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嫉妬と甘い事情聴取と(一)
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ルドはゆっくりと、私をベッドの上に下ろした。
考えなければいけないことはたくさんあったが、久しぶりの来客で先ほどルドに告げたように少し疲れた。
まだ昼を少し回ったところだが、少し眠ってしまいたい。
「ルド様、私……」
「ユイナ令嬢となにを話していたんだ」
「え、なにを? 特に他愛のない話でしたが」
「彼女がココまでわざわざ押しかけて来たんだ。他愛のない話だけではないだろう」
それはどういう意味だろうか。
事情を知っていてということなのか、私の耳に入れたくないことがあるのか。
確かに今の時点では、ユイナ令嬢が悪役令嬢でアーシエがヒロインだったというのは私の中での憶測でしかない。
そしてそれよりも、なぜだろう。
ルドの口からユイナ令嬢の名前が出て来るだけで、胸の中がもやもやしてくるのは。
「私が、なにかユイナ様とお話することで、ルド様にご都合の悪いことなどあるのですか?」
「どうしてそうなる。先に質問をしたのは僕のはずだよ、アーシエ。質問に質問で返すのは、よくないな」
「そうかもしれませんが、私にもイロイロ聞く権利はあると思うのですよ」
「ユイナ令嬢のことは、君は知る必要性があるとは僕は思わない」
「それでしから、私もこれ以上、なにもお話することはありません」
すでに売り言葉に買い言葉だということは分かっている。
それでも、もやもやした感情は、だんだんとイライラに変わっていった。
「まったく、いつから僕のアーシエはそんなに可愛くなくなってしまったんだい?」
「私は元からこういう性格です」
私はアーシエではないから。
悪かったわね。
そう言ってしまえれば、どれほど楽なのか。
でもそれよりも、ユイナ令嬢とルドの関係を知りたいと思う自分がいた。
そう嫉妬だ。
彼の口からユイナ令嬢の名前が出るだけで、苦しくなる。
それほどまでに私はルドのことを……。
「まったく……。言うことを聞かないコには、お仕置きが必要かな」
ルドのその言葉に、思わずひゅーっと喉が鳴る。
ココへ来てから、その言葉を幾度聞いただろうか。
そしてその言葉の意味を、頭よりも体がよく理解している。
「おし……おき……」
その言葉だけでぞくそくとしたものが背中を駆け抜け、下半身が熱を帯びてくる。
確認などしなくても、すでに秘部からが蜜が溢れ出しているだろう。
「お仕置き、やだぁ」
こんな日も高いうちに、いくら侍女たちがいない部屋とはいえ声を聞かれたくなどなかった。
必死に首を横に振るも、ルドの目はまるで私のことなど子ウサギ程度にしか見えていない。
「ダメだね。そんな反抗的な態度はきちんと直していかないとね」
ベッドの上になど逃げ場はなく、ルドの腕に絡めとられるとそのままドレスを脱がされ、そのドレスで手を縛り上げられる。
「ルド様、いやです。お仕置きやだ」
ルドに縛られてもなお抵抗する私に、ルドはなにかを思いついたかのようにバスルームに入っていくと、一枚のタオルを手にして戻って来た。
「なに、それ……」
「アーシエ、君がもっと素直になってくれるようにね」
ルドはそのタオルで、今度は私に目隠しをした。
なにも見えない。
真っ暗な世界。
ただそれだけで、いつもと違った恐怖の様なものがこみ上げてくる。
考えなければいけないことはたくさんあったが、久しぶりの来客で先ほどルドに告げたように少し疲れた。
まだ昼を少し回ったところだが、少し眠ってしまいたい。
「ルド様、私……」
「ユイナ令嬢となにを話していたんだ」
「え、なにを? 特に他愛のない話でしたが」
「彼女がココまでわざわざ押しかけて来たんだ。他愛のない話だけではないだろう」
それはどういう意味だろうか。
事情を知っていてということなのか、私の耳に入れたくないことがあるのか。
確かに今の時点では、ユイナ令嬢が悪役令嬢でアーシエがヒロインだったというのは私の中での憶測でしかない。
そしてそれよりも、なぜだろう。
ルドの口からユイナ令嬢の名前が出て来るだけで、胸の中がもやもやしてくるのは。
「私が、なにかユイナ様とお話することで、ルド様にご都合の悪いことなどあるのですか?」
「どうしてそうなる。先に質問をしたのは僕のはずだよ、アーシエ。質問に質問で返すのは、よくないな」
「そうかもしれませんが、私にもイロイロ聞く権利はあると思うのですよ」
「ユイナ令嬢のことは、君は知る必要性があるとは僕は思わない」
「それでしから、私もこれ以上、なにもお話することはありません」
すでに売り言葉に買い言葉だということは分かっている。
それでも、もやもやした感情は、だんだんとイライラに変わっていった。
「まったく、いつから僕のアーシエはそんなに可愛くなくなってしまったんだい?」
「私は元からこういう性格です」
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悪かったわね。
そう言ってしまえれば、どれほど楽なのか。
でもそれよりも、ユイナ令嬢とルドの関係を知りたいと思う自分がいた。
そう嫉妬だ。
彼の口からユイナ令嬢の名前が出るだけで、苦しくなる。
それほどまでに私はルドのことを……。
「まったく……。言うことを聞かないコには、お仕置きが必要かな」
ルドのその言葉に、思わずひゅーっと喉が鳴る。
ココへ来てから、その言葉を幾度聞いただろうか。
そしてその言葉の意味を、頭よりも体がよく理解している。
「おし……おき……」
その言葉だけでぞくそくとしたものが背中を駆け抜け、下半身が熱を帯びてくる。
確認などしなくても、すでに秘部からが蜜が溢れ出しているだろう。
「お仕置き、やだぁ」
こんな日も高いうちに、いくら侍女たちがいない部屋とはいえ声を聞かれたくなどなかった。
必死に首を横に振るも、ルドの目はまるで私のことなど子ウサギ程度にしか見えていない。
「ダメだね。そんな反抗的な態度はきちんと直していかないとね」
ベッドの上になど逃げ場はなく、ルドの腕に絡めとられるとそのままドレスを脱がされ、そのドレスで手を縛り上げられる。
「ルド様、いやです。お仕置きやだ」
ルドに縛られてもなお抵抗する私に、ルドはなにかを思いついたかのようにバスルームに入っていくと、一枚のタオルを手にして戻って来た。
「なに、それ……」
「アーシエ、君がもっと素直になってくれるようにね」
ルドはそのタオルで、今度は私に目隠しをした。
なにも見えない。
真っ暗な世界。
ただそれだけで、いつもと違った恐怖の様なものがこみ上げてくる。
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