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2017年 04月15日
しおりを挟む小学校から高校までの学校生活の中で最も蹂躙されつづけた楽器は「たて笛」であるということは良識を持った現代日本人にとっては当たり前の社会通念であるのは言うまでもありません。
もし異を唱えようものならお母さんや先生に「コラッ」って怒られちゃいますから冗談でも止めておいたほうがいいでしょう。
その希少性故に事案は圧倒的に少ないですが、他にも鍵盤ハーモニカや管楽器も同様の被害にあってきました。
これらが何故悲惨な陵辱事案のターゲットにされてしまうのか、その理由は「ステキなあの子が口にくわえるから」というゆるぎない結論が国連でも採択済みですが、さらにその楽しみ方には2つの潮流があることはあまりしられておりません。
ひとつは「好きなあの子と間接キッス」というもの。
たぶん大多数の人間が想像するのがこちらではないでしょうか。
それくらいたて笛利用法としては一般的であり、放課後人気がいない教室でぺろぺろやっちゃうのはこれが為だという認識が幅広く周知されております。
あくまでも自分が相手の粘膜と接触したいという形態のため、識者の間では「受動型」、俗語で「ハト派」とよびならわせられております。
そしてもうひとつが「好きなあの子に飲ませてやりたい舐めさせてやりたい、いろいろと」です。
これは自分が相手のものを味わうのではなく、相手が認識しないままに口腔粘膜に接触させて摂取させたいという、いわば攻めのスタイル。
自然、それは唾液に限らず少年(少女も?)の欲求が赴く限りの様々なものが対象となります。
子種ジュースは序の口、血液や大腸菌などですらなりうるといえば、その危険性がご理解いただけることでしょう。
ここまで来るともう「好き」という感情だけでは説明ができない恐ろしいリビドーの深遠さに打ちのめされて、「能動型」や「タカ派」という呼称では生ぬるいような思いを抱かせます。
思春期の少女(少年も?)にとっては命を奪われかねないまさにテラー。
このテロリズムは御伽噺ではなく、確実に現代日本に存在するのです。
前項の欲求を満たすと、結果的に唾液に関しては後述項と同じ条件になりますが、明確にその在り様がことなることがおわかりになると思います。
いかに日々教育現場で「たて笛」が危機に晒されているか、単純に「ぺろぺろ舐められる」だけの問題ではないことをご理解いただければ、今後の安全保障について正しい対応を検討する一助になるものと思う次第です。
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