〝くたばれ！〟といったら、俺最強⁉︎ （転生したのに異世界に行けてなくて草）

〝転生〟といったら、この茶番？

明日必ず生きているとは限らない。
命とはそういうものだ。いつどんな時に途切れるかもわからない。

熊にぶん殴られて…途切れることも…あるだろう。






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漫画大好き、アニメ大好き！


あ…あと！ついでに女の子大好き！！



他に自己紹介で言うことがありませーん。

あーついでに言っとくなら、

2分ぐらい前？に、熊にぶん殴られて死んだ
出雲　和【いずも　かず】でーす。

どもどーも。おなしゃすっ

いやまさかなぁ…あんなとこで死ぬとはな。
今まで見てきた転生ものでも、
熊に殺されるやつは見たことないなぁ。

だいたいトラックに轢かれて死ぬーとか
通り魔に刺されて死ぬーとかってのが王道だろぉ？

はぁ。俺死んじまったかぁ…転生できんのかな？
どうなんのかな…
転生して異世界とか行けるのか…？カッコいいチート能力ももらえるかもしれないしっ！！うおお！
燃えるぜこれ！！





「おい、出雲和？聞いちょるか？私の話を…？」



「あぁあ、ごめんなさいごめんなさい。
　いわゆるアレですよ。回想シーンだったもんで」


「？海藻シーン？お前何言うとる。」
　

「……漢字間違えてるだろ、アレ。」



今、話してる奴は、神様…らしい。
ラノベ読みまくってっから死んで神様がいて驚く！
なんてなかったけど正直、ウキウキしている。



「お主がさっきから申しとる【転生】についての
　件じゃが……。」


「ウキウキ！ワクワク！！」


「ワシにもようわからん。」


「は？」

こいつ神だろ！？なんでわからねぇんだこのポンコツゴラおい‼️



「輪廻転生の原理は、ワシら神が操っとるものじゃないんじゃよ。どういう原理なのかワシにもわからん。　ただワシら神は、お主に転生するかしないかの選択肢を与える力しか無いのじゃよ。」

「どこに転生するとかもわからないのか？」


「イエスマーム。その通りじゃ。わからん。」



まぁでもいいや。転生出来るだけマシか。
来世こそは、ラノベみたいな最強主人公ハーレム生活送りテェなぁ　はぁ…いつも美少女に囲まれて
戦闘シーンではラスボスをイチコロっ！
むははははっ






「出雲和？…何をそんなにニヤニヤしておる？」

「ぁあ！！いえいえ、これはなにも。」


「おお？そうか。　　転生についての件じゃが
　どうする？転生するかね？　　しないかね？」



「もちのろんです。転生させてください！！」

よし！ついに！俺の念願の夢が叶う時だ！！


「それでは、行ってくるがよい。」



「ありがとう。神様…あ、待って、
　なんか能力くれない？」



神様は驚いて振り返る。何か魔法陣らしきものを描くが何か失敗している様子だ。

「すまん！もう、転生機能が発動しておる！もう止められん。あと、10秒以内に決めちょくれ。」


「はぁ！？」



…何にしよう。相手より必ず強くなれる特性？とか？
いや、それじゃスリルがたりない。世界で最強の力を手に入れる？とか？
いや、具体的じゃないか。うん。…待てよ？
身体能力を変化させられる力だったら？
弱くもなれるし強くもなれる。形も変えられるしなんでもなれる！
あと、死んでも一度だけ復活できる加護も！





「身体変化能力！と、再復活の加護！」


「了解したぞよ。よし、あ、あと5秒！
　早く！能力開放の呪文を決めるぞよ!」


「はぁ！？そんなのあるのか！？決めてねぇよ！」


「ぁぁあ！！あと、3！2！！」




決める時間くらいくれよ！！

使えない。このポンコツ……
ポンコツジジィぃいいいい！！！！！！

テメェ！！


「くたばれぇぇえええええええええ！！！」



ピコンっ
【能力発動呪文-くたばれぇに登録されました。】



は！？これはゲームアシスタント的な奴の声か！？なるほど！もしかしてゲーム的な異世界か！？

っておい待て！！発動の呪文がくたばれ！？

はぁ！？ガチふざけんなよ！！



1…




0！








クソォオオオオ！！









　　　







ジジィ！！くたばりやがれええええええ！！