マイベイビー(傲慢王子は、偽装愛人少年を溺愛する。この気持ちは、恋であってはならない)

みゃー

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小さな箱

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「なんだ?アナルがパクパクしてるぞ…どうした?アシュ…」

グレンは、アシュの後孔の入口をグレンの指で左右に拡げたままマジマジ見てそう言うとクスっと笑った。

「イヤだ!イヤです!」

アシュは、まだベッドに両手を縛られたまま…

泣きながら本当に恥ずかしくてイヤなのに、孔の収縮が、アシュ自身では止められない。

アシュの心と分離したかのよう
に、体が言う事を聞かない。

グレンは、それを暫く満足そうに舐めるように眺めたが…

やがて、ベッドサイドにある派手な装飾の小さな箱を開け、中から何か透明の液体の入った小瓶を出した。

そして封を開け、左手の中指にたっぷり中の液体を纏わせた。

「なっ、何を…何をなさいます?」

アシュは慄きながら、それを見詰めた。

「何を?今からこの指で、お前のこの穴に、他の男の不浄な精液が入ってないか探ってやる…」

グレンは目を細め言うと、両口角を上げた。

その笑みは、魔界の魔王のように妖しく美しい。

「あっ…イヤだ…イヤだ!入って無い!入ってません!」

アシュは首を思い切り振る。

しかし、グレンは一顧だにしない。

そしてそれを、アシュの孔に躊躇無く突き入れた。

「あうっっ!…」

アシュは、未知の感覚に仰け反った。

だがやがて指の液体が滑ると…

アナル内部がじんわり温かくなってきた。

それに、これは、グレンのアシュへの罰、意地悪のはずなのに…

グレンは、アシュの事など好きでも無いのに…

グレンの指使いが優しい…

(何?何?これ、何?何?!)

「んっ…あっ…あっ…あっっ…んっ、んっ…」

アシュから痛みでは無い、明らかに快感の声が漏れ始める。

アシュは、目を閉じ唇を噛み始め堪えようとした。

しかし、体は勝手にクニクニと捩れる。

そして、その様子を…アシュの顔を…グレンの顔が、息が当たる位近くで見詰める。

「んっ…んんっ…んんっ…んんっ…」

アシュは、イジられる度にどんどん気持ち良くなっている事は事実だった。

それを凝視しているグレンが、増々執拗に優しく穴の粘膜をイジくりまわす。

「アシュ…どれだけ我慢できるだろうな?この液体は、媚薬だ。」

「んんー?!」

アシュは、唇を噛み締め涙を流しながら必死で快楽に耐える。

下半身の高揚が、どんどん体を上昇し、頭の中もトロトロになっている。

「この媚薬はな…どんなに手強い処女アナルでもすぐやわらくして、硬いモノでゴリゴリ擦られたくなる薬草が入っている…とても高価な物だ」

グレンは、酷い事実を、低音の甘い声で優しくアシュの耳元で囁いた。

「んんっ!…」

グレンの熱い息が耳に当たり、アシュは、泣きながら呻き体を震わせた。

「くちゅくちゅ言ってるぞ…これは…エルドレッソの精液か?」

明らかにその水音は、さっきグレンが自分自身で指に塗った潤滑油なのに…

グレンが、甘い、甘い声で、又意地悪を言う。

「んんっ!…んんっ!…んんっ!…」

アシュは、もう首をただめちゃくちゃに振って否定するしか無かった。

だがそこに、グレンによってアシュに又、残酷な現実が告げられる。

「アシュ…見てみろ…嫌がっている割に…お前のペニス…又、勃ってきたぞ…この婬乱が…」

グレンは、痛みを与えない微妙な力加減で、アシュの勃起したペニスを指でピンっと弾いた。

「ううんんんっ!!!」

アシュは堪らず口を開け目を見開き、恥辱と悦楽が混じった声を上げてしまった。

両足の指先が、ビクビクと震え
る。

そして…

アシュのペニスの先の穴から、アシュの気持ちとは反対に、まるで喜んでいるかのように透明な先走りの液がジワリと溢れ出た。
























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