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(21)冒険者の心構え
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冒険者ギルド〈レヴィアタン〉が専門とする財宝探索のクエストは、公的な物もあるが、そのほとんどは出資者が存在する変則的なクエストである。
それゆえ空賊の異名を持つ彼らが多く扱うのは、飛翔艇〈ファフニール〉での空域巡回と違法改造艇の取り締まり、古代遺跡の保全を目的とした観察活動が主たるクエストだ。
しかし〈レヴィアタン〉でも、もちろん骸獣討伐のクエストを受けることはあるし、メインクエストが変動的な分、日銭稼ぎとして重宝されている。
福音の月、二日。
〈レヴィアタン〉のギルド内にある食堂は、昼時の十五時を迎えて賑わっている。
「おいルカ、お前今日はどのクエストに行くんだ」
ムゥダルは食事を終えると、無作法にも食堂の椅子に膝を立てて、ロングブーツの紐を編み上げる。
「ちょっと、そこみんなが座るんだよ。汚いから足下ろしなよムゥダル」
「ここにそんなこと気にする上品なヤツは居ねえよ」
ムゥダルは反対の足を上げて膝を折り、同じようにまたブーツの紐を編み上げていく。
呆れたリルカが大きく溜め息を吐き、もう一言ぶつけようとしたところに、華やかなカーマインの髪が視界に入って息を呑む。
「アンタが気にしなくても、アタシはイヤよ。どこ踏んだか分かんない汚い足乗せないでちょうだい。ばっちいわね。はぁい仔犬ちゃん、今日も可愛いわね」
「……どうも」
「お前はそれしか言うことないのかよ。ルカを見る度に可愛い可愛いって、毎日大安売りの文句みたいによ」
「あら、構ってもらえなくて拗ねてるのダーリン。ヤダわ、気付いてあげられなくて。アタシはいつでも良いのよ、部屋に行く?」
「バカやめろ気色悪い」
リルカが居合わせてしまった夜の会話は聞き間違いだったのかと思うほど、この通りルーシャは平然としていて、今もムゥダルを逞しい腕で締め付けて頬にチュッチュとキスをしている。
「まったく、お前らはいつも賑やかだな」
「グリード」
「おうルカ、また巻き込まれてるのか。いい加減バカは放置する術を覚えろ」
苦笑してさりげなくルカの隣に座ったグリードは、運んできた昼食を前に祈りを捧げると、なにも見えていないかのように食事を始める。
「グリードは今日どうするの」
「ん、クエストか。俺は〈ファフニール〉で空域巡回だよ。ザバナンの古代遺跡も盗掘騒ぎがあったらしいから、そこも調べてくる予定だな」
「そっか」
「どうかしたか」
「いや、帝都から離れた場所のクエスト受けようかと思ってるんだけど、一人じゃ心許ないからグリード一緒に行けないかなって」
「そうだったか、次は早く言え。一緒に行ってやるよ」
「うん」
リルカが満面の笑みを浮かべると、それまで騒いでいた正面の二人がグリードを鋭い目で睨んで威嚇し始める。
「おいルカ、俺が行く〈ストラヴァル〉との合同クエストに付いてくるか」
「ムゥダルはSSランクなのに、俺がついていけるワケないじゃない。向こうだってみんなSランク以上の人たちが来るんじゃないの」
「そりゃまあそうだけど」
「じゃあ仔犬ちゃんはどのクエスト受けるのかしら」
まだなにか言おうとするムゥダルを押し退けると、今度はルーシャが身を乗り出して、リルカのすぐ目の前まで顔を突きつけて首を傾げる。
「俺ですか? えっと、ギィタスがせっかくスチームバイクの特訓をしてくれたから、遠出して東の山岳地帯の骸獣討伐に行こうかと思ってます」
「東……ああ、メウラールからの依頼が幾つかあったわね。じゃあアタシついてくぅ」
「え」
「なんでギルマスのお前が低級のクエスト受けるんだよ」
「あら、だったらアンタは仔犬ちゃんを一人で行かせるの? 場数が足りないだけでうちのエース候補なのよ。それが道中スチームバイクで事故起こしたなんて目も当てられないじゃない」
「まあルーシャの発言には一理ある。ルカは圧倒的に経験が足りないから場数を踏んでもらいたい。だが初めての単身遠征で、メウラールまで行くのは正直不安も残る」
グリードが畳み掛けるように言い切ると、ムゥダルも異論を突き付けるのは難しいのか、二の句が告げずに渋い顔をしている。
「そういうことだから仔犬ちゃん、アタシはアナタを失う訳にはいかないの」
いつもの様子でにこやかに言い切ると、しかし一旦言葉を区切ってルーシャはリルカを見つめ直す。
そして次の一言を付け加える時、その顔から一切の表情は消えていた。
「〈レヴィアタン〉を任されたギルマスとしてね」
「……はい」
言い放たれた言葉は、想像以上にリルカの心を抉った。この人に求められ、必要とされていたのではなかったのかと、消えてしまった感触が、思い出したくないのに唇に蘇る。
このところ起こった様々な出来事のせいで、リルカは少なからず気持ちが浮ついていたことを自覚した。けれどそれは思い上がりだった。
そしてルーシャが本来持っている、鋭利で冷酷な面を忘れていたと思うと、体の奥底から震えが迫り上がってくる。
最初に〈ファフニール〉に乗り込むことになった時、ルーシャは死んだら所詮その程度と言い放ち、自分の身を守る程度に働いてくれることを祈ると挑発的な眼差しをリルカに向けた。
ルーシャが今リルカに向ける視線はあの時と同じ。利用出来ない駒なら要らないと、暗にそう言われている気がしてリルカは打ちのめされた。
「さ。じゃあそういうワケだから、アンタたちは自分の仕事をちゃんとこなすこと。仔犬ちゃんは、アタシとラブラブデートよ」
「おいルーシャ、この状況でよくそんなこと言えるな」
「あらヤダ、二人きりでお出掛けするんだからデートに決まってるじゃない。ダーリンたらまたヤキモチかしら」
「んなワケねえだろ、やめろ、抱き付くなよ」
賑やかに騒ぐ二人と対照的に、気落ちして俯くリルカに声を掛けたのはグリードだった。
「ルカ、お前がどれだけ剣を扱えようが、加速装置を使いこなそうが、クエストではなにが起こるか分からない。お前はインデモニルとの戦いで身をもって実感したはずだ」
「……うん」
「慢心は必ず油断と失敗を生む。俺たち冒険者にとってそれは死に直結する。何度も言うが、お前はSSランクの手練れの冒険者と行動を共にしてたおかげで、命拾いした危うさがある」
「はい」
「だからお前は地道に、着実に、〈レヴィアタン〉での信頼を勝ち取らないといけない。お前がルカで居たいなら尚更だ」
「グリード、それは……」
「お前の場所はお前が勝ち取るしかない。初陣の時みたいにだ。やれるだろ」
グリードはようやく笑顔を浮かべると、プルシャンブルーの髪を揺らしてリルカの頭をワシワシと乱暴に撫でる。
ルーシャの言葉に絶望してる場合じゃない。
この浮き足だった状態では、またインデモニルの時の二の舞を演じてしまっていたかも知れない。
気を引き締めて自分に発破を掛けた時、優しげな目を向けるルーシャと目が合って、そうか、とリルカは腑に落ちたように自然な笑顔を浮かべることが出来た。
この人は、そんな甘さを見抜いたからあんな風に吐き捨てたのだと。都合のいい解釈かも知れないが、リルカはルーシャの期待に応えなければと拳を握り締めた。
それゆえ空賊の異名を持つ彼らが多く扱うのは、飛翔艇〈ファフニール〉での空域巡回と違法改造艇の取り締まり、古代遺跡の保全を目的とした観察活動が主たるクエストだ。
しかし〈レヴィアタン〉でも、もちろん骸獣討伐のクエストを受けることはあるし、メインクエストが変動的な分、日銭稼ぎとして重宝されている。
福音の月、二日。
〈レヴィアタン〉のギルド内にある食堂は、昼時の十五時を迎えて賑わっている。
「おいルカ、お前今日はどのクエストに行くんだ」
ムゥダルは食事を終えると、無作法にも食堂の椅子に膝を立てて、ロングブーツの紐を編み上げる。
「ちょっと、そこみんなが座るんだよ。汚いから足下ろしなよムゥダル」
「ここにそんなこと気にする上品なヤツは居ねえよ」
ムゥダルは反対の足を上げて膝を折り、同じようにまたブーツの紐を編み上げていく。
呆れたリルカが大きく溜め息を吐き、もう一言ぶつけようとしたところに、華やかなカーマインの髪が視界に入って息を呑む。
「アンタが気にしなくても、アタシはイヤよ。どこ踏んだか分かんない汚い足乗せないでちょうだい。ばっちいわね。はぁい仔犬ちゃん、今日も可愛いわね」
「……どうも」
「お前はそれしか言うことないのかよ。ルカを見る度に可愛い可愛いって、毎日大安売りの文句みたいによ」
「あら、構ってもらえなくて拗ねてるのダーリン。ヤダわ、気付いてあげられなくて。アタシはいつでも良いのよ、部屋に行く?」
「バカやめろ気色悪い」
リルカが居合わせてしまった夜の会話は聞き間違いだったのかと思うほど、この通りルーシャは平然としていて、今もムゥダルを逞しい腕で締め付けて頬にチュッチュとキスをしている。
「まったく、お前らはいつも賑やかだな」
「グリード」
「おうルカ、また巻き込まれてるのか。いい加減バカは放置する術を覚えろ」
苦笑してさりげなくルカの隣に座ったグリードは、運んできた昼食を前に祈りを捧げると、なにも見えていないかのように食事を始める。
「グリードは今日どうするの」
「ん、クエストか。俺は〈ファフニール〉で空域巡回だよ。ザバナンの古代遺跡も盗掘騒ぎがあったらしいから、そこも調べてくる予定だな」
「そっか」
「どうかしたか」
「いや、帝都から離れた場所のクエスト受けようかと思ってるんだけど、一人じゃ心許ないからグリード一緒に行けないかなって」
「そうだったか、次は早く言え。一緒に行ってやるよ」
「うん」
リルカが満面の笑みを浮かべると、それまで騒いでいた正面の二人がグリードを鋭い目で睨んで威嚇し始める。
「おいルカ、俺が行く〈ストラヴァル〉との合同クエストに付いてくるか」
「ムゥダルはSSランクなのに、俺がついていけるワケないじゃない。向こうだってみんなSランク以上の人たちが来るんじゃないの」
「そりゃまあそうだけど」
「じゃあ仔犬ちゃんはどのクエスト受けるのかしら」
まだなにか言おうとするムゥダルを押し退けると、今度はルーシャが身を乗り出して、リルカのすぐ目の前まで顔を突きつけて首を傾げる。
「俺ですか? えっと、ギィタスがせっかくスチームバイクの特訓をしてくれたから、遠出して東の山岳地帯の骸獣討伐に行こうかと思ってます」
「東……ああ、メウラールからの依頼が幾つかあったわね。じゃあアタシついてくぅ」
「え」
「なんでギルマスのお前が低級のクエスト受けるんだよ」
「あら、だったらアンタは仔犬ちゃんを一人で行かせるの? 場数が足りないだけでうちのエース候補なのよ。それが道中スチームバイクで事故起こしたなんて目も当てられないじゃない」
「まあルーシャの発言には一理ある。ルカは圧倒的に経験が足りないから場数を踏んでもらいたい。だが初めての単身遠征で、メウラールまで行くのは正直不安も残る」
グリードが畳み掛けるように言い切ると、ムゥダルも異論を突き付けるのは難しいのか、二の句が告げずに渋い顔をしている。
「そういうことだから仔犬ちゃん、アタシはアナタを失う訳にはいかないの」
いつもの様子でにこやかに言い切ると、しかし一旦言葉を区切ってルーシャはリルカを見つめ直す。
そして次の一言を付け加える時、その顔から一切の表情は消えていた。
「〈レヴィアタン〉を任されたギルマスとしてね」
「……はい」
言い放たれた言葉は、想像以上にリルカの心を抉った。この人に求められ、必要とされていたのではなかったのかと、消えてしまった感触が、思い出したくないのに唇に蘇る。
このところ起こった様々な出来事のせいで、リルカは少なからず気持ちが浮ついていたことを自覚した。けれどそれは思い上がりだった。
そしてルーシャが本来持っている、鋭利で冷酷な面を忘れていたと思うと、体の奥底から震えが迫り上がってくる。
最初に〈ファフニール〉に乗り込むことになった時、ルーシャは死んだら所詮その程度と言い放ち、自分の身を守る程度に働いてくれることを祈ると挑発的な眼差しをリルカに向けた。
ルーシャが今リルカに向ける視線はあの時と同じ。利用出来ない駒なら要らないと、暗にそう言われている気がしてリルカは打ちのめされた。
「さ。じゃあそういうワケだから、アンタたちは自分の仕事をちゃんとこなすこと。仔犬ちゃんは、アタシとラブラブデートよ」
「おいルーシャ、この状況でよくそんなこと言えるな」
「あらヤダ、二人きりでお出掛けするんだからデートに決まってるじゃない。ダーリンたらまたヤキモチかしら」
「んなワケねえだろ、やめろ、抱き付くなよ」
賑やかに騒ぐ二人と対照的に、気落ちして俯くリルカに声を掛けたのはグリードだった。
「ルカ、お前がどれだけ剣を扱えようが、加速装置を使いこなそうが、クエストではなにが起こるか分からない。お前はインデモニルとの戦いで身をもって実感したはずだ」
「……うん」
「慢心は必ず油断と失敗を生む。俺たち冒険者にとってそれは死に直結する。何度も言うが、お前はSSランクの手練れの冒険者と行動を共にしてたおかげで、命拾いした危うさがある」
「はい」
「だからお前は地道に、着実に、〈レヴィアタン〉での信頼を勝ち取らないといけない。お前がルカで居たいなら尚更だ」
「グリード、それは……」
「お前の場所はお前が勝ち取るしかない。初陣の時みたいにだ。やれるだろ」
グリードはようやく笑顔を浮かべると、プルシャンブルーの髪を揺らしてリルカの頭をワシワシと乱暴に撫でる。
ルーシャの言葉に絶望してる場合じゃない。
この浮き足だった状態では、またインデモニルの時の二の舞を演じてしまっていたかも知れない。
気を引き締めて自分に発破を掛けた時、優しげな目を向けるルーシャと目が合って、そうか、とリルカは腑に落ちたように自然な笑顔を浮かべることが出来た。
この人は、そんな甘さを見抜いたからあんな風に吐き捨てたのだと。都合のいい解釈かも知れないが、リルカはルーシャの期待に応えなければと拳を握り締めた。
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