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エルフ姫が壁穴でひどいことされる、ありがちなファンタジーエロっぽいやつ
しおりを挟む「くそっ、邪悪王めっ! 姫の命が惜しくば奴隷女を犯せとは……、聖騎士たるオレをどこまでも愚弄しやがって!」
薄暗い地下の拷問室。
湿ったかびと血や汗など数多の犠牲者がしみこませてきたものの匂いが充満しているその場所。
はぁはぁという荒い息遣いと人肌がぶつかり合う音が延々と響き続けていた。
金髪に長い耳という明らかなエルフ種の特徴を持つ年若い男。
彼が怒りや絶望、その他の溢れるばかりの怨念を叩き込んでいるのは尻を突き出すように壁から生えた女の下半身。
上半身を向こう側へと遮っているどこの誰とも知らぬ女を犯しはじめてからどれだけ時間が経ったのか。
己自身が放出したものと女が溢れさせた淫液で足元はぬるぬるとした水たまりになっていた。
最初こそ抵抗するそぶりを示していた女の身体も、始まってしばらくたつともう望まぬ反応を隠すことすらできなくなっている。
強く早く前後に突き続けるうちに、やるせなく耐えるように腰や足が力んで強張っていき、定期的にビクッと震えて脱力することを繰り返していた。
そうして女が至るたびに巻き起こる反応、膣と肛門のキューキューっという収縮を挿入している男根と目の前に晒されている皺穴の双方ではっきりと見て感じ取る。
そのたびに否応なく男の征服心を刺激され、若き聖騎士として近隣に名をはせていた勇者は溢れる獣欲に溺れそうになるのを懸命に抑えようとしていた。
「くぅ! だが姫を救うためには耐え忍ぶしかない! あやつの手の内にあるうちはひたすら服従していると思わせて油断をさせるしかない!」
自分が唯一絶対の忠誠を誓う至高の精霊姫。
エルフの至宝とまで称えられ、気高い精神と並ぶものなき美貌で崇敬を集めていた絶対的主(あるじ)たる美しき姫君が今は邪悪な存在に囚われの身となって明日をもしれぬ日々。
どれだけ騎士にあるまじきことであろうと、今できることがあるならすべてやるしかないのだ。
例えば怨敵たる邪悪王に取り入るように忠誠を誓ったフリをすること。
あるいは戯れに言い出した侮辱的な指示にも諾諾として従っている素振りを見せること。
すべては美しき姫のため。
かの存在さえ取り戻しさえできれば、すべては報われるのだ。
だから今はひたすら目の前の女の下半身を凌辱するしかない。
肉欲のままに汚して犯し尽くすしかない。
改めて心に誓い、女の細腰を握る力をこめてさらに身体の勢いを増していく。
「許せ、名も知らぬ奴隷女よっ!」
そう謝意を口にしながら、エルフの勇者たる青年は最後の追い込みへと移っていった。
狂おしい感覚の終着点へと無限に加速していくように全力で繰り返す前後運動。
みるみる迫りくる出口へとひた走り、こみあげるものがとうとう限界を迎え。
「うぉぉぉぉぉっ、姫ぇぇぇぇぇぇっ!!」
最奥に突き入れたまま、びゅっくびゅっくとすべてを注ぎこんだ。
ビクンビクンと跳ね続ける目の前の尻と腰。
そうして同時に至ったと見える女はしばらく膣の収縮を繰り返し、痙攣させつづけていたがやがて落ち着いていき。
遂にはぐったりと脱力して何らの反応も返さなくなった。
………
……
…
「あっ! あっ! あっ! あっ! せっ、聖騎士様っ! こんなっ、こんな形で……っ!」
「ふふふ、安心するがいい。壁の向こうでは全くお前とは似ても似つかぬものが見えている。存分に乱れ狂うがいいっ……!」
エルフの姫たる少女は自分を襲った凄惨な運命に身も心も翻弄されていた。
身体を分断されている壁の穴とちょうど同じ高さに設置された台に腹ばいで手をついて、目にも映らぬ音にも聞こえぬ向こう側で巻き起こる動きと反応に背筋を反らして必死で耐えながら。
まさかこのような形で忠実な臣下たるあの青年と交わってしまうなんて。
一切の曇りなき純粋な心で真っすぐに自分を見つめていたエルフ族最強の勇者。
もしかしたら自分も憎からず思っていたかもしれないその人に。
こんな侮辱的で汚らわしいやり方で無理矢理結ばれてしまうなどと。
そして相手をそうと知ってしまった後、間も無く始まった明らかな肉体の変化。
逆らえない衝動と反応。
切なく苦しい、確かな悦び。
淫らな快感。
「ああっ! だ……、だっめ……っ! ……っ、……っ、……っ、……っ! も、もう、わたくし……っ!」
邪悪王が自分にかけたはずの淫欲の呪い。
この男に最初に奪われてからずっとこれまで、何故か反応しなかったのに。
今、あの凛々しく逞しいエルフ族の勇者に犯されてしまった瞬間からはっきりと効果を示し始め、もはや溺れそうなほど強烈な肉欲の快感を生み出し続けている。
最初の絶頂反応から何度繰り返してしまったのか。
もはや自分はすっかり女の宿命たる淫らな反応を覚え学習し、適応し始めてしまっている。
心許した相手に与えられる狂おしい快感に、身も心も委ねてしまいつつある。
「あっ! あっ! あっ! も、もうだめ……っ! くっるぅぅっ……! はぁっ! はぁっ! あっ! あっ! あっ、アレが……き、きちゃうぅぅぅぅぅ……っ!」
壁の向こうで自分の尻と腰に与えられる衝撃がみるみる強く早くなっていき、クライマックスを迎えようとしているのを激しい感覚で嫌というほど理解させられた。
これまでとは比較にならないほど、凄まじいものが到来する予感に恐怖と期待がゾクゾクと膨らんでいき。
「あっ! あっ! あっ! あっ! ~~~~~~~~~っ、あ゛ーーーーーーーーーーっ!」
壁の向こうの強く激しい動きに呼応するかのような深く重い絶頂が美しきエルフの姫君を襲った。
目の前に立つ邪悪な簒奪者のことさえわからなくなるほどの凄まじい衝撃にあられもない絶叫をあげて。
可憐な美女の麗しくも猛々しい本能の雄たけび。
限界まで背筋を反らしたまま、ビクンビクンと身体の痙攣がしばらく止まなかったが。
やがては小さく細かく落ち着いていき、遂にはぐったりと崩れ落ちて静かになった。
見目麗しき妖精の王女、その甘酸っぱい汗や体臭がムワッと籠る部屋には、邪悪王の不気味な含み笑いだけが何時までも木霊していた。
…
……
………
辺境の大賢者の助けにより、二人が救出されたのはそれから間もなくのことであった。
そして打倒邪悪王と王国復興のための永い戦いが始まるのであったが、姫が聖騎士に真実を話すことは最後まで無かったという。
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