エロスな徒然

かめのこたろう

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2017年 06月04日

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 もしドラゴンボールZ主題歌の「スパーキング!」が「スパンキング!」である世界があったならと、並行宇宙の可能性に打ち震えて身を竦ませてしまいます。
 毎日がそんな極限状態。(CHA-LA-HE-CHA-LA)
 それにも関わらず脳裏をよぎってしまうのはもちろん。
 牛魔王の娘にして孫悟空の嫁である「チチ」のことですね。

 みんな正直に言うのが恥ずかしいらしく、好きなキャラを「18号」とか「ブルマ」とか言ってカッコつけてますが。
 本音ではチチ(幼女)が大好きなのはちゃんとわかってます。(次点はスノーちゃんかマイ)
 そんなドラゴンボール随一の萌えキャラの彼女。
 あらためて確認すると、彼女のシンボリックイメージは相当濃縮されていて奇跡のような存在であることがわかります。

 ・幼女
 ・東北弁
 ・ビキニアーマー
 ・ぺたんこ
 ・強い
 ・ウルトラ風必殺技
 ・ずっと一人を思い続ける一途さ
 ・天真爛漫で素直に(亀仙人に)謝れる性格の良さ
 ・筋斗雲に乗れるくらい水洗便所みたいにきれいな心
 ・実家が金持ち
 ・あそこをパンパンされちゃう

 過去現在の幾多の創作物を鑑みても、これほどの属性を保有しているキャラは稀有なはず。
 何よりすごいのがこれでもかと盛り込まれた属性が破綻することなく一つの存在の中で融合し共鳴しあい、上位の価値を創発していることです。
 大概、「受ける要素を盛りだくさんにすれば可愛いキャラができるだろう」という目論見は詰め込みすぎて方向性が迷走し破綻するのが普通です。
 しかし「チチ」に関しては絶妙のさじ加減で均衡が生まれており、互いを殺すことなく調和(コンコルディア)し全方位に魅力のプリズムを発しています。

 ドラゴンボールの凄みはこんな神の奇跡のような造形物を単なる脇役扱いしているところなのでしょう。
 一般的な水準では明らかに主役級のキャラのはずです。
 それが最初期以降まるで出てこず、一応主役の嫁というヒロイン位置ではありますがほとんど露出はありませんでした。
 少女時代のチチの活躍をもっと見たいという欲求は世に溢れんばかりに渦巻いていることは間違いありません。
 そういった渇望、消費者達の無言の圧力はなんなくいなされ知らぬふりをされて飢餓感は無限に煽られ。
 「チチ」という幻想は終わることなくどこまでも続いていくのです。
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