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ロボとの遭遇
満月
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アレックスが石で簡易なかまどを作り、ちいさなフライパンで何かを作っていた。
「・・・エータが戻ったら出発する」
俺の目線に気付いたのか、ちらりとこちらを見て言った。
木の実と香草を炒めたものを木の器二つに取り分け、一つをケンに差し出し
「・・・食べるがよい」
そう言ってアレックスは離れた岩に座り食べだした。
「リュナもすこし食べるかい?」
俺はリュナに器を差し出したが、リュナは
「あ、あたしは大丈夫。少しだけど食べ物もってるから」
そういって服の中からビーフジャーキーのようなペラペラの小さな干し肉を口に入れ噛んだ。
そこへエータが戻ってきた。
「残念な知らせだ。この先の川の橋が落ちている」
そしてケンを見て
「どうするね?アレクシウスと吾輩なら橋が無くても行けるが、ケン。君は泳ぎは得意かね?それと断崖をのぼるスキルはあるのかね?10メートル程だが」
俺は「コイツ何言ってるんだ?」と思ったが
「25メートルなら泳げるよ。断崖をのぼったことはない・・・です」
「そうか、もう日も沈むし今日はここで休むがよい。明日の朝川の上流方面へ行きう回路を探す」
そう言ってエータは近辺の木を倒し、10メートル四方程度のバリケードを作った。
俺は簡単に木を倒すエータを見て、何故か胸が熱くなった。
「あ、あのエータさん?これって?」
「簡易だが、これで夜間の獣を寄せ付けない。もっとも吾輩は睡眠が不要だから警戒するが、多角的に狩りをする狼などが相手だと、ケンには自衛をしてもらうことになるかもしれない」
「え・・・」
俺は夕焼けの太陽と焚火とエータの顔を見比べていた。
リュナがそっとケンの手を握った。
俺はリュナの顔を見てほっとして
「大丈夫だよリュナ」
自分自身にも言い聞かせるように言い、リュナの頭を撫でた。
リュナは嬉しそうに微笑んだ。
日が沈み、焚火がパチパチと音を立てていた。
夜の森はぜんぜん静かではなく、虫の声、鳥のさえずり、サルか何かが「ウホウホ」言う声、狼か犬の遠吠えが絶え間ないハーモニーを奏でていた。
アレックスが
「・・・寝る」
と地面に自分のマントを広げてから、その中に丸まる姿を見て、真似してマントを広げて横になった。
リュナは横になったケンにくっついて寝転び
「一緒に寝ていい?」
と聞いてきた。
ニヤけそうなのを我慢して俺はそっとリュナを抱きしめた。
温かさが伝わり、モフモフ感が腕の中にある感覚に自分が癒されるのを感じた。
「ケンはあったかいね。あたしもう眠くなっちゃった」
俺の腕の中で胸に顔をうずめて眠ったようだ。
俺は空を見上げ
「ああ、異世界の神様、ありがとう。この世の春が来た!」
雲に見え隠れする銀色の満月に感謝の言葉を心の中でつぶやいた。
どれくらい眠ったのだろう?
俺は胸に「チクリ」とした感覚を感じ、自分の胸を触った。
あ、あれ?リュナがいない?なんかガサゴソさわがしいな?
上半身だけ起き、自分の胸を触った手を見たら血がついているのが焚火の揺らめきの中でキラリとひかった。
「キャー」
という悲鳴が焚火の反対側から聞こえて俺は飛び起きた。
「リュナ!どこだ?大丈夫かー?」
俺はリュナの名前を叫んだが、バリケードの中には俺一人しかいない・・・
アレックスとエータは?
そう思った時にバリケードの一部がはじけ飛び、血だらけのリュナがゴロゴロと飛ばされてきた。
俺はリュナを助けようとしたが、目の前にエータが割り込んで
「ケン。現実を見ろ!」
よくわからない事を言った。
現実?
俺はボロボロに服を切り裂かれたリュナを見た。
リュナ・・・ではない?
ボロボロなのに立ち上がったリュナ。それに迫るアレックス。
身長は同じくらいに見える。焚火の炎が揺らめき、二人の姿がゆがんで見えた。
アレックスがリュナの首を片手でつかんだ。
「ゲフッ、ケン!助けて!あなたもリュナの事好きなんでしょう?」
小さいリュナより声が低かった。
首をつかまれ上を向いたリュナの顔は狼のような長いマズルのおおきな口がついていた。
「ケン!優しいケン!大好きなケン!あ、あなたを!食べたい!」
苦しそうにしながらも、その目は俺を捉え、ハッハッと荒い息をはいていた。
「リュナ・・・なんで・・・」
「ケン!あなたが好きなの!あなたの!内臓をたべ・・・」
「・・・もう黙れ」
アレックスの手が握られリュナの首が・・・とれた。
俺は無意識にリュナの落ちた首に走り抱きついた。
「リュナ・・・リュナ・・・うう・・・」
ちぎれた頭を抱いて、俺は泣いた。
「ケン!まだだ!」
エータが叫んだ。
「・・・え?」
リュナの頭はまだ動いていた。その長い口で俺の二の腕をしっかりと噛んでいた。
「う、うわあああ」
「待て、アレクシウス。力ずくだとケンの腕がちぎれる」
リュナの頭を片手でつかんだアレックスはその姿勢でとまり、エータがリュナの口に左腕を無理やり押し込みケンの腕をつかみ
「仕方ない、アレクシウス。いくぞ」
「ぐああひいいい!!!」
エータとアレックスによってリュナの頭はケンの腕から外れた。
ケンはエータに抱きかかえられていたが、激痛で暴れ出血がひどい。
ケンの腕は骨だけでつながっており、肉も皮もリュナの牙にそがれていた。
「・・・クソッ」
アレックスはリュナの頭を踏みつぶした。
「ケンの行動を読み切れなかった。再生は不可能だ。とにかく止血をしよう」
エータとアレックスは暴れるケンを押さえつけ、ちぎれかかった腕の肩を固く紐で縛り止血した。ケンは出血と痛みからか気絶してしまった。
「治療師の村に行く」
アレックスはケンを担ぎ走り出した。
「・・・エータが戻ったら出発する」
俺の目線に気付いたのか、ちらりとこちらを見て言った。
木の実と香草を炒めたものを木の器二つに取り分け、一つをケンに差し出し
「・・・食べるがよい」
そう言ってアレックスは離れた岩に座り食べだした。
「リュナもすこし食べるかい?」
俺はリュナに器を差し出したが、リュナは
「あ、あたしは大丈夫。少しだけど食べ物もってるから」
そういって服の中からビーフジャーキーのようなペラペラの小さな干し肉を口に入れ噛んだ。
そこへエータが戻ってきた。
「残念な知らせだ。この先の川の橋が落ちている」
そしてケンを見て
「どうするね?アレクシウスと吾輩なら橋が無くても行けるが、ケン。君は泳ぎは得意かね?それと断崖をのぼるスキルはあるのかね?10メートル程だが」
俺は「コイツ何言ってるんだ?」と思ったが
「25メートルなら泳げるよ。断崖をのぼったことはない・・・です」
「そうか、もう日も沈むし今日はここで休むがよい。明日の朝川の上流方面へ行きう回路を探す」
そう言ってエータは近辺の木を倒し、10メートル四方程度のバリケードを作った。
俺は簡単に木を倒すエータを見て、何故か胸が熱くなった。
「あ、あのエータさん?これって?」
「簡易だが、これで夜間の獣を寄せ付けない。もっとも吾輩は睡眠が不要だから警戒するが、多角的に狩りをする狼などが相手だと、ケンには自衛をしてもらうことになるかもしれない」
「え・・・」
俺は夕焼けの太陽と焚火とエータの顔を見比べていた。
リュナがそっとケンの手を握った。
俺はリュナの顔を見てほっとして
「大丈夫だよリュナ」
自分自身にも言い聞かせるように言い、リュナの頭を撫でた。
リュナは嬉しそうに微笑んだ。
日が沈み、焚火がパチパチと音を立てていた。
夜の森はぜんぜん静かではなく、虫の声、鳥のさえずり、サルか何かが「ウホウホ」言う声、狼か犬の遠吠えが絶え間ないハーモニーを奏でていた。
アレックスが
「・・・寝る」
と地面に自分のマントを広げてから、その中に丸まる姿を見て、真似してマントを広げて横になった。
リュナは横になったケンにくっついて寝転び
「一緒に寝ていい?」
と聞いてきた。
ニヤけそうなのを我慢して俺はそっとリュナを抱きしめた。
温かさが伝わり、モフモフ感が腕の中にある感覚に自分が癒されるのを感じた。
「ケンはあったかいね。あたしもう眠くなっちゃった」
俺の腕の中で胸に顔をうずめて眠ったようだ。
俺は空を見上げ
「ああ、異世界の神様、ありがとう。この世の春が来た!」
雲に見え隠れする銀色の満月に感謝の言葉を心の中でつぶやいた。
どれくらい眠ったのだろう?
俺は胸に「チクリ」とした感覚を感じ、自分の胸を触った。
あ、あれ?リュナがいない?なんかガサゴソさわがしいな?
上半身だけ起き、自分の胸を触った手を見たら血がついているのが焚火の揺らめきの中でキラリとひかった。
「キャー」
という悲鳴が焚火の反対側から聞こえて俺は飛び起きた。
「リュナ!どこだ?大丈夫かー?」
俺はリュナの名前を叫んだが、バリケードの中には俺一人しかいない・・・
アレックスとエータは?
そう思った時にバリケードの一部がはじけ飛び、血だらけのリュナがゴロゴロと飛ばされてきた。
俺はリュナを助けようとしたが、目の前にエータが割り込んで
「ケン。現実を見ろ!」
よくわからない事を言った。
現実?
俺はボロボロに服を切り裂かれたリュナを見た。
リュナ・・・ではない?
ボロボロなのに立ち上がったリュナ。それに迫るアレックス。
身長は同じくらいに見える。焚火の炎が揺らめき、二人の姿がゆがんで見えた。
アレックスがリュナの首を片手でつかんだ。
「ゲフッ、ケン!助けて!あなたもリュナの事好きなんでしょう?」
小さいリュナより声が低かった。
首をつかまれ上を向いたリュナの顔は狼のような長いマズルのおおきな口がついていた。
「ケン!優しいケン!大好きなケン!あ、あなたを!食べたい!」
苦しそうにしながらも、その目は俺を捉え、ハッハッと荒い息をはいていた。
「リュナ・・・なんで・・・」
「ケン!あなたが好きなの!あなたの!内臓をたべ・・・」
「・・・もう黙れ」
アレックスの手が握られリュナの首が・・・とれた。
俺は無意識にリュナの落ちた首に走り抱きついた。
「リュナ・・・リュナ・・・うう・・・」
ちぎれた頭を抱いて、俺は泣いた。
「ケン!まだだ!」
エータが叫んだ。
「・・・え?」
リュナの頭はまだ動いていた。その長い口で俺の二の腕をしっかりと噛んでいた。
「う、うわあああ」
「待て、アレクシウス。力ずくだとケンの腕がちぎれる」
リュナの頭を片手でつかんだアレックスはその姿勢でとまり、エータがリュナの口に左腕を無理やり押し込みケンの腕をつかみ
「仕方ない、アレクシウス。いくぞ」
「ぐああひいいい!!!」
エータとアレックスによってリュナの頭はケンの腕から外れた。
ケンはエータに抱きかかえられていたが、激痛で暴れ出血がひどい。
ケンの腕は骨だけでつながっており、肉も皮もリュナの牙にそがれていた。
「・・・クソッ」
アレックスはリュナの頭を踏みつぶした。
「ケンの行動を読み切れなかった。再生は不可能だ。とにかく止血をしよう」
エータとアレックスは暴れるケンを押さえつけ、ちぎれかかった腕の肩を固く紐で縛り止血した。ケンは出血と痛みからか気絶してしまった。
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