19 / 50
19
しおりを挟む リーンが目覚めると、暖かいルークの腕の中にいた。
探り合うように繋がって、温もりを身体中に感じて、心も魔力も満たされていた。
リーンが身体を動かし身体を起こすと、ルークの手がリーンの手首を掴んだ。
探るような目でルークが見てくる。
「…どこに…行くんだ…」
「…お腹が空いたから、食事をもらってこようと思って…」
リーンがそう言うと、ルークも身体を起こして言う。
「リビングに、軽食を置いてある。…いつかの時みたいに」
そう言ってルークは笑った。
…用意周到だ。
「持ってくるよ」
リーンはそう言って、リビングのテーブルの上に置かれている、軽食と果物、飲み物を持って寝室に戻る。
ベッドサイドのテーブルに飲み物を置いて、ルークの左側に座るとベッドの上に軽食と果物を置き、二人で食べ始めた。
そして思い出す、『物質保管庫』の事を…。
ルークは剣を右手に持つから、魔法は左手…。
リーンは食べている途中だったが…。
「ルーク、左手を出して」
リーンがそう言うと、不思議そうに左手をリーンの前に差し出してきた。
リーンはルークの手の甲の上から右手を重ね、軽く握った。
私と違って大きい手だ…。
「…ルークも『物質保管庫』を使えるように、魔法を譲渡しておくから…」
「…リーン?」
「『物質保管庫』」
リーンの手からルークの手を通して、『物質保管庫』のドーナツ状の魔法陣を写し出す。
「覚えていて、この形状と魔法を…。呼べば左手の前に現れるように、ルークの左手に書き込んで置くから…」
簡単に開いて使えるように、ルークの左手に魔法をかける。
「…急にどうした…」
ルークが不思議そうにリーンを見てくる。
「…今なら魔力が馴染んで、ルークにも使えるだろうし、ルークの方が必要になるかなって思って…」
「…。」
言い訳じみているかな…。
「…いろんな場所に行くから、…どうしても化膿止めや傷薬とか必要になるでしょ。魔法陣を出して、呼べば引き出しが出てくる。薬草の名前でも呼び出せるから…」
そう言ってリーンは微笑んだ。
ルークになら使ってもらいたい…。
「本当はもっと早くに、こうしたかったけど、なかなかタイミングが…」
二人きりになって、秘密の話をする時間が無かった…。
ギリギリになってしまったけれど…。
「…今は、リオナスから離れられないがな…」
ルークはそう言って苦笑いする。
リーンは魔法陣を閉じたが、ルークの手を離せずにいた。
なので左手で果物を摘まんで口に入れると、ルークが右手に持ったパンをリーンの口元に差し出してきて、リーンはそれにかぶり付く。
リーンも左手に果物を持ってルークの口元に持っていくと、ルークも果物と一緒にリーンの指も咥えた。
「…んっ…ルーク…」
ルークの口の中で指が舐められ、ズキズキと身体を痺れさせる。
「…んっ…あっ…」
ただ、指を舐められているだけなのに、下半身がムズムズと反応し始める。
まだ、食べている途中なのに…。
ルークの口からリーンの指が離される頃には、前はもたげ、身体がトロリととろけそうになっていた。
「…はぁ…あっ…」
ルークはベッドの上に置いてあった、食べさしの皿をサイドテーブルの上に置き、リーンが離さないでいた手を引っ張り、リーンはルークの胸の中に倒れ込んだ。
「…あっ…」
リーンのお腹の辺りに、ルークの硬く主張しているモノが当たっている…。
リーンは身体をずらし、いつもリーンの中を掻き回すモノに唇を付けた。
「くっ…」
ルークが小さく呻いたので、リーンは楽しくなってきて、舌を這わし唇で吸い付いた。
「んっ…」
チラリとルークを覗き見ると、必死に耐えているようだ。
さすがに大きくてリーンには咥えられないので、丹念に舌を這わし吸い付いていくと、先端から蜜が溢れ出てきた。
…これ…奥に欲しい…。
リーンは下半身がムズムズして濡れているのを感じていた。
「…んっ…はぁ…」
リーンは我慢できなくなって、ルークのモノから口を離すと、自らルーク腰に乗り上げ、ソレをリーンの後孔に導いた。
「…絶景だな…」
リーンは今、ルークの前でどんな姿をしているかなんて、考えられなかった。
自分で育てたモノで奥を突いて欲しかった。
「…んっ…欲しい…」
リーンは上手く入れることが出来ず、入り口擦るだけで、前から蜜を滴し始めた。
「…はぁんっ…ルーク…んっ…入ら…ないよ…」
リーンは腰を揺すりながら、欲しい場所を探すが、上手く嵌まらない…。
「ああんっ…ルーク…入れて…」
リーンはどうしようもなくて、ルークに助けを求めた。
ルークがリーンの腰を掴み、少し引き寄せられ濡れ勃つモノにズブリと入り口が嵌まった。
「ああああああっ…!!」
リーンは蜜を飛ばしルークの胸を濡らした。
「俺もそろそろ…限界だ」
ルークはそのままリーンの腰を沈ませて、下から突き上げ、リーンを快楽に溺れされた。
探り合うように繋がって、温もりを身体中に感じて、心も魔力も満たされていた。
リーンが身体を動かし身体を起こすと、ルークの手がリーンの手首を掴んだ。
探るような目でルークが見てくる。
「…どこに…行くんだ…」
「…お腹が空いたから、食事をもらってこようと思って…」
リーンがそう言うと、ルークも身体を起こして言う。
「リビングに、軽食を置いてある。…いつかの時みたいに」
そう言ってルークは笑った。
…用意周到だ。
「持ってくるよ」
リーンはそう言って、リビングのテーブルの上に置かれている、軽食と果物、飲み物を持って寝室に戻る。
ベッドサイドのテーブルに飲み物を置いて、ルークの左側に座るとベッドの上に軽食と果物を置き、二人で食べ始めた。
そして思い出す、『物質保管庫』の事を…。
ルークは剣を右手に持つから、魔法は左手…。
リーンは食べている途中だったが…。
「ルーク、左手を出して」
リーンがそう言うと、不思議そうに左手をリーンの前に差し出してきた。
リーンはルークの手の甲の上から右手を重ね、軽く握った。
私と違って大きい手だ…。
「…ルークも『物質保管庫』を使えるように、魔法を譲渡しておくから…」
「…リーン?」
「『物質保管庫』」
リーンの手からルークの手を通して、『物質保管庫』のドーナツ状の魔法陣を写し出す。
「覚えていて、この形状と魔法を…。呼べば左手の前に現れるように、ルークの左手に書き込んで置くから…」
簡単に開いて使えるように、ルークの左手に魔法をかける。
「…急にどうした…」
ルークが不思議そうにリーンを見てくる。
「…今なら魔力が馴染んで、ルークにも使えるだろうし、ルークの方が必要になるかなって思って…」
「…。」
言い訳じみているかな…。
「…いろんな場所に行くから、…どうしても化膿止めや傷薬とか必要になるでしょ。魔法陣を出して、呼べば引き出しが出てくる。薬草の名前でも呼び出せるから…」
そう言ってリーンは微笑んだ。
ルークになら使ってもらいたい…。
「本当はもっと早くに、こうしたかったけど、なかなかタイミングが…」
二人きりになって、秘密の話をする時間が無かった…。
ギリギリになってしまったけれど…。
「…今は、リオナスから離れられないがな…」
ルークはそう言って苦笑いする。
リーンは魔法陣を閉じたが、ルークの手を離せずにいた。
なので左手で果物を摘まんで口に入れると、ルークが右手に持ったパンをリーンの口元に差し出してきて、リーンはそれにかぶり付く。
リーンも左手に果物を持ってルークの口元に持っていくと、ルークも果物と一緒にリーンの指も咥えた。
「…んっ…ルーク…」
ルークの口の中で指が舐められ、ズキズキと身体を痺れさせる。
「…んっ…あっ…」
ただ、指を舐められているだけなのに、下半身がムズムズと反応し始める。
まだ、食べている途中なのに…。
ルークの口からリーンの指が離される頃には、前はもたげ、身体がトロリととろけそうになっていた。
「…はぁ…あっ…」
ルークはベッドの上に置いてあった、食べさしの皿をサイドテーブルの上に置き、リーンが離さないでいた手を引っ張り、リーンはルークの胸の中に倒れ込んだ。
「…あっ…」
リーンのお腹の辺りに、ルークの硬く主張しているモノが当たっている…。
リーンは身体をずらし、いつもリーンの中を掻き回すモノに唇を付けた。
「くっ…」
ルークが小さく呻いたので、リーンは楽しくなってきて、舌を這わし唇で吸い付いた。
「んっ…」
チラリとルークを覗き見ると、必死に耐えているようだ。
さすがに大きくてリーンには咥えられないので、丹念に舌を這わし吸い付いていくと、先端から蜜が溢れ出てきた。
…これ…奥に欲しい…。
リーンは下半身がムズムズして濡れているのを感じていた。
「…んっ…はぁ…」
リーンは我慢できなくなって、ルークのモノから口を離すと、自らルーク腰に乗り上げ、ソレをリーンの後孔に導いた。
「…絶景だな…」
リーンは今、ルークの前でどんな姿をしているかなんて、考えられなかった。
自分で育てたモノで奥を突いて欲しかった。
「…んっ…欲しい…」
リーンは上手く入れることが出来ず、入り口擦るだけで、前から蜜を滴し始めた。
「…はぁんっ…ルーク…んっ…入ら…ないよ…」
リーンは腰を揺すりながら、欲しい場所を探すが、上手く嵌まらない…。
「ああんっ…ルーク…入れて…」
リーンはどうしようもなくて、ルークに助けを求めた。
ルークがリーンの腰を掴み、少し引き寄せられ濡れ勃つモノにズブリと入り口が嵌まった。
「ああああああっ…!!」
リーンは蜜を飛ばしルークの胸を濡らした。
「俺もそろそろ…限界だ」
ルークはそのままリーンの腰を沈ませて、下から突き上げ、リーンを快楽に溺れされた。
30
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説

王冠にかける恋【完結】番外編更新中
毬谷
BL
完結済み・番外編更新中
◆
国立天風学園にはこんな噂があった。
『この学園に在籍する生徒は全員オメガである』
もちろん、根も歯もない噂だったが、学園になんら関わりのない国民たちはその噂を疑うことはなかった。
何故そんな噂が出回ったかというと、出入りの業者がこんなことを漏らしたからである。
『生徒たちは、全員首輪をしている』
◆
王制がある現代のとある国。
次期国王である第一王子・五鳳院景(ごおういんけい)も通う超エリート校・国立天風学園。
そこの生徒である笠間真加(かさままなか)は、ある日「ハル」という名前しかわからない謎の生徒と出会って……
◆
オメガバース学園もの
超ロイヤルアルファ×(比較的)普通の男子高校生オメガです。


王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭

どうやら手懐けてしまったようだ...さて、どうしよう。
彩ノ華
BL
ある日BLゲームの中に転生した俺は義弟と主人公(ヒロイン)をくっつけようと決意する。
だが、義弟からも主人公からも…ましてや攻略対象者たちからも気に入れられる始末…。
どうやら手懐けてしまったようだ…さて、どうしよう。

傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる