白いタイツに包まれたありのままの自分でいたい

第6章

菜乃花との一夜 菜乃花の幸せ、恵子の幸せ

恵子は菜乃花を抱きしめたまま、菜乃花のおでこや頬を接吻しては舐め、何度も繰り返しました。
右の頸も同じように接吻しては舐め、そして右の耳に舌を入れて舐め、耳たぶを咥えて舐めました。
「ああん、恵子、すごく感じる、ああっ、あん」
菜乃花は恵子の行為に驚きながらも嬉しく思い、喘ぎ始めます。

恵子は唇を頬からずらし、菜乃花の唇に重ねようとすると、ハッと察知した菜乃花が恵子を跳ね除けようとしました。
「恵子、キスはやめて。同情されるようなキスはイヤよ。」
「菜乃花、見くびらないで。あなたに同情なんかしないわよ。菜乃花が私を愛していると言ってくれたから、私はそれがすごく嬉しくてあなたとキスがしたい。ただそれだけよ。」
「恵子、ごめんね。ありがとう。」
菜乃花が目を閉じたので、恵子も目を閉じて唇を重ねます。
(恵子とキスしてる‥私、本当に幸せよ。)

時間をかけてキスをした後、恵子は舌を菜乃花の唇の隙間に挿入すると、菜乃花も恵子の舌に自分の舌をねっとりと絡ませ、濃厚なディープキスを交わしました。
「恵子、私、最高に幸せよ。」
唇を離した菜乃花が囁きます。
「菜乃花、もっと幸せにしたいわ。」
「え？」
菜乃花が驚く間もなく、恵子の右手が菜乃花の股間をタイツ越しに包みます。
と同時に菜乃花のクリトリスやヴァギナの入り口をタイツのシームの上から強く撫で始めました。
さらに頸への愛撫を続けます。
「ああああっ、な、なに、あっ、なにこれ、ああっ、なんか気持ちいい、恵子、ああん、ああっ」
オナニーをまったく知らなかった菜乃花にとって、経験したことのない快感が全身を襲います。
手の指先までタイツで覆われているので、いつもより指先の感覚が鈍り、また少し動かしにくくなっているので、いつも以上に圧をかけて擦るように撫でていますが、それがより強い刺激になって、菜乃花の快感を増幅させています。

恵子は菜乃花を抱きしめながら、左手で菜乃花の右脚を持ち上げ、菜乃花の体の方へ180度折り返して菜乃花の秘部を少し上向きにして秘部に触りやすくすると、撫で擦るスピードを一気にあげました。
菜乃花の体を痺れるような快感が次々に走り抜け、体がよじれ、左脚が激しくバタつき、両手で力一杯恵子を抱きしめます。
「ああっ、け、恵子、な、なんか変よ、ああっ、体が痺れる、ああっ、すごく気持ちいい、ああっ、体が浮いちゃうよ、あああっ」
恵子の右手がフルスピードて菜乃花の秘部を擦ると、菜乃花の快感が臨界点に達して、絶頂を迎えました。
「菜乃花、感じるままに叫んでいいのよ。」
「あああっ、気持ちいい、気持ちいいわ、恵子、好きよ、愛してる、恵子を愛してる、ああっ、恵子を愛してるーーッ」
大絶叫とともに菜乃花が果てました。

荒い息で朦朧としている菜乃花を恵子は優しく抱きしめました。
「菜乃花、イッちゃったね。私の名前を叫んでくれて嬉しかったわ。ありがとう、菜乃花。」
「恵子、私、愛する恵子に導かれてイッちゃったのね。私、今、本当に幸せよ。最高に幸せよ。夢じゃないよね。白いボディタイツの恵子って夢じゃないよね。」
「夢じゃないわ、菜乃花。白いボディタイツを履いた私と白いボディタイツを履いた菜乃花がここにいるのよ。菜乃花が幸せなら私も幸せよ。」
菜乃花の目から一筋涙が流れましたが、菜乃花はすぐに拭いました。
「幸せなのに泣いちゃダメよね。」
菜乃花はすぐに笑顔を見せました。

恵子は再び菜乃花を抱きしめました。
頬擦りしながら胸や脚のタイツを菜乃花のタイツと擦り合わせます。
「菜乃花、このボディタイツ、最高ね。本当に気持ちいいよ。首より下がすべて白いタイツで、同じタイツ姿の菜乃花が私を愛してくれる‥‥菜乃花、私も本当に幸せよ！」
(カミーユ、こんな幸せがあってもいいよね。このボディタイツ、すごく気持ちいいのよ。)

「恵子、私、恵子を愛して本当に幸せよ。恵子を愛してるって心から自信を持って言えるわ。」
恵子に抱きしめられながら、菜乃花は恵子の耳元で囁きました。
恵子はハッと自分を振り返りました。
(カミーユの時と同じね。私は詩絵美にそこまで言えるかな‥)
菜乃花の想いがとても嬉しく、心から感謝している恵子でした。