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2020年 3月2日
しおりを挟むNTR(寝取られ)モノを自分で書いたり人の作品を視聴したりするたびに、その本質は痛みと快感の融合という性衝動の究極形なんだろうなぁと知った風な口を叩きたくてしょうがなくなります。
良質の寝取られ作品というのは、寝取られの視点から寝取りの快感を、寝取りの視点から寝取られの悲痛を齎すのです。
奪うことも奪われることも同時に感得し、どちらか一方がかけてもだめなのです。
痛みも快感も表裏一体、愛も憎悪も瓜二つの兄弟のようなもの。
激しく人を憎み拒絶するからこそ、深い愛情の存在を理解する。
凄まじい痛みの果てに、目くるめく快感に目覚めてしまう。
二元同一。
煩悩即菩提。
而二不二。
陰陽両義はやがて太極へ至ると。
だから相反する対極のはずの二つの感覚概念が見る者の中で混然一体となり、一つの巨大な性的衝動へと昇華されるのが理想なんです。
そういうのを目指して足掻くのが、ネトラレウス派の狂信者に課せられた試練であり受難に他なりません。
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