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初夜2❋
しおりを挟む「うっ…んぅー!!!」
舌と口内を朝霧に激しく舐めまわされて、そして、いつものストイックな彼とのギャップに初心な優は耐え切れず、彼の膝の上でその背中を掴み、口付けの海で溺れている様に身体を激しくくねらせた。
しかし、完全に口に意識が行っていたのに、その内朝霧は優の股間に手を這わせ、下着から頭が飛び出ていた勃起したペニスを完全に外へ出し直に擦った。
「ここ、俺以外に触らせた事あるか?」
朝霧は、すっかり敬語を辞めて増々野生味を増して、優の顎をぐっと持って逸らさせないようにすると、唇同士を近づけてかすれた声でささやく。
一体、血の盟約や主従関係はどこへ行ったのか。
まるで、今は朝霧が優の絶対君主のような振る舞いだ。
優は、顔を赤くし首を子供の様に横に振り朝霧を喜ばせて、ご褒美の様に唇をねっとり吸われ、ペニスを至宝の様に愛撫され、息も絶え絶えで気持ち良さに首をのけぞらせた。
「んっ、出る、もう、貴継!イクッ、イクん!イっちゃう!」
「いいぞ、俺に飲ませろ、ハル…」
優の首を舐めてそこに口付けしていた朝霧は、そう言うと優を下に二人の身体を純白の褥に倒した。
朝霧の頭が下へ降りていき、優の亀頭を口に含んだ。
「あ…っ…ダメ、汚い、汚いから!あっ、うぅん、うぅん、イク!イク!イクぅん!貴継ー!」
優は悦に染まった息を吐きながら仰向けで一瞬朝霧の髪を掴んで離そうとさせたが、初めてのフェラチオは残酷な程気持ち良くて、粘膜と生温かい唾液を感じて、あっと言う間に女性の様な声を上げて身体をピクピクとし、口内にどびゅっと大量に射精してしまった。
放精の至悦に身体を震わせていると、残滓を絞ろうと玉を揉みながら竿を扱かれ、さらに亀頭の割れ目をちゅうちゅう吸われ、更にほじくられのけぞった。
精液を味わうようにした後、名残り惜しそに芯を失った優のペニスを擦りながら、朝霧の顔が息を弾ませる優の顔に下から近づいた。
放った精液はほぼ全て朝霧の口に収まったが、その口の端から白く一部が流れていてとても卑猥に美しく見える。
それを朝霧は、自分の人差し指でスーっと掬いペロっと舐めて、更に自分の唇を舐めた。
優に、わざと見せ付ける様に…
美味しかったと言わんばかりに…
「嫌…だったか?」
朝霧は、さっきまでの強引さを潜め眉根を寄せて、優の溢れる目元の涙を片方ずつ舐めた。
優は、微笑んで首を横に振る。
「嫌じゃ無い。いい…いい…貴継が悦くて、手と口が悦過ぎて…」
その言葉に朝霧は目を細め、激しく優に口付けしてきて、また舌を擦り合い、絡ませ合う。
二人の激しい息と口付けの粘着質な音、甘い吐息が部屋を満たす。
少し苦味のある味が自分の精液の味かと思うと複雑だが、二人分が混じった唾液を優も恍惚として啜る。
優の左手、朝霧の右手、互いを組み合わせながら。
やがて、右手はそのまま、朝霧が自分の履かされていたボクサーパンツを取り去り、剥き出しの自分の勃起を優の萎えたペニスにゆるゆる擦り付けてきた。
「あっ!た、貴継、大きい!大きい!お前の大き過ぎる!」
実際、朝霧のそれは、本当に大きくて腰使いがいやらしくて、優のソレもつられて歓喜したように又ムクムクと立ち上がってきた。
「ハル!もう、我慢出来ない!」
突然、朝霧は優の両足を掴み上げ、尻を上げさせたかと思うと下着を取り投げ、その蕾にむしゃぶりついてきた。
「ダメ、そこはダメー!貴継っ!ダメぇ!!!」
甘い、甘過ぎる悲鳴が、部屋に響いた。
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