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(6)とんでもない拾い物
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たいした考えもなく家に連れてきてしまったけど、あんなシチュエーションだ。なにかややこしい事情を抱えてるのは明らかだし、今のうちに警察に連絡を入れた方が良いんだろうか。
そもそもホテルの客だったのか、その辺も確認しないで連れて来てしまった。
スマホを手に『ゴミ捨て場・捨て人』とか『拾った人・行方不明』などと、間の抜けた検索ワードで調べ物をしながらキッチンに立ってコーヒーで酔いを覚ます。
バスルームの方から浴室の扉が開く音がして、しばらくするとドライヤーの音が聞こえてきた。
「私本当にどうしたんだろ」
見ず知らずの、しかもヤバい事情を抱えてるのが明らかな全裸の男の人を拾ってしまった。
買ってきたタバコのパッケージを開けて、取り出した一本を口に咥えてライターで火をつける。
「ふう、とりあえず拾ったものは仕方ない。のかな?」
換気扇に向かって煙を吐き出すと、指先で弾いて灰皿にタバコの灰を落とす。
例えば彼がなんらかの犯罪に巻き込まれた反社会的な組織の人だとして、殴られたような痕はいくつかあったけど、刺されたとか撃たれたとか血を流してる様子はなかった。
かなりお酒臭かったし、全裸だったのがなんでなのか疑問は残るけど、本当にゴミ男として捨てられただけじゃないかとか、犯罪の気配を感じないのは私の危機管理の甘さだろうか。
もっと考えるべきことはあるだろうに、私は気が付いたらそんなくだらないことばかり考えて、不意に声を掛けられた瞬間にタバコを灰皿に押し付けた。
「お風呂ありがとう。ねえ、ヘアゴムない?」
「ヘアゴムですか……ってちょっと!」
「ん?」
「な、なんで半裸なんですか」
目の前にすらりと伸びた手足、腰穿きした際どい腰回りからバッキバキに割れた綺麗な腹筋が見えてギョッとしてると、彼はこともなげに暑いからと少し高い位置でにっこり笑う。
「お風呂にしっかり浸かったらポカポカしてさ、今暑いんだよね。本当は下も穿きたくなかったんだけど」
「いや、ズボンは穿いて正解です」
「ねー。さすがにねー」
「とりあえず立ち話もなんですからソファーにどうぞ。お腹減ってるなら何か食べますか。ヘアゴムは、これ使ってください」
リビングの隣の寝室に入ってドレッサーから適当なヘアゴムを取って手渡すと、キョトンとした顔を向けられて、探るような口調で話し掛けられる。
「……キミ、刑事さんか何かなの」
「いや、ただの会社員ですけど」
「警戒心なさ過ぎじゃない」
「まあそうかも知れませんね。殺されるとかそうなったらそうなった時で」
「ふふ。面白い子だね。ヘアゴムありがと」
楽しそうに笑う口元が色っぽくて咄嗟に視線を外す。なんでか分からないけど、この人は色んな意味でキケンな感じがする。
「お米は冷凍してありますし、麺が良ければうどんかラーメンですね。ガッツリ食べるなら肉もありますけど」
逃げるようにキッチンに移動すると、手を洗って冷蔵庫の中を確認する。
週末に作り置きする習慣があるので、金曜の今日だと大したものは残ってないけど、なんとか食べられる料理が出来る状態でホッとする。
「自炊する系なんだ」
「へ?」
気が付くと顔が真横にあって、彼が身を屈めて冷蔵庫の中を覗いてる。
ふわりと香ってくる、嗅ぎ慣れたシャンプーの香りに体が反応して小さく震える。まるで背後から抱き締められているようで、ドキッとして恋人のような錯覚すら覚えそうな距離だ。
「さすがにゼロ距離過ぎるんですけど」
「ああ、ごめんね」
さして悪びれず謝罪の言葉を口にする彼を見て、私はまたもや息を呑んだ。
ヘアゴムで結んだ髪は無造作に後ろでまとめられてて、想像もしなかったほどワイルドで整った顔が剥き出しになっている。
(あ、髭も剃ったんだ)
それだけでも心臓がバクバクうるさくなるのに、少し後毛が垂れてうなじに掛かっているのがめちゃくちゃ色っぽい。
「ん?なに?」
「や、いや。どれくらいにしましょうか。ご飯と麺、どうしますか」
「え、本当に作ってくれるの」
「減ってないなら作りませんけど、どうしますか」
「一人分?俺はガッツリお肉食べたいけど、この時間だしお姉さんは食べちゃダメなの」
「フゴッ、ウッ」
お姉さんは食べちゃダメなのかと首を傾げられて、性的な意味に聞こえた自分を恥じたいくらい動揺して咳き込んだ。
「え、なに。大丈夫?」
「いや、食べちゃダメと言うか、飲み会の帰りなんでお腹減ってないんで」
「そっか。ほら、女性はダイエットとか色々あるからさ」
「ですよねー。はは、私はそういうの気にしない質ですが、今は本当にお腹いっぱいで」
笑って誤魔化したは良いけど、見なくても羞恥で顔が赤くなってる気がしていたたまれない。
冷蔵庫から適当に材料を取り出すと、彼に見守られながら調理してサッと一品作る。
「手際いいんだね。めちゃくちゃ良い匂い」
「大したものじゃないですよ。あと味濃いめですけど大丈夫ですか」
「俺、濃い目好き。大丈夫だよ」
料理を作ってるところを覗かれるなんていつぶりだろう。しかも拾ってきた謎のワイルドなお兄さんに見られてると思うと、変にドキドキして緊張で手が震えそう。
「ごめんなさい。適当なお茶碗がないのでそこの丼出してもらって、このご飯解凍してもらって良いですか。二膳分で足ります?あ、レンジはそこです」
「りょーかい」
クスッと笑う笑顔がめちゃくちゃ可愛らしくて、相変わらず半裸だしセクシーでちょっとエロくて、めちゃくちゃカッコいいし、2ヶ月前に恋人と別れたばかりの私には目の毒でしかない。
「暖房入れてるとはいえ今日は冷えるので、そろそろ上着てください」
「そだね。くしゃみ出そう」
ようやくキッチンから彼が出て行ってホッとしたのも束の間、キッチンカウンター越しにスウェットを着る姿がなんとも色っぽくて、私はまた咽せて咳き込んだ。
そもそもホテルの客だったのか、その辺も確認しないで連れて来てしまった。
スマホを手に『ゴミ捨て場・捨て人』とか『拾った人・行方不明』などと、間の抜けた検索ワードで調べ物をしながらキッチンに立ってコーヒーで酔いを覚ます。
バスルームの方から浴室の扉が開く音がして、しばらくするとドライヤーの音が聞こえてきた。
「私本当にどうしたんだろ」
見ず知らずの、しかもヤバい事情を抱えてるのが明らかな全裸の男の人を拾ってしまった。
買ってきたタバコのパッケージを開けて、取り出した一本を口に咥えてライターで火をつける。
「ふう、とりあえず拾ったものは仕方ない。のかな?」
換気扇に向かって煙を吐き出すと、指先で弾いて灰皿にタバコの灰を落とす。
例えば彼がなんらかの犯罪に巻き込まれた反社会的な組織の人だとして、殴られたような痕はいくつかあったけど、刺されたとか撃たれたとか血を流してる様子はなかった。
かなりお酒臭かったし、全裸だったのがなんでなのか疑問は残るけど、本当にゴミ男として捨てられただけじゃないかとか、犯罪の気配を感じないのは私の危機管理の甘さだろうか。
もっと考えるべきことはあるだろうに、私は気が付いたらそんなくだらないことばかり考えて、不意に声を掛けられた瞬間にタバコを灰皿に押し付けた。
「お風呂ありがとう。ねえ、ヘアゴムない?」
「ヘアゴムですか……ってちょっと!」
「ん?」
「な、なんで半裸なんですか」
目の前にすらりと伸びた手足、腰穿きした際どい腰回りからバッキバキに割れた綺麗な腹筋が見えてギョッとしてると、彼はこともなげに暑いからと少し高い位置でにっこり笑う。
「お風呂にしっかり浸かったらポカポカしてさ、今暑いんだよね。本当は下も穿きたくなかったんだけど」
「いや、ズボンは穿いて正解です」
「ねー。さすがにねー」
「とりあえず立ち話もなんですからソファーにどうぞ。お腹減ってるなら何か食べますか。ヘアゴムは、これ使ってください」
リビングの隣の寝室に入ってドレッサーから適当なヘアゴムを取って手渡すと、キョトンとした顔を向けられて、探るような口調で話し掛けられる。
「……キミ、刑事さんか何かなの」
「いや、ただの会社員ですけど」
「警戒心なさ過ぎじゃない」
「まあそうかも知れませんね。殺されるとかそうなったらそうなった時で」
「ふふ。面白い子だね。ヘアゴムありがと」
楽しそうに笑う口元が色っぽくて咄嗟に視線を外す。なんでか分からないけど、この人は色んな意味でキケンな感じがする。
「お米は冷凍してありますし、麺が良ければうどんかラーメンですね。ガッツリ食べるなら肉もありますけど」
逃げるようにキッチンに移動すると、手を洗って冷蔵庫の中を確認する。
週末に作り置きする習慣があるので、金曜の今日だと大したものは残ってないけど、なんとか食べられる料理が出来る状態でホッとする。
「自炊する系なんだ」
「へ?」
気が付くと顔が真横にあって、彼が身を屈めて冷蔵庫の中を覗いてる。
ふわりと香ってくる、嗅ぎ慣れたシャンプーの香りに体が反応して小さく震える。まるで背後から抱き締められているようで、ドキッとして恋人のような錯覚すら覚えそうな距離だ。
「さすがにゼロ距離過ぎるんですけど」
「ああ、ごめんね」
さして悪びれず謝罪の言葉を口にする彼を見て、私はまたもや息を呑んだ。
ヘアゴムで結んだ髪は無造作に後ろでまとめられてて、想像もしなかったほどワイルドで整った顔が剥き出しになっている。
(あ、髭も剃ったんだ)
それだけでも心臓がバクバクうるさくなるのに、少し後毛が垂れてうなじに掛かっているのがめちゃくちゃ色っぽい。
「ん?なに?」
「や、いや。どれくらいにしましょうか。ご飯と麺、どうしますか」
「え、本当に作ってくれるの」
「減ってないなら作りませんけど、どうしますか」
「一人分?俺はガッツリお肉食べたいけど、この時間だしお姉さんは食べちゃダメなの」
「フゴッ、ウッ」
お姉さんは食べちゃダメなのかと首を傾げられて、性的な意味に聞こえた自分を恥じたいくらい動揺して咳き込んだ。
「え、なに。大丈夫?」
「いや、食べちゃダメと言うか、飲み会の帰りなんでお腹減ってないんで」
「そっか。ほら、女性はダイエットとか色々あるからさ」
「ですよねー。はは、私はそういうの気にしない質ですが、今は本当にお腹いっぱいで」
笑って誤魔化したは良いけど、見なくても羞恥で顔が赤くなってる気がしていたたまれない。
冷蔵庫から適当に材料を取り出すと、彼に見守られながら調理してサッと一品作る。
「手際いいんだね。めちゃくちゃ良い匂い」
「大したものじゃないですよ。あと味濃いめですけど大丈夫ですか」
「俺、濃い目好き。大丈夫だよ」
料理を作ってるところを覗かれるなんていつぶりだろう。しかも拾ってきた謎のワイルドなお兄さんに見られてると思うと、変にドキドキして緊張で手が震えそう。
「ごめんなさい。適当なお茶碗がないのでそこの丼出してもらって、このご飯解凍してもらって良いですか。二膳分で足ります?あ、レンジはそこです」
「りょーかい」
クスッと笑う笑顔がめちゃくちゃ可愛らしくて、相変わらず半裸だしセクシーでちょっとエロくて、めちゃくちゃカッコいいし、2ヶ月前に恋人と別れたばかりの私には目の毒でしかない。
「暖房入れてるとはいえ今日は冷えるので、そろそろ上着てください」
「そだね。くしゃみ出そう」
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