マイベイビー(傲慢王子は、偽装愛人少年を溺愛する。この気持ちは、恋であってはならない)

みゃー

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混乱

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アシュの震えは止まらない。

それなのに、グレンはサディスティックに微笑むと、更にアシュの左の乳首を摘まんで扱いた。

ピュッと、又乳が飛ぶ。


そして今度はグレンの着ている、
剛猛で高潔かつ神聖なる純黒の国軍服に掛かった。


「あっ!お召し物に!」


アシュは、更に青ざめたが、グレンは全く意に返さない。


更に扱くと、次はビュビュッと勢い良く出て更にそれにかかり、如何なる事にも犯される事ないはずの崇高なる黒色の上に妖しい白い線を描いて下に垂れていく。


「あっ!ダメです!」


「こんな服どうでもいい。それより右はどうだ?」


性急にグレンの右手が今度は反対側の、こちらも見るからに清純な乳首を強引に摘んだ。


「あっ!あっ!はぁぁ…痛いぃ…」


アシュの表情は、確かに痛みに歪んだのに、吐かれた言葉と息に
は、何が愉悦のようなモノが混ざっていた。


ビュッと、又乳が、慎みも無く飛んだ。


「くくっ…男のくせに、雌牛のようによく出る乳では無いか…私の乳母
…合格だぞ…」


グレンが片方の口角を上げ、楽しそうに笑う。


からかう口調なのに、グレンの低く甘い声が美しい音色のようにアシュの耳に響く。


アシュは、混乱する頭の片隅で思い出す。


アシュを診察した老医師は言っていたのだ…


珍しい男の母乳が、普通の母乳より栄養価が断然高く赤ん坊に与えるのに適していると。


そして、疲労や心労、不眠によく効き、大人の中にも薬として飲んでみたいと言う者もいると。


たがら、貧しい平民の自分が生まれたばかりの赤ん坊王子様の乳母に抜擢されたと思ってお城に上がったし、大人でも飲みたいと言う人がいると言うのは、笑って言うだけのただの冗談だと思ってい
た。


だが、グレン王子が、日々の国家国民の為の激務からの疲労や心労を回復させる為に自分の乳を求めているのだろうか?とアシュは、下唇を噛んで痛みに耐えようとした。



そしてグレンが、下からアシュの顔を見上げた。


「んっっ……」


そう息を吐いたアシュの蒼白だった顔色は、揶揄されているのにいつか上気し赤らみ、乱れる息を抑えようとその肩が小刻みに揺れている。


そして、何より愛らしい目が少しトロンとし始めていた。


アシュ自身は、自分がどんな姿に見られているかなど全く分かっていなかったが…


その様子にグレンは、今度は静かに両方の口角を上げた。










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