87 / 177
光明
しおりを挟む
やがて…
藍の唇が、固まる優の左肩の白い肌を強く吸った。
「嫌だ!」
優は叫び、藍から、褥から逃れようと藍の腕の中で暴れた。
いつもの藍なら、これだけ相手に暴れられれば、すぐにどんな暴力も血を見る事も躊躇しないが…
ただ優に対してだけは、何故か藍はいつもより忍耐強かった。
しかし…
圧倒的な藍の力に、優は背後からねじ伏せられ、抱きすくめられる。
そして、藍は、又何度も何度も、優の肩の肌に口付けする。
そして更に、優の尻に、藍の下半身が当たるが…
藍の股間が、袴越しにも硬く興奮しているのが優に分かった。
しかも…
藍のアソコは繊細で美しい顔に似合わない大きさだ。
(藍の…藍の…デカい!!!)
優は、戦慄して体が震える。
そして…
あの、優にいつも強烈な殺意を向けてくる藍のアソコが何故そうなっているのか?
優には分からなかったが…
ふと危険を感じ、紅慶を再び召喚する事を考えた。
しかし…
さっきの召喚で、かなりの体力を使っていた。
やっと、朝霧のお陰で持ち直しつつあるのに…
今召喚したら、間違い無く…
今度こそ、自分が死ぬ予感がした。
優にとって今の紅慶は、正しく諸刃の剣だ。
そして、まさか今、前世とは言え藍を生かしたまま自分だけここで死ねない。
だが、もし召喚し、相討ちでも確実に藍を刺せるなら…話は別だった。
だがそれは、互いに死して尚魂が残るなら…
藍と二人きりで…
ずっと一緒に、永久の刻を地獄を彷徨う事になるかもしれないという覚悟を必要とした。
突然…
藍の力はやはり強力で、優は更に強く抱き締められたと思ったら、次には仰向けに寝かされた。
そして、何故か枕元にあった麻の縄で両手首を縛られた。
そして…
上から藍に覆い被され、体の上下の自由を封じられ…
藍の神の如く美しい顔が優の顔のすぐ上にあり、その藍の冷たい手が、優の左頬を何度も撫でた。
それはまるで、優が藍の恋人のような優しさだ…
だが、以前優は朝霧に同じような事をされたが、朝霧にされた時とは違う…
藍に対しては、嫌悪しか浮かばない。
「お前、観月春陽か?」
藍が手を優の左頬に置いたまま、目を眇めて呟いた。
ほぼほぼ、観月春陽みたい…な…
者だか、そんな事は言えず、優は目を見開き首を必死にブンブン左右に振る。
「本当に、観月春陽にお前はよく似ている。お前に聞きたい事が沢山ある。今から私のこの麻羅をお前の菊門に入れてじっくりたっぷり可愛いがってやる。いずれお前も喘ぎながら、私にしがみつきながら全て話すようになる…」
そう言うと、藍の顔がゆっくり上から近づいてくる。
口付けするように。
(はぁぁ?!お前何言ってんの?藍!)
優は青ざめ、尚暴れながら顔を左に背けた。
すると…
「チュッ…」
今の緊迫感に似合わない、とても愛らしいかわいい音がした。
藍は、避けられた事を気に止めずにそのまま優の唇でなく、右頬にキスをした。
そして、執拗にそれを繰り返すと、今度は舌を出し、優の頬をペロっと舐めた。
やがて、そのまま藍の唇が、優の右首筋を這うように降りていく。
(イヤだ!イヤだ!イヤだ!朝霧さん!朝霧さん!朝霧さん!)
優は藻掻きながら、その名を無意識に心の中で呼んで助けを求めた。
激しく、激しく、心の底から呼んだ。
すると…
どこからか?
小さな激しく輝く光が、優達の所に飛んで来た。
そして、一瞬で更に大きな光を放った。
藍の唇が、固まる優の左肩の白い肌を強く吸った。
「嫌だ!」
優は叫び、藍から、褥から逃れようと藍の腕の中で暴れた。
いつもの藍なら、これだけ相手に暴れられれば、すぐにどんな暴力も血を見る事も躊躇しないが…
ただ優に対してだけは、何故か藍はいつもより忍耐強かった。
しかし…
圧倒的な藍の力に、優は背後からねじ伏せられ、抱きすくめられる。
そして、藍は、又何度も何度も、優の肩の肌に口付けする。
そして更に、優の尻に、藍の下半身が当たるが…
藍の股間が、袴越しにも硬く興奮しているのが優に分かった。
しかも…
藍のアソコは繊細で美しい顔に似合わない大きさだ。
(藍の…藍の…デカい!!!)
優は、戦慄して体が震える。
そして…
あの、優にいつも強烈な殺意を向けてくる藍のアソコが何故そうなっているのか?
優には分からなかったが…
ふと危険を感じ、紅慶を再び召喚する事を考えた。
しかし…
さっきの召喚で、かなりの体力を使っていた。
やっと、朝霧のお陰で持ち直しつつあるのに…
今召喚したら、間違い無く…
今度こそ、自分が死ぬ予感がした。
優にとって今の紅慶は、正しく諸刃の剣だ。
そして、まさか今、前世とは言え藍を生かしたまま自分だけここで死ねない。
だが、もし召喚し、相討ちでも確実に藍を刺せるなら…話は別だった。
だがそれは、互いに死して尚魂が残るなら…
藍と二人きりで…
ずっと一緒に、永久の刻を地獄を彷徨う事になるかもしれないという覚悟を必要とした。
突然…
藍の力はやはり強力で、優は更に強く抱き締められたと思ったら、次には仰向けに寝かされた。
そして、何故か枕元にあった麻の縄で両手首を縛られた。
そして…
上から藍に覆い被され、体の上下の自由を封じられ…
藍の神の如く美しい顔が優の顔のすぐ上にあり、その藍の冷たい手が、優の左頬を何度も撫でた。
それはまるで、優が藍の恋人のような優しさだ…
だが、以前優は朝霧に同じような事をされたが、朝霧にされた時とは違う…
藍に対しては、嫌悪しか浮かばない。
「お前、観月春陽か?」
藍が手を優の左頬に置いたまま、目を眇めて呟いた。
ほぼほぼ、観月春陽みたい…な…
者だか、そんな事は言えず、優は目を見開き首を必死にブンブン左右に振る。
「本当に、観月春陽にお前はよく似ている。お前に聞きたい事が沢山ある。今から私のこの麻羅をお前の菊門に入れてじっくりたっぷり可愛いがってやる。いずれお前も喘ぎながら、私にしがみつきながら全て話すようになる…」
そう言うと、藍の顔がゆっくり上から近づいてくる。
口付けするように。
(はぁぁ?!お前何言ってんの?藍!)
優は青ざめ、尚暴れながら顔を左に背けた。
すると…
「チュッ…」
今の緊迫感に似合わない、とても愛らしいかわいい音がした。
藍は、避けられた事を気に止めずにそのまま優の唇でなく、右頬にキスをした。
そして、執拗にそれを繰り返すと、今度は舌を出し、優の頬をペロっと舐めた。
やがて、そのまま藍の唇が、優の右首筋を這うように降りていく。
(イヤだ!イヤだ!イヤだ!朝霧さん!朝霧さん!朝霧さん!)
優は藻掻きながら、その名を無意識に心の中で呼んで助けを求めた。
激しく、激しく、心の底から呼んだ。
すると…
どこからか?
小さな激しく輝く光が、優達の所に飛んで来た。
そして、一瞬で更に大きな光を放った。
0
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ぼくのうた きみのこえ~発情期を抑えるために番になることは許されますか?~
つきよの
BL
「璃玖が発情期を迎える時、必ず璃玖の前に戻ってきて、もう一度告白する。璃玖とデビューして番になるために」
「なに言って……」
「璃玖と番になるのは俺だ」
好きだけでは一緒にいられない。
運命に抗うか、それとも従うことしかできないのか……。
世代の違う二組が運命の番の力に翻弄され、糸は複雑に絡み合う。
発情期抑制剤は発達したが、まだまだΩ差別が残るこの世界。
アイドルデビューを目指そうと約束した璃玖と一樹だったが、璃玖がΩで抑制剤が効かない可能性が……。
それを知った一樹は、璃玖に想いを伝えるが……。
迷う璃玖の前に元人気アイドルの聖が現れ、そっと手を差し出す。
「ねぇ、璃玖君は……変わりたいと思わないの?」
好きな人を運命の相手に奪われてしまった聖が、璃玖に近づいた本当の狙いとは……。
illustration:玖森様
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる