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(18)私の婚約者は幼馴染みで初恋の人ですよ
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清永さんから社内で出回っている噂話の概要を聞く限り、中途採用の私がどう足掻いても、身近な部署内の社員は別として、好き勝手な噂が鵜呑みにされるのは明らかだった。
「こんな話、お聞かせしない方が良いかとも思ったんですけど」
「そんなことないよ。心配してくれてありがとうね、清永さん」
自分を偽らないように生きると決めてから、こんな風に逆境に立たされることはたくさん経験してきた。
叩かれ慣れてるというと変だし語弊があるけど、私は自分が思ってる以上に人の関心を引くみたいで、嫌がらせの標的になりやすいのかも知れない。
「それにしても榊さん、酷すぎませんか。宮野さんの話もそうですけど、あのイケメン翻訳家先生のことだって、飯嶋さんは一度サポートに入っただけですよ」
「あれはね、仕事も取っちゃった結果になったからね」
「なにかあったんですか?」
ロブスターを取り分けながら清永さんは首を傾げる。
正直私の個人的な、と言うより翔璃の個人的な問題も混ざったこの話を、清永さんにして良いのか分からないけど、榊さんが担当から外された経緯は別にあることを口にする。
「実はね、冨島先生が直接クレームを入れて、榊さんが個人的に干渉してくることを抗議した形なの」
「それって仕事にかこつけて、あのイケメン翻訳家先生を口説こうとしてたってことですか」
「まあ、ざっくり言えばそういうことだね」
これ美味しいねとロブスターを頬張って話を変えようとするものの、清永さんはどうしてその話を知ってるのかと当たり前ながら質問してくる。
「翻訳家先生に相談されたんですか?」
「あぁ、この話はオフレコにして欲しいんだけど。実はね、冨島先生は私の婚約者なの。それで、榊さんだけじゃなくて、先生の希望で、私もあの人とは仕事しないことになってるの」
「えぇえ、そうだったんですか」
「山根部長に冨島先生が相談する席に居合わせたから、榊さんのことも、たまたまその時耳にしただけなんだ」
「だったら尚更、榊さんの勝手な逆恨みじゃないですか」
「まあそうだね」
オイスターの盛り合わせを頬張ると、フレッシュなサルサソースが食欲を増幅させる。
「私めちゃくちゃムカついてきました」
「え?」
「だっておかしいですもん。榊さんの方が男に擦り寄って最低なのに、なんで飯嶋さんが酷い噂流されないといけないんですか」
清永さんは一気にワインを呷ると、ボトルを掴んで残りをグラスに注ぎ入れる。
「まあ噂なんてそのうち消えるだろうし」
「ダメですよ、榊さんのやり口はあまりにも汚すぎます。コンプラに通報した方が良いですよ」
「そんな大袈裟な」
酔いが回ったのか少し目の座った清永さんに、山根部長には相談するからと宥めて落ち着かせると、まだ納得いかない様子ながらも少し落ち着いた彼女に苦笑する。
「なにがおかしいんですか」
口を尖らせる清永さんに、笑った訳じゃないと咄嗟に断りを入れる。
「違うの。清永さんが、自分のことみたいに怒ってくれるのが嬉しくて」
「飯嶋さん」
「私、カナダに居た時も、どうしてだか反感を買いやすくてね、トロくさいからイライラするんだろうね」
「違いますよ、なに言ってるんですか。飯嶋さんは美人だし性格もいいから、勝手に嫉妬されてるだけですよ」
「それはないよ」
「行き過ぎた謙遜は嫌味にしか取られませんよ」
「でも私、美人じゃないし、別に性格も良くないよ?」
「それですよ、ソレ。その謙遜が鼻につくんですって」
清永さんは机を叩くと、そういうところが榊さんに嫌われるところだと指摘する。
「カナダでキャリア積んだ経験があって、英語もネイティブ並みで、おまけにフランス語も話せるし、そりゃ顔しか脳がない榊さんじゃ太刀打ち出来ないですって」
「凄いこと言うね」
「それが事実なんですよ。あれ、まさか翻訳家先生と飯嶋さんの関係とか、嗅ぎつけられてないですよね?」
「それは個人的なことだから、山根部長で留めて貰ってるから大丈夫だと思うよ」
「そんな話がバレたら厄介ですよ。流されてる噂通りの話になっちゃいますもん」
清永さんに言われて確かにそうかと思い至る。
翔璃に下心を持つ女性を近付けないように、婚約者の立場を利用して榊さんを担当から外させたと言えば、もっと信憑性のある話になってしまう。
「悪いけど清永さん、私の婚約者の話は本当に伏せておいてね」
「分かってますよ。私だって飯嶋さんが悪く言われるの不愉快ですから」
「ありがとう」
すっかりワインに呑まれてしまった清永さんに、さりげなくオーダーしたソフトドリンクを勧めながら、ことの重大さを痛感して、どう動くべきなのか考える。
とりあえずは、翔璃とのことが公にならないことを祈るばかりだ。
「それにしても、飯嶋さんはカナダに住んでたんですよね。あの翻訳家先生とどこで知り合ったんですか」
ウーロン茶を飲み終えると、今度は打って変わってキラキラした目になって、清永さんは私と翔璃に興味を持ったようだ。
「知り合ったって言うより、幼馴染みなの」
「え、そうなんですか」
「そうなんです」
驚く清永さんに照れも含んで苦笑いすると、実家が隣同士なのだと続けて説明する。
「なんですかそれ、めちゃくちゃロマンチックじゃないですか」
「そうかな」
「そうですよ! そんなの漫画とかだけの話だと思うじゃないですか。良いなぁ、あんなかっこいい人が幼馴染みだなんて、美男美女のカップルじゃないですか」
「いや、それはどうかな」
翔璃を褒めてくれるのは嬉しいけど、私を褒められるとむず痒くてついそんな反応をしてしまう。
「飯嶋さん、私言いましたよね? 過度な謙遜は嫌味ですよ」
再び目が座ってしまった清永さんの鋭い眼光と目が合って、褒められ慣れてないんだと言い訳をして宥めすかす。
「私のことなんかより、清永さんは? 最近彼氏とデート出来てるの?」
「それがですね、聞いてくださいよ」
そこから清永さんは一気に饒舌になると、彼氏と喧嘩してしまって、うっかり手を出してしまい、反省中なのだとしょげた顔をする。
原因は彼氏の方にあるようだけど、有段者の清永さんが本気を出したのだとしたら、彼氏もさぞかし怖い思いをしただろう。
「飯嶋さんは大人だし、喧嘩とかしなさそうですよね」
「そんなことないよ」
つい先日やらかしてしまったばかりだとは言い出せないけど、翔璃に酷いことをしてしまったのに、なんのフォローも出来てないことを思い出して私も暗い顔になる。
「なんか意外です」
「そう?」
「飯嶋さんは、なんでもそつなくこなすイメージがあるので、恋人の前では、やっぱりただの女の子なんだなって」
「だから言ってるじゃない。私なんかダメダメなんだってば」
「そっか、謙遜じゃなかったんですね」
「そうよ。私は本当に全然ダメなの」
だから翔璃を傷付けてしまった。
『私なんかと思うヤツが友だちだなんて、俺にがっかりさせるな。ミトマだから仲良くしてるんだ。自分を蔑むことは友だちのこともそう扱うってことだぞ』
いつだったかエリオットに言われた言葉を思い出す。私は自分を貶めて、私を一番想ってくれる人を傷つけていたんだって。
「こんな話、お聞かせしない方が良いかとも思ったんですけど」
「そんなことないよ。心配してくれてありがとうね、清永さん」
自分を偽らないように生きると決めてから、こんな風に逆境に立たされることはたくさん経験してきた。
叩かれ慣れてるというと変だし語弊があるけど、私は自分が思ってる以上に人の関心を引くみたいで、嫌がらせの標的になりやすいのかも知れない。
「それにしても榊さん、酷すぎませんか。宮野さんの話もそうですけど、あのイケメン翻訳家先生のことだって、飯嶋さんは一度サポートに入っただけですよ」
「あれはね、仕事も取っちゃった結果になったからね」
「なにかあったんですか?」
ロブスターを取り分けながら清永さんは首を傾げる。
正直私の個人的な、と言うより翔璃の個人的な問題も混ざったこの話を、清永さんにして良いのか分からないけど、榊さんが担当から外された経緯は別にあることを口にする。
「実はね、冨島先生が直接クレームを入れて、榊さんが個人的に干渉してくることを抗議した形なの」
「それって仕事にかこつけて、あのイケメン翻訳家先生を口説こうとしてたってことですか」
「まあ、ざっくり言えばそういうことだね」
これ美味しいねとロブスターを頬張って話を変えようとするものの、清永さんはどうしてその話を知ってるのかと当たり前ながら質問してくる。
「翻訳家先生に相談されたんですか?」
「あぁ、この話はオフレコにして欲しいんだけど。実はね、冨島先生は私の婚約者なの。それで、榊さんだけじゃなくて、先生の希望で、私もあの人とは仕事しないことになってるの」
「えぇえ、そうだったんですか」
「山根部長に冨島先生が相談する席に居合わせたから、榊さんのことも、たまたまその時耳にしただけなんだ」
「だったら尚更、榊さんの勝手な逆恨みじゃないですか」
「まあそうだね」
オイスターの盛り合わせを頬張ると、フレッシュなサルサソースが食欲を増幅させる。
「私めちゃくちゃムカついてきました」
「え?」
「だっておかしいですもん。榊さんの方が男に擦り寄って最低なのに、なんで飯嶋さんが酷い噂流されないといけないんですか」
清永さんは一気にワインを呷ると、ボトルを掴んで残りをグラスに注ぎ入れる。
「まあ噂なんてそのうち消えるだろうし」
「ダメですよ、榊さんのやり口はあまりにも汚すぎます。コンプラに通報した方が良いですよ」
「そんな大袈裟な」
酔いが回ったのか少し目の座った清永さんに、山根部長には相談するからと宥めて落ち着かせると、まだ納得いかない様子ながらも少し落ち着いた彼女に苦笑する。
「なにがおかしいんですか」
口を尖らせる清永さんに、笑った訳じゃないと咄嗟に断りを入れる。
「違うの。清永さんが、自分のことみたいに怒ってくれるのが嬉しくて」
「飯嶋さん」
「私、カナダに居た時も、どうしてだか反感を買いやすくてね、トロくさいからイライラするんだろうね」
「違いますよ、なに言ってるんですか。飯嶋さんは美人だし性格もいいから、勝手に嫉妬されてるだけですよ」
「それはないよ」
「行き過ぎた謙遜は嫌味にしか取られませんよ」
「でも私、美人じゃないし、別に性格も良くないよ?」
「それですよ、ソレ。その謙遜が鼻につくんですって」
清永さんは机を叩くと、そういうところが榊さんに嫌われるところだと指摘する。
「カナダでキャリア積んだ経験があって、英語もネイティブ並みで、おまけにフランス語も話せるし、そりゃ顔しか脳がない榊さんじゃ太刀打ち出来ないですって」
「凄いこと言うね」
「それが事実なんですよ。あれ、まさか翻訳家先生と飯嶋さんの関係とか、嗅ぎつけられてないですよね?」
「それは個人的なことだから、山根部長で留めて貰ってるから大丈夫だと思うよ」
「そんな話がバレたら厄介ですよ。流されてる噂通りの話になっちゃいますもん」
清永さんに言われて確かにそうかと思い至る。
翔璃に下心を持つ女性を近付けないように、婚約者の立場を利用して榊さんを担当から外させたと言えば、もっと信憑性のある話になってしまう。
「悪いけど清永さん、私の婚約者の話は本当に伏せておいてね」
「分かってますよ。私だって飯嶋さんが悪く言われるの不愉快ですから」
「ありがとう」
すっかりワインに呑まれてしまった清永さんに、さりげなくオーダーしたソフトドリンクを勧めながら、ことの重大さを痛感して、どう動くべきなのか考える。
とりあえずは、翔璃とのことが公にならないことを祈るばかりだ。
「それにしても、飯嶋さんはカナダに住んでたんですよね。あの翻訳家先生とどこで知り合ったんですか」
ウーロン茶を飲み終えると、今度は打って変わってキラキラした目になって、清永さんは私と翔璃に興味を持ったようだ。
「知り合ったって言うより、幼馴染みなの」
「え、そうなんですか」
「そうなんです」
驚く清永さんに照れも含んで苦笑いすると、実家が隣同士なのだと続けて説明する。
「なんですかそれ、めちゃくちゃロマンチックじゃないですか」
「そうかな」
「そうですよ! そんなの漫画とかだけの話だと思うじゃないですか。良いなぁ、あんなかっこいい人が幼馴染みだなんて、美男美女のカップルじゃないですか」
「いや、それはどうかな」
翔璃を褒めてくれるのは嬉しいけど、私を褒められるとむず痒くてついそんな反応をしてしまう。
「飯嶋さん、私言いましたよね? 過度な謙遜は嫌味ですよ」
再び目が座ってしまった清永さんの鋭い眼光と目が合って、褒められ慣れてないんだと言い訳をして宥めすかす。
「私のことなんかより、清永さんは? 最近彼氏とデート出来てるの?」
「それがですね、聞いてくださいよ」
そこから清永さんは一気に饒舌になると、彼氏と喧嘩してしまって、うっかり手を出してしまい、反省中なのだとしょげた顔をする。
原因は彼氏の方にあるようだけど、有段者の清永さんが本気を出したのだとしたら、彼氏もさぞかし怖い思いをしただろう。
「飯嶋さんは大人だし、喧嘩とかしなさそうですよね」
「そんなことないよ」
つい先日やらかしてしまったばかりだとは言い出せないけど、翔璃に酷いことをしてしまったのに、なんのフォローも出来てないことを思い出して私も暗い顔になる。
「なんか意外です」
「そう?」
「飯嶋さんは、なんでもそつなくこなすイメージがあるので、恋人の前では、やっぱりただの女の子なんだなって」
「だから言ってるじゃない。私なんかダメダメなんだってば」
「そっか、謙遜じゃなかったんですね」
「そうよ。私は本当に全然ダメなの」
だから翔璃を傷付けてしまった。
『私なんかと思うヤツが友だちだなんて、俺にがっかりさせるな。ミトマだから仲良くしてるんだ。自分を蔑むことは友だちのこともそう扱うってことだぞ』
いつだったかエリオットに言われた言葉を思い出す。私は自分を貶めて、私を一番想ってくれる人を傷つけていたんだって。
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