗髪は完了していた。
「えー、もう終わりか」
名残惜しく感じながらヒナはそうボヤく。
それを聞いて夜宵は楽しそうに笑う。
「なになにヒナ、そんなに私に洗ってもらうの気に入ったの?」
それはもう、夜宵の魅惑のバストをあんな間近で見れるのだから気に入ったに決まってる、と思ったがそれは口には出さない。
「ああ、マジで最高に気持ち良かったよ。またやって欲しいくらいだ」
「へー、そうなんだ。だったら毎日一緒にお風呂入る?」
上機嫌な様子で夜宵はそう提案してくる。
とても魅力的な話だが、同時に問題点もヒナの頭に浮かんだ。
「いや、流石に毎日一緒に入るのは大変じゃないか? 体を洗うにしても水着を着た部分は洗えないし」
そこまで話して彼はちょっとした悪戯を思いつく。
「そうだ夜宵。今の内に水着を脱いで体洗っちゃえよ。俺はむこう向いてるから」
言って彼はバスチェアから立ち上がると夜宵に背を向ける。
なるほど、ヒナが目を背けてくれるなら安心してスッポンポンになれるねー、ってそんなわけないでしょ! 恥ずかしいよ!
そんなノリツッコミが飛んでくるだろうか?
それともツッコミなんてする余裕もなく、恥ずかしくて縮こまってしまうだろうか?
いずれにせよヒナの言葉は夜宵を軽くからかう程度のつもりだった。
しかし夜宵はそうは受け取らなかった。
――そっか、ヒナは私の体のことちゃんと考えてくれてるんだ。
「わかったよヒナ、お言葉に甘えさせてもらうね」
夜宵の言葉と共にゴソゴソと衣擦れの音が聞こえてくる。
それを聞いてヒナは絶対に後ろを振り向くことができなくなった。
――うっそ、ホントに脱ぐの!? 冗談のつもりだったのに! 風呂場で男と二人っきりだよ! この状況で裸になるの!?
ヒナの背後から濡れた水着が床に落ちる音が響くと、彼の体は緊張のあまり固まってしまう。
――今のはなんだ? ブラか? パンツか? 一体どっちを脱いだんだ?
そう困惑していると、もう一度水着が落ちる音が聞こえてきた。
――二度目だと! つまりこれでブラもパンツも両方脱いだということか?
ヒナが想定していたのは、まずブラを脱いで上半身を洗い、それが終わったらブラをつけて次にパンツを脱いで下半身を洗う。そんな手順だった。
だから上下の水着を同時に脱ぐという夜宵の行動に動揺を隠せなかった。
今、後ろを振り向けば夜宵の生まれたままの姿があるのだ。
しかも家にはヒナと夜宵の二人っきり、もしヒナが襲いかかっても、夜宵が助けを求められる相手はいない。
――夜宵ちゃん! マジで! マジで状況わかってる!?
――どうしてそんなに無防備なの! そろそろホントに襲われても文句言えないよ!
試されている。思春期男子の理性が試されているとヒナは感じた。
しかし思春期男子のか弱い理性に対して、今の状況は暴力的すぎる。
「と、とりあえず脱いでみたけど、やっぱり恥ずかしいね」
緊張を伴った夜宵の声が浴室に響く。
「そ、そうだな。今振り返ったら夜宵の裸が見れちゃうかなー」
ヒナも冗談交じりにそう返す。
「振り向いちゃ駄目だよ。ヒナはそういうことしないって信じてるけど」
「ま、まあそうだよな。もし振り向いても背中とかお尻くらいしか見えないだろうし」
「あ、そういうんじゃなくてね」
ヒナのイメージではお互いに背中合わせに立っている状態だと思っていた。
しかし夜宵はそれを否定する。
「私、ヒナの方向いてるから。今ヒナが振り返ったら、私の大事なところ全部見られちゃうね」
恥ずかしくて消え入るような声でそう吐き出す。
「いやなんで! それはリスク高くない!?」
思わずヒナは突っ込んでしまう。
それに対し、夜宵は緊張に声を震わせながらも強い意思で答えた。
「ヒナのこと信じてるから。大丈夫って」
「信頼の証としてそんな度胸試しみたいなことやってるってこと?」
「そうだよ。その為に私今全部脱いでるんだから」
いやいや、男を信頼しすぎないでください。もっと警戒してくれ、とヒナは悩ましい気持ちになる。
静まり返った浴室に夜宵がスポンジで体をこする音だけが響く。
ヒナは一歩も動けなくなっていたが、夜宵は夜宵でのぼせそうなくらい顔が熱くなっていた。
――男の子がすぐそばにいるのに裸になるなんて、やっぱり恥ずかしいよ。
――でもヒナはいやらしい気持ちなんてなくて、純粋に私の体を心配してくれたんだから、ちゃんと彼を信じないと。
水着を脱いで体を洗っていいと提案されたと時、もちろん夜宵は戸惑ったし、断ろうかとも思った。
しかし断るという行為自体がヒナを信頼していない証拠のような気がして、夜宵は彼の気遣いに甘えることを選んだ。
――大丈夫、ヒナは絶対にこっちを向かない。だからこんな風にスッポンポンになっても大丈夫だから。
極限まで緊張しながら自分にそう言い聞かせる。
やがて足の爪先までボディソープを馴染ませると、夜宵はシャワーから温水を出し、体を洗い流す。
水着から解き放たれ、裸身にシャワーを浴びる解放感が彼女を包みこんだ。
――頭がぽーっとするなあ。なんかもう恥ずかしいんだか、気持ちいいんだかわからなくなってきた。
――もうヒナに全部見られちゃってもいいかも。
上気した頭でそんな風に思いながら、夜宵はシャワーを止める。
「ヒナ、洗い終わったよ」
「おう、そうか。じゃあ振り向いていいか?」
「うんうん、いいよ」
のぼせた頭で無警戒に夜宵はそう吐き出す。
しかしヒナは警戒を緩めなかった。
「ちゃんと水着きたか?」
彼のその一言で夜宵は一気に目が覚めた。
そして自分が未だ全裸のままだったことを思い出す。
「あっ、忘れてた! ごめんちょっと待って!」
「いや忘れるなよ! 乙女の一番大事ななものを!」
警戒しておいて正解だった、とヒナは思う。
物音を聞く限り、夜宵が水着を着ている気配がなかったのだ。
――もうなんなんだよ夜宵! わざとか? わざとそうやって誘ってんのか!?
もちろんそんなわけないのはヒナもわかっている。
ただただ夜宵が天然なだけだ。
「あ、危なった。危うくラッキースケベされちゃうところだった」
「本当に気を付けてくれよ」
夜宵が水着を着る気配を背中に感じる。
ちょっと惜しい気もしたが、彼女と後々気まずくなるよりマシだとヒナは割り切った。
「水着、着ました」
「おう、お疲れ」
ギクシャクとした空気の中そんなやり取りをする。
ようやくヒナは後ろを振り向き、水着姿の夜宵と再会する。
「次はヒナの番だよ。私は壁の方向いてるから、体洗っていいよ」
「ああ、俺は別に見られても構わないけどな」
「えっ、いいの? じゃあ見たい!」
「予想外に食いついてきたな!」
夜宵の瞳が好奇心に輝く。
少しは照れるものかと思ったが、ヒナの予想に反して一切そんなことはなかった。
――女の子って、わかんねえ。
「ごめんやっぱりむこう向いててください。男の子だって恥ずかしいんです」
「えー。ヒナ、一度言ったことを引っ込めるなんて男らしくないよー」
ぶーぶー文句を言いながら、夜宵は背中を向けてくれる。
そうは言っても、今の自分の荒ぶる獣を彼女に見せることだけは、断じてできなかった。
夜宵のその言葉でヒナは意識を現実に戻される。
気付けばシャンプーも洗い流され、洗髪は完了していた。
「えー、もう終わりか」
名残惜しく感じながらヒナはそうボヤく。
それを聞いて夜宵は楽しそうに笑う。
「なになにヒナ、そんなに私に洗ってもらうの気に入ったの?」
それはもう、夜宵の魅惑のバストをあんな間近で見れるのだから気に入ったに決まってる、と思ったがそれは口には出さない。
「ああ、マジで最高に気持ち良かったよ。またやって欲しいくらいだ」
「へー、そうなんだ。だったら毎日一緒にお風呂入る?」
上機嫌な様子で夜宵はそう提案してくる。
とても魅力的な話だが、同時に問題点もヒナの頭に浮かんだ。
「いや、流石に毎日一緒に入るのは大変じゃないか? 体を洗うにしても水着を着た部分は洗えないし」
そこまで話して彼はちょっとした悪戯を思いつく。
「そうだ夜宵。今の内に水着を脱いで体洗っちゃえよ。俺はむこう向いてるから」
言って彼はバスチェアから立ち上がると夜宵に背を向ける。
なるほど、ヒナが目を背けてくれるなら安心してスッポンポンになれるねー、ってそんなわけないでしょ! 恥ずかしいよ!
そんなノリツッコミが飛んでくるだろうか?
それともツッコミなんてする余裕もなく、恥ずかしくて縮こまってしまうだろうか?
いずれにせよヒナの言葉は夜宵を軽くからかう程度のつもりだった。
しかし夜宵はそうは受け取らなかった。
――そっか、ヒナは私の体のことちゃんと考えてくれてるんだ。
「わかったよヒナ、お言葉に甘えさせてもらうね」
夜宵の言葉と共にゴソゴソと衣擦れの音が聞こえてくる。
それを聞いてヒナは絶対に後ろを振り向くことができなくなった。
――うっそ、ホントに脱ぐの!? 冗談のつもりだったのに! 風呂場で男と二人っきりだよ! この状況で裸になるの!?
ヒナの背後から濡れた水着が床に落ちる音が響くと、彼の体は緊張のあまり固まってしまう。
――今のはなんだ? ブラか? パンツか? 一体どっちを脱いだんだ?
そう困惑していると、もう一度水着が落ちる音が聞こえてきた。
――二度目だと! つまりこれでブラもパンツも両方脱いだということか?
ヒナが想定していたのは、まずブラを脱いで上半身を洗い、それが終わったらブラをつけて次にパンツを脱いで下半身を洗う。そんな手順だった。
だから上下の水着を同時に脱ぐという夜宵の行動に動揺を隠せなかった。
今、後ろを振り向けば夜宵の生まれたままの姿があるのだ。
しかも家にはヒナと夜宵の二人っきり、もしヒナが襲いかかっても、夜宵が助けを求められる相手はいない。
――夜宵ちゃん! マジで! マジで状況わかってる!?
――どうしてそんなに無防備なの! そろそろホントに襲われても文句言えないよ!
試されている。思春期男子の理性が試されているとヒナは感じた。
しかし思春期男子のか弱い理性に対して、今の状況は暴力的すぎる。
「と、とりあえず脱いでみたけど、やっぱり恥ずかしいね」
緊張を伴った夜宵の声が浴室に響く。
「そ、そうだな。今振り返ったら夜宵の裸が見れちゃうかなー」
ヒナも冗談交じりにそう返す。
「振り向いちゃ駄目だよ。ヒナはそういうことしないって信じてるけど」
「ま、まあそうだよな。もし振り向いても背中とかお尻くらいしか見えないだろうし」
「あ、そういうんじゃなくてね」
ヒナのイメージではお互いに背中合わせに立っている状態だと思っていた。
しかし夜宵はそれを否定する。
「私、ヒナの方向いてるから。今ヒナが振り返ったら、私の大事なところ全部見られちゃうね」
恥ずかしくて消え入るような声でそう吐き出す。
「いやなんで! それはリスク高くない!?」
思わずヒナは突っ込んでしまう。
それに対し、夜宵は緊張に声を震わせながらも強い意思で答えた。
「ヒナのこと信じてるから。大丈夫って」
「信頼の証としてそんな度胸試しみたいなことやってるってこと?」
「そうだよ。その為に私今全部脱いでるんだから」
いやいや、男を信頼しすぎないでください。もっと警戒してくれ、とヒナは悩ましい気持ちになる。
静まり返った浴室に夜宵がスポンジで体をこする音だけが響く。
ヒナは一歩も動けなくなっていたが、夜宵は夜宵でのぼせそうなくらい顔が熱くなっていた。
――男の子がすぐそばにいるのに裸になるなんて、やっぱり恥ずかしいよ。
――でもヒナはいやらしい気持ちなんてなくて、純粋に私の体を心配してくれたんだから、ちゃんと彼を信じないと。
水着を脱いで体を洗っていいと提案されたと時、もちろん夜宵は戸惑ったし、断ろうかとも思った。
しかし断るという行為自体がヒナを信頼していない証拠のような気がして、夜宵は彼の気遣いに甘えることを選んだ。
――大丈夫、ヒナは絶対にこっちを向かない。だからこんな風にスッポンポンになっても大丈夫だから。
極限まで緊張しながら自分にそう言い聞かせる。
やがて足の爪先までボディソープを馴染ませると、夜宵はシャワーから温水を出し、体を洗い流す。
水着から解き放たれ、裸身にシャワーを浴びる解放感が彼女を包みこんだ。
――頭がぽーっとするなあ。なんかもう恥ずかしいんだか、気持ちいいんだかわからなくなってきた。
――もうヒナに全部見られちゃってもいいかも。
上気した頭でそんな風に思いながら、夜宵はシャワーを止める。
「ヒナ、洗い終わったよ」
「おう、そうか。じゃあ振り向いていいか?」
「うんうん、いいよ」
のぼせた頭で無警戒に夜宵はそう吐き出す。
しかしヒナは警戒を緩めなかった。
「ちゃんと水着きたか?」
彼のその一言で夜宵は一気に目が覚めた。
そして自分が未だ全裸のままだったことを思い出す。
「あっ、忘れてた! ごめんちょっと待って!」
「いや忘れるなよ! 乙女の一番大事ななものを!」
警戒しておいて正解だった、とヒナは思う。
物音を聞く限り、夜宵が水着を着ている気配がなかったのだ。
――もうなんなんだよ夜宵! わざとか? わざとそうやって誘ってんのか!?
もちろんそんなわけないのはヒナもわかっている。
ただただ夜宵が天然なだけだ。
「あ、危なった。危うくラッキースケベされちゃうところだった」
「本当に気を付けてくれよ」
夜宵が水着を着る気配を背中に感じる。
ちょっと惜しい気もしたが、彼女と後々気まずくなるよりマシだとヒナは割り切った。
「水着、着ました」
「おう、お疲れ」
ギクシャクとした空気の中そんなやり取りをする。
ようやくヒナは後ろを振り向き、水着姿の夜宵と再会する。
「次はヒナの番だよ。私は壁の方向いてるから、体洗っていいよ」
「ああ、俺は別に見られても構わないけどな」
「えっ、いいの? じゃあ見たい!」
「予想外に食いついてきたな!」
夜宵の瞳が好奇心に輝く。
少しは照れるものかと思ったが、ヒナの予想に反して一切そんなことはなかった。
――女の子って、わかんねえ。
「ごめんやっぱりむこう向いててください。男の子だって恥ずかしいんです」
「えー。ヒナ、一度言ったことを引っ込めるなんて男らしくないよー」
ぶーぶー文句を言いながら、夜宵は背中を向けてくれる。
そうは言っても、今の自分の荒ぶる獣を彼女に見せることだけは、断じてできなかった。
0
お気に入りに追加
201
あなたにおすすめの小説
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。

恐喝されている女の子を助けたら学校で有名な学園三大姫の一人でした
恋狸
青春
特殊な家系にある俺、こと狭山渚《さやまなぎさ》はある日、黒服の男に恐喝されていた白海花《しらみはな》を助ける。
しかし、白海は学園三大姫と呼ばれる有名美少女だった!?
さらには他の学園三大姫とも仲良くなり……?
主人公とヒロイン達が織り成すラブコメディ!
小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
カクヨムにて、月間3位
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる