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第2章 ぼちお君、奮闘
第27話 ついていけないボッチ君
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「ただいま」
「うん?今日は早いのね?」
もう古瀬さんの護衛は終わったからね。これでいつも通りの日常にやっと戻れる・・・ちょっと寂しいかも。
俺は今まで同級生と帰るという行為をしたことが少なかったから、結構楽しかったのは隠せないね・・・まぁ俺にはこの生活が一番性に合っているし、いいんだけど。
「まあね」
「女の子はもういいの?」
「ああ」
「そう・・・あんたにもやっと春が来たと思ってたのに・・・」
ある訳ないでしょうが。ましてや相手はあのトップカーストの古瀬さんである。ここは現実、ラブコメの世界で決してないのだ。
◇
「ねぇ兄ちゃん、いつ買い物に行くー?」
家族4人で食卓を囲む晩御飯の最中、口をもぐもぐしながら千恵が聞いてくる。呑み込んでから喋ればいいのに。
「そうだな・・・今週末で」
週末は毎週暇だからね。本屋には行くけどさ。
「分かったー」
「言っとくけど、あんまりお金ないからな?」
「うん、別にいいよー。そんな高いもの買って貰おうとは思ってないしー」
「・・・きたないな」
口をもぐもぐして喋るのを決して辞めないね、この子。頬っぺにご飯粒付いてるし・・高校1年生なんだよね君。小学生を見てる気分になってきた。
「千恵・・・その、すまんな・・・」
父さんが申し訳なそうな顔で千恵に謝る。さっきも謝っていたが、相当メンタルにきてるのだろう。
「もう、いいってば―。今度違うプレゼント買ってくれるんでしょ?」
「ああ、任せろ。次は千恵が喜ぶものを買って来る」
全然信用できないのは俺だけですかね・・・プレゼントに育毛剤を買って来る人を信じろというのも無理がある話か。
「大丈夫よ、武流。私もお父さんと一緒に買いに行くから」
「そう・・・」
顔に出てただろうか?
だが、それなら安心だ。母さんと一緒なら変なものを選ばないだろう。
「あ、そういえば兄ちゃん。今日、古瀬先輩とすれ違ったんだけど何か落ち込んでたよ?なんかしたの?」
「そうか・・・けど何もしてないぞ。古瀬さんにも色々あるんだろ」
千恵に言ったら話が長くなりそうで怖いので、俺の口からは何も言わないようにしとこう。
古瀬さんにとってはこれでいいはずなんだがな。
「友達と一緒に歩いてたのを見たんだけど、何処かずっと上の空っていうか・・・どうしたんだろ?」
「さぁ」
彼女とは今後一切関わることはないと思うから、別に気にする必要はないんだが・・・
「でも、古瀬さんと一緒に帰るのはもう終わりなんだよね?もしかして、それじゃない・・・?」
「違うだろ。解決した直後で、まだ確証が持ててないだけだと思うけど」
「・・・なんかなぁ」
「千恵、分かってると思うが、やめろよ?」
「っ・・・分かってるよ」
ボソボソと、不満を隠そうともせず吐き出す千恵。
はぁ、千恵は俺の人間関係に煩いからな・・・釘を刺しとかないと面倒なことになる。
「ごちそうさまでした。風呂入って来る」
ゆっくり風呂にでも入って、小説でも読みながら寝よう。
◇
現在朝の8時20分。どうしてこうなった。
「ごめんねーこの前は睨みつけちゃってー(テヘっ)」
「誤解しちゃったよ・・・ごめんなさいね?」
「絵里奈さんを泣かした奴は許せん・・・だが、今回に限り、こちらの誤解だったようだ・・・すまぬ・・・」
「い、いえ別に気にしてないので・・・」
教室に到着して速攻、絵里奈の取り巻きと思われるクラスメイト数名が、俺の席に雪崩寄ってきて、謝罪の意を述べてきた。
一瞬、集団リンチされるかと思い、本能的に頭をガードしてしまった。寄ってきたクラスメイトに変な物を見る目で見られました。かなり恥ずかしかったんだけど・・・
「アッシーごめんね?皆にも謝れって言っといたから、これでチャラでオッケーね?」
「ああ、はい・・・」
「えりっちに言われて、私たちも誤解だって気づいたんだけど・・・アッシーには悪いことしちゃったね、ほんとごめんね?」
「・・・いえ、俺は大丈夫なので、気にしなくていいですよ」
横目でチラっと絵里奈の方を見ると、申し訳なさそうな顔で俺達の動向を見守っていた。目が合った時、両手を合わせ「ごめん」と声を出さずに口だけ動かした絵里奈。そう思うならこの状況をどうにかしてくれ・・・
「まじ?サンキュー!いえーい!」
なんだ目の前に突き出されたこの手の平は・・・パーの形をしてるからチョキでいいのかな・・・?
「「「・・・」」」
「どうかしました・・・?」
「「「ぷㇷっ。。ははははっ!!」」」
「・・・」
「ぷㇷっ・・・おもしろすぎっハハハっ」
「そ、そうっすか・・・はは・・・・面白いですよね・・・」
ちょっと待ってくれ、何が面白いのか全く分からん・・・いきなり笑い出したぞこいつら・・・精神科医行った方が良いのでは・・・
「チ、チョキだってっ・・ぷㇷっ・・そこは普通ハイタッチでしょ?ハハハハっ!」
「・・・」
あ、そゆこと・・・
「アッシー面白いじゃんっ!ボッチ君だと思ってたけど、結構ノリ良いんだね!」
「・・・でしょ?」
「でしょ、だって!ぷㇷっ・・・ハハハハハっ」
「・・・」
「やばっ、ふぅーふぅー、腹痛いっ・・・ハハハハっ」
「はは・・・」
その後、俺が発言する度に笑われた。なんで?
そして、この人たちが馬鹿笑いしてるのを聞きつけた周囲の人間が「なんだ、なんだ」と野次馬のようにやってきて、何が起きてるか分からないけど皆笑ってるから笑ッとこ、みたいな雰囲気が充満し、一時クラスが物凄い五月蠅くなったのは言うまでもない。
「・・・災難だったな芦田。・・・ぷㇷっ」
「・・・」
現在1時間目の休み時間。
となりの西条が未だ笑いを堪え切れないのか、笑いをかみ殺しながら聞いてくる。まじで災難だったんだけど・・・・あの後なんかなし崩し的に、絵里奈の取り巻き達と連絡先も交換することになったしさ・・・・・・・ちょっと嬉しいけど。
それよりあのギャル娘の名前、神咲美南というのか。秒であだ名を付けて来るところから、陽キャ力なら神レベルですね。
「拗ねてんのか?」
「・・・いや、疲れただけだ」
「まあ、そりゃ疲れるか」
「ああ、あんなの初めてだし・・・」
あれが最初の最後であって欲しいとは切なる願いである。
「うん?今日は早いのね?」
もう古瀬さんの護衛は終わったからね。これでいつも通りの日常にやっと戻れる・・・ちょっと寂しいかも。
俺は今まで同級生と帰るという行為をしたことが少なかったから、結構楽しかったのは隠せないね・・・まぁ俺にはこの生活が一番性に合っているし、いいんだけど。
「まあね」
「女の子はもういいの?」
「ああ」
「そう・・・あんたにもやっと春が来たと思ってたのに・・・」
ある訳ないでしょうが。ましてや相手はあのトップカーストの古瀬さんである。ここは現実、ラブコメの世界で決してないのだ。
◇
「ねぇ兄ちゃん、いつ買い物に行くー?」
家族4人で食卓を囲む晩御飯の最中、口をもぐもぐしながら千恵が聞いてくる。呑み込んでから喋ればいいのに。
「そうだな・・・今週末で」
週末は毎週暇だからね。本屋には行くけどさ。
「分かったー」
「言っとくけど、あんまりお金ないからな?」
「うん、別にいいよー。そんな高いもの買って貰おうとは思ってないしー」
「・・・きたないな」
口をもぐもぐして喋るのを決して辞めないね、この子。頬っぺにご飯粒付いてるし・・高校1年生なんだよね君。小学生を見てる気分になってきた。
「千恵・・・その、すまんな・・・」
父さんが申し訳なそうな顔で千恵に謝る。さっきも謝っていたが、相当メンタルにきてるのだろう。
「もう、いいってば―。今度違うプレゼント買ってくれるんでしょ?」
「ああ、任せろ。次は千恵が喜ぶものを買って来る」
全然信用できないのは俺だけですかね・・・プレゼントに育毛剤を買って来る人を信じろというのも無理がある話か。
「大丈夫よ、武流。私もお父さんと一緒に買いに行くから」
「そう・・・」
顔に出てただろうか?
だが、それなら安心だ。母さんと一緒なら変なものを選ばないだろう。
「あ、そういえば兄ちゃん。今日、古瀬先輩とすれ違ったんだけど何か落ち込んでたよ?なんかしたの?」
「そうか・・・けど何もしてないぞ。古瀬さんにも色々あるんだろ」
千恵に言ったら話が長くなりそうで怖いので、俺の口からは何も言わないようにしとこう。
古瀬さんにとってはこれでいいはずなんだがな。
「友達と一緒に歩いてたのを見たんだけど、何処かずっと上の空っていうか・・・どうしたんだろ?」
「さぁ」
彼女とは今後一切関わることはないと思うから、別に気にする必要はないんだが・・・
「でも、古瀬さんと一緒に帰るのはもう終わりなんだよね?もしかして、それじゃない・・・?」
「違うだろ。解決した直後で、まだ確証が持ててないだけだと思うけど」
「・・・なんかなぁ」
「千恵、分かってると思うが、やめろよ?」
「っ・・・分かってるよ」
ボソボソと、不満を隠そうともせず吐き出す千恵。
はぁ、千恵は俺の人間関係に煩いからな・・・釘を刺しとかないと面倒なことになる。
「ごちそうさまでした。風呂入って来る」
ゆっくり風呂にでも入って、小説でも読みながら寝よう。
◇
現在朝の8時20分。どうしてこうなった。
「ごめんねーこの前は睨みつけちゃってー(テヘっ)」
「誤解しちゃったよ・・・ごめんなさいね?」
「絵里奈さんを泣かした奴は許せん・・・だが、今回に限り、こちらの誤解だったようだ・・・すまぬ・・・」
「い、いえ別に気にしてないので・・・」
教室に到着して速攻、絵里奈の取り巻きと思われるクラスメイト数名が、俺の席に雪崩寄ってきて、謝罪の意を述べてきた。
一瞬、集団リンチされるかと思い、本能的に頭をガードしてしまった。寄ってきたクラスメイトに変な物を見る目で見られました。かなり恥ずかしかったんだけど・・・
「アッシーごめんね?皆にも謝れって言っといたから、これでチャラでオッケーね?」
「ああ、はい・・・」
「えりっちに言われて、私たちも誤解だって気づいたんだけど・・・アッシーには悪いことしちゃったね、ほんとごめんね?」
「・・・いえ、俺は大丈夫なので、気にしなくていいですよ」
横目でチラっと絵里奈の方を見ると、申し訳なさそうな顔で俺達の動向を見守っていた。目が合った時、両手を合わせ「ごめん」と声を出さずに口だけ動かした絵里奈。そう思うならこの状況をどうにかしてくれ・・・
「まじ?サンキュー!いえーい!」
なんだ目の前に突き出されたこの手の平は・・・パーの形をしてるからチョキでいいのかな・・・?
「「「・・・」」」
「どうかしました・・・?」
「「「ぷㇷっ。。ははははっ!!」」」
「・・・」
「ぷㇷっ・・・おもしろすぎっハハハっ」
「そ、そうっすか・・・はは・・・・面白いですよね・・・」
ちょっと待ってくれ、何が面白いのか全く分からん・・・いきなり笑い出したぞこいつら・・・精神科医行った方が良いのでは・・・
「チ、チョキだってっ・・ぷㇷっ・・そこは普通ハイタッチでしょ?ハハハハっ!」
「・・・」
あ、そゆこと・・・
「アッシー面白いじゃんっ!ボッチ君だと思ってたけど、結構ノリ良いんだね!」
「・・・でしょ?」
「でしょ、だって!ぷㇷっ・・・ハハハハハっ」
「・・・」
「やばっ、ふぅーふぅー、腹痛いっ・・・ハハハハっ」
「はは・・・」
その後、俺が発言する度に笑われた。なんで?
そして、この人たちが馬鹿笑いしてるのを聞きつけた周囲の人間が「なんだ、なんだ」と野次馬のようにやってきて、何が起きてるか分からないけど皆笑ってるから笑ッとこ、みたいな雰囲気が充満し、一時クラスが物凄い五月蠅くなったのは言うまでもない。
「・・・災難だったな芦田。・・・ぷㇷっ」
「・・・」
現在1時間目の休み時間。
となりの西条が未だ笑いを堪え切れないのか、笑いをかみ殺しながら聞いてくる。まじで災難だったんだけど・・・・あの後なんかなし崩し的に、絵里奈の取り巻き達と連絡先も交換することになったしさ・・・・・・・ちょっと嬉しいけど。
それよりあのギャル娘の名前、神咲美南というのか。秒であだ名を付けて来るところから、陽キャ力なら神レベルですね。
「拗ねてんのか?」
「・・・いや、疲れただけだ」
「まあ、そりゃ疲れるか」
「ああ、あんなの初めてだし・・・」
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