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2017年 05月07日
しおりを挟む女の子のパンツには見た目もさることながら「さわり心地」という重要なステータスがあります。
少年が思春期を迎えて女の子のパンツに興味を持ったときには間違いなく、「見た目」視覚情報から入るので、その「さわり心地」という価値に気づくことはありません。
しかしやがて少年時代は青春を通じて終わりを告げ。
「彼女」というパートナーを得て、それまでは映像だけの存在であったパンツが物理的な存在であることを認識すると同時に、「さわり心地」という価値に初めて目覚めるのです。
(場合によると、姉や妹、あるいは盗んだパンツで目覚めることもありますが)
好きな女性の胸や臀部、そして女性器をぴったりと覆う薄い布。
これを触ったときの手触りの良し悪しが性行為において多大な影響を与えてしまうことは想像に難くないでしょう。
その効果は触る男、触られる女双方に有効であり、下着の上からのフェザータッチの効果、クロッチ越しの擦り感、尻と胸揉みの滑らかさ、ロータ振動の伝導性、布越しに指を突っ込んだときのマッチ感など、ちょっと思い馳せるだけでこれだけエッチに与える効果を思い起こすことが可能です。
万が一手触りが悪くて上で上げたような効果を得られないと、まず間違いなくお互いしらけてしまい「生殖行為」という生物としての重要な活動に支障をきたすことは間違いありません。
そんなパンツの「さわり心地」、可能な限り見た目と両立できるのが理想ですが場合によるとトレードオフになることもよくあります。
それは「レース」とか「フリル」など女性にとっての装飾性がさわり心地と相容れないことがあるためです。
女性から見たら見た目が可愛くなるんでしょうが、確実にさわり心地には悪影響を与え、特に厚みが増したり凹凸が発生することでダイレクトな感触と滑らかな手触りが殺されることは確実です。
女の子が必死で選んだ黒レースの勝負パンツが彼氏にはあんまり評判よくなかったこととかあるんじゃないでしょうか。
この男性欲求と女性欲求とのすれ違い、不一致。
様式美と機能美とのせめぎ合いともいえるかもしれません。
個人的には「Tバック」ですら場合によるとアウトな時があります。
尻丸出しの良さ、「そんな状態で上にはスカートしかはいてない」というシチュの良さなどを差し引いてもパンツ越しのお尻の感触を楽しめないのはなんとも残念なのです。
特に「男なんてTバックはいてりゃ興奮すんだろ?」という乱暴な解釈が女性に見え隠れするようなときには、あまりの哀しさ寂しさ侘しさに「もういいよ、パンツ履かせたままいたしちゃうよ!」とちょっと投げやりな気分になってしまいます。
さらにこの問題はパンツだけでなく、「女性が良いと思っているものを男性はぴんとこないことが多い」という性差文化比較論の観点での重要テーマの回答がここら辺に潜んでいるのではないかと睨んでおります。
もちろん単純に見た目からの視点だけでも相当男と女でずれが発生するとは思いますが、この「さわり心地」に起因した要素も無視できないんじゃないかなぁと思うのです。
「さわり心地」が重要視されるのはもちろんパンツに限らず、男が崇め求める多くの女性のコスチュームで共通のものです。
学校制服、ブルマ、水着、レースクイーン、陸上ユニフォーム、バスケ部のハフパン、テニススコート、スパッツ、レギンス、パンスト。
全て見るとともに触りたいのです。
その下の肢体と合わさったときの艶やかでハリのある感触を思う存分楽しみ貪りたいのです。
我々は女性のやわらかく滑らかで良い匂いのする美しい体の魅力を最大限に発揮する衣装の、その見た目とともにさわり心地のよさを夢見て。
理想の存在を追い求め続けるのかもしれません。
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