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(34)父に繋がる手掛かり
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最近ルーシャは別働隊で動くことが多く、〈レヴィアタン〉に戻ったとしても僅かな時間しか共に過ごすことが出来ず、リルカは手首に巻いた組紐に触れるのが癖になり始めている。
そんな寂しさを振り払うように受けたソロでのクエストを終え、三日ぶりに遠征から戻って自室で寛いでいたところに、困惑した様子のムゥダルが訪ねてきた。
「どうしたのムゥダル、そんな顔して」
「よう。帰って来たばっかりのとこ悪いんだがな、セルゲイがお前を連れて来いって言ってるんだよ」
「え、俺なにかしたかな」
「〈ストラヴァル〉のクエストをお前に手伝わせるって、それしか言わねえんだけど、お前了承してる話か」
突然の話にリルカも首を捻るが、しばらく考えてからセルゲイの用件に思い当たると、付き添うと言うムゥダルの申し出を断って〈ストラヴァル〉に一人で向かう。
手首に巻かれた組紐に手を添えながら、セルゲイに呼び出された理由を考える。
「きっとイドリースおじさんだよね」
リルカがいくら戦闘に慣れてきたとはいえ、〈レヴィアタン〉以上に猛者が集まる〈ストラヴァル〉で、リルカが個人的に請け負う必要があるクエストがあるとも思えない。
そうなると前回イドリースに会ってから、なにかしら進展があったのだろうと予測を立てるのは容易なことだった。
そしてリルカの読み通り〈ストラヴァル〉に着くなり、セルゲイにの指示で〈カージナルグウィバー〉に乗り込むと、イドリースの元へ向かうことになった。
「何度も呼び出してすまないな」
「こちらこそ。色々調べてくれてありがとう、イドリースおじさん」
テンペリオスの古代都市ニヤリスにあるイドリースの自宅に到着すると、リルカのためにわざわざ用意したらしいアチューダリアの郷土菓子が机の上に用意されていた。
「まあ座って菓子でも食べながら、ゆっくり話をしようか」
「懐かしいな。ポリッタなんてもう何年も食べてないよ」
「クレアがよく焼いてただろ」
「そう。売ってるのよりだいぶ固いやつ」
「ははは、確かに異様に噛み応えがあったな」
イドリースの正面に腰掛けると、出された香茶とお菓子を食べて、しばらくは思い出話を交えて雑談して時間が過ぎていく。
しかししばらくするとイドリースは表情を一変させ、金色の眼を眇めて大きく息を吐いた。
「リルカ、お前には酷なことだが話さないといけないことが出来た」
「うん。なんとなく分かってる」
「今日お前を呼んだのは、クレアが殺された時の詳細を伝えないといけなくなったからだ」
「それが父さんの失踪と関係するからだよね」
「……そうだ」
イドリースの真剣な声に顔を上げると、リルカはゴクリと唾を呑み込んで続く言葉を待つ。
「アチューダリアに骸獣を操る部隊があるのは知ってたか」
「そんなの聞いたことないです」
「やはりそうか。だがマーベルとクレアの部隊は、煙毒を除去して骸獣化を無効にする研究の一環で、骸獣を使役していた」
「そんな……人が骸獣を操るだなんて」
リルカは答えながらゾクリと身が震えるのを感じた。この話に似た話を思い出して心がざわつくからだ。
「お前は軍部の人間じゃない。マーベルとクレアが年端もいかない娘のお前に、そんな機密を話す訳はないから知らなかったのは当然だ」
「だったとしても、それが母さんの死となんの関係があるの」
「クレアはな、骸獣を操る奴に襲われて殺されたんだ」
「骸獣を操る」
リルカの中に一滴の黒ずんだ水が落ち、みるみるうちに心の中がどす黒く染まっていく。それはルーシャが口にした、彼が母を失った状況とあまりにも酷似している。
「その時疑われたのはマーベルと部隊の全員だったが、事件を検証した結果、魔術の残滓と高濃度圧縮された魔素が検出された」
「……魔術」
「にわかには信じ難いだろうが、魔術は存在するし、それを扱う魔導士も実在するってことだ」
イドリースは立ち上がって書棚から何冊か本を持ち出すと、その細工が施された本の中から機密文書と思われる書類を取り出してリルカの前に置く。
「アチューダリアは魔術に関しては研究後進国だ。だから魔術というだけで〈ユティシアル聖教会〉に捜査の目が向けられた」
「〈ユティシアル聖教会〉……まさか咎人狩り」
「知っているのか」
「いえ、聞きかじっただけです。でもまさかそんな理由で」
「結果として証拠は掴めず、アチューダリア王室と〈ユティシアル聖教会〉の間に軋轢が生まれた」
「そうだったんですか」
「お前にも分かるだろうけど、アチューダリアでは剣聖アレガルド・ルセットを英雄神と捉える風潮があって、女神信仰の〈ユティシアル聖教会〉の力はそこまで強くない」
イドリースは一旦そこで言葉を切ると、けれど帝国はそうじゃないと表情を厳しくする。
「そもそも女神ユレイシアは、リンドルナにおける唯一神だ。女神信仰が希薄である、アチューダリアの方が異質と言える」
「つまり、〈ユティシアル聖教会〉が父さんの失踪と関係してるってことですか」
「確証はないが、魔術と精通してるのは聖教会くらいなものだからね。そこでお前に、最近帝国を騒がせてる〈オーチャル〉ってレジスタンスについて話しておきたい」
「〈ユティシアル聖教会〉でも〈モゼリオ〉でもなくて、レジスタンスですか」
リルカは急に切り替わった話題に眉を顰める。
「マーベルがどうやら〈オーチャル〉に接触したという話の裏が取れた」
「父さんがレジスタンスに」
イドリースはここからは他言無用だと断りを入れると、机に散らばった紙の中から一枚を取り出してリルカの前に置く。
「既に〈オーチャル〉に関しては内部から解体する手筈が整っているらしいが、ここにきてどうも一部の過激派が活発化してる。咎人狩りだってな」
「咎人狩り……」
イドリースがこれまで調べた経緯によれば、マーベルはクレアを殺した犯人を追っているはずだ。それが帝国のレジスタンスになりを潜めた連中となると、話は一気にややこしくなる。
マーベルが皇帝殺害の片棒を担がされる可能性が出てくるからだ。
「〈オーチャル〉の背後には必ずなにかしらの組織がついている。だが〈ユティシアル聖教会〉、もしくは〈モゼリオ〉や〈エボノス〉のいずれも、切り離すだけの判断材料に乏しい状況だ」
背後についてる組織までは割り出せないと、イドリースは自身の無力さを滲ませる。
「でも〈エボノス〉は、皇帝が管理する暗殺部隊なんじゃないの。それがレジスタンスと同調するのは変な話だよね」
「ああ。確かに、それに関しては撹乱のために掴まされた情報である可能性は高い。だからなんだが、リルカ。お前直接〈オーチャル〉に潜入する気はないか」
ハッとして顔を上げたリルカを見つめるイドリースは、手筈は仲間が整えると言う。
「過激派の〈オーチャル〉による襲撃には、骸獣の目撃情報がある」
「意図して操っているってことですか」
「その可能性は高いし、今のところそれが出来る人物はマーベルだと考えられてる。だからこそ潜入して魔術が介在してる証拠を集めなければならない訳だ」
「イドリースおじさん。父さんは一体なんのために〈オーチャル〉と接触したのかな」
「クレアを殺した真犯人の目星が付いた。しかもそれが帝国側に居る。それだけは確かなはずだ」
「母さんを、殺した犯人……」
リルカはもどかしそうに唇を噛み締めた。
そんな寂しさを振り払うように受けたソロでのクエストを終え、三日ぶりに遠征から戻って自室で寛いでいたところに、困惑した様子のムゥダルが訪ねてきた。
「どうしたのムゥダル、そんな顔して」
「よう。帰って来たばっかりのとこ悪いんだがな、セルゲイがお前を連れて来いって言ってるんだよ」
「え、俺なにかしたかな」
「〈ストラヴァル〉のクエストをお前に手伝わせるって、それしか言わねえんだけど、お前了承してる話か」
突然の話にリルカも首を捻るが、しばらく考えてからセルゲイの用件に思い当たると、付き添うと言うムゥダルの申し出を断って〈ストラヴァル〉に一人で向かう。
手首に巻かれた組紐に手を添えながら、セルゲイに呼び出された理由を考える。
「きっとイドリースおじさんだよね」
リルカがいくら戦闘に慣れてきたとはいえ、〈レヴィアタン〉以上に猛者が集まる〈ストラヴァル〉で、リルカが個人的に請け負う必要があるクエストがあるとも思えない。
そうなると前回イドリースに会ってから、なにかしら進展があったのだろうと予測を立てるのは容易なことだった。
そしてリルカの読み通り〈ストラヴァル〉に着くなり、セルゲイにの指示で〈カージナルグウィバー〉に乗り込むと、イドリースの元へ向かうことになった。
「何度も呼び出してすまないな」
「こちらこそ。色々調べてくれてありがとう、イドリースおじさん」
テンペリオスの古代都市ニヤリスにあるイドリースの自宅に到着すると、リルカのためにわざわざ用意したらしいアチューダリアの郷土菓子が机の上に用意されていた。
「まあ座って菓子でも食べながら、ゆっくり話をしようか」
「懐かしいな。ポリッタなんてもう何年も食べてないよ」
「クレアがよく焼いてただろ」
「そう。売ってるのよりだいぶ固いやつ」
「ははは、確かに異様に噛み応えがあったな」
イドリースの正面に腰掛けると、出された香茶とお菓子を食べて、しばらくは思い出話を交えて雑談して時間が過ぎていく。
しかししばらくするとイドリースは表情を一変させ、金色の眼を眇めて大きく息を吐いた。
「リルカ、お前には酷なことだが話さないといけないことが出来た」
「うん。なんとなく分かってる」
「今日お前を呼んだのは、クレアが殺された時の詳細を伝えないといけなくなったからだ」
「それが父さんの失踪と関係するからだよね」
「……そうだ」
イドリースの真剣な声に顔を上げると、リルカはゴクリと唾を呑み込んで続く言葉を待つ。
「アチューダリアに骸獣を操る部隊があるのは知ってたか」
「そんなの聞いたことないです」
「やはりそうか。だがマーベルとクレアの部隊は、煙毒を除去して骸獣化を無効にする研究の一環で、骸獣を使役していた」
「そんな……人が骸獣を操るだなんて」
リルカは答えながらゾクリと身が震えるのを感じた。この話に似た話を思い出して心がざわつくからだ。
「お前は軍部の人間じゃない。マーベルとクレアが年端もいかない娘のお前に、そんな機密を話す訳はないから知らなかったのは当然だ」
「だったとしても、それが母さんの死となんの関係があるの」
「クレアはな、骸獣を操る奴に襲われて殺されたんだ」
「骸獣を操る」
リルカの中に一滴の黒ずんだ水が落ち、みるみるうちに心の中がどす黒く染まっていく。それはルーシャが口にした、彼が母を失った状況とあまりにも酷似している。
「その時疑われたのはマーベルと部隊の全員だったが、事件を検証した結果、魔術の残滓と高濃度圧縮された魔素が検出された」
「……魔術」
「にわかには信じ難いだろうが、魔術は存在するし、それを扱う魔導士も実在するってことだ」
イドリースは立ち上がって書棚から何冊か本を持ち出すと、その細工が施された本の中から機密文書と思われる書類を取り出してリルカの前に置く。
「アチューダリアは魔術に関しては研究後進国だ。だから魔術というだけで〈ユティシアル聖教会〉に捜査の目が向けられた」
「〈ユティシアル聖教会〉……まさか咎人狩り」
「知っているのか」
「いえ、聞きかじっただけです。でもまさかそんな理由で」
「結果として証拠は掴めず、アチューダリア王室と〈ユティシアル聖教会〉の間に軋轢が生まれた」
「そうだったんですか」
「お前にも分かるだろうけど、アチューダリアでは剣聖アレガルド・ルセットを英雄神と捉える風潮があって、女神信仰の〈ユティシアル聖教会〉の力はそこまで強くない」
イドリースは一旦そこで言葉を切ると、けれど帝国はそうじゃないと表情を厳しくする。
「そもそも女神ユレイシアは、リンドルナにおける唯一神だ。女神信仰が希薄である、アチューダリアの方が異質と言える」
「つまり、〈ユティシアル聖教会〉が父さんの失踪と関係してるってことですか」
「確証はないが、魔術と精通してるのは聖教会くらいなものだからね。そこでお前に、最近帝国を騒がせてる〈オーチャル〉ってレジスタンスについて話しておきたい」
「〈ユティシアル聖教会〉でも〈モゼリオ〉でもなくて、レジスタンスですか」
リルカは急に切り替わった話題に眉を顰める。
「マーベルがどうやら〈オーチャル〉に接触したという話の裏が取れた」
「父さんがレジスタンスに」
イドリースはここからは他言無用だと断りを入れると、机に散らばった紙の中から一枚を取り出してリルカの前に置く。
「既に〈オーチャル〉に関しては内部から解体する手筈が整っているらしいが、ここにきてどうも一部の過激派が活発化してる。咎人狩りだってな」
「咎人狩り……」
イドリースがこれまで調べた経緯によれば、マーベルはクレアを殺した犯人を追っているはずだ。それが帝国のレジスタンスになりを潜めた連中となると、話は一気にややこしくなる。
マーベルが皇帝殺害の片棒を担がされる可能性が出てくるからだ。
「〈オーチャル〉の背後には必ずなにかしらの組織がついている。だが〈ユティシアル聖教会〉、もしくは〈モゼリオ〉や〈エボノス〉のいずれも、切り離すだけの判断材料に乏しい状況だ」
背後についてる組織までは割り出せないと、イドリースは自身の無力さを滲ませる。
「でも〈エボノス〉は、皇帝が管理する暗殺部隊なんじゃないの。それがレジスタンスと同調するのは変な話だよね」
「ああ。確かに、それに関しては撹乱のために掴まされた情報である可能性は高い。だからなんだが、リルカ。お前直接〈オーチャル〉に潜入する気はないか」
ハッとして顔を上げたリルカを見つめるイドリースは、手筈は仲間が整えると言う。
「過激派の〈オーチャル〉による襲撃には、骸獣の目撃情報がある」
「意図して操っているってことですか」
「その可能性は高いし、今のところそれが出来る人物はマーベルだと考えられてる。だからこそ潜入して魔術が介在してる証拠を集めなければならない訳だ」
「イドリースおじさん。父さんは一体なんのために〈オーチャル〉と接触したのかな」
「クレアを殺した真犯人の目星が付いた。しかもそれが帝国側に居る。それだけは確かなはずだ」
「母さんを、殺した犯人……」
リルカはもどかしそうに唇を噛み締めた。
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