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歓喜の波

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グレンのペニスが、アシュのペニスの裏にある、弱い部分を突いた。

「あんんッ!!?」

アシュの激しい体の反応から、アシュのベッドに縛られている腕のロープがしなる。

アシュは、さっきグレンの指で生まれて初めて知った、暴力的な快感を再び感じた。

「あっ!イヤ!イヤ!そこは、ダメー!」

「ここだろう?お前の良い所は!薬が効いて、初めてでも突いて欲しくて仕方ないだろう?」

額から汗を滲ませながら、アシュの上からグレンが笑う。

「あっ!ダメ!ダメ!」

「何がダメだ?いいだろう?ここが!」

グレンは、躊躇なくアシュに腰を打ち付けアソコを小突く。

(気持ちいい!でもダメ!気持ち良くなったら!ダメ!ダメ!ダメぇー!でもいい!いい!気持ちいい!)

アシュは、必死で堪えるが…

「アシュ!見てみろ!お前の乳首もペニスもビンビンで、びしょびしょだぞ!」

グレンの言葉で、アシュは、自分の体を見た。

その通り、乳首もペニスもそそり立ち、母乳と先走りが先から溢れ出ていた。

アシュの体は、完全に喜んでい
た。

「ほら、こんなに!」

グレンが、アシュのペニスを握った。

「イヤ!グレン様ぁ!ちんちんダメ!ちんちんは!」

アシュが絶叫しても、グレンは、
アシュにペニスを激しく挿入しながら、アシュのペニスを擦り出した。

「くぅーっ…ダメ!ダメ!出る!
出る!また出る!」

アシュは、下半身にせり上がって来る歓喜の波に唇を噛んだ。

気持ち良くなってしまった証を、出したく無いのに…

でも、早く、早く出してしまいたくて、頭がおかしくなりそうだった。

だが、そこに…

グレンも息が上がり、吐精が近かった。

「アシュ!お前の中に出す!」

グレンの上ずるその声にアシュは焦ったが、遅かった。

「はっ…くぅ…アシュぅ…」

グレンはそう呟くと、アシュに強く腰を打ち付け密着させると体を震わせ、そのまま2回、3回腰を揺らし…

グレンの子種は、アシュの後孔に全て注がれた。

アシュもその刺激で…

ぴゅっ!

と、自分の腹の上に雄の証を放出した。

しかし、アシュにとってもう今日何度目かの吐精。

もう、液自体薄く量も少ない。

グレンにアシュの精液は絞りに絞られた。

そしてもう、アシュは、息を乱れさせ疲れて指一つ動かせ無い。

そこにグレンは、アシュの上半身に飛び散る乳をペロペロ舐め、アシュの少量の精液もグレンの舌で絡め取った。

そして、グレンが覆いかぶさるように上からアシュに近づく。

アシュに思わず、グレンにキスされるような予感が走る。

アシュは、グレンのキスに身構えた。

しかし…

グレンの顔は、アシュの顔の上を通り過ぎた。

グレンはアシュにキスせず、無言でアシュの縛られた腕の縄を解き
始める。

グレンは、ただ、ただ、男のその時の性欲を発散させただけ…

そんな雰囲気が流れる。

だがアシュは、ゆっくり縄を解かれつつ…

自分の汗に塗れボロボロになりながら…

ぼんやりする頭の奥で、それは当然だと思った。

グレンにとってアシュは、ただの乳母でしかない。

アシュに恋などしていないし、ましてや愛など無い。

セックスも、授乳の延長上の事でしか無いのだ。

アシュは、グレンにはキスしてはもらえない…一生。

だが、それがアシュにとってどうしてこんなに悲しいのか?…

アシュの両目から、又涙が流れた。

そして、アシュの意識が疲れからどんどん薄れていく。

そんな中でも、アシュは、これだけはハッキリ気付いた。

(俺…グレン様の事が…)

アシュは、そのまま意識を失い、深い眠りに墜ちた。






















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