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ケンと治療師
記憶障害じゃないです!
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エータに連れられて、隣の建物に入った。
外は夜で、部屋の中はテーブルの上にロウソクが一本だけ灯され、薄暗かった。
アレックスがろうそくの前に座り目を閉じていた。
俺はアレックスの横に立ち、アレックスとエータを見て
「アレックス、エータ。助けてくれてありがとう」
そう言って頭を下げた。
「・・・俺は何もしていない」
「吾輩もだ、傷を治したのはジンナだ」
「い、いや、実際にはそうかもしれないけど、二人とも俺をここまで運んでくれたじゃないか!!リュナからも助けてくれたし、俺一人だったら・・・」
リュナが俺の腹の中に長い鼻を突っ込んで咀嚼している姿を想像し、ブルっと震えた。
「と、とにかく助かりました。ありがとうございます!」
俺は自分の恐怖を搔き消すように大きな声で、もう一度お礼を言った。
「もう命に別条はないなケン。出血を補う為にも食事を取るのだ」
そう言ってエータは俺に座るようにいい、外に出ていった。
すぐに皿を持って戻ってきた。血の滴る肉料理のようだ。
俺は吐き気とめまいに襲われたが
「血の補給には生のレバーがいいぞ。さきほど村人から買った鳥から捌いた新鮮なレバーだ」
エータの表情はかわらなかったが、俺の目には満面の笑顔に見えた。
3人で食卓につき、リュナの件や今後の予定などを話していた。
「この近くに生きている遺跡と思われる微弱なシグナルをキャッチしている。戻る時間を考えたら遺跡に行くのは効率的だと思うが、どうかね?」
エータは「どうかね」と言っていたが、俺には何がどうなのかわからなかった。
アレックスは目を閉じてワインを飲んでいる。今日は俺の体を心配してか、ワインを勧めてこなかったが、発言もなかった。
「ええと、ここはどこ?」
俺は聞いてもわからないだろうと思いながらも情報を整理しようとエータに聞いた。
「ここはサンコーバ地方の山間だ。君にもわかりやすく簡単に説明しよう」
エータは以外にも、ちゃんとした説明をしてくれた。
俺がリュナに襲われたのは王都を中心としたら北方に位置する場所で、ここは王都から南東に位置するらしい。距離にして500キロほど離れていると言っていた。
500キロって東京大阪間くらい?ちょっとわからなーいアルよ。
「ち、ちなみにその距離をアレックスは担いで走ってくれたのか?どれくらいの時間?」
「2刻半といったところか?」
「・・・2刻って何時間・・・」
「ふむ、君のいた世界とは時間の単位が違うと思われる」
少しだけ考え込むようなしぐさをしたエータは
「こう言えばわかるか?1日は10刻だ。君の世界で1日はいくつにわかれる?」
「ええと?俺の世界では24時間。24か」
「ふむ、2.4倍か。単位は時間と。君の世界では1日は24時間だ。インプット完了。6時間ほど走った」
「6時間で500キロ?休憩無しで?」
「うむ、多少速度にばらつきはあるが、平均1時間で83キロ進む速度だな」
俺を担いで、そんな速度で足で走って・・・
「アレックス。つ、疲れてません?」
「・・・」
アレックスは無言だったが、目を開けて俺をじっと見た。
「・・・疲れなどない。・・・お前が死ななくて良かった・・・」
ちょっとそんな恥ずかしいセリフを真顔で言わないでください。
俺は頭がクラクラしたまでは覚えていたが、そのまま気絶してしまったらしい。
「ケン、おはよう。起きれるか?」
俺は目を開けたらエータのドアップで飛び起き、エータの顔に頭突きをした。
物理的に頭が痛い。
「ちょ、ちょっとエータ何してるの?」
俺はおでこをさすりながらエータに聞いたら
「呼吸、脈拍、体温・・・異常はなさそうだな。体調の自覚症状は?正常か?」
「え、えっとどうだろう。体は元気そうだよ。ジンナになおしてもらった腕もほら」
俺はエータに力こぶを作って見せた。
「うむ、機能は完全に復元できたようだな。では行くか」
「行く、ってどこへ?」
「君は記憶障害があるのかね?昨晩、遺跡に行くといったではないか」
「え、あ、ああ。そんなこと言ってたね。で、でも今すぐ?」
「君は本当に記憶回路に損傷があるのではないのかねケン。既に予定外の行程で計算に狂いが生じている。最初に20年かかると言ったが、覚えているのかね?」
「あ、ああ覚えているよ!で、でも・・・」
「心配しなくても朝食を取る時間はある。ただし迅速な行動は常日頃から心がけてくれたまえ」
そう言ってエータは外に出て、隣の部屋でお皿とコップを机の上に並べ始めた。
俺は昨日の夜に食事をした家の中の別の部屋で寝ていたことを知った。
机にはアレックスが目を閉じて座っていた。
「アレックス。お、おはよう・・・ございます」
「・・・」
俺はアレックスを見てニヤニヤしてしまったが、恥ずかしくて顔を上げられなかった。
朝食はいつものアレ。固いパンと紅茶だった。
今日もアレックスがちぎってくれるのかと期待したが、エータが
「消化に良いように少し小さめにしよう」
と細かくちぎってくれた。ちっ・・・余計な事しやがって!!
「食べながらきいてくれたまえ」
エータは外していたマントを羽織り、フードを被りながら
「今日は遺跡を探しにいく。夜のうちにこの近辺を巡回して概ねの方角と距離はつかんでいる」
俺は紅茶を啜りながら、話し半分に聞いていた。
「アレックスはかっこいいけど、やっぱりジンナがかわいいなー」
と完全な脳内お花畑が出来かけていた。
「ケン。質問はあるかね?」
「・・・聞いてませんでした先生」
「ふむ。まだ出血の影響があるのかね?君にも来てもらわなければ、吾輩が修復できないのだが」
「あ、あの。遺跡までの距離はどれくらいですか?」
俺は気まずくなって、とりあえず気になっている所を聞いてみた。
「遺跡までは6時間ほどでつく予定だ。もちろん君の移動速度で、だ。だが、他に障害が発生する可能性がある」
「そ、それは具体的に何ですか?」
「遺跡内部や周辺に豚人が集落を形成している可能性がある。排除するのは簡単だが、ケン。君にまた怪我をされるのが一番の障害だ」
俺はさっきまで脳内お花畑でちょうちょを追いかけていたのに、頭から水をかけられたようだった。冷たい汗が頬と背中を伝ったのがわかった。
「そ、その『豚人』と交渉とか平和的にできたりとかは?」
「彼らの交渉にかける時間より排除したほうが効率的だ。それに現在の豚人の指導者は『人間から領地を奪還する』のが目的らしいが、君なら平和裏に交渉可能かね?」
「そ、それは・・・」
俺は話しの内容を段々と理解して
「戦えないのなら黙っていろ役立たず」
と言われたような気がして泣きそうになった。
「・・・ケンは俺が守ろう」
アレックスは静かにそう言った。俺の頬を一滴のしずくが伝った。
「よし、では豚人に遭遇したら吾輩が排除しよう。食事は済んだようだし出発しよう」
アレックスは無言で席を立ち、俺も後に続こうとしていたが
「こ、ここには戻ってくるのか?」
「いや、遺跡は北部だ。そのまま最初の予定に沿って北方の『屋敷』に向かう」
「あ・・・少し時間を・・・じ、ジンナに挨拶をしたい!・・・させてください」
「やれやれ、その分後で君が走る距離が増えるのはかまわないな?行くがよい」
エータの発言を最後まで聞かずに俺は家を飛び出した。
ドアを開けたら朝日がまぶしく、一瞬目を細めた。
ジンナと昨日会った家はすぐ隣だったはずだ。そう思い隣の家のドアを開け
「ジンナ!いる?」
そう声をかけて部屋に入った。
この家の中は暗く窓がなかった。
「ジンナはここには住んでいるわけじゃないのかな?」
俺は開けっ放しのドアを閉めずにキョロキョロと部屋の中を見まわしていたら奥のドアから
「け、ケン?お願い!ドアを閉めて!」
ケンは一瞬、奥の部屋に走り出しそうになったが、慌ててドアを閉めて
「じ、ジンナ?いるのか?そっちに行ってもいい?」
「・・・ケン。来ないで・・・見ないでくれ。私は・・・昼間の私は・・・もっと醜いぞ!」
ジンナは語気を強めて叫んだ。
俺はジンナに会いたかったが、その言葉に何て言っていいのか、どう答えればいいのかわからなくて黙ってしまったが、お礼と挨拶をしようと思っていたのを思い出し
「じ、ジンナ。助けてくれてありがとう。俺はもう行かないといけないんだ」
「・・・も、もう戻ってこないの?」
「・・・うん、もう会う事はないかもしれないね。ありがとうジンナ。さよなら」
ケンは寂しさと悲しさに家から飛び出してしまった。
「・・・ケン・・・もう一度、あなたの顔を見たかった・・・な」
ジンナは誰もいなくなった家で一人そうつぶやいた。
外は夜で、部屋の中はテーブルの上にロウソクが一本だけ灯され、薄暗かった。
アレックスがろうそくの前に座り目を閉じていた。
俺はアレックスの横に立ち、アレックスとエータを見て
「アレックス、エータ。助けてくれてありがとう」
そう言って頭を下げた。
「・・・俺は何もしていない」
「吾輩もだ、傷を治したのはジンナだ」
「い、いや、実際にはそうかもしれないけど、二人とも俺をここまで運んでくれたじゃないか!!リュナからも助けてくれたし、俺一人だったら・・・」
リュナが俺の腹の中に長い鼻を突っ込んで咀嚼している姿を想像し、ブルっと震えた。
「と、とにかく助かりました。ありがとうございます!」
俺は自分の恐怖を搔き消すように大きな声で、もう一度お礼を言った。
「もう命に別条はないなケン。出血を補う為にも食事を取るのだ」
そう言ってエータは俺に座るようにいい、外に出ていった。
すぐに皿を持って戻ってきた。血の滴る肉料理のようだ。
俺は吐き気とめまいに襲われたが
「血の補給には生のレバーがいいぞ。さきほど村人から買った鳥から捌いた新鮮なレバーだ」
エータの表情はかわらなかったが、俺の目には満面の笑顔に見えた。
3人で食卓につき、リュナの件や今後の予定などを話していた。
「この近くに生きている遺跡と思われる微弱なシグナルをキャッチしている。戻る時間を考えたら遺跡に行くのは効率的だと思うが、どうかね?」
エータは「どうかね」と言っていたが、俺には何がどうなのかわからなかった。
アレックスは目を閉じてワインを飲んでいる。今日は俺の体を心配してか、ワインを勧めてこなかったが、発言もなかった。
「ええと、ここはどこ?」
俺は聞いてもわからないだろうと思いながらも情報を整理しようとエータに聞いた。
「ここはサンコーバ地方の山間だ。君にもわかりやすく簡単に説明しよう」
エータは以外にも、ちゃんとした説明をしてくれた。
俺がリュナに襲われたのは王都を中心としたら北方に位置する場所で、ここは王都から南東に位置するらしい。距離にして500キロほど離れていると言っていた。
500キロって東京大阪間くらい?ちょっとわからなーいアルよ。
「ち、ちなみにその距離をアレックスは担いで走ってくれたのか?どれくらいの時間?」
「2刻半といったところか?」
「・・・2刻って何時間・・・」
「ふむ、君のいた世界とは時間の単位が違うと思われる」
少しだけ考え込むようなしぐさをしたエータは
「こう言えばわかるか?1日は10刻だ。君の世界で1日はいくつにわかれる?」
「ええと?俺の世界では24時間。24か」
「ふむ、2.4倍か。単位は時間と。君の世界では1日は24時間だ。インプット完了。6時間ほど走った」
「6時間で500キロ?休憩無しで?」
「うむ、多少速度にばらつきはあるが、平均1時間で83キロ進む速度だな」
俺を担いで、そんな速度で足で走って・・・
「アレックス。つ、疲れてません?」
「・・・」
アレックスは無言だったが、目を開けて俺をじっと見た。
「・・・疲れなどない。・・・お前が死ななくて良かった・・・」
ちょっとそんな恥ずかしいセリフを真顔で言わないでください。
俺は頭がクラクラしたまでは覚えていたが、そのまま気絶してしまったらしい。
「ケン、おはよう。起きれるか?」
俺は目を開けたらエータのドアップで飛び起き、エータの顔に頭突きをした。
物理的に頭が痛い。
「ちょ、ちょっとエータ何してるの?」
俺はおでこをさすりながらエータに聞いたら
「呼吸、脈拍、体温・・・異常はなさそうだな。体調の自覚症状は?正常か?」
「え、えっとどうだろう。体は元気そうだよ。ジンナになおしてもらった腕もほら」
俺はエータに力こぶを作って見せた。
「うむ、機能は完全に復元できたようだな。では行くか」
「行く、ってどこへ?」
「君は記憶障害があるのかね?昨晩、遺跡に行くといったではないか」
「え、あ、ああ。そんなこと言ってたね。で、でも今すぐ?」
「君は本当に記憶回路に損傷があるのではないのかねケン。既に予定外の行程で計算に狂いが生じている。最初に20年かかると言ったが、覚えているのかね?」
「あ、ああ覚えているよ!で、でも・・・」
「心配しなくても朝食を取る時間はある。ただし迅速な行動は常日頃から心がけてくれたまえ」
そう言ってエータは外に出て、隣の部屋でお皿とコップを机の上に並べ始めた。
俺は昨日の夜に食事をした家の中の別の部屋で寝ていたことを知った。
机にはアレックスが目を閉じて座っていた。
「アレックス。お、おはよう・・・ございます」
「・・・」
俺はアレックスを見てニヤニヤしてしまったが、恥ずかしくて顔を上げられなかった。
朝食はいつものアレ。固いパンと紅茶だった。
今日もアレックスがちぎってくれるのかと期待したが、エータが
「消化に良いように少し小さめにしよう」
と細かくちぎってくれた。ちっ・・・余計な事しやがって!!
「食べながらきいてくれたまえ」
エータは外していたマントを羽織り、フードを被りながら
「今日は遺跡を探しにいく。夜のうちにこの近辺を巡回して概ねの方角と距離はつかんでいる」
俺は紅茶を啜りながら、話し半分に聞いていた。
「アレックスはかっこいいけど、やっぱりジンナがかわいいなー」
と完全な脳内お花畑が出来かけていた。
「ケン。質問はあるかね?」
「・・・聞いてませんでした先生」
「ふむ。まだ出血の影響があるのかね?君にも来てもらわなければ、吾輩が修復できないのだが」
「あ、あの。遺跡までの距離はどれくらいですか?」
俺は気まずくなって、とりあえず気になっている所を聞いてみた。
「遺跡までは6時間ほどでつく予定だ。もちろん君の移動速度で、だ。だが、他に障害が発生する可能性がある」
「そ、それは具体的に何ですか?」
「遺跡内部や周辺に豚人が集落を形成している可能性がある。排除するのは簡単だが、ケン。君にまた怪我をされるのが一番の障害だ」
俺はさっきまで脳内お花畑でちょうちょを追いかけていたのに、頭から水をかけられたようだった。冷たい汗が頬と背中を伝ったのがわかった。
「そ、その『豚人』と交渉とか平和的にできたりとかは?」
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「そ、それは・・・」
俺は話しの内容を段々と理解して
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と言われたような気がして泣きそうになった。
「・・・ケンは俺が守ろう」
アレックスは静かにそう言った。俺の頬を一滴のしずくが伝った。
「よし、では豚人に遭遇したら吾輩が排除しよう。食事は済んだようだし出発しよう」
アレックスは無言で席を立ち、俺も後に続こうとしていたが
「こ、ここには戻ってくるのか?」
「いや、遺跡は北部だ。そのまま最初の予定に沿って北方の『屋敷』に向かう」
「あ・・・少し時間を・・・じ、ジンナに挨拶をしたい!・・・させてください」
「やれやれ、その分後で君が走る距離が増えるのはかまわないな?行くがよい」
エータの発言を最後まで聞かずに俺は家を飛び出した。
ドアを開けたら朝日がまぶしく、一瞬目を細めた。
ジンナと昨日会った家はすぐ隣だったはずだ。そう思い隣の家のドアを開け
「ジンナ!いる?」
そう声をかけて部屋に入った。
この家の中は暗く窓がなかった。
「ジンナはここには住んでいるわけじゃないのかな?」
俺は開けっ放しのドアを閉めずにキョロキョロと部屋の中を見まわしていたら奥のドアから
「け、ケン?お願い!ドアを閉めて!」
ケンは一瞬、奥の部屋に走り出しそうになったが、慌ててドアを閉めて
「じ、ジンナ?いるのか?そっちに行ってもいい?」
「・・・ケン。来ないで・・・見ないでくれ。私は・・・昼間の私は・・・もっと醜いぞ!」
ジンナは語気を強めて叫んだ。
俺はジンナに会いたかったが、その言葉に何て言っていいのか、どう答えればいいのかわからなくて黙ってしまったが、お礼と挨拶をしようと思っていたのを思い出し
「じ、ジンナ。助けてくれてありがとう。俺はもう行かないといけないんだ」
「・・・も、もう戻ってこないの?」
「・・・うん、もう会う事はないかもしれないね。ありがとうジンナ。さよなら」
ケンは寂しさと悲しさに家から飛び出してしまった。
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