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2022年4月17日
しおりを挟む「たわわ広告問題」はまだまだ続くみたいですね。
てっきりあのままネット上で反対擁護の双方が言いたいこと言うだけ言ってうやむやに終息するんかなぁと思ってたら、新たな燃料投下で長期化の様相と。
国連団体が正式な抗議をしてきたとかいうことらしいですが、事実関係の詳細はまだはっきりしません。
仰々しい速報の見出しに反応した感情論がまずは先行中といった感じでしょうか。
論争の行方がどちらに転がるにしろ、抗議側と日経新聞が共に消耗していってるように見える一方、さほどのダメージを受けてるようには見えないヤングマガジンさんはさすがだなぁと思います。
別に新聞広告自体の是非がどうなろうと作品自体の販売には影響ないんでしょうし。(作品自体をわいせつ物として糾弾する論調もあるみたいですが、さすがにちょっと無理筋だと思います)
こんだけ騒ぎになったらもはや販促効果としては疑いようもない結果が出ちゃってるんでしょうし。
ほんと、「悪評でも名声」を地でいくような姿勢には頭が下がります。
どこまで狙ってやってるんだかわかりませんが、ヤンマガはしばらく安泰だなぁと感心させられる次第。
その点、一方的に仕掛けてきて各所から総ツッコミ受けてるように見える抗議サイドはともかく、その矢面に立たされた日経には心底同情します。
正直、日本経済新聞が特別内容の充実した信頼性と公平性の高い優良媒体だとか思ってるわけじゃないんですけど、さすがに今回は完全な被害者のようには見えますから。
大切な収益の柱とはいえ、紙面の中心というわけでもない広告がここまで問題視されてその対応に時間と手間をかけさせられるんじゃ、利益的な側面から思わず心配になっちゃうくらい。
今後の展開次第では、総合的に赤字評価にすらなっちゃう可能性とかあるんでしょうか。
ヤンマガと違って、今回の件がどれだけ話題になろうと享受できるものなんて皆無でしょうし。
仮に抗議を完全にはねつけて世論も司法もすべて味方にできたとしても、日経自体の売り上げはたぶん変わんないと思います。
「あっ、あのたわわ広告を掲載してくれた日経新聞だ!」って契約してくれる人がいたらいいですけど。
あるいは広告のスポンサーがちょっと増えたりはあるかもしんないですけど。
傍から見てる限り、損することはあっても得することなんて全然想像できません。
「月曜日のたわわ」という作品の新聞広告に端を発した今回の騒動。
抗議サイド、日経、ヤングマガジンという主たる関係者のうち、最終的に誰が何を得て何を失ったのか。
その行く末を知りたいという欲求がむらむらむらりと湧きつつある今日この頃。
枯れ失せたはずの感受性を刺激し、胡乱な自我に活を入れてくれる何かがあることだけは間違いありません。
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