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オマケ
やっぱ電話で×××しちゃうよね?①
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海外ではバレンタインに赤い物を贈り合うらしく、一稀さんから楽しみにしててと言われて、そういえば何も用意してなかったことを思い出した。
それから数日、一稀さんへのバレンタインギフトは何にしようかと、散々頭を悩ませていた。
(一緒に住んでたらケーキ焼いて、その場で食べてもらえるけどな……)
結局、無難にチョコとコチニールレッドのネクタイ、顧客へのギフトでウケが良いバラを模した生花のような入浴剤を贈ることに決めた。
「さて。メッセージカードでも添えるか」
赤い封筒を用意して、青いインクの万年筆を手に取ると、ネクタイはどんなスーツに併せて欲しいとか、入浴剤は花びらを剥がすように使えて色ごとに香りが違うとか、ペンを走らせる。
そしてバレンタインのラブレターらしく、愛してるとか顔から火が出そうなメッセージを書き込むと、一稀さんが揶揄ってくる顔が目に浮かんで、一層恥ずかしくなった。
(音読されたら溶ける自信あるわ)
思えば手紙を書くなんて最近ない文化になったと思いつつ、手書きの手紙を書くことで少し気分も上がって、後半は割とノリノリで書いてしまった自分に苦笑した。
流通事情で手元に届くのが遅れたら嫌だし、バレンタイン前に届くように手配したからか、一稀さんから当日まで開けちゃダメなのかと、何度も催促が来た。
それから数日、一稀さんへのバレンタインギフトは何にしようかと、散々頭を悩ませていた。
(一緒に住んでたらケーキ焼いて、その場で食べてもらえるけどな……)
結局、無難にチョコとコチニールレッドのネクタイ、顧客へのギフトでウケが良いバラを模した生花のような入浴剤を贈ることに決めた。
「さて。メッセージカードでも添えるか」
赤い封筒を用意して、青いインクの万年筆を手に取ると、ネクタイはどんなスーツに併せて欲しいとか、入浴剤は花びらを剥がすように使えて色ごとに香りが違うとか、ペンを走らせる。
そしてバレンタインのラブレターらしく、愛してるとか顔から火が出そうなメッセージを書き込むと、一稀さんが揶揄ってくる顔が目に浮かんで、一層恥ずかしくなった。
(音読されたら溶ける自信あるわ)
思えば手紙を書くなんて最近ない文化になったと思いつつ、手書きの手紙を書くことで少し気分も上がって、後半は割とノリノリで書いてしまった自分に苦笑した。
流通事情で手元に届くのが遅れたら嫌だし、バレンタイン前に届くように手配したからか、一稀さんから当日まで開けちゃダメなのかと、何度も催促が来た。
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