エロスな徒然

かめのこたろう

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2017年 09月09日

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 日がな一日、ずっと女スパイとか万引き女子高生とか、部下の反乱で薬漬けキメセクを強制されてイキまくって醜態さらしながらも気丈に振舞うマフィアの令嬢とかのことを考えてしまってオツムが飽和しそうな今日この頃。
 この定常運転な感じがあまりにも永く続いてしまって、いい加減自分の根本、一番ドグマなところを見失いつつあるように思えてきました。

 そもそも何で「悔しいけど感じちゃう」に代表される女性の精神的葛藤のあるエロシチュに魅力を感じるのか。
 二次三次問わず、いちゃラブにしろ陵辱にしろリョナグロにしろ、肉体と連動した心理的な動きが発生しているように見えるのを確認するとエロスを感じちゃうのか。

 それはそこに女の子の心の動き、内面のダイナミズムを感じて、女性の人格という魂をありありと幻視するからなんだと思います。

 肉体の反応を経由してその内部の心理的動きを感得することで、自分の自我以外に確かに他人が存在する、心があるという事実を間接的に確認して安心するのかもしれません。

 だから、好きあってる恋人のときめき胸キュンがおっぱいをもんだときの反応にかいま見えたとき。
 あるいは、悔しいけど感じちゃう精神の葛藤をよそにビクンビクンしちゃう女騎士を堪能するとき。
 はたまた、言葉にできないような肉体改造をされて壊れちゃった穴奴隷の絶望が伝わってきたとき。

 そこにエロスを感じるんだと思います。
 心の動き、内面のダイナミズムがあるかないかなんです。
 それを感じられれば生々しい女の子自身の自我とか心とかが実感として沸いてくるんです。

 肉体と精神のどちらがかけてもダメっていうか、イコールで見ているんだと思います。
 可愛くて綺麗で良い匂いがする身体は魂の形そのもの。
 心とは身体。
 色即是空。
 梵我一如。

 そういう意味では、睡眠姦、催眠姦、屍姦、獣姦とかに代表される女性の精神的作用が全く無いこと前提のエロシチュって異次元です。

 睡眠薬で完全に意識を失っている人妻をガンガン犯す。
 催眠術で自分が何をしているかわからない、まともな判断力を失ってる会社の女先輩に中だししちゃう。
 果てにはもう死んでてもいい、いや人間ですら無くてもいいという境地まで。

 もう完全に「女の子の精神を無視」した、純粋にフィジカルな肉体だけあればいいというのは心を重視するエロスと明らかに異なります。
 人格とか心とか、突き詰めれば女性の生命自体を重要視してません。

 でもそういうものにもエロスを感じちゃうのも事実なんですよね。
 あんまり趣味じゃないんですけど。

 例えるなら、全く異なる成り立ちと構造を持つ意思疎通など問題外の別種の生物が同じ獲物の中にそれぞれの捕食部位を持ってバッティングしている感じでしょうか。

 
 なんだか結局、余計に混乱が増してきました。
 でもこうして行き詰って自分を見失いつつ。
 また頭を空っぽにしてエロスを楽しめるようになることを繰り返して。
 みんな生きているんだ、友達なんだと思います。
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