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2018年 07月06日
しおりを挟む「愛」って何かと問われれば、それは「パンツについたウンスジまで受け入れること」に他なりません。
大切な恋人や奥さん、大好きな女の子といざエッチしようとしたときに、エロ可愛さ抜群のおパンツに茶色いスジが入っているのを目にしてしまったとき。
そんな場合でも萎えることなく己を奮い立たせて事に至れなくては相手に対する自分の想いを疑われてもしょうがありません。
ただウンスジの威力というのが途轍もないこともまた事実。
あれだけ色っぽくていやらしく扇情的な筈の薄布にうっすらと浮かび上がっているだけで、「いざゆかん」と燃え上がっていたはずの熱情はどぶどぶと多量の水流をかけられたが如く消えうせてなくなってしまいます。
ましてやソリッドな感じすらあるほどの存在感を発揮され、ぷぅんと嗅覚にまで訴えられてしまったら間違いなく萎え萎えになってしまって、まずエッチな気分になるなんて常人には無理不可能です。
ただそれでも泣き言を言って逃げ出すことなどできないのがオトコの宿命。
たとえどんな理由があろうとも、どれだけ揺ぎ無い正当性が己にあることを確信していようとも、「ごめん、今日はさすがにちょっと……」なんてセリフが吐けるわけがありません。
どれだけ理不尽で納得がいかなくとも、少なくとも自分は絶対悪くないし、ちょっとお腹の緩さに油断したパートナーだってたぶんもしかしたらある程度忖度して悪くないといえないことはない可能性は否定できないのは間違いありません。
だから必死でゼロどころかマイナスになった気力ゲージをオラオラと盛り上げるのです。
まさしく無から有を生み出す錬金術の奥義を己の内部、精神世界で全力で展開してSAN値を克服するのです。
その戦いに挑んでいる男たちに見出すのはまさに物語の英雄の姿。
そこにあるのは苦しく険しい、勝ち目などおよそ見込めない戦いに勇猛果敢に挑まんとする偉大なる戦士達が織り成す一大叙事詩。
たとえ結果がどうであろうと、己のすべてをかけて巨大な困難に立ち向かう存在たちが放つ輝きだけは何者にも否定することはできないでしょう。
そうしてウンスジは我々に世の中「できるできない」じゃなくて、「やるかやらないか」だってことをこれ以上無いほどの生々しい臨場感と実感で叩き込んでくれるのでした。
ちなみにスカトロジストだったらこのへんあっさりと克服できちゃうどころかご褒美じゃないかって、なんとなく釈然としない人もいるかも知れません。
ただあの方達はあの方たちなりに他の悩みがあったりするので、結構バランスが取れてるんだと思います。
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