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第9章

二人のオナニー

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詩絵美はパジャマを脱いで、恵子からもらった白いハイウエストタイツに履き替え、そのまま再びベッドに入ります。
布団を頭から被ると横向きになり、膝を抱えるようにお腹の中の赤ちゃんのような姿勢になりました。
その姿勢でゆっくりと右手を秘部に伸ばして、タイツの上からクリトリスを刺激します。
「うっ、あっ、恵子、あっ」
快感とともに体が少しずつ真っ直ぐに伸びていきます。
「ああっ、恵子」

頭から被った布団の中で仰向けになり、少し膝を立てて、左手はタイツの上から左胸を揉み、右手はタイツの上からクリトリスを激しく擦ります。
「け、恵子、ああっ、気持ちいい、私の恵子、ああっ」
そのまま右手の中指と薬指がヴァギナにタイツごと吸い込まれました。
「ああっ、恵子、入ってるよ、恵子、好き、好きよ、恵子」
目を閉じた瞼の裏に、青空の下でタイツオナニーをしている恵子が浮かび上がります。
右手のピストン運動を開始するとともに、左手を胸から離してタイツの上からクリトリスを刺激します。
「うああっ、恵子、ああっ、恵子、いい、ああっ、好き、恵子、行かないで、好き、ああっ」
詩絵美のタイツ体が布団の中で捩れ、喘ぎ声が布団の中に響きます。
「うっ、ああっ、恵子、好きなのよ、恵子、好きよ、好き、恵子、ああっ、あああっ」
クリトリスとヴァギナからくすぐるような快感が詩絵美の全身を襲い、白いタイツ体が何度もバウンドしています。
タイツ脚からタイツ体へ次々に痙攣が始まり、詩絵美は一気に絶頂へ駆け上がります。
「ああああっ、恵子、私の恵子、好き、好き、ああっ、もうイク、ダメ、イク、ああっ、好きよ、好き、イク、ああっ、イク、恵子ーーーーッ」
白いタイツ体をのけ反らせ、白いタイツ脚を激しく痙攣させて、瞼裏の恵子の絶叫を聞きながら、詩絵美は昇天しました。
イク瞬間、布団を大きく蹴り上げたため、布団が捲れ上がり、絶叫が部屋の中に響いてしまい、階段下にいた詩絵美の母の耳にも届いてしまいました。

詩絵美はベッドの上に胸の上まで白いシームレスハイウエストタイツに覆われた体を露わにしながら、優しくタイツ体を撫でて、オナニーの余韻に浸っています。
「恵子、タイツオナニーは気持ちよかったわ。やっぱりあなたが好きよ。私、恵子と同じように自分の気持ちに正直に、ありのままに求めるわ」
心がスッキリした詩絵美ですが、ここでようやく気づきました。
「え?やばい‥布団、蹴飛ばしてるじゃない‥うわあ‥恵子って叫んだ声、ママに聞かれたかも‥」
詩絵美は急いでパジャマに着替えて1Fに降りて様子を窺いました。
詩絵美の母はキッチンにいましたが、詩絵美を見るとクスッと笑います。
(うわあ、これ、多分、聞かれてる‥)
でもストレートに聞くわけにはいきません。
「ママ、どうして笑うの?」
「え?いや、あなたってやっぱり私の娘だなって思ったのよ。ただそれだけよ」
詩絵美の母はご機嫌な様子で鼻歌を歌いながら、キッチンを出ていきました。
「聞かれたのは間違いないわ‥うわあ、恥ずかしい‥でも「やっぱり私の娘だな」ってどういう意味?もしかして、ママ、中学生のころはレズビアンだったの?どういうことなの?」
詩絵美は恥ずかしさと困惑で母に顔を合わせにくく、すぐに2Fへ上がりました。
詩絵美の母と恵子の母が、詩絵美と恵子のようにセックスする関係だったことを詩絵美はまだ知りません。

恵子は再び全身タイツを脱いでシームレスハイウエストタイツに履き替えました。
そのまま屋上のテラスへ出て、日光を浴びます。
「ああ、眩しくて気持ちいいわ」
ビニールシートを敷いて、仰向けに横たわり、体全体で太陽の温もりを受け止めます。
「詩絵美、何を言いかけたの?」
恵子は空の一点を見つめています。
「詩絵美、菜乃花、真由、頼子さん、貴浩くん‥私、何のためにセックスしてるの?肉体が気持ちいいからではないのよ。私、好きだから‥セックスしたい‥セックスしたいから、セックスしたい‥そうよ、セックスしたいから、セックスするのよ。詩絵美、あなたとセックスしたいから、セックスするのよ。セックスしたいのは、詩絵美を‥‥愛しているから‥詩絵美‥」

恵子の右手がタイツの上からクリトリスを捉えました。
左手で左の乳首をタイツの上から刺激しながら、右手でクリトリスをタイツの上から擦ります。
「ああっ、詩絵美、詩絵美、ああっ、ああっ」
左手を激しく動かしながら、右手の中指と薬指をヴァギナへタイツと一緒に押し込みます。
「うああっ、詩絵美、入ってるわ、詩絵美、一つになってる、私の詩絵美、ううっ、ああっ」
恵子の瞼の裏に、ベッドの中でタイツオナニーしている詩絵美が浮かび上がります。
右手のピストン運動を開始すると同時に、左手を胸からクリトリスへ移して刺激し始めると
「ああっ、詩絵美、愛してる、愛してる、詩絵美、ああっ」
青空に恵子の喘ぎ声が響きます。

恵子は四つん這いになり、頭をビニールシートにつけ、右手でヴァギナのピストン運動を、左手でクリトリスの刺激を続けます。
後ろから犯されているような気分で、さらに興奮が高まってきました。
「ああっ、詩絵美、もっと犯して、ああっ、気持ちいい、詩絵美、ああっ」
暖かい日差しをタイツ背中で受け止めながら、ヴァギナの奥が熱くなり、快感の波がクリトリスとヴァギナから次々に発射され、全身を駆け巡ります。
「うああっ、詩絵美、愛してる、愛してるよ、詩絵美、ああっ、イッちゃう、イッちゃう、もうダメ、詩絵美ーーーーッ」
背中を電流のような快感が走り抜け、タイツ脚を激しく痙攣させ、瞼裏の詩絵美が絶叫するのを見ながら、恵子は一気に昇天しました。

息が整うと、恵子はビニールシートの上に仰向けになりながら、白いタイツ体を優しく撫でて、余韻に浸ります。
「詩絵美、やっぱりあなたを愛してるわ。私、これからも自分の気持ちに正直に求めるわ。詩絵美、菜乃花、真由、頼子さん、貴浩くん、みんな大切だから、セックスを求めたくなったらセックスするわ」
恵子は立ち上がるとビニールシートを片付け、胸を張って2Fへ降りて行きました。

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