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高校生編
mission57 お化けの正体を解明せよ!
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「夜、痛みで目が覚めると、こうなっていたんです」
「最初はひとつだけだったのに、日に日に増えて」
「あまりに不思議で、怖くて」
「お祖父様やお祖母様には今のところこの現象はないのですが、もしお祖父様やお祖母様が攻撃されたら……」
ぽつり、ぽつりと。桐生は語った。自分の怪我よりも祖父母の心配をするところは桐生らしい。ただ、桐生だってすでに無事ではない。見たところ傷は浅いが、これだけ毎日傷が増えると気持ち悪いだろう。
怨霊的なものの仕業か、それとも。
俺が言葉に詰まっていると、
「桐生さん、僕わかったよ」
先に太郎が口を開いた。
「落ち着いて聞いてね……」
怯える桐生を宥める気遣いも見せつつ、太郎はゆっくりと溜めて言った。
「これは、かまいたちの仕業だ」
かまいたち、とな。
「各地にいろいろな伝承は残されているけれど、大体共通しているのはいきなりの切り傷だね。屋外の事例が多いから外にいるものだと思いがちなんだけど、実は屋内での例もあって」
「ストップストップ」
なんでこんなにかまいたちに関する話がスラスラ出てくるんだよ。いや、まあ確かに妖怪にいるけど。かまいたち。
「ドラゴン。かまいたちは可能性の一つだ。あまりそこにばかり固執するのも良くない」
「でもほーちゃん! かまいたちは切り傷をつけた後に血を吸ったり薬を塗ったりして、血が出ないようにしてるんだよ! この状況にぴったりじゃない?」
余計な知識が増えた。まあ、このゲームの主人公たる太郎がそういうならかまいたちでも良い気がするが。
「確かに……私もいつも気が付いたら傷がついていて、でも、血は止まっていました」
「でしょうでしょう!」
なんでそんなに嬉しそうなんだよ。幼少期に探偵ごっこしたのがまだ気に入っているのか?
「桐生はその時どこにいるんだ? 傷をつけられた時というか、傷に気がついた時というか」
俺の質問に桐生は少し考え込み、答えた。
「……ベッドですね。目が覚めたらついています」
ベッドで目が覚めたら傷がついている状態か。本当にホラーじゃないか。
「その周りには、誰かいたり何かがいたりした形跡はあるのか?」
「いえ、誰も」
「かまいたちだ」
「近くに凶器になりそうなものはあるか? ナイフとかカミソリとか」
「この部屋にはありませんね……。カミソリは洗面台に、ナイフならキッチンにはありますが」
「かまいたちだ……!」
「桐生以外のものが傷ついていることはないのか? 物とかドアや壁とか」
「いえ、それも特に……」
「かま」
「ドラゴン、飴をあげよう」
「わぁい!」
とりあえず太郎は落ち着かせる。かまいたちでもいいんだが、ほかの気になるところも整理しないと……。
「このことを、桐生のじいさん達は知っているのか?」
桐生は黙って首を振った。ただただ知らないのか、相談できずに黙っていたのかまではこの様子じゃ聞くのをやめておいた方がいいだろう。
「今夜かまいたちが出たら、これで縛ってあげるよ!」
「……頼もしいです!」
どこから出したかは分からないがロープを手に持ち太郎はやる気だ。そのロープとやる気でどうにかなるもんか? かまいたち。
まあ、これ以上桐生へ聞くよりも、このままかまいたち(仮)が出るのを待った方が早そうか。こうした問題はゲーム的に一回では解決しないことも多いから、また何回かこうして泊まりに来るのかもしれない。イベントとはいえ、桐生のあの切り傷は可哀想だから早めに解決できるといいが……。
「ありがとうございます……。お二人に相談して、良かった……」
目尻には涙が溜まっていた。女の子一人で考え込むのは辛かっただろう。恋人同士なら太郎に抱きしめさせたところだが、如何せんまだ早い。当然、俺はその立場にいないので、話題でも変えようかと部屋を見渡す。
と。
「あれは……桐生のお母さんか」
とある写真が目に入った。太郎のサメ柄の写真立てと同じくらいに古びたそれに飾られている写真は、幼少期の桐生と桐生に似た綺麗な女の人が写っている。お世辞ではなく、母親なのだろう。
「……はい。もう、亡くなってしまいましたが」
亡くなった、ということは、今回のお化け騒ぎに関係があるのかもしれない。確認しておくか。
「病気か何かで……?」
「ええ、もともと体が弱くて……こちらに帰ってきて療養していたんですが」
幼少期に桐生がこの街にいたのはその関係か。母親の病気が進行していたなら、俺たちと遊んでいる暇なんてないはずだ。だから、あの日一日だけしか会えなかったのか。
「綺麗な人だな。桐生によく似てる」
「……そう言っていただけると嬉しいです。お母様のことは、もうあんまり覚えていないんですけれど」
言いながら、桐生は写真立てを手に取る。宝物を抱きしめるように、慈しむように。
「優しくて、大好きだったことは、覚えているんです」
なんとなく、ですけれどね。
そんなふうに笑う桐生は、やっぱり儚げで。
『カッス』
『ふぁっ! ふぁぁ! 急に呼ぶとびっくりするぷんっ! あー、びっくりしたぷん。寿命が五年くらい縮まったぷん』
油断してんじゃねぇよ。このポンコツサポートキャラが。
『……桐生すみれの母親が亡くなったのは幼少期で間違いないな』
『本人がそういうならそうじゃないかぷん?』
ちゃんと調べろ。なんだそのふわっとした返しは。
『何かおかしいところでもあるぷん?』
『そりゃそうだろ』
療養のためにこの街に来ていた桐生すみれの母親が、幼少期に亡くなっているのなら。
『桐生すみれが、この街にいる理由がない』
宮藤まなみも言っていたとおり、ここは都会じゃない。桐生の父親は言及されていないが健在のようだし、それを考えれば父親の傍で暮らしていた方が将来を考えても余程良いだろう。
母親ももう幼少期に亡くなっているなら、高校からわざわざこちらの学校へ来る理由がない。何か、理由でもない限りは。
『その理由が、桐生すみれルート攻略の鍵になるはずだ』
お化け騒ぎ、母親の死、この街へ来た理由。
桐生すみれルートは、着実に攻略へ向けて動き出している。
「最初はひとつだけだったのに、日に日に増えて」
「あまりに不思議で、怖くて」
「お祖父様やお祖母様には今のところこの現象はないのですが、もしお祖父様やお祖母様が攻撃されたら……」
ぽつり、ぽつりと。桐生は語った。自分の怪我よりも祖父母の心配をするところは桐生らしい。ただ、桐生だってすでに無事ではない。見たところ傷は浅いが、これだけ毎日傷が増えると気持ち悪いだろう。
怨霊的なものの仕業か、それとも。
俺が言葉に詰まっていると、
「桐生さん、僕わかったよ」
先に太郎が口を開いた。
「落ち着いて聞いてね……」
怯える桐生を宥める気遣いも見せつつ、太郎はゆっくりと溜めて言った。
「これは、かまいたちの仕業だ」
かまいたち、とな。
「各地にいろいろな伝承は残されているけれど、大体共通しているのはいきなりの切り傷だね。屋外の事例が多いから外にいるものだと思いがちなんだけど、実は屋内での例もあって」
「ストップストップ」
なんでこんなにかまいたちに関する話がスラスラ出てくるんだよ。いや、まあ確かに妖怪にいるけど。かまいたち。
「ドラゴン。かまいたちは可能性の一つだ。あまりそこにばかり固執するのも良くない」
「でもほーちゃん! かまいたちは切り傷をつけた後に血を吸ったり薬を塗ったりして、血が出ないようにしてるんだよ! この状況にぴったりじゃない?」
余計な知識が増えた。まあ、このゲームの主人公たる太郎がそういうならかまいたちでも良い気がするが。
「確かに……私もいつも気が付いたら傷がついていて、でも、血は止まっていました」
「でしょうでしょう!」
なんでそんなに嬉しそうなんだよ。幼少期に探偵ごっこしたのがまだ気に入っているのか?
「桐生はその時どこにいるんだ? 傷をつけられた時というか、傷に気がついた時というか」
俺の質問に桐生は少し考え込み、答えた。
「……ベッドですね。目が覚めたらついています」
ベッドで目が覚めたら傷がついている状態か。本当にホラーじゃないか。
「その周りには、誰かいたり何かがいたりした形跡はあるのか?」
「いえ、誰も」
「かまいたちだ」
「近くに凶器になりそうなものはあるか? ナイフとかカミソリとか」
「この部屋にはありませんね……。カミソリは洗面台に、ナイフならキッチンにはありますが」
「かまいたちだ……!」
「桐生以外のものが傷ついていることはないのか? 物とかドアや壁とか」
「いえ、それも特に……」
「かま」
「ドラゴン、飴をあげよう」
「わぁい!」
とりあえず太郎は落ち着かせる。かまいたちでもいいんだが、ほかの気になるところも整理しないと……。
「このことを、桐生のじいさん達は知っているのか?」
桐生は黙って首を振った。ただただ知らないのか、相談できずに黙っていたのかまではこの様子じゃ聞くのをやめておいた方がいいだろう。
「今夜かまいたちが出たら、これで縛ってあげるよ!」
「……頼もしいです!」
どこから出したかは分からないがロープを手に持ち太郎はやる気だ。そのロープとやる気でどうにかなるもんか? かまいたち。
まあ、これ以上桐生へ聞くよりも、このままかまいたち(仮)が出るのを待った方が早そうか。こうした問題はゲーム的に一回では解決しないことも多いから、また何回かこうして泊まりに来るのかもしれない。イベントとはいえ、桐生のあの切り傷は可哀想だから早めに解決できるといいが……。
「ありがとうございます……。お二人に相談して、良かった……」
目尻には涙が溜まっていた。女の子一人で考え込むのは辛かっただろう。恋人同士なら太郎に抱きしめさせたところだが、如何せんまだ早い。当然、俺はその立場にいないので、話題でも変えようかと部屋を見渡す。
と。
「あれは……桐生のお母さんか」
とある写真が目に入った。太郎のサメ柄の写真立てと同じくらいに古びたそれに飾られている写真は、幼少期の桐生と桐生に似た綺麗な女の人が写っている。お世辞ではなく、母親なのだろう。
「……はい。もう、亡くなってしまいましたが」
亡くなった、ということは、今回のお化け騒ぎに関係があるのかもしれない。確認しておくか。
「病気か何かで……?」
「ええ、もともと体が弱くて……こちらに帰ってきて療養していたんですが」
幼少期に桐生がこの街にいたのはその関係か。母親の病気が進行していたなら、俺たちと遊んでいる暇なんてないはずだ。だから、あの日一日だけしか会えなかったのか。
「綺麗な人だな。桐生によく似てる」
「……そう言っていただけると嬉しいです。お母様のことは、もうあんまり覚えていないんですけれど」
言いながら、桐生は写真立てを手に取る。宝物を抱きしめるように、慈しむように。
「優しくて、大好きだったことは、覚えているんです」
なんとなく、ですけれどね。
そんなふうに笑う桐生は、やっぱり儚げで。
『カッス』
『ふぁっ! ふぁぁ! 急に呼ぶとびっくりするぷんっ! あー、びっくりしたぷん。寿命が五年くらい縮まったぷん』
油断してんじゃねぇよ。このポンコツサポートキャラが。
『……桐生すみれの母親が亡くなったのは幼少期で間違いないな』
『本人がそういうならそうじゃないかぷん?』
ちゃんと調べろ。なんだそのふわっとした返しは。
『何かおかしいところでもあるぷん?』
『そりゃそうだろ』
療養のためにこの街に来ていた桐生すみれの母親が、幼少期に亡くなっているのなら。
『桐生すみれが、この街にいる理由がない』
宮藤まなみも言っていたとおり、ここは都会じゃない。桐生の父親は言及されていないが健在のようだし、それを考えれば父親の傍で暮らしていた方が将来を考えても余程良いだろう。
母親ももう幼少期に亡くなっているなら、高校からわざわざこちらの学校へ来る理由がない。何か、理由でもない限りは。
『その理由が、桐生すみれルート攻略の鍵になるはずだ』
お化け騒ぎ、母親の死、この街へ来た理由。
桐生すみれルートは、着実に攻略へ向けて動き出している。
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