エロスな徒然

かめのこたろう

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2019年 11月05日

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 池の水なんちゃらとかダーウィンがほにゃららとかの生き物系番組で外来種問題に言及されるたび、当の動物達目線でいろいろ想像させられます。
 特に遺伝的に近縁なことから発生する交雑化なんて、正にリアル陵辱系寝取られ展開そのものじゃないんでしょうか。


 生んだばかりの卵を外来種であるタイリクバラタナゴのオスに無理やり汚されちゃうニッポンバラタナゴの悲哀とか想像するとなんだかぐっとくるものが。
 あるいは管理がずさんなどこぞの観光地から逃げ出したアカゲザルのオスに無理やりバックでズッコンバッコン孕ませられちゃうニホンザルのメスから放たれる細く哀しい響きの鳴き声とか。


 そうして在来種のメスがヤられまくってる横で、オス達は外来のメスに夢中になってたり。


 「すごく問題なんです、解決しなくちゃいけないんです」という切迫感溢れる番組ナレーションも相まり否応無くいろいろ考えさせられて、もうすっかり「防がなきゃ!」「守らなきゃ!」っていう使命感に目覚めてます。
 気がつけば「WE LOVE 在来種!」「NO MORE 外来種!」をスローガンに明日から自分にできる保護活動をがんばってみようかしらんなどとガラにも無いことを考えています。


 そうしてすっかり影響を受けて鼻息荒く全身に義憤を漲らせているうちに、「あれ、そういえば当の人間様はどうなんだろう」とふと疑問が。
 これら外来種問題を人間に置き換えてみるというちょっとイケナイ感じの妄想がもわんもわんと捗りそうになります。

 例えば外国人を「外来種」、日本人を「在来種」と置き換えると、なんだかとってもアブナイ響きが堪らないような。。。
 こんなこと一言でも漏れ出しちゃったら最後、次の瞬間にはいろんなとこから集中砲火的にとんでもない勢いで怒号が飛んできそうな、すんごくヤヴァそうな感じが何故か心の琴線をゾクゾクビンビン震わせてくれるような。。。


 あはん。


 鍛え抜かれた野性の第七感がこれ以上は踏み込まないほうが良いヨって囁いたような気がしたから、やーめたっと。


 WE LOVE 在来種!
 NO MORE 外来種!
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