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2018年 03月31日
しおりを挟む「見えないパンツ」と「見えるパンツ」は全く異なる存在です。
こんなことを言うと、量子力学ちっくでシュレーディンガーっぽい猫の箱的な話題かな?と思われる人が多いかもしれません。
しかしココでいう異なる存在とは字義通りの意味。
スカートで隠されたパンツともろだし丸見えパンツは根本的に異なる在り様と価値をもつものなのです。
隠されたパンツの意義とは「隠されている」ことにこそあります。
見えそうで見えない、仮に見えたとしても極々一部が僅かな時間と空間で刹那に表出されるだけであること。
つまり見えない状態でどれだけ女の子の局部の魅力を幻視させるか、チラ見えしたときに見栄えがするのかこそが重要なのです。
もろだしされると萎えちゃうようなどぎつい柄物パンツでも、薄ぼんやりとスカートの暗がりからちらりと見えると強烈なエロスを発揮したりします。
あるいはブルマとかビキニとか、スカートの下に履いてちらちら見せられるだけで、それ単体とはまるで違ったエロスが沸き起こることはどなたでも容易にお分かりになるはず。
対してもろだし丸見えパンツの場合はすでにすべてをさらけ出しているため、パンツ自体の形状や触り心地、それ自体が持つ局部の隠蔽方法などが重要視されます。
今度はパンツ自体が隠蔽機能を発揮するべきものとして存在意義を持つのです。
さらには直接的に触れることすら想定するため、視覚効果だけではなく触覚効果や匂いなどよりダイレクトな感覚に如何に訴えるかが問題となります。
ここに来て初めてショーツ自体のデザイン性、フルバックとかTバックとかハイキニとかローレグとかボクサーとかが問われたり。
コットンとかポリエステルとかシルクとかナイロンとかレーヨンとかの材質が問題視されたり。
レースとかフリルとかの装飾がなでなでするときに邪魔にならないかとか、生地が分厚すぎてお互いの感覚を必要以上に阻害しないかなどが考慮されたりします。
同じ「パンツ」であっても状況によってまるで違う存在になってしまう。
エロスというフィルターを介すれば世界は無限に広がっていく傍例の一つですね。
その奥深さと複雑さ、果てしない道行の長さに圧倒されつつ。
今日もより高いエロスを求め、彷徨い続けるのです。
応援ありがとうございます!
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