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白い褥2❋
しおりを挟む同じ男でも、ペニスはこんなに違うんだ…
優は、朝霧の一物に目を見開く。
そして、ただ、ただそれを見ただけで、優のペニスも又ピクリと反応し、すぐ硬くなってくる。
さっき、二回目を大量に出したばかりなのに…
「又、大きく!嫌だ!」
優は、自分の強い性欲に慄然とし、自分のペニスを思わず右手で
押さえた。
朝霧はそれを見て、素早く優を柔らかい褥に押し倒した。
そして、息も絶え絶えになる様なキスをしてきて、その間に優の足を強引に開かせた。
朝霧さんが、朝霧さんが…自分とセックスしようとしている!
優は必死で、もう残り少ない理性で朝霧の胸を押した。
「貴…継…お前まで淫魔になる」
邪魔をされて眉をしかめた朝霧だったが、やがて真剣な目で、優の唇を自分の指でなぞる。
「尋女殿は、ならないと言っていた。でも、なるならなるで、俺は構わない。俺は、ずっと、もうずっと前から覚悟は出来てる」
俺の為に何故そこまで?
どうして?
そう、優が息を詰めて問いかけようとした瞬間、もう、一刻も待てないとばかりに、愛液を垂らす淫孔に朝霧の巨根が突き入れられ、優は衝撃で髪を振乱しのけぞっ
た。
「あっ…あっ、あぁっ…んっ…く、ぐっ……」
再び、優の目から涙が零れた。
それは、違和感はあるが痛みからでない。
そして、優のペニスから、同時に又白液が飛んだ。
充分馴らされ、愛液でぐずぐずの肉襞はなんなく朝霧を受け入れたが、その途端に朝霧のモノに待っていたとばかりに美味しそうにギチギチに吸い付く。
「ゔっっ…ハ、ル…なか、きついぃ…」
朝霧が、中の締め付けに耐えながら、今にも昇天しそうな声を出した。
「ハ、ハル…ハル…ハルぅ…」
更に、苦しそうな甘い息を吐きながら、優の名を縋る様に呼ぶ。
もう、吐精してしまいそうなのを
必死で耐えているのだ。
丁度、己の欲望のまま、いきなり優に激しく腰を打ち付ける訳にもいかず、優の肉襞に自分の肉茎を馴染ませる為にも腰をゆっくり、でも卑猥に振る。
内襞は本能的な動きをするのに、不慣れからの挿入の違和感。
その両方から藻掻く優を察した朝霧は、優のくったりしたペニスを弄くり始め更に己の腰を振る。
「あっ、はぁ、はぁ、あぁ…あぁ…ゔんっ……」
すぐ、優の唇からも明らかに悦びの声が零れ始めると身体の強張りも解け、更に又、優のペニスが貪欲に立ち上がり始めた。
優は、自分の浅ましさに呆れながらも、今はこの悦楽にどこまでも溺れようと意を決めた。
そっと、朝霧の背中に自分の腕を回し抱き寄せる。
「ハ…ル!」
朝霧は優のペニスから手を離し激しく名を叫ぶと、自分の肉茎をぐ
っと優の奥に突き入れた。
「あっ…ひんっ!あん、あっ、あ
ん、あっ…」
優は、朝霧がもう自制出来ないとばかりに激しく腰を振り始めたので、抱き合いその動きに身体を揺すられ、やがて目の焦点も合わなくなりながら喘ぐ。
「はっ、あぁ…ハル…イクっ!」
朝霧が、ガバッと上半身を起こし背をしならせ、優に強く腰を打ち付けながら体内に射精した。
「ああっ…いいっ…いいっ、いいっ…貴継ぅっ…いいっ!!!」
奥に朝霧の精液を大量に浴びせられ、優は間違いなく泣きながら心の底から絶叫し、ほぼ同時に射精した。
朝霧は肉茎を中に入れたまま、まだ気持ち良さそうに腰を何度もカクカク振り、執拗に精液を更に奥へ、出来るだけ奥へと、まるで孕ませるかの様に送る。
「あっ…あっ…貴継っ…もっと、もっと、お前のおち○ち○のお汁、欲しい…」
そう、優が清らかなのに淫乱に微笑むと、もうすでに優の中で固くさせ始めていた朝霧の肉茎が、更にぐんっと膨らんだ。
「ああ…あげるよ…ここ、腹一杯にしてやる…」
そう囁きながら朝霧は、優の腹の上に指を置き、自分の肉茎が入っている辺りを、飛び散った優の出した精液を肌に伸ばしながらさすり撫でた。
優はその指の動きに、暗にこんなに沢山気持ち良くなって沢山射精して悪い子だと言われているようだったが、更に朝霧が自分の中に精液を注入し腹が膨れた様を想像して、射精後の芯を失っているペニスをピクんと震わせた。
朝霧の瞳の奥には爛々とした野獣の様な光が宿っていたが、やがて唇を卑猥に舌舐めずりすると、優に優しく優しく微笑んだ。
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