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(32)痛くて辛い思い出も全て抱えていく
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年が明けて晴天に恵まれた一月下旬の日曜日、ランチの時間に合わせたホテルの和食レストランの一室。
いつものような砕けた雰囲気ではなく、少し緊張感すら漂う空気の中、私はお母さんのお下がりの訪問着を着て、落ち着いたグレーのスーツ姿で向かいに座る翔璃と苦笑いする。
「美都真ちゃん、本当にお兄ちゃんで良いの」
この結納の場で、今日何回目か分からない単語を口にするのは、植垣のおばさんこと翔璃のお母さんだ。
「で、というか、翔璃が良いので」
「小さい時から美都真ちゃんのことが大好きなクセに、痩せて綺麗になってから、ようやく慌てて必死になるようなオトボケさんなのに本当に良いの」
翔璃のお父さんもまた同じように私の顔を覗き込んでくるけど、その声は翔璃を揶揄うように少し笑ってしまっている。
「翔璃じゃないと嫌だから、その辺は本当に大丈夫、心配しないでって、あの、私が上から目線で言うことではないんだけど」
「いやぁね、美都真ちゃん。お兄ちゃんみたいな問題児、美都真ちゃんじゃないと無理だもの。貰って貰って」
翔璃のお母さんがコロコロ笑いながら手を振ると、ようやく形式ばかりの結納を終えて、結婚式の時期や新居の話になり、まだなにも決めていないからこれから忙しくなりそうで苦笑する。
親心からなのか、近所に住んだらどうかという話も出たけど、菜智と優吾のこともあるしその辺りは明言せずに、ホテルでの食事を終えて双方の両親と解散した。
「翔璃って本当に私が好きだったんだね」
「まだそゆこと言うのお前」
「違うよ。おばさんたちにはバレバレだったのに、全然気付かなかったから勿体無いなって。だって何年どころか三十年近いってことでしょ」
「お前は本当に俺を煽ることに定評がある子だね。今ので勃った。責任取ってもらおう」
車に乗り込むなり激しいキスに翻弄されると、着物の衽から無遠慮に不埒な手が入り込んでこようとする。
「んっ、駄目! こんなところでダメ」
「美都真、車の中好きでしょ。蕩けた顔してる」
「そんなワケないでしょ!」
顔を真っ赤にして翔璃を突き放すと、照れ屋さんだねと仕方なさそうにハンドルを握る翔璃を力なく叩く。
「この時間だし、本当にするワケないのに。そんな顔されたらヤリたくなるよね」
「人のせいにしないでよ」
乱れた足元を整えると、バカ言ってないで車を出すように、再び翔璃の腕を叩いて反省するように口を尖らせる。
「だからもう、その可愛い尖った口が煽ってるんだって」
翔璃はまたキスすると、意味深に目の前でニヤリと笑みを浮かべながら、目線を逸らさずにつけ忘れてると囁いて、体をなぞるようにシートベルトをカチャリとはめる。
「ほら、腰が揺れてる」
唇が触れそうな距離で妖艶に微笑まれると、なにも言えずに翔璃の目を物欲しそうに見てしまう。
「キスしたそうな顔。めちゃくちゃエロいけど、家まで我慢よ、美都真ちゃん」
私を揶揄って焦らすようににっこり笑うと、翔璃は今度こそシートベルトを締めてハンドルを握り、車をゆっくりと発進させる。
「我慢なんかしてないし」
「なんでよ。そんな掠れた甘い声出しといて」
「違うし」
「拗ねても可愛いから無駄だって分からないのも可愛いね、美都真は」
不意に伸ばされた手に頭を撫でられて、私が恥ずかしさと悔しさで翔璃を睨むと、降りて来た指先が首筋を厭らしく撫でてハンドルに戻された。
「なんて顔すんの。さすがに本気で我慢出来なくなる」
「そんな顔してないし」
「よそでそんな顔しちゃダメよ」
「もう、そうやってまた揶揄うんだから。翔璃以外にこんな顔するワケないでしょ」
「やめて。もうそれ以上は濡れちゃう」
咄嗟に私の手を掴んで、熱を持ち始めた昂りを確認させると、あん、とか、はん、とかわざとらしい声をあげて翔璃がふざけ始める。
「最低だね。せっかく今日はスーツだし、カッコいいと思ってたのに」
手を引いて呆れた視線を向けると、本当は好きなクセにと翔璃が口角を上げてえくぼが出来る。
「俺が欲しくて堪らないって顔してるぞ。美都真は本当に素直じゃないね。まあそこも可愛いけどね」
「どうしたの。なんか今日変だよ」
「どこが」
「ここはベッドじゃないよ?」
「ベッドにしても良いよ」
「そういう話してないでしょ。すぐ茶化す」
翔璃の肩を叩いてだいたいねと言葉を続けようとすると、また伸びて来た指に唇を押さえられて喋るのを止められる。
「婚約破棄でもされない限り、美都真がやっと手に入った現実を噛み締めてんの。カナダに行って、俺のことヤリ捨てした美都真が、ようやく俺だけの美都真になるの」
「美都真、美都真ってうるさいな。だいたいヤリ捨てしたのは翔璃の方でしょ」
「ディルドの脅威から救って差し上げたの間違いだろ」
「それ言わないでよ」
「いやむしろ俺はディルドに感謝している」
「はっ、本当バカだね」
あまりにも開き直った返答に吹き出してしまう。
「そもそも純愛みたいに言うけど、翔璃は立派なヤリチンだからね」
「それは美都真のために研ぎ澄ませといたってことよ」
「本当に、ああ言えばこう言う」
「ほら俺、口も上手いじゃん」
わざとらしい舌なめずりに、あり得ないと思いつつも、その熱を教え込まれた身体が情けなくも反応してゾクリと震えて肌が粟立つ。
「本当、バカ」
「声が掠れて甘いんだよ。そんな可愛いバカがあるか」
信号で止まったらヤバいなと苦笑して、翔璃は手だけ伸ばして私の頬から顎を静かに撫でた。
二人きりの車の中の空気が妙に熱っぽくなって、お互いの息遣いだけが静かに響くと、妙にソワソワしてしまって意味もなく窓を少し開けて風を通す。
「お前の実家に行っても良かったかもな」
「ん? なんで」
「あの部屋の思い出、ちゃんと上書きしたいから」
そういえば、菜智と呑んだ夜に翔璃を傷付けた。きっとあの部屋に入るとそれを思い出すのは明らかだ。
「いいよ。私、ちゃんと覚えておきたい。翔璃がどれだけ私のことを思ってくれてたのか、どんなに好きでいてくれてるか、あの夜のこともしっかり覚えときたい」
「ふぅん。美都真がそう言うなら良いけど、俺はチャンスを狙っとく」
「あのね、私の話聞いてたの」
呆れて翔璃を睨むと、見慣れたマンションの地下駐車場に車が滑り込む。
「まあその話はゆっくりとね」
「ゆっくりもなにも」
「今は早くお前を抱きたい」
「そっ……」
住人の誰かにいつ見られるか分からないこんな場所で、翔璃はそれも気にしない様子で激しくて甘いキスをして私を翻弄すると、帰ろうと唇を指でなぞる。
放し飼いにするときっとロクなことがない私のパートナーの指に噛み付くと、ヤル気じゃないかと嬉しそうな笑顔が返ってくる。
そのまま車を降りてエレベーターに乗り込むと、煮え立つほど熱くなったお互いの体温を、繋いだ指先に感じながら部屋へと急ぐ。
玄関を開けて中に入るなり、鍵の閉まる音と同時に衽が捲られて膝が割って入る。
「んふっ」
「ここまで待てたの褒めて欲しいね」
「私のことも褒めてよね。んん」
「美都真、愛してるよ」
激しいキスに溺れるように、帯紐を解く衣擦れの音がする中、切羽詰まった翔璃の声を聞いて心が震えた。
いつものような砕けた雰囲気ではなく、少し緊張感すら漂う空気の中、私はお母さんのお下がりの訪問着を着て、落ち着いたグレーのスーツ姿で向かいに座る翔璃と苦笑いする。
「美都真ちゃん、本当にお兄ちゃんで良いの」
この結納の場で、今日何回目か分からない単語を口にするのは、植垣のおばさんこと翔璃のお母さんだ。
「で、というか、翔璃が良いので」
「小さい時から美都真ちゃんのことが大好きなクセに、痩せて綺麗になってから、ようやく慌てて必死になるようなオトボケさんなのに本当に良いの」
翔璃のお父さんもまた同じように私の顔を覗き込んでくるけど、その声は翔璃を揶揄うように少し笑ってしまっている。
「翔璃じゃないと嫌だから、その辺は本当に大丈夫、心配しないでって、あの、私が上から目線で言うことではないんだけど」
「いやぁね、美都真ちゃん。お兄ちゃんみたいな問題児、美都真ちゃんじゃないと無理だもの。貰って貰って」
翔璃のお母さんがコロコロ笑いながら手を振ると、ようやく形式ばかりの結納を終えて、結婚式の時期や新居の話になり、まだなにも決めていないからこれから忙しくなりそうで苦笑する。
親心からなのか、近所に住んだらどうかという話も出たけど、菜智と優吾のこともあるしその辺りは明言せずに、ホテルでの食事を終えて双方の両親と解散した。
「翔璃って本当に私が好きだったんだね」
「まだそゆこと言うのお前」
「違うよ。おばさんたちにはバレバレだったのに、全然気付かなかったから勿体無いなって。だって何年どころか三十年近いってことでしょ」
「お前は本当に俺を煽ることに定評がある子だね。今ので勃った。責任取ってもらおう」
車に乗り込むなり激しいキスに翻弄されると、着物の衽から無遠慮に不埒な手が入り込んでこようとする。
「んっ、駄目! こんなところでダメ」
「美都真、車の中好きでしょ。蕩けた顔してる」
「そんなワケないでしょ!」
顔を真っ赤にして翔璃を突き放すと、照れ屋さんだねと仕方なさそうにハンドルを握る翔璃を力なく叩く。
「この時間だし、本当にするワケないのに。そんな顔されたらヤリたくなるよね」
「人のせいにしないでよ」
乱れた足元を整えると、バカ言ってないで車を出すように、再び翔璃の腕を叩いて反省するように口を尖らせる。
「だからもう、その可愛い尖った口が煽ってるんだって」
翔璃はまたキスすると、意味深に目の前でニヤリと笑みを浮かべながら、目線を逸らさずにつけ忘れてると囁いて、体をなぞるようにシートベルトをカチャリとはめる。
「ほら、腰が揺れてる」
唇が触れそうな距離で妖艶に微笑まれると、なにも言えずに翔璃の目を物欲しそうに見てしまう。
「キスしたそうな顔。めちゃくちゃエロいけど、家まで我慢よ、美都真ちゃん」
私を揶揄って焦らすようににっこり笑うと、翔璃は今度こそシートベルトを締めてハンドルを握り、車をゆっくりと発進させる。
「我慢なんかしてないし」
「なんでよ。そんな掠れた甘い声出しといて」
「違うし」
「拗ねても可愛いから無駄だって分からないのも可愛いね、美都真は」
不意に伸ばされた手に頭を撫でられて、私が恥ずかしさと悔しさで翔璃を睨むと、降りて来た指先が首筋を厭らしく撫でてハンドルに戻された。
「なんて顔すんの。さすがに本気で我慢出来なくなる」
「そんな顔してないし」
「よそでそんな顔しちゃダメよ」
「もう、そうやってまた揶揄うんだから。翔璃以外にこんな顔するワケないでしょ」
「やめて。もうそれ以上は濡れちゃう」
咄嗟に私の手を掴んで、熱を持ち始めた昂りを確認させると、あん、とか、はん、とかわざとらしい声をあげて翔璃がふざけ始める。
「最低だね。せっかく今日はスーツだし、カッコいいと思ってたのに」
手を引いて呆れた視線を向けると、本当は好きなクセにと翔璃が口角を上げてえくぼが出来る。
「俺が欲しくて堪らないって顔してるぞ。美都真は本当に素直じゃないね。まあそこも可愛いけどね」
「どうしたの。なんか今日変だよ」
「どこが」
「ここはベッドじゃないよ?」
「ベッドにしても良いよ」
「そういう話してないでしょ。すぐ茶化す」
翔璃の肩を叩いてだいたいねと言葉を続けようとすると、また伸びて来た指に唇を押さえられて喋るのを止められる。
「婚約破棄でもされない限り、美都真がやっと手に入った現実を噛み締めてんの。カナダに行って、俺のことヤリ捨てした美都真が、ようやく俺だけの美都真になるの」
「美都真、美都真ってうるさいな。だいたいヤリ捨てしたのは翔璃の方でしょ」
「ディルドの脅威から救って差し上げたの間違いだろ」
「それ言わないでよ」
「いやむしろ俺はディルドに感謝している」
「はっ、本当バカだね」
あまりにも開き直った返答に吹き出してしまう。
「そもそも純愛みたいに言うけど、翔璃は立派なヤリチンだからね」
「それは美都真のために研ぎ澄ませといたってことよ」
「本当に、ああ言えばこう言う」
「ほら俺、口も上手いじゃん」
わざとらしい舌なめずりに、あり得ないと思いつつも、その熱を教え込まれた身体が情けなくも反応してゾクリと震えて肌が粟立つ。
「本当、バカ」
「声が掠れて甘いんだよ。そんな可愛いバカがあるか」
信号で止まったらヤバいなと苦笑して、翔璃は手だけ伸ばして私の頬から顎を静かに撫でた。
二人きりの車の中の空気が妙に熱っぽくなって、お互いの息遣いだけが静かに響くと、妙にソワソワしてしまって意味もなく窓を少し開けて風を通す。
「お前の実家に行っても良かったかもな」
「ん? なんで」
「あの部屋の思い出、ちゃんと上書きしたいから」
そういえば、菜智と呑んだ夜に翔璃を傷付けた。きっとあの部屋に入るとそれを思い出すのは明らかだ。
「いいよ。私、ちゃんと覚えておきたい。翔璃がどれだけ私のことを思ってくれてたのか、どんなに好きでいてくれてるか、あの夜のこともしっかり覚えときたい」
「ふぅん。美都真がそう言うなら良いけど、俺はチャンスを狙っとく」
「あのね、私の話聞いてたの」
呆れて翔璃を睨むと、見慣れたマンションの地下駐車場に車が滑り込む。
「まあその話はゆっくりとね」
「ゆっくりもなにも」
「今は早くお前を抱きたい」
「そっ……」
住人の誰かにいつ見られるか分からないこんな場所で、翔璃はそれも気にしない様子で激しくて甘いキスをして私を翻弄すると、帰ろうと唇を指でなぞる。
放し飼いにするときっとロクなことがない私のパートナーの指に噛み付くと、ヤル気じゃないかと嬉しそうな笑顔が返ってくる。
そのまま車を降りてエレベーターに乗り込むと、煮え立つほど熱くなったお互いの体温を、繋いだ指先に感じながら部屋へと急ぐ。
玄関を開けて中に入るなり、鍵の閉まる音と同時に衽が捲られて膝が割って入る。
「んふっ」
「ここまで待てたの褒めて欲しいね」
「私のことも褒めてよね。んん」
「美都真、愛してるよ」
激しいキスに溺れるように、帯紐を解く衣擦れの音がする中、切羽詰まった翔璃の声を聞いて心が震えた。
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