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(4)だからこそ頑張って変わりたいワケです
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カナダの大学に編入してからは、なるべく日本人コミュニティを外れて現地の子たちと仲良くするようにしたら、それが原因で早速デブいじりでいじめられ始めた。
「ちょっと、聞いてんの?」
「え? ごめん。なんだっけ」
「アンタね……」
そうなってもう一年経つけど、この人たちは本当に何も学ばず、デブだの外国人好きのビッチだのと、毎日飽きもせず絡んで来る。正直うんざりしてる。
「ミトマ、早く行かないと席がなくなっちゃうよ」
「イーサン」
ネチネチ嫌味を言われて囲まれている所に、スラリと背の高い細身の男の子が近付いて来て、サッと腕を掴まれる。
イーサンはカナダに来て初めて出来た友だちの一人で、彼の見た目の良さも手伝って私への嫌がらせが悪化してるのは事実。だけどそれはみんなが、彼の本質を知らないせいでもある。
「キミたちは欠点だと言って見た目を批判するけど、そんな浅ましい自分自身の差別的な言動や行動を恥じるべきじゃない? 少なくともミトマはそんな下品なことはしないよ」
普段温厚なイーサンはスラングを混ぜながら、私に詰め寄っていた日本人の留学生たちを叱りつけると、もう行こうと私の手を引いて歩き出した。
「なんかごめんね、いつも助けてもらって」
「ミトマがハッキリ言わないからいけないんだよ。そんなことよりエリオットが待ってるから急ごうよ」
「いつも思うんだけど私邪魔じゃない? せっかくのデートじゃん」
「ミトマってさ、なんでそんなこと言うの。キミと一緒に過ごしたいから誘ってるんだよ。彼が聞いたら怒るし、俺も怒るよ。その癖直しなよね」
「ごめんってば」
イーサンとエリオットはパートナーで、この二人が今のところ私の一番の仲良し。友だちだからと甘えて、フランス語を教えてもらえる嬉しい特典付き。ただしスパルタ。
大学からバスで移動して街に向かうと、いつものパブに顔を出してエリオットと合流する。
「遅かったね」
「ミトマがまた絡まれててさ」
イーサンとエリオットが頬にキスを交わして仲良く隣同士に座ると、私は向かいに座ってごめんと拝むように手を合わせる。
「あれ、ミトマまた痩せたんじゃないのか」
「なんで分かるのエリオット。痩せたって言ってもたったの二キロだよ?」
「言っただろ、教えてやったあの運動はハードだから痩せるんだよ」
エリオットは得意げに鼻を鳴らすと、運動は毎日続けるようにと、駆けつけ一杯のビールで喉を潤す私に釘を刺す。
「ところでミトマ、ルークとのデートはどうだった?」
恋バナ大好きなイーサンがテーブルに肘をついて身を乗り出して来る。
ルークはイーサンが紹介してくれたハイスクール時代の友人で、スポーツが得意な爽やかな感じの超イケメン、いや、正統派のハンサムな男の子だった。
少し痩せたとはいえ、まだまだぽっちゃりな私の体型のことも全然気にならない様子で、キュートだとか結構褒めてくれて話はそれなりに盛り上がった。
「デートは楽しかったよ」
「デートは、ってなんなんだよ」
「そうだよミトマ。それじゃあデート以外はダメだったってこと?」
「友だちを悪く言うつもりはないけど、部屋に来いってしつこくて。なんかそれってヤリたいだけなんじゃないかなって」
「マジかよ。ルークが部屋に誘ったのか」
「アイツは一人暮らしじゃないから、それだけ真剣ってことだよ」
エリオットとイーサンは、なんて勿体無いことをしたんだと一気に私を責め立てる。
「そうなの? だってまだ二回しかデートしてないんだよ? だったら尚更そこまで親しくもないのに、実家に呼ばれるなんて緊張するでしょ」
「なんでだよ。仲良くしていくつもりだから親に会わせるんだよ。ヤリたいだけならモーテルかどこかに連れて行かれてるよ」
「なにそれ、もっと怖い。やめてよ」
「ミトマ。キミは一生ディルドをパートナーにする気なの?」
イーサンの冷静すぎるツッコミに、大きな声で言わないでよと叫んでしまって返って注目を浴びる。
「こんなところで、なんてこと言うの」
改めて小声で抗議すると、イーサンもエリオットもつまらなさそうに鼻を鳴らす。
「恋愛なんて飛び込まなきゃなにも変わらないんだよ。少しでも気になったらGO、違ってたらバイバイするくらいでなくちゃ」
「そうだぞミトマ。待ってて釣れる魚なんてたかが知れてる。活きが良いのを掴み取りしろよ」
「めちゃくちゃだよ。そもそも絶対恋人が欲しいワケじゃないからさ、好きでもないのに付き合うとか、そういうのは難しいし、私にはハードルが高いよ」
「じゃあ、一体いつ恋人を作るの? まさか痩せたらとか言わないよね」
「う……」
つい図星を突かれて言い淀むと、エリオットは大袈裟に額に手を当てて天を仰ぐ。
「お前はどんだけ自分に自信がないんだよ」
「だって」
「ミトマ、キミは今のままで充分キュートだし、その姿も個性なんだよ。痩せたい綺麗になりたいって理想を持つのは勝手だけど、ありのままのキミを見てくれる人まで無視するの?」
イーサンの言葉にハッとする。
だけどやっぱり、私は変わりたくてここに来たんだから、理想を実現するために努力をしないといけないと思う。
「そうだね、自信がなさ過ぎて相手への敬意を忘れてたかも知れない。でもね、私は変わりたくてここに来たの」
「それを叶えるなとは言ってないだろ。だからってストイックに、それが叶うまで誰も寄せ付けないのは、あまりに不毛だって話だよ」
「そうだよミトマ。誰かと親しく付き合うことは、自分と向き合うことになるんだから」
「自分と向き合うことか」
「分かったなら、気落ちしてるはずだから、またルークとデートするべきだよ」
「そうだぞ。あんな優良物件、すぐ他の女に取られるぞ」
「だったら尚更、私なんかじゃ勿体無いと思うけど」
また卑屈に呟いてからしまったと顔を上げると、容赦なくエリオットの指が私の額を弾く。
「痛っ」
「私なんかと思うヤツが友だちだなんて、俺にがっかりさせるな。ミトマだから仲良くしてるんだ。自分を蔑むことは友だちのこともそう扱うってことだぞ」
「そうだよミトマ。俺たちを傷付けることは口にしないで欲しい」
「うん。ありがとう」
「謝らないだけ成長したな」
エリオットは呆れながらも、謝られたらまたおでこを弾くつもりだったと指を鳴らす。
なんだかんだで、私は友だちを見る目はあるのか、菜智にしても、イーサンとエリオットにしても、本当に真剣に私のことを考えてくれているのが分かる。
「じゃあそういうことで、ルークに連絡するから明日の予定は空けとくこと」
にっこり笑うイーサンは、私が止めるのも聞かずにルークに電話して、私がシャイだからとルークを言いくるめて代わりにデートの約束を取り付けてしまう。
「リラックスして楽しんでこいよ」
「もう、他人事だと思って」
ルークと会うのが気不味いワケじゃないけど、付き合う気もないのにデートを重ねるのはさすがに気が引ける。
「大丈夫、セックスしてこいって話じゃないんだから。デート楽しんでおいでよ」
イーサンは楽しそうに笑うけど、悪魔にしか見えなかった。
「ちょっと、聞いてんの?」
「え? ごめん。なんだっけ」
「アンタね……」
そうなってもう一年経つけど、この人たちは本当に何も学ばず、デブだの外国人好きのビッチだのと、毎日飽きもせず絡んで来る。正直うんざりしてる。
「ミトマ、早く行かないと席がなくなっちゃうよ」
「イーサン」
ネチネチ嫌味を言われて囲まれている所に、スラリと背の高い細身の男の子が近付いて来て、サッと腕を掴まれる。
イーサンはカナダに来て初めて出来た友だちの一人で、彼の見た目の良さも手伝って私への嫌がらせが悪化してるのは事実。だけどそれはみんなが、彼の本質を知らないせいでもある。
「キミたちは欠点だと言って見た目を批判するけど、そんな浅ましい自分自身の差別的な言動や行動を恥じるべきじゃない? 少なくともミトマはそんな下品なことはしないよ」
普段温厚なイーサンはスラングを混ぜながら、私に詰め寄っていた日本人の留学生たちを叱りつけると、もう行こうと私の手を引いて歩き出した。
「なんかごめんね、いつも助けてもらって」
「ミトマがハッキリ言わないからいけないんだよ。そんなことよりエリオットが待ってるから急ごうよ」
「いつも思うんだけど私邪魔じゃない? せっかくのデートじゃん」
「ミトマってさ、なんでそんなこと言うの。キミと一緒に過ごしたいから誘ってるんだよ。彼が聞いたら怒るし、俺も怒るよ。その癖直しなよね」
「ごめんってば」
イーサンとエリオットはパートナーで、この二人が今のところ私の一番の仲良し。友だちだからと甘えて、フランス語を教えてもらえる嬉しい特典付き。ただしスパルタ。
大学からバスで移動して街に向かうと、いつものパブに顔を出してエリオットと合流する。
「遅かったね」
「ミトマがまた絡まれててさ」
イーサンとエリオットが頬にキスを交わして仲良く隣同士に座ると、私は向かいに座ってごめんと拝むように手を合わせる。
「あれ、ミトマまた痩せたんじゃないのか」
「なんで分かるのエリオット。痩せたって言ってもたったの二キロだよ?」
「言っただろ、教えてやったあの運動はハードだから痩せるんだよ」
エリオットは得意げに鼻を鳴らすと、運動は毎日続けるようにと、駆けつけ一杯のビールで喉を潤す私に釘を刺す。
「ところでミトマ、ルークとのデートはどうだった?」
恋バナ大好きなイーサンがテーブルに肘をついて身を乗り出して来る。
ルークはイーサンが紹介してくれたハイスクール時代の友人で、スポーツが得意な爽やかな感じの超イケメン、いや、正統派のハンサムな男の子だった。
少し痩せたとはいえ、まだまだぽっちゃりな私の体型のことも全然気にならない様子で、キュートだとか結構褒めてくれて話はそれなりに盛り上がった。
「デートは楽しかったよ」
「デートは、ってなんなんだよ」
「そうだよミトマ。それじゃあデート以外はダメだったってこと?」
「友だちを悪く言うつもりはないけど、部屋に来いってしつこくて。なんかそれってヤリたいだけなんじゃないかなって」
「マジかよ。ルークが部屋に誘ったのか」
「アイツは一人暮らしじゃないから、それだけ真剣ってことだよ」
エリオットとイーサンは、なんて勿体無いことをしたんだと一気に私を責め立てる。
「そうなの? だってまだ二回しかデートしてないんだよ? だったら尚更そこまで親しくもないのに、実家に呼ばれるなんて緊張するでしょ」
「なんでだよ。仲良くしていくつもりだから親に会わせるんだよ。ヤリたいだけならモーテルかどこかに連れて行かれてるよ」
「なにそれ、もっと怖い。やめてよ」
「ミトマ。キミは一生ディルドをパートナーにする気なの?」
イーサンの冷静すぎるツッコミに、大きな声で言わないでよと叫んでしまって返って注目を浴びる。
「こんなところで、なんてこと言うの」
改めて小声で抗議すると、イーサンもエリオットもつまらなさそうに鼻を鳴らす。
「恋愛なんて飛び込まなきゃなにも変わらないんだよ。少しでも気になったらGO、違ってたらバイバイするくらいでなくちゃ」
「そうだぞミトマ。待ってて釣れる魚なんてたかが知れてる。活きが良いのを掴み取りしろよ」
「めちゃくちゃだよ。そもそも絶対恋人が欲しいワケじゃないからさ、好きでもないのに付き合うとか、そういうのは難しいし、私にはハードルが高いよ」
「じゃあ、一体いつ恋人を作るの? まさか痩せたらとか言わないよね」
「う……」
つい図星を突かれて言い淀むと、エリオットは大袈裟に額に手を当てて天を仰ぐ。
「お前はどんだけ自分に自信がないんだよ」
「だって」
「ミトマ、キミは今のままで充分キュートだし、その姿も個性なんだよ。痩せたい綺麗になりたいって理想を持つのは勝手だけど、ありのままのキミを見てくれる人まで無視するの?」
イーサンの言葉にハッとする。
だけどやっぱり、私は変わりたくてここに来たんだから、理想を実現するために努力をしないといけないと思う。
「そうだね、自信がなさ過ぎて相手への敬意を忘れてたかも知れない。でもね、私は変わりたくてここに来たの」
「それを叶えるなとは言ってないだろ。だからってストイックに、それが叶うまで誰も寄せ付けないのは、あまりに不毛だって話だよ」
「そうだよミトマ。誰かと親しく付き合うことは、自分と向き合うことになるんだから」
「自分と向き合うことか」
「分かったなら、気落ちしてるはずだから、またルークとデートするべきだよ」
「そうだぞ。あんな優良物件、すぐ他の女に取られるぞ」
「だったら尚更、私なんかじゃ勿体無いと思うけど」
また卑屈に呟いてからしまったと顔を上げると、容赦なくエリオットの指が私の額を弾く。
「痛っ」
「私なんかと思うヤツが友だちだなんて、俺にがっかりさせるな。ミトマだから仲良くしてるんだ。自分を蔑むことは友だちのこともそう扱うってことだぞ」
「そうだよミトマ。俺たちを傷付けることは口にしないで欲しい」
「うん。ありがとう」
「謝らないだけ成長したな」
エリオットは呆れながらも、謝られたらまたおでこを弾くつもりだったと指を鳴らす。
なんだかんだで、私は友だちを見る目はあるのか、菜智にしても、イーサンとエリオットにしても、本当に真剣に私のことを考えてくれているのが分かる。
「じゃあそういうことで、ルークに連絡するから明日の予定は空けとくこと」
にっこり笑うイーサンは、私が止めるのも聞かずにルークに電話して、私がシャイだからとルークを言いくるめて代わりにデートの約束を取り付けてしまう。
「リラックスして楽しんでこいよ」
「もう、他人事だと思って」
ルークと会うのが気不味いワケじゃないけど、付き合う気もないのにデートを重ねるのはさすがに気が引ける。
「大丈夫、セックスしてこいって話じゃないんだから。デート楽しんでおいでよ」
イーサンは楽しそうに笑うけど、悪魔にしか見えなかった。
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