さして大きな壁ではございませんし、乗り越えてみせましょう。

ルイ・シュヴァリエ侯爵令息に、突然突きつけられた婚約破棄。

メロディ・クララック侯爵令嬢は、反対すること無く、婚約破棄を承諾した。

ルイは、忘れていた。
クララック家が、過去に絶望という壁からすらも、這い上がってきた一族である事を。


小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。
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